2003年12月前半の日記 |
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12月15日(月)
11月から12月にかけての新潟県地方というのは、そこに住むようになって9年目になっても、どうしてそうなのか理解できないほど天気が不安定です。今日は朝から快晴で、外回りの仕事に出る車に乗っていると暑さでのぼせそうだった(日除けのない後部座席に乗っていたものですからなおさら)くらいなのに、出先の事務所から戸外の作業に出る時、この天気だから頭に被る物も雨具も要らないと思ってそれらを持たずに戸外へ出ていると、夕方になっていきなり空が曇り、雨ばかりか霰まで降り始めました。濡れ鼠になって事務所へ戻り、職場へ帰る車に乗っていると、霰は止んだものの、夜空が明るくなるほどの稲妻が飛んでいます。この季節のこの地方の天気とはそういうものだと思うことにするとしても、雨具を持たず頭に何も被っていない時に、なにも霰が降らなくたっていいじゃないか、と思いたくなります。こんなところで「マーフィーの法則」を実証しなくても。 まあせいぜい、風邪を引かないように今夜は暖かくして寝ましょう。この次の週末は、20日も21日も外出する用事があって、2日2晩クリスマスCGの制作に没頭するわけにはいかないので、今日から19日までの5日間、クリスマスCGを制作する夜なべ仕事を休まないために。(年末進行にかかっている仕事を休まないため、じゃないのかい!) ──日記の更新が日付通りに行われたのは、何日ぶりのことでしょうか。 |
12月13日(土)〜14日(日)
年内の週末も残すところあと3回となったこの週末は、クリスマスCG(さらには早手回しに年賀CGも)やSSの制作もさることながら、ちょっと目先を変えたコンテンツの制作をしてみたいと思い立ちました。いつ頃からでしょうか、いろいろなウェブサイトを巡回していると「○○への100の質問」というページを目にすることが増えてきたような気がします。発祥の地がどこなのか確かなことはわかりませんが、こういう企画が流行するようになった起源を想像するに、おそらくテレビのバラエティ番組で、生中継のスタジオにゲスト(それもあまり気の置けるゲストではない、若手のお笑い芸人あたり)を招待して、この手の番組を中継しているスタジオの後ろの方でわーわーきゃーきゃー騒いでいる観客に、事前の打ち合わせなしで手当たり次第に質問させ、ゲストが答えに窮するさまを司会者が面白おかしく笑い物にする、そんな企画が人気を呼んだのではないかと思います。 私も昨年の1月から2月にかけて、いくつか見つけて回答してみたことがあります(一部は一昨年の9月に見つけて回答し、HTML化までしましたが、その当時は公開しませんでした)。その後も折に触れて、回答してみたいと思う「○○への××の質問(質問の数は100とは限りません)」を見つけていましたが、100問100答となると、1セットの質問と回答だけでも日記の一部として公開するにはいささか分量が多すぎると思いますし、番外日記としてあちこちに分散していると、物好きな来訪者の方が読むのにも不便かと思います。 それと、いろいろな質問への回答となると、生年月日などはいつまでも変わりませんが、今の状態に関する質問への回答は時が経てば変わる場合があります。そうなった場合、「いったん公開したウェブ日記本文は原則として変更しない」という私のサイト運営上の些細な拘りに抵触する場合があるので、変更に関して弾力的な運用が可能になるように、日記ではないコンテンツとして公開することにしました。 (12月15日アップ) |
12月12日(金)
12月になると、新潟県は平野部でもすっかり冬です。7日の夜更け、ゴミを出そうとアパートの戸を開けると うっすらと雪が積もっていましたし(翌朝には消えていましたが)、8日の夜には、パソコンの電源を切った方がいいかと思うほどの雷が鳴っていました。──太平洋側にお住まいの方は、雷というと夏の物だと思うかもしれませんが、新潟県では初冬に雷が多く、雷が鳴ると雪が降って冬になるという感覚があります。自転車で通勤するのに、背広の下にセーターを着るだけでは寒いので、今週の初めからダッフルコートを着て襟巻を巻いて出勤することにしましたが、いくら上半身にコートを着たり襟巻を巻いたりしても、下半身を保温する役には立たず、特に自転車を漕ぐ時に腿が寒いのはどうしようもありません。独り暮らしの身で誰に見られて差し支えがある物でもないですから、男34歳、新潟県に来て9度目の冬にして、とうとう股引を穿くことにしました。 昨夜完成したCGは今日の宵のうちにtryさんにメールでお贈りし、引き続いて当サイトでの公開作業にかかりましたが、私にはよくある事で題名が決まらず、ああでもないこうでもないと考えに考えて、ようやく題名を捻り出しました。elfのゲームキャラのCGなのに、後先考えずにLeafのゲームから取った題名を付けてしまって、もし将来「WHITE ALBUM」のキャラで「POWDER SNOW」そのものの場面を描いたら、どういう題名を付けることになるのでしょうか。 (12月13日アップ) |
12月8日(月)〜11日(木)
「卯月学園」で開催されている「愛ちゃん祭り」(私としては、いい歳して いくらゲームの女性キャラでも「○○ちゃん」とはあまり呼びたくないのですが((まして「○○タン」は論外))、主催者のサイトでの表記に準ずることにします)に参加するCGのネタ出しは、さほど苦労なしにできました。祭りが話題になっていた頃、居合わせた人が「CGならこんなシチュエーションは?」と発言したのを思い出してみると、なかなかイケそうで、しかも参考にできそうなイラストが手元にあることに思い至ったのです。題材が決まったので、9日の夜から制作に着手しました。 今回のCGの制作にあたっては──寄贈するための作品にこういう事を言うのは礼を失するという批判は覚悟していますが──いかに短時間で制作できるかに挑戦する、という目標を設けてみました。祭りが始まってから制作を始めたという時点で既に出遅れすぎですから、少しでも早く制作したいですし、こういった作品の制作ということについてもう一つ、前から折に触れて考えることがあるからでもあります。そのことについては以前の日記に書いたので、ここでは繰り返しません。 そういったことで制作を急ぎ、11日の深夜に完成しました。残業もある平日の夜3晩で、ラフ画ではなく背景もあるCG1枚を制作したのは、私としては早く完成できた部類に属すると思います。 (12月13日アップ) |
12月7日(日)
昨夜のチャットで、毎年の事ながら水野友美主演のクリスマスCGと年賀CGのネタ出しに苦労していると言ったら、とても友美らしい、しかもあまり資料収集に苦しまずに済みそうな題材を提案されました。助言をくれた人に感謝しつつ、クリスマスCGはこれで行くことにしようと決めました。しかし昨夜 夜更かししすぎたために午後まで寝てしまったせいか、クリスマスCGやKanonSSの制作といった創造的な作業に乗り出すほど高揚した気分になれません。それで今日は低調な気分でもできる作業をすることにして、まず日記を更新します。 日記を更新しながら巡回していると、先月後半から「愛ちゃん祭り」を開催するという話が出ていたサイト「卯月学園」で祭りが始まり、参加作品(目下CG3点:掲載順に音羽坂さん、めぎゅさん、藤咲はじのさん)が公開されているのを見ました。そしてその最後には「まだ間に合うのでCG募集してます」とも。 公開されているCGを見ると、やはり私の腕ではこれらの人たちに肩を並べる作品は制作できそうにないと思ってしまうのですが、それでもこれはオフィシャルサイトなどで開催されるコンテストではなくて、オンライン・オフラインでお知り合いになった人のサイトで開かれた祭りであり、それならばCGの出来栄え如何よりも参加することに意義があると思ううちに、今からでもCGを制作して祭りに参加しよう、という気が起こってきました。 (12月13日アップ) |
12月6日(土)
新作のKanonSSを打鍵して公開したいからといって、日がな一日パソコンの前に座り込んでいても、打鍵が進まないものはどうしようもありません。それで今日は少し気分転換の意味も込めて、いろいろな用足しのために新潟市までちょっと遠出します。まず冬コミのカタログの購入。今年の冬コミも昨年と同様、12月28日から30日までの3日間の開催で、Leaf&KeyとギャルゲーPCは3日目の配置になっています。それがわかったので次は交通手段の手配、いつものように夜行高速バスを予約します。バス会社の窓口で予約しながら端末の画面を見ると、出発日までまだ20日以上もあるのに、私が取れた席は2台目の最後の空席だったようでした。定時に池袋に到着すれば午前6時前に有明入りすることができるこの夜行高速バスは、コミケ参加には最高の交通手段だと、利用するたびに私は感じていますが、それと同じ事を新潟県中のコミケ参加者が考えているのに違いありません。 次の買い物。今年もそろそろクリスマスCGと年賀CGのネタ出しを考えないといけない時期になってきましたが、いくら世にも稀な水野友美萌えCGサイトの管理者としては年賀CGには友美の晴着姿を描くのがネットにおける自分の存在意義だからといって、サイト1年目と3年目の年賀CGに全く同じ柄の晴着を描き、このままだと4年目も同じことになりそうだというのは、絵描きの端くれとして決して満足すべき事態だとは思っていません。といって他の何も真似ずに自分で晴着の柄を考えて描けばどうなるかは、今年の年賀CGに描いた川名みさきを見ればよくわかります。 というようなことを先日チャットルームで言ったら、年末になると着物の本が書店の婦人コーナーに出るから1冊買っておくといい、というアドバイスをもらいました。 そこで本屋の婦人コーナーで、成人式に晴着を着ようという女性を対象にしたらしい「振袖入門」という本を買ってみました。友美とその相方になる女性キャラに着せる晴着ですから、留袖(≒既婚女性の着物)を描く予定は今のところありません。 実は、友美にどんな晴着を着せるかよりも、ある意味でもっと深刻な問題があって、それは「描きたい相方が決まっていない」のです。思い出してみれば今年の前半は、けっこうなペースでゲームをプレイしていたはずなのですが、次から次へと片づけていったせいでしょうか、去年の みさきに匹敵するほど「萌えた」と言えるキャラがいないばかりか、「このキャラと友美のツーショットで年賀CGを描こう」と思うくらいの好感を覚えたキャラもいません。ならば権威ある賞のように今年は「該当者なし」として友美1人だけ描くことにしてしまうか、しかしそれも味気ないものです。
それから電器屋で、最も安いポータブルCDプレイヤーを買いました。私がパソコンを使う時は、ゲームをプレイする時以外はほぼ例外なくCDを聴いているのですが、ずいぶん前にポータブルCDプレイヤーが壊れてからは、CDを聴くのにはパソコンのCD-ROMドライブを使っていました。しかしパソコンで音楽CDを再生するというのは、2号機のWindows98上でWinAMPを使っていた一時期にはこんなことがあり、3号機のWindowsXPについているWindows Media Player8でもこういうことがあるという具合で、音楽CDを再生するだけの機能しかないCDプレイヤーに比べると、ハード・ソフトともに多機能すぎて逆に最も基本的な安定性に欠けるような気がします。音楽CDを聴くのならば、実はPlayStationまたはDreamCastという伏兵もあるのですが、私が今持っているテレビのイヤホン端子がモノラルしかも左側だけ出力なので、クラシックのCDをかけても左からしか聞こえてきません。 それで、とにかく音楽CDを聴く最低限の機能だけがあればいいと割り切って、最も安いポータブルCDプレイヤーを買い求めたのですが、値段は5000円でした。なぜもっと早くこれを買うことに踏み切らなかったのか、自分自身を理解できません。 音楽CDといえば、時間的順序は逆になりますが、冬コミのカタログを買った店で「Leaf Vocal Collection Vol.2」を買いました。 Vol.1を買ったのは、その日のウェブ日記にはそうと書いてありませんが昨年5月のオフ会上京の時で、収録されている「ToHeart」「WHITE ALBUM」「こみパ」のボーカル10曲は、仕事中でも頭の中に流れてくるくらい聴き込んでいます。 Vol.2に収録されているボーカル曲の、ゲームとしてのタイトルは「まじかる☆アンティーク」DreamCast版「こみパ」「誰彼」「うたわれるもの」そしてToHeart(「あたらしい予感」の英語版)、つまりほとんどの曲は、ゲームのBGMとしては聴いていません。ですから個々の曲への思い入れはあまりないのですが、どこで聞いたのでしょうか、「買わないで後悔するよりも買って後悔しろ」という格言に共感する精神構造を持っている私としては、物は試し、買ってみることにします。 それと、これはもう発売されたのでしょうか、それとも近日発売予定なのでしょうか、CDを買った時に「Leaf Vocal Collection Vol.3」の販促ポスターをくれたのですが、これに収録されているゲームタイトルは「Routes」と「天使のいない12月」らしく、ここまで来るとさすがの私でも食指が動きません。 帰宅したのは、腰を据えて創作活動を始めるにはやや遅い時刻でしたが、昨日改訂した「500円玉20枚」に続いて、今日と明日とでKanonSS「みさかかおり」を改訂・公開することにしました。 かれこれ1年半も前に公開した時には、当時の私にとってKanonSSを制作するのが初めてのことだっただけでなく、推理小説仕立ての文章を制作するのも初めてのことだったので、問題編と解答編に分けて、解答編を少し遅れて公開し、読者の反応を探ってみるということもしました。でも今度は新作でなければリメイクでもなく改訂にすぎないので、そういう凝ったことはせず全体を1つの文章にして公開します。 それでも「500円玉20枚」の改訂と違って、4号館2号室に新しい項目を設けたのは、改訂が「ほんのわずかな語句の修正」の域を超えているからですが、具体的にどこをどう改訂したのかは、ここで述べるつもりはありません。 推理小説仕立てのSSの、トリックの根幹に関わる改訂部分の内容をここで述べてしまっては、SSを決定的に台無しにするネタバレになりますし、それに改訂した内容を具体的に述べることは、制作当時の私の頭の固さを告白するに等しいですから……。 (12月8日アップ) |
12月最初の週末、あるいは今年の最後から4つ目の週末を迎えるに際して、この週末は久々に文章系の新着コンテンツを増やそうと思っています。
第一は少し前に思いついた小ネタで、私が考えつく最も多くの人に読んでもらう方便であると思う、「KanonSS」の体裁を取らせる目処がようやく立ってきたものです。 ところが、ではいざ打鍵開始と改めてキーボードに向かうと、まだ充分にプロットを固めていない現段階では、たちまち手が止まってしまいます。書き上げて100ラインに達するかどうか、勢いだけが勝負のような小ネタなのに、これでは先が思いやられますが、ネタはもう少し寝かせることにして、今夜は、これも公開してから気になっていた点があった「500円玉20枚」を、ほんの少しだけ改訂することにしました。 (12月7日アップ) |
世間のニュースを収集する方法として、週末に図書館へ行って一週間分の新聞を読むことを、就職して親元を離れてから数年間続けてきましたが、週末の2日のうち最低でも丸一日を、図書館へ行って新聞を読むことだけで費やすのは、我ながらあまりにも時間の浪費に感じられるようになってきました。
しかも11月は、9日に図書館へ行って3日の記事あたりまで読んだのが最後で、それ以来3回の週末、新聞を読んでいませんから、読んでいない新聞がほぼ1ヶ月分溜まっていることになります。これを消化しようとしたら年内の全ての週末を費やしてしまうと思うに至って、もう図書館へ新聞を読みに行くのは止めよう、と決心しました。溜めれば溜めるほど消化作業の意欲が失せる、ちょうど(8字削除)と同じです。 そういうわけで週末に図書館で新聞をまとめて読むのは止めて、ニュースの収集は夜寝る前に新聞社のウェブサイトをちらっと眺めるだけにすることにしましたが、2日の夜にウェブサイトを見ると、11月29日に在イラク日本大使館の職員2人とイラク人運転手の3人がイラク北部ティクリート付近で車を銃撃されて死亡したというニュースが載っていました。 第一報は2日の夜にはトップページから流れ落ちていて見られませんでしたが、その後のニュースで、殉職した参事官(当時)が外務省ホームページに連載していた「イラク便り」に言及があったことから、この夜はその イラク便り をずっと読んでいました。 11月12日にイラク南部ナシリヤで、イラクに対して直接武力行使していないイタリア軍部隊に対する自爆テロがあって以来、イラクに対して直接武力行使していず、しかもキリスト教国でない日本の自衛隊も、イラクへ派遣されればテロ攻撃の目標になる可能性がある、という論調が勢いを増してきているようです。その論調の筆頭にあると思われる新聞社の、トップページから直接リンクしていない社説を読んでみましたが、思い出すだけでも気分が悪くなるので多くは語らないことにします。せいぜい、「今のイラクは危険だから自衛隊は行くなと言うのなら、その新聞社の取材チームもさっさとイラクから逃げ出してはいかがか、そして今後その新聞に掲載するイラク関連の記事は、全て社内で捏造してはいかがか、いつだったか石垣島の珊瑚礁に傷が付けられたという記事を捏造した時のように」とでも言ってやることにしましょうか。 (12月7日アップ) |
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