2002年6月前半の日記
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6月15日(土)
昨日も今日も雨模様で、6月というのに部屋の中ではセーターを着込むほどの涼しさです。
もっともこれは、私が寒がりだというよりは、寒い時は部屋を暖房で暖めるよりも厚着をする、そしていったん着込むと多少暑くても脱がない、という私の癖のせいです。大学4年の冬、卒論追い込みの季節のある夜のことでしたが、同じ研究室の4年生と二人でパソコンの置いてある部屋に籠もっていた時、狭い部屋は暖房でどんどん暖かくなっていって、彼はランニングシャツ1枚でパソコンに向かっているのに、私はその隣のデスクで、登校した時と同じ格好つまりダッフルコートを着込んだままパソコンに向かっているのを、部屋に来た院生が見て
「お前たちのどっちか、温度感覚がおかしいんじゃないか?」
と(暗に私を指してでしょう、きっと。その時の室温は20℃を超えていたと思いますから)言ったことがありました。

昨夜のチャットで、また「flutter of birdsの進み具合はどうですか」と尋ねられてしまいました。でも、やりたいことの優先順位は目下、絵を描く→「月姫」をコンプリートする→flutter of birdsに取りかかる という順(あ、そうだ、「みさかかおり」のあとがきも書かないと……)なので、チャットルームでflutter of birdsの話題で盛り上がれるようになるのはもう少し先になりそうです。

6月14日(金)
なりぽしさんが運営されている「麗子となりぽしの部屋」のチャットルームは、私も毎週末入り浸っていますが、そこの常連の方々の間では今、サイト開設ブームが起こっているようです。先月末から2つ、新しいサイトが開設されたと聞いたので、チャットルームに行く前に挨拶回りをしてきました。
それらのサイトからリンクしているサイトへ足を伸ばしてみると、なんと70代の女性の方が開設されたサイトがありました。携帯電話で四国八十八ヶ所遍路記を送った方は60代と聞いていましたし、これからのネットは仕事が忙しい私たち現役社会人よりも、金も余暇もある高齢者の方々が活躍する場になっていくかもしれません。
もっともそうなると、標準設定のままでは画面の文字が小さすぎるとか、キーボードとマウスのコネクタが同じ形をしているといった、今のままではどうも高齢者には使いにくそうな点をどう改善していくか、そこで企業努力が問われるようになるでしょう。パソコンが、専門技能を修得した技術者だけが使いこなせる特殊機械ではなく、高齢者や子供でも使いこなせる家電製品になるためには。
チャットルームで顔なじみになっただけでなく、オフ会でお会いしたこともある方のサイトとなると、それぞれ相互リンクし合っているようですが、当サイトとのリンクについては、ちょっと考えるところがあるので、今はまだ申し出ないでおくことにします。
(6月15日アップ)

6月11日(火)〜13日(木)
5月から6月にかけて晴天が続いていましたが、11日頃から雨がちの天気になってきました。どうやら北陸地方は梅雨入りしたようです。
11日と12日に「月姫」のプレイが進まなかった理由は、実に些細なことです。ガタケットショップで買ってきた月姫本体のバージョンは1.2でしたが、それを秋葉原で買ってきた「月姫PLUS-DISK」に入っていたバージョン2.0にアップしたところ、セーブデータの互換性がなくなったのでした。
バージョン2.0では、メーカー製のノベルゲームには割と一般的であり、プレイヤーから要望の多かったらしい「シナリオ回想モード」を追加しているのですが、セーブデータの互換性がないということはPLUS-DISKの注意書きにちゃんと書いてあることなので、それに気がつかなかったのは自分の責任です。
それで11日と12日の夜は、今までにプレイした3つのシナリオを流してプレイし直してみるだけで終わりました。

今日13日、ゲーム再開もさることながら、そろそろ「みさかかおり」のあとがきも書かなければいけない(解答編はもちろん書き上がっていますよ)と思っていたのに、「突発的に絵を描きたく」なりました。
それはそれで非常に有り難いことなので、今夜から週末のまとまった時間は、絵の制作に充てることにします。
(6月13日アップ)

6月10日(月)
今夜も昨日に続いて「月姫」を進め、3人目のメインヒロインのシナリオを終えました。感想など(ネタバレあり)はここです。
このところ連日、月姫のプレイ記録ばかりですが、それが終わったら次は「flutter of birds」のプレイ記録ばかりになる予定です。仕方がないでしょう、余暇の使い方として目下、私の中での優先順位が一番高いのが積みゲーの消化なんですから。
と居直ってばかりいるのも何ですが、もしかするとまた、突発的に絵を描きたくなるかもしれません。どっちに転んでも、ウェブ日記の打鍵が一番優先順位が高くなることはきっとないでしょう。
(6月11日アップ)

6月9日(日)
昨日は朝からずっと「月姫」をプレイしていたので、夜更けにチャットしていて居眠りしてしまったくらいですが、そのチャット中に、5日の項に書いたなりぽしさんとは全く別に、WindowsXpとInternetExplorer6.0の環境でインターネットに接続している方から、同じように当サイトのトップのイラストが中ほどでずれている、という指摘がありました。
ちょっと不安になったのは、5日の日記ではWindowsXpのJPEG画像表示エンジンの不具合という推測をしたのですが、もしかするとWindowsXpの問題ではなくて、私が制作したJPEG画像のフォーマットの問題、言い換えれば私が画像のJPEG化に使っているOPTPiX webDesignerの問題では絶対にないと言い切れるのか、ということです。このソフトはJPEG画像作成ソフトとしてはAdobe PhotoshopやMicrosoft PhotoEditorに比べて、同じ画質で小さいファイルサイズの画像を作成できる優れ物なのですが、もしかすると、例えば圧縮率を上げるために本来のJPEGフォーマットと違う隠し技を使ったところが、Windows98では発覚しなかったそれが、WindowsXpでJPEG画像表示エンジンの仕様が変更された部分にぶつかって支障が出てしまった──というような可能性が、ないとは言い切れません。
といっても私自身の環境(Windows98SE+InternetExplorer5.5SP2)ではどこも変に見えないのですから、いくら推測しても検証のしようがありません。

今日も引き続き「月姫」ですが、朝寝しすぎてプレイ開始が遅かったので、まだ3人目のシナリオが終わっていません。ただ、今まで2回プレイしてきたシナリオが描き出すストーリーとは、かなり色彩が異なる感触があります。そしてまた、メインキャラの印象もだいぶ変わってくる予感がします。

6月8日(土)
懸案事項というほどでもありませんでしたが、それでもこれはできるだけ早く完成させないと、勢いを失って棚上げにしたらそのまま干からびてしまう、と思っていたSSを、ひとまず形にすることができたので、この週末はゲーム三昧を決め込みます。
それで今日は朝から「月姫」のプレイを進めて、夜には二人目のメインヒロインのシナリオを終えました。感想など(ネタバレあり)はここです。
この月姫というゲームは、同人ソフトのノベルゲームとしては大変な力作という評判通り、シナリオが非常に読み応えがあります。文章の質も高いですが、それ以上に分量が多くて、プレイ時間が相当長くなることを覚悟してかかる必要があります。とはいっても1回の通しプレイでトゥルーエンドを見るまでに、「月姫読本」のチャートを見ながらでも10時間かかるというのは、単に私が文章を読むのが遅いせいかもしれませんが。
(6月9日アップ)

6月7日(金)
2日に題材を思いついた「Kanon」SSは、題材を思いついた時の予想に反して、文章が大いに難産でなかなか打鍵が捗らず、そのために今週の平日はゲームの消化が完全に滞ってしまいましたが、どうにか週末を前にして一応仕上げることができました。
題材にふさわしい文章のスタイルも、いろいろと考えて、私としては初めての試みになる、推理小説仕立てにしてみました。こんなことを書くとまた、推理小説という物に対していわれのない偏見を持っているという反感を買いそうな気がしますが、「殺人事件を起こさなくても推理小説は書ける」ということを自ら実践してみたい、という願望も入っています。
それで今夜の更新では、前半の「問題編」を公開することにします。後半の「解答編」の公開は、今日から10日後の17日を予定しています。
これは、昨年やってみて思ったほど反響のなかった「懸賞つきクイズ」にするつもりはありません。ですが、もし解答編の公開までに正解を申告して下さった方がいた場合には、それに対して何か考えることは吝かではありません。

6月5日(水)〜6日(木)
閑古鳥が鳴いている当サイトのゲストブック──もしかすると「ゲストブック」という名前に問題があるのでしょうか、サイトによっては「初めて来た来訪者が書き込んでいくためのBBS」にゲストブックという名前をつけていることがあるようですから──ですが、現在サイトのトップに展示している絵について、常連のなりぽしさんから4日の夜に「今日みると何故か・・・絵の半分ぐらいのところでズレています」という書き込みがありました。
作者としては、公開後にそんな奇をてらった改造をした覚えはありません。
6日になって なりぽしさんが、ご自分のマシンでキャプチャした画面イメージをメールで送ってくださったので、何か手がかりはないかとその画像を見ると、タスクバーとブラウザのデザインが、私のマシンとずいぶん違っています。それで夜になってから、ICQでWindowsとブラウザのバージョンを聞いてみると、WindowsXPとInternetExplorer6.0ということです。
そして間もなく、WindowsMe(InternetExplorerのバージョンは不詳、たぶん6.0)で見ると正常に見える、ということがわかりました。
結局、原因はわかりませんでしたが、特殊な条件下におけるWindowsXPのJPEG画像表示エンジンの不具合……の可能性が高そうな気がします。
(6月6日アップ)

6月3日(月)〜4日(火)
NTTから、4月後半〜5月前半分の電話料金の請求書が来ました。3月後半〜4月前半分の料金には、フレッツADSLの契約料や工事費、マイラインプラスの登録変更料が含まれていたので、それまでのフレッツISDNを利用していた月より少し高くなっていたのでしたが、今回はそれらの初期費用が含まれないので、フレッツADSLとフレッツISDNの比較、ADSLに切り替える際の試算の検証ができます。
その結果、大まかに言って電話料金が月額1000円、安くなりました。計算では、以前はISDN回線の基本料金が2830円、フレッツISDNの料金が2800円で、合計5911円(税込)だったのが、アナログ回線の基本料金が1600円、フレッツADSLの料金が2610円(マイラインプラスとセットで1割引)、ADSLモデムとスプリッタのレンタル料が490円で、合計4935円(税込)となります。実際にはADSLの料金が割引前で2803円となっていて、算出の根拠がちょっとわからないのですが、請求額は4842円(税込)でした。
──お気づきの方もいると思いますが、NTT東日本にマイラインプラスで登録した市内および県内市外の、4月後半〜5月前半のダイヤル通話料は0円でした。

さてNTTからの請求書には、電話がかかってきた時に相手の電話番号がわかる「ナンバー・ディスプレイ」の拡張サービスと言えるでしょうか、相手の名前もわかる「ネーム・ディスプレイ」の案内が同封されてきました。ただしどちらも、それに対応した電話機が必要です。
世の中、セールス電話やいたずら電話に辟易している人がそれほど多いのでしょう。そのうち、発信者名と番号を通知しない通話は着信を拒否するようになるかもしれません。技術的には可能でしょう。
しかしその案内を見た時、ナンバー・ディスプレイが始まった時もそう思ったのでしたが、きっと「こういう制度が始まるので、今お宅でお使いの電話機は使用できなくなります」と偽って電話機を売りつける悪徳商法が一時的にせよ発生するだろうな、と真っ先に思ったのは、社会の暗黒面に目が向きすぎている証拠でしょう。
(6月4日アップ)

6月2日(日)
当サイトにKanonSS「雪解け」を下さった夕凪さんの新しいKanonSSが、寄贈先の「kunta's room」で公開されたことを、昨夜のチャット中に知りました。
作品の内容については寄贈先でお読みいただくとして、硬軟自在の題材を操る手腕には一目置かされます。
その夕凪さんの作品に触発されたのでしょうか、今朝になってから私も、Kanonにまつわるちょっとしたネタを思いつき、それを題材にして短編を書いてみたい、という意欲が湧いてきました。
そこで今日は朝からKanon全年齢版を、そのネタで文章を書くのに参考になりそうなシナリオだけプレイしてみました。テキストエディタを立ち上げておき、ゲームをウィンドウモードにして、テキストを書き取りながらのプレイです。もちろん、ゲーム本編のテキストを何百ラインも丸ごと盗用するつもりではありません。
一通りテキストを書き取ってから、改めてプロットを検討し、同時に文章のスタイルも考えます。私が文章を打鍵すると、どうも冗長になる癖があるのですが、今度のネタは本当にちょっとしたネタなので、あまり長々と打鍵するのはふさわしくないでしょう。
(6月4日アップ)

6月1日(土)
早いものでもう6月です。年月の過ぎるのが早く感じられるのは齢を取った証拠だとすると──考えないことにしましょう。
中学高校の頃は、6月1日は衣替えの日で、それで夏の到来を感じていたと思いますが(残念ながら私の出身校は男子校でしたが)、大学を経て制服のない職場に勤めていると、衣替えで夏の到来を感じることは少なくなった気がします。それに代わって夏の到来を感じるのは、風呂を沸かし直すのに要する時間が短くなったこと、冷蔵庫に入りきらず台所に置いてある野菜の傷みが早くなったこと、夜に窓を開けていると虫が電気スタンドの回りを飛び回ること、そして週末にマラソンチャットをしていると夜明けが早いことです。
夜明けが早いことで春が近いことを感じると、2月末の日記に書きましたが、その頃は明るくなってくるのが午前6時でした。今は午前3時半には、外が明るくなってきます。

この夜のチャットで、既に「月姫」をプレイしている人と話していて、私が最初にエンディングを見たヒロインがシエル(右)だったことがその人の「予想通り」だと言われてしまったのですが、その後で他の人を交えて「ToHeartで好きなキャラ」が話題になった時にも「800さんは……委員長(保科智子)ですよね」と言われたので、こういう風に答えておきました。
結局、眼鏡っ娘が好きなんじゃなくて、たまたま最初に萌えた水野友美が眼鏡っ娘だったんだということに気がついたら、「眼鏡っ娘が好きだ=だから委員長が好き」という図式が崩れたんですよ。
そうは言っても、ToHeartキャラで一番たくさん描いているのが智子、「雫」キャラで唯一描いたことがあるのが藍原瑞穂、全ヒロインコンプリートにほど遠い状態で積んであるゲームで唯一エンディングを迎えたヒロインが、「こみパ」では猪名川由宇、「愛しの言霊」では佐々木蓉子、そして「同級生2」キャラのこういう絵こういう絵「Kanon」キャラのこんな絵を描いているんでは、我ながら説得力も何もあったものではないとは思いますが。
上の発言ですが、決して智子が好きでなくなったわけではないです。智子には、かつての自分の姿に通じるものがありますし。ただPlayStation版ToHeartをプレイした頃から、かつての自分と共通点のある智子より、かつての自分が持っていなかった美点を持っている松原葵に好感を覚えるようになってきたと思っているのです。
(6月2日アップ)
眼鏡っ娘シエル先輩(月姫)

この画像の権利はTYPE-MOONにあり、TYPE-MOONの許可を得て掲載しています。

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