2001年10月後半の日記
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10月30日(火)〜31日(水)
寄贈を約束したCG「秋の日は落ち葉」の制作が終わっても、息つく間もなく次のCGに取りかかります。
今度のCGに描くキャラは、久々に「同級生2」から杉本桜子。寄贈先は、10月25日に更新再開2周年を迎え、ほぼ時を同じくして開設以来の通算30万カウントを達成した「えるふりんくくらぶ」です。管理者の工藤龍哉さんには、9月のオフ会で初めてお会いしましたが、その折に「2周年には桜子を描く」と口約束した記憶があります。
えるふりんくくらぶのバナー(200x40サイズのほう)をご覧になればおわかりのように、工藤さんは桜子萌えの方だということは、ずっと前から知っていましたが、桜子のCGをお贈りするのは今回が初めてになります。
CGのコメントに書いた「紆余曲折」というのは、こういうことです。1年前、ゲーム「下級生」内での設定で10月20日が持田真歩子の誕生日になっていることから、真歩子で3枚描いて、ちょうどその頃20万カウントを達成した「そこつやの館」、再開1周年を迎える「えるふりんくくらぶ」、そして真歩子ファンサイト「画廊喫茶カトレア」にそれぞれ寄贈しようという、かなり思い切った計画を立てました。
ところが3枚分のCGの題材として用意していた「制服・誕生日・野球」のうち、制服と誕生日を「プレゼントは『愛と感動の小説』(そこつやの館に寄贈)1枚で使ってしまったので、野球で「日本シリーズ」を制作すると、3枚目に使える題材がなくなりました。
そこで「日本シリーズ」をカトレアに寄贈することにして、えるふりんくくらぶには桜子で1枚描こうとしたのですが、描き始めた「秋桜」は、記念作品には全然ふさわしくない雰囲気になってしまったのでボツ。結局「日本シリーズ」をえるふりんくくらぶに寄贈することにしたのでした。
1年前からの懸案であった桜子のCG、今度こそは記念作品にふさわしい出来栄えの作品を仕上げたいものです。
(11月1日アップ)

10月29日(月)
昨日制作したCGの題名がやっと決まったので、今日の更新で公開します。
題名「秋の日は落ち葉」の由来は、CGのコメントをご覧になってください。
それにしても「彼女が眼鏡をかけたら」連作の一枚として題材を思いついてから、実際に制作するまで1ヶ月も間が開き、しかも贈り先サイトが1000カウントを達成したことに気づいたのは達成から2週間後(掲示板のログによると1000カウント達成は9月25日のことだったようです)、作品を完成して寄贈したのはさらに約3週間後というのですから、巡回を怠ったせいでちょっと義理を欠きすぎたような気がしてなりません。

人物を1人だけ描いたのでは上手な人に太刀打ちできないことがわかっている私は、1枚のCGに2人以上の人物を描くことが多いのですが、今回のように2人を背中合わせに描いたのは初めてです。そう思って、今までに2人の人物を描いたCGの、2人の位置関係およびシチュエーション的な関係を振り返ってみると、やはりそうなるでしょうが向かい合っていて視線が交差しているもの(最近の作品では「夏色の姉妹」)と、並んで立っていて視線が交差していないもの(最近の作品では「入れ替わり?」)が多いです。前者は深い関係にある2人の、何か特定のシチュエーションを描く場合に多く、後者は単に2人の人物を並べて対比させる場合の常套手段です。
その他、嬰児を抱いている(「2000年のクリスマス」)、肩を貸している(「PlayStation版ToHeartの眼鏡っ娘」の左側)、後ろ姿を見守っている(「秋の夜長によせて」)、そっぽを向いている(「ローレライ」)、全く没交渉(「雨上がり」)、片方はもう一方の心の中にしかいない(「紅環」)など、いろいろな組み合わせ方があります。
まだまだ他にも、いろいろな組み合わせがあると思います。そういった組み合わせを見つけて、自由自在にCGに描くためには、まだまだ修練が欠かせません。

10月28日(日)
今日という今日こそは、万難を排してCG制作に取り組む、と決意しました。
ですが昨夜夕凪さんからいただいた、早急に公開すべきSSがあるので、先にそれを済ませておきます。まず昨夜のチャットが散会になってから、明け方までかけて、いただいたSSを公開する準備をしました。
それが済むとふだんなら午後か夕方か悪くすると夜まで寝てしまうところですが、眠くならないのを幸いに、kuntaさんにお贈りするCGの制作に、すぐさま取りかかります。
どういう場面を描くかは既に決まっていて、先週末頃のチャットでkuntaさんにお話ししてあり、ゲーム本編のCG鑑賞モードから、参考になりそうな場面をPrintScreenでハードディスクに落としてあるので、朝から原画を描き始めると作業は捗ります。午後1時に人物の原画が完成、夕飯と大河ドラマを挟んで午後10時に完成しました。
そしてすぐにkuntaさんにお贈りして、当サイトでも公開する──と行きたいところですが、今夜は無理かもしれません。
いつものようにコメントに時間がかかりそうなだけでなく、今回という今回は、CGが完成するに至っても題名が決まっていないからです。

10月27日(土)
昨夜はチャットを終えてから、また性懲りもなく朝まであちこち巡回していたので、日が昇った後で寝たら、日が暮れた後まで寝てしまいました。
CGを制作する計画ばかりいくつも立てて、それをこの日記ばかりでなく、贈り先として予定しているサイトの掲示板でまで吹聴してしまうと、結局それを背負い込んで苦労するのは自分です。そのはずなのに、昨夜「麗子となりぽしの部屋」が4万カウントを達成した現場に居合わせたからといって、そこでまた何かCGを描いて贈ると口約束してしまうのですから、自ら望んで苦労を追い求めているようなものです。

CG制作に取りかかる当てもないままチャットルームに行くと、午前0時を過ぎて(つまり日付としては28日になっているわけですね)チャットルームに来た夕凪さんから、「夏の風物詩 〜海岸編〜」の改訂版が届きました。28日の更新では、これを公開することにします。
(10月28日アップ)

10月26日(金)
私はこの頃は新作ゲームを買うことがほとんどなくなったので、新作の発売日がいつだというような情報にはとんと縁が遠くなっているのですが、一般的に新作の発売日は月末の金曜日──つまり給料日直後で社会人ゲーマーの懐が暖かく、買ったその晩から明日の仕事や学校を気にせずにゲームのプレイ(あるいはセーブデータ改造ツールや画像ローダーの開発……我ながら皮肉が好きですなあ)にのめり込める日に集中することが多いようです。
ところがメーカーによっては、その発売日を一方的に延期することがあって、ユーザーの不満を買っているようです。サイトの更新を終えてからチャットルームに行くと、今日発売と宣伝されていた新作が店頭になく、当日になってメーカーのウェブサイトに発売延期の告示が出たと言って怒っている人がいました。発売延期の理由は「初回特典の生産が間に合わなかったから」だと。
この手の事態はゲームソフト業界では珍しくないのかもしれませんが、その日のチャットで話題になったことは、発売延期の本当の理由は、他の有力メーカーの新作と発売日がかち合ったからではないか、ということでした。
新作の発売日が月末の特定の日に集中するという現象の中では、どうしたって同業他社の新作と同じ日に発売になることはあります。そうなった時、宣伝力(もっと的確に言えば宣伝に投入できる資金)で大手に差をつけられている中堅以下のメーカーとしては、大手の宣伝攻勢をまともに喰らわないように発売日をずらす、というのも営業戦略の一つであるとは思います。
それを敵前逃亡、自社製品に対する自信のなさと呼ぶかどうかは意見が分かれるかもしれませんが、しかし土壇場で発売延期という形を取ったのは、ユーザーの信頼を損なったのは否めないでしょう。
本当に覇気のある中堅メーカーなら、大手の新作と発売日が重なりそうになったら、発売日を1日繰り上げるくらいの積極戦術に出てほしい、と願うのは、ユーザーの勝手が過ぎるでしょうか。
(10月27日アップ)

10月22日(月)〜25日(木)
このサイトの作成と管理に際して、HTMLドキュメントが私の意図した通りに見えるかどうかのチェックといったようなことは、モニターの解像度を1280x1024ピクセルにして、ブラウザはInternetExplorer5.5を使っています。利用規約に書いた条件と少し異なりますが、タグとスタイルシートに関してはInternetExplorer4.01が対応している範囲に限定しているつもりです。
ですが、サイト開設直後に指摘をいただいたように、画面解像度800x600ピクセルのモニター(廉価モデルのノートパソコンの液晶モニタは、今でもこの解像度が主流ではないでしょうか)で、あるいはブラウザにNetscape Navigatorを使って当サイトをご覧になっている方がいることも念頭に置く必要があると思います。
そこでモニターの解像度を800x600ピクセルに切り替え、Netscape Navigator4.75を起動してサイト全体をチェックしてみると、いくつか問題のある箇所が見つかりました。
懸賞つきクイズの出題のページ正解のページで、画像が下へずれて文章と重なって見えること。今さらですが直しておきました。
(この現象、つまり<td>または<th>タグの中に画像を入れる時に valign=top と指定してやらないと画像が下へずれるという現象は、私にはNetscape Navigatorのバグとしか思えないのですがねぇ……)
それから横幅が概ね750ピクセル以上の画像を貼り付けてあるページでは、画面下端の横スクロールバーでスクロールしても画像の右端まで見えない場合があること。InternetExplorerで見た場合の画面レイアウトがなるべく変わらないようにしつつ、横スクロールして右端まで見えるようにするには<table>タグのオプション設定をどうしたらよいか、あれこれと試行錯誤しましたが、ほぼ満足いくレイアウトが出来上がりました。そこでこのレイアウトを、プロトタイプとして保存しておきます。
現在のプロトタイプだと、横幅が概ね720ピクセル以下の画像なら、画面解像度800x600ピクセルでも横スクロールせずに右端まで見えますから、自分で制作する画像なら、制作の最終段階で横幅720ピクセル以下に縮小してやればそれで済むのですが、他の人からいただいた画像の場合は、画像の大きさも制作者の意向の一部だと思いますから、例えば横幅が1000ピクセル以上あって画面解像度1024x768ピクセルでも横スクロールしないと右端まで見えないような場合を除いては、なるべくサイズ変更をしないで公開したいと思います。
その他に若干の修正を施しました。こういう作業で「サイト全体をチェックする」といっても、サイト全体となるとそれなりの数のファイルがあるので、続けてやっていると精神的に疲れてきます。
そこで、例のごとく更新が遅れている日記の打鍵と交互に進めることにしました。22日は1号館と2号館のチェックを済ませてから20日の分の日記を打鍵、23日は3号館のチェックを済ませてから21日の分の日記を打鍵、24日は4号館・5号館・日記のチェックという具合です。
25日は仕事の帰りに図書館へ寄って楽譜を借りてきて、20日の分の日記に譜面の追加です。これは楽譜をスキャンすればあっという間ですが、それは違法行為です。そこで五線紙に書き写してからスキャンすることになりますが、書き写すのとスキャンしてから汚れを取るのに時間がかかりすぎて、サーバにアップするのは26日になりました。
次の週末もCGの制作に充てるつもりなので、また日記の更新が遅れることになるでしょう。
(10月26日アップ)

10月21日(日)
昨日の日記が長すぎたので、今日はちゃっちゃといきましょう。
いや実際のところ、チャットを終えて寝て、起きてから一日中CGの制作に専念し、夜8時前に完成したので夕凪さんにお贈りしてから、コメントを打ってサイトで公開、これだけで終わった一日と言っても不適切ではありませんでした。
それと日記の打鍵を少々。19日の分の更新を終えてから、20日の分に取りかかりましたが、全部打鍵していると明日の仕事に差し支えそうなので、更新は19日の分だけにしておきました。

CGのコメントが饒舌に過ぎるのは毎度毎度のことですが、最後の段落で書いていることは、具体的に言えば「女性キャラのスカートの丈を、自分の基準に合致するまで長くする」ということです。ゲーム本編で着ている服と同じ服を着せる場合であってもそうすると、はっきりと言明したのは、命の危険を冒して(謎)「偽善者」と自ら称した「隆山温泉の秋」ですが、ミニスカートを忌避する描き方自体は、作品としてみると実に最初期の「高原の夏・友美」に端を発します。
なぜ丈の短いスカートを忌避するかという理由は──みなまで言わせますか?
パンチラシーンを描きたくない。それがさらに進んで、パンチラシーンを発生させる可能性のある服を描きたくないのです。
18禁指定のゲームだからといって全てのギャルゲーにパンチラシーンがあるわけではなく、「下級生」のように、執拗なまでにパンチラシーンを見せたがるギャルゲーは最近はむしろ少ないですが、DOS時代に下級生をプレイしていて、いかにも「こんなの見せときゃあんたら嬉しがるだろ?」と言わんばかりにパンチラシーンを見せつけられてからというもの、私はパンチラシーンに対しては食傷を通り越して拒否反応を示すようになりました。
それで新作「ものみの丘」では、女性キャラ3人に元のゲームで穿いているスカートより長い、膝丈のスカートを穿かせたのですが、実はコメントを打つに際してWindows版「ToHeart」と「Kanon(18禁版)」のCG回想モードをつぶさに見てみたところ、Kanonには18禁版であってもどのキャラにもパンチラシーンはありませんでした。ToHeartの方は、宮内レミィと長岡志保に極めてわざとらしいそれがあったのが甚だ強く印象に残っていたのですが、姫川琴音にはありませんでした。それを念頭に置いてコメントを読んでいただくと、最後の天野美汐と琴音の台詞の意味がおわかりいただけると思います。
まあそれにしても、真っ直ぐ立った姿勢を描いた柏木四姉妹はともかく、普通ならパンチラシーンを描くためにわざわざ取らせるような姿勢を琴音に取らせておいて、それでいながら「パンチラシーンを描かないために丈の長いスカートを穿かせる」というのですから、やはり誰に言われるまでもなく、偽善者なのでしょうね、私は。
(10月23日アップ)

10月20日(土)
昨夜は結局チャットルームに誰も来ず、掲示板に書き込みできなかったこともあって気分が腐っていたので、腹いせにあちこち巡回していたら、午前4時まで夜更かししてしまいました。
今日は、先月新潟市へ聴きに行ったオルガンコンサートの第2回を聴きに行くために10時に出発しなければいけないのに、すっかり忘れていたとしか思えません。
それでもどうにか予定通りの時間に起きて、新潟へ行きます。
今日のコンサート、大オルガンで演奏するほうの曲目として予告されていたのは存命の作曲家の作品だったので、音楽の守備範囲が19世紀でほぼ止まっている私としてはやはり前座の、ポジティフオルガンで何を弾くかのほうに興味がありました。
それで前座に弾いたのは、J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」からハ長調のプレリュードとフーガでした。このプレリュードは、音楽の教科書によく載っているグノーの「アヴェ・マリア」のピアノ伴奏パートに使われていることで有名です。
(どうも私はアヴェ・マリアというと、これも音楽の教科書にも載っていて非常に有名な、アルカデルトの曲のほうを真っ先に思い浮かべてしまうのですが)
ですから多くのかたは、この曲ハ長調のプレリュードをピアノ曲として聴き慣れていると思いますが、バッハの頃には現代のようなピアノは発明されたばかりでしたし、前回の時その前にも書きましたが、ピアノの前身とも呼べるクラヴィコードと、チェンバロ・オルガンのレパートリーははっきりと分かれていませんでした。そもそもドイツ語の「クラヴィーア」という言葉は鍵盤楽器全部を指す言葉なので、ピアノ・オルガン・チェンバロだけでなく、電子オルガンもシンセサイザーも、アコーディオンもバンドネオンも、大正琴だってクラヴィーアです(大正琴だけは確信が持てませんが……)
そうやってオルガンで弾くのを聴くと、ピアノとオルガンの違いがよくわかります。
ハ長調のプレリュード・第1小節 これは第1小節の前半(後半も全く同じ)です。ピアノまたはチェンバロで弾くと、左手で弾く最初のドと次のミは、右手がソドミソドミを弾き終わるまで鍵盤を押さえていてもだんだん音が弱くなっていきますが、オルガンで弾くと左手の2つの音符は鍵盤を放すまで同じ強さで鳴り続けます。反対に右手の音符は、特にチェンバロで弾くと鍵盤を放した後もよく響きますが、オルガンで弾くと鍵盤を放したとたんに音が止みます。ですから楽譜に書いてある、ずっと鳴り続ける左手の音符と音が切れる右手の音符の違いがよくわかりますが、私はこの曲を今まで、もっぱらチェンバロで弾いたCDで聴いていましたから、ちょっと不思議な感じがしました。
あまりにも有名なプレリュードに比べれば知られていないフーガですが、こちらはオルガンで弾いても、それほど違和感はありませんでした。そればかりか曲の最後のほうに、低いドの音がずっと鳴っている部分があるのですが、ピアノやチェンバロで弾くとその音が途中で消えてしまうのに対して、オルガンで弾くと、高い音域で旋律が動いている間もそのドの音がしっかりと鳴り続けているので、いわば音楽の土台がしっかりと定まっている感じで、普通はピアノかチェンバロで弾くバロック時代の曲も、曲によってはオルガンで弾いたほうが好ましい場合があると感じました。
ハ長調のフーガ・最後の部分
赤い矢印で指した、4小節続く低いドの音は、ピアノやチェンバロで弾くと途中で聞こえなくなってしまいます。
(楽譜と註は10月26日アップ)
大オルガンのコンサートのほうですが、さすがに現代曲ばかりだと聴衆がついてこられないと思ったのか、バッハの曲ともう1曲バロック時代の曲、それから現代曲を4曲演奏しました。
バッハの曲は私はCDを買ってから、何十回聴いたか覚えていないほど聴いた曲ですが、演奏者も違えば解釈も違うし、楽器も違えばストップの組み合わせ方も違うので、持っているCDと全く同じ音が聞こえてくるはずはありません。もちろんオルガンの演奏ではそれが当然のことなので、同じ曲のCDを何種類も買ったりコンサートで何度も聴いたりしても、その度ごとに違う音楽を楽しめるわけです──なんて言うと鼻持ちならないスノビズムですし、だいたい同じ曲のCDを何種類も買うなんてことはしません、独身貴族とはいえ金は大切に使いたいですから。
現代曲には今一つ関心が薄いところへ持ってきて寝不足で出かけていますから、プログラムの最後の現代曲になると意識が途切れがちになってしまったのですが、スペインの舞曲を模した曲があったようでした。その曲では、このオルガンの自慢のスペイン風水平トランペットを、盛大に鳴らしていたようです。

帰ってきた時には、CGの制作を再開する気力が尽き果てていて、夜になるまで寝てしまいましたが、午後12時が近づくとやおら起き出してきて、今夜もまた行きつけのチャットルームに行きます。
今夜はチャットルームに見えた夕凪さんに、昨夜人物だけ描き上げたCGをお見せしてから、昨夜桂芳恵さんのサイトの掲示板に書き込みできなくなったことを話すと、夕凪さんはつい今し方書き込みをしてきたと言います。そこで私はもう一度書き込みを試みましたが、また蹴られました。これで原因は掲示板のあるプロバイダではなく、私のマシン環境にあることがほぼ断定されました。
そのうちにkuntaさんが来られたので、1000カウント達成記念CGを描いて差し上げるつもりであることを改めてお約束し、そのキャラとシチュエーションについても私の腹案をお話しします。kuntaさんは先日の懸賞つきクイズには解答されませんでしたが、もし「ToHeart」の女性キャラで1枚描いて差し上げるとしたら誰をリクエストしますかとお尋ねしたところ、あるキャラの名前を挙げられたので、12月の開設1周年にはそのキャラを描くことをCG制作計画に入れておきます。
kuntaさんのお気に入りのキャラは、「同級生2」では桜子なのですが、サイト開設記念に桜子のCGを差し上げましたし、同じく桜子がお気に入りと伺っているのに私が今まで桜子を描いて差し上げたことのない工藤龍哉さんに、今度は桜子を描いて差し上げようと思っているので。
しかしこうやって、いろいろなゲームのキャラのCGを描くのはいいのですが、それは同時に、私のCG制作活動における「同級生2」キャラのCGの制作が、相対的にその比重を低下していくことでもあります。
前に私の作品に登場するキャラの内訳を集計してみたことがありますが、その時の集計で、同級生2のヒロイン水野友美の比率は13%(延べ126キャラ中16回)でした。あれから7ヶ月、ToHeartキャラのリクエストを受けるは、「アトラク=ナクア」や「痕」のキャラに手を出すはで、同級生2キャラの比率は確実に下がっています。詳しい内訳は書きませんが、夕凪さんのリクエストCGが完成した時点で友美の登場回数は延べ189キャラ中20回、つまり11%弱です。
私の限られた時間を、世に溢れかえっているKey系キャラCGに屋上屋を架すために使うべきか、それとも絶滅に向かいつつある同級生2キャラCGの最後の灯を守るために使うべきか。この夜のチャットで私が発した自問は、自意識過剰と言われようが私の偽らざる本心です。
(10月22日アップ)

10月18日(木)〜19日(金)
この頃は一日雨が降ると翌日は晴れという具合で天気が変わりやすく、それにともなって気温も寒暖の変化が激しいので、うっかりしていると体調を崩してしまいます。
今のところ体調を崩すまでには至っていませんが、18日の夜は妙に疲れていて、帰宅するなり、CGの制作を続行する気力も出ないままに寝てしまいました。夜中に目を覚ましましたが、やはりCGの制作を再開するだけの気力が出ず、日記を打鍵するだけにとどまりました。それも15日の分を打っているうちに明け方近くなって、18日付の更新とするには遅くなりすぎたので、更新はせずじまいです。
CGの制作をいつまでも先延ばしにしてはいられませんが、この週末には心おきなくCGの制作に専念できるようにと、19日はまず日記を片づけておきます。といって軽く済ませるつもりなのに、この画面をスクロールしてご覧になればおわかりのように、ついつい文章が長くなってしまうのは困ったものです。

ようやく日記が日付に追いついたので、腰を据えてCGの制作に取り組みます。
現在の制作予定は、まず懸賞つきクイズに正解された夕凪さんのリクエストCG、続いては先日1000カウントを達成されたkuntaさん(「kunta's room」)への記念作品、それからもうすぐ開設以来の通算30万カウントと再開2周年を迎えられる工藤龍哉さん(「えるふりんくくらぶ」)への記念作品といったところですが、懸賞つきクイズに応募しそこなったことを残念がっていた桂芳恵さんに「もし正解されていたらToHeartのどんなキャラ、どんなシチュエーションをリクエストしますか」とお尋ねしたところ、お返事が戻ってきましたが、何やら難しそうなシチュエーションでした。
難しそう、といってそこで後込みせずに挑戦してみるのもCG画家としては有益なことですが、さてさて制作できるのはいつ頃になることでしょう?
(ここまで10月19日アップ)
(ここから先は10月21日アップ)
19日は夜もすがらリクエストCGの制作に打ち込んでいましたが、ちょっと制作の参考にするために「Kanon(全年齢版)」を起動してみたところが(なぜ「ToHeart」キャラのCGを制作するのにKanonを参考にする必要があるかは、この段落をお読みになる前に案内所から来られた方にはもうおわかりかと思います)、CG達成率100%のレコードをバックアップし忘れて、月宮あゆシナリオの終盤を見ていないことになってしまいました。
そこで参考になりそうな画面をPrintScreenで取り込んだ後、CGの制作を一時中断して、あゆシナリオの終盤をエンディングまでプレイし直し、改めてCG達成率100%のレコードをバックアップしました。
ちょっと油断しているとこう、気分が腐りかねないアクシデントが起こるものです。

それでも何とか午前0時過ぎに一応、前景の人物が完成したので、いつも夕凪さんが来るチャットルームへ行って先行公開しようと、人物だけの画像ファイルを作ってサーバに送信しておきます。
それから夕凪さんがチャットルームに見えるまでの間に、桂芳恵さんのサイトの掲示板にリクエストの返事を書き込もうとしたところが、「不正なアクセス」として蹴られてしまい、書き込みができません。
桂さんのサイトは、Internet Securityをバージョンアップしたことにともなってアクセスカウンタが正常に表示されなくなったサイトの一つなのですが、サイトがあるプロバイダと掲示板があるプロバイダは別なので、そのことと直接関係はなさそうですが、詳しいことは知る由もありません。
アクセスカウンタが見えないくらいは別にどうという事もないのですが、掲示板に書き込みできなくなったのは困ったことです。本当に重要な連絡事項ならメールを打てばいいのですが、あのサイトの掲示板は桂さんと少数の常連の方々の、親密なコミュニケーションの場として機能しているので、それに加われなくなるのは残念なことです。
チャットというのは掲示板以上に、サーバとパソコンの間でさまざまなデータをやりとりしているそうですから、もしかすると行きつけのチャットルームにログインできなくなっていはしないだろうかという、私にとってはかなり深刻な危惧がありましたが、夕凪さんといつもお会いするチャットルームにログインするのに限っては、特段の支障はなかったのは幸いでした。

10月17日(水)
12日にネットから注文したNorton SystemWorks(以下SW)とNorton Internet Security(以下IS)のバージョンアップが届いたので、さっそくインストールします。
実はこの商品にも、例のアメリカの同時多発テロの影響があったようです。メーカーのサイトによると、バージョンアップの発売日は10月5日を予定していたそうですが、同時多発テロの影響でアメリカからの空輸と通関に遅れが生じ、10月5日には商品を充分に用意することができなかったため、一部の商品は10月6日、他は10月12日に発売を延期したとのことでした。
商品の納期を守ることがプロの条件と日記に書いたばかりですが、納期遅れの原因が不可抗力に属するテロ行為となると、これでメーカーを責めるわけにはいかないでしょう。
さてインストールに際しては、古いバージョンを前もってアンインストールしてからでないとインストールできません。ところがどう手順を間違えたのか、SWをアンインストールした後で、SWとは別にインストールされたアプリケーションとしてWindowsに認識されているらしいAntiVirusがアンインストールできなくなりました。従ってAntiVirusだけは古いバージョンのままです。
その他にも、GoBackというサードパーティ製のアプリケーションのインストールに失敗してアンインストールできなくなり、Cドライブのルートディレクトリに400MBもの、削除できない無駄なファイルが形成されてしまいました。
この際Cドライブの全面初期化に踏み切るか、と本気で考えましたが、ヘビーユーザーなら一度は遭遇する、好むと好まざるとにかかわらず全てのアプリケーションを再インストールせざるを得なくなる事態、すなわちハードディスクのクラッシュという事態に、このマシンを買ってから2年余り遭遇したことのなかった自分の幸運を、わざわざ今投げ捨てる必要もなかろう、と思い直します。
それで当面はこの件に関しては何もしないことにして、バージョンアップを済ませてから巡回に出ようとすると、いきなりペルソナウェアが異常終了します。ISが起動している状態でダイヤルアップ接続すると、アプリケーションによるインターネットへのアクセスをISが監視しますが、その際にペルソナウェアは「セキュリティ上危険なアプリケーション」と認識されて、ISとコンフリクトして異常終了させられているようです。
ペルソナウェアはダイヤルアップ接続中にインターネットに随時アクセスして、いろいろなデータを更新するのが特徴のデスクトップアクセサリなのですが、この様子では……。
巡回に出てみると、前にもましていくつものサイトで、アクセスカウンタが正常に表示されなくなっています。
人づてに聞いた話なので余り詳しくは知りませんが、アクセスカウンタのようなCGIは、アクセスしてきたマシンのIPアドレスを初めとするいろいろな情報を、アクセスしてきたマシンから受け取ることで動作しているらしいです。ところがISのようなセキュリティソフトは、設定によると思いますがそういった情報を多かれ少なかれブロックしてしまうもののようです。そうするとアクセスカウンタを正常に表示させる(新しいアクセスがあるとカウンタの数字を1つ進めて表示する)ために必要な情報がブロックされてしまった場合、CGIが動作せず、アクセスカウンタが正常に表示されなくなることになります。
巡回中、いくつものサイトで「888888」カウントを踏みました(爆)
(10月19日アップ)

10月16日(火)
昨日から本格的に取りかかったCGは、人物の原画がほぼ仕上がりました。今日は仕事の帰りに図書館へ寄って、制作資料として動物の写真集を借ります。
今度も動物を描くことにしたからで、しかもゲーム本編のビジュアルは部分的にしか参考になりません。それで動物の写真を参考資料にすることにしたのですが、現実に存在する動物を写した写真をあまり参考にしすぎると、前にイルカを描いた時と同じように、ギャルゲーのビジュアルを見ながら描いた人間とのギャップが目立ってしまうでしょう。特に今度の場合、もう1体、こちらはゲームのビジュアルを見ながら動物を描き込むことにしましたから、それとの差があまり出ないように留意する必要があります。
非常に勘のいい方ならば、もしかすると上に書いた文章だけで、リクエストされたCGの主役は誰だか、お気づきになってしまったでしょうか。
それをクイズにすることは、しないでおきます。
(10月19日アップ)

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