『お忍び』
お忍び
『同級生2』より「舞島可憐」です。
これは「彼女が眼鏡を掛けたら」の第2弾です。
ゲーム「同級生2」あるいは他のゲームに登場する、本来は眼鏡を掛けていない女性キャラが、眼鏡を掛けたところを想像して描くのは、オールド・ハワイコナさんからインスピレーションをいただいて描いた「When She Wears Glasses(篠原いずみ)」が第1弾になりますが、同じやり方で他のキャラを描いても同工異曲になるばかりだと思ったので、シリーズ化はせず1枚だけで終わらせるつもりでした。
ところが「When...」を公開した後、チャットで話していて「彼女が眼鏡を掛けたら」の第2弾はどんなのがあるだろうかと言ったところ、またもやオールド・ハワイコナさんが「顔を隠すために大きな色つき眼鏡を掛けた可憐」と発言されました。
若くして芸能界の大物となった可憐は、一歩外へ出れば常にマスコミの十字砲火を浴びる身ですから、プライベートな外出には変装は欠かせないはず、そういった際の小道具として色つき眼鏡は最もポピュラーな物でしょう。
そういうことを全然思いつかなかった私自身の発想の貧困は恨めしいばかりですが、これなら前作の いずみとは同工異曲にならずに描けると判断して、制作に取りかかりました。
800「シチュエーションとしては、如月神宮の縁日に、お忍びで出かけたところだ。そういう外出の時にパパラッチから逃れるための変装となれば、ただ色つき眼鏡を掛けるだけでなく、服装や髪型もなるべく変えた方がいいと思うから、思いつく限り変えてみた。どんなものだろう」
可憐「野球帽に、デニムの胸当て付きズボン……なんだかずいぶん、私らしくないですけど」
800「らしくない方がいいんだ、あの舞島可憐が縁日の屋台で買い食いしているところなんて、パパラッチに撮られたら大騒ぎだろう?」
可憐「そうですね。…私が食べてるのは、パイナップルですか?」
800「この前、地元の神社の縁日に『冷しパイン』の屋台が出ているのを見て、思いついたんだ。縁日っていうとチョコバナナか焼きトウモロコシだけど、ダイエットしている身でチョコバナナなんか食べたら後が大変だろうし、それともう一つ、私がそんな意図を持たなくても、チョコバナナという食べ物は、何やら淫靡な連想を起こさせる恐れがあるから避けたんだ」
可憐「淫靡な連想……?」
800「…わからなければ、いい。今言ったことは忘れてくれ」
ひかり「可憐っ、こんな所にいたの!?」
可憐「あ、ひかりさん。……今日は変装して一人で来たのに、なんで見つかったのかしら?」
ひかり「ふんっ、そこらのパパラッチの目はごまかせても、私の目はごまかせないわよ」
800「もしかして、発信器でも仕掛けられてるんじゃないのか、可憐の身体に?」
可憐「不気味なこと、言わないで下さいっ!」
(2001.7.16)
補足
9月3日に、一部描き直した新版を制作しました。ここに公開してあるのは新版です。
旧版は、ここに移してあります。
(2001.9.3)
次のCGへ
3号館7号室に戻る
前のCGへ