2001年7月後半の日記
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7月31日(火)
ちょっとタイミングがおかしいですが、29日のNHK大河ドラマを見ていて思ったことがあります。
前にも書いたように、どうも今年の脚本は、北条時宗を綺麗に書きすぎているのではないかという気がしていましたが、22日の放送で時宗が兄時輔の討滅を命じ、29日の放送で時輔が時宗に宛てた書状を時宗が読んで打ち拉がれる場面を観るにつけて、やはり、という気がしました。
邪推かもしれませんが、正妻が最初に産んだ男子であるだけの理由で北条家得宗の地位を相続した時宗と、父時頼の長男でありながら妾腹であるがゆえにずっと日蔭に置かれ続けていた時輔との間が、あんなに爽やかだったはずがないと思います。時輔は最後まで、折あらば時宗に取って代わろうという野心を抱き続け、それを充分に知っていた時宗は、折あらば時輔を誅滅して後顧の憂いをなくそうとしていた、その方が正史に近いのではないでしょうか。
兄弟の確執という点に関しては、去年の「葵徳川三代」での、徳川家康の三男秀忠と六男松平忠輝そして秀忠と松平忠直(2代目福井藩主、父は家康の次男結城秀康)、降って3代将軍徳川家光と駿河大納言忠長の、確執に満ちた描き方の方が、真実味があったと思います。
いやな言い方をすることを許してもらえるなら、よく「血は水よりも濃い」と言いますが、私に言わせれば「血は水よりも濁っている」のです。なんてことを思うのは私が、兄が弟を逆恨みから徹底的に憎悪する、という筋の小説を書いたからでしょうか。
だいたい時宗は「戦はしない」と常々言っていながら、名越教時に陰謀の疑いありと見るや否や躊躇なく先制攻撃に打って出て、名越流を誅滅します。穿った見方をすれば、それを視聴者に対して正当化するために、名越教時をああいう、何かある度にチンピラみたいな態度で時宗に絡む、小悪党のような役に造形したのではないか、とさえ思えます。
そうして名越流だけでなく、京都の反幕勢力と結びついていると睨んだ時輔を誅滅した後、時輔が服部正左衛門に託した書状を読んで打ち拉がれている時宗に、たしか安達泰盛が言った「上に立つ執権がふらついてはならない」という言葉には、深くうなずきました。
執権たる時宗が六波羅探題の義宗に命じて時輔を討伐させた後、それを過ちだったと言って後悔していたのでは、時宗の命令に従って動いた義宗の立場がなく、ましてその戦闘で戦死した兵士たちは浮かばれない。実はこれと同じことが、もうすぐその季節がやってくると思うのは私だけでしょうか。
──命令に従って出征し、戦地に斃れた兵士たちが、一朝にして英霊から侵略者の走狗へと転落し、彼らを祀った場所に歴代首相が参拝することすらかなわない、ということが。
年中行事の一つと化したこの論争は、ある新聞社を始めとする、戦後平和主義に毒された一部の反政府勢力が起こした蠢動であり、それがいつの間にか北京政府の外交カードとして利用されているのだ、という指摘を最近目にしました。
そしてまた最近では、とかく物議を醸す言動の多いある閣僚が、一閣僚の立場にありながら外国政府に追従するようにして、首相を掣肘しようとしているとか……。閣僚としての資質、なかんずく日本国の国益を代表して行動すべき外務大臣としての資質に大きな疑問を抱かせずにはいられない言動が多いにもかかわらず、そればかりか就任早々、立法府に不当に干渉したことが表沙汰になって、本当ならこの時点で更迭されていてもおかしくないと思うのに、大衆に人気があるために何をしても更迭されないという幻覚に甘えてのさばり返っているように見える、私の地元選出の某閣僚。
……まあ、このくらいにしておきましょうか。

7月30日(月)
昨日投開票が行われた参議院選挙は、小泉首相の個人的人気に支えられたような形で自民党が議席を増やしたそうです。
今だから言いますが、私も不在者投票した時、選挙区(個人名)比例区(個人名または政党名)とも、自民党および自民党公認候補に入れました。その理由は、「やっと自民党がやる気を出したな」という積極的支持と、「自民党以外の政党には任せられないから」という消極的支持の両方と言っておきます。
しかしだからといって、自民党の、いや小泉内閣の政策の全てを無条件に支持しているわけではありません。以前から特に強く思っていることは、小泉首相の長年の持論とされる「郵政民営化」に異議あり、ということです。
郵便・貯金・簡保の郵政3事業、いずれも民営でできることだから国がやる必要がない、というのが小泉政権および多くのマスコミの論調になっていると思います。その論法でいくと、国がやる必要があるのは外交と軍事と、あとは皇室だけ、ということになると思います。外交をやる主体を指して国と呼び、国際法上軍事力を保有・行使できるのは国に限られていますから。つまり民間団体がパスポートを発給したり外交使節を派遣したりすれば、その団体は外国からは国と呼ばれることになり、あるいは民間団体が武装して外国の軍隊と戦ったら、武装ゲリラと同じ扱いになって、戦時国際法や交戦法規が適用されません。
しかし民営でできることを全て民営でやるとしたら、民間企業の行動原理は採算性が全てなのですから、採算が合わないものは片っ端から切り捨てられるでしょう。そうなれば地方はどんどん不便になります。
今は東京都23区内から23区内へ出した郵便も、沖縄県の南大東島や鹿児島県のトカラ列島から小笠原の母島へ出した郵便も、通常郵便物であれば同じ料金で送れます。しかし採算第一の民営になって、南大東島から母島への郵便が23区内発着の郵便と同じ料金で送れる保証があるでしょうか。割高になるだけならまだしも、採算性次第では取り扱いをしなくなるかもしれません。だいぶ前の記憶なのでうろ覚えですが、大手宅配便業者の配送区域に、北海道のある町が含まれていなかった記憶があります。
国営事業の民営化の例として、鳴り物入りで発足したJRグループだって、すでに東日本・東海・西日本3社と北海道・四国・九州3社で採算性の差が、運賃の差になって現れてきています。

締切が31日の午前3時、つまり実質的には今夜半が締切である下級生リレーSSですが、仕込みのために「こみパ」の高瀬瑞希シナリオを終了することなど全然できませんでした。
こんな状態で、ただ「締切に間に合わせる」事だけにとらわれてやっつけ仕事をするくらいなら、土壇場ででも申し出て締切を延ばしてもらうか、いっそパスして次の順番の時に納得のいく文章を書くというのも可能な選択肢ですが、私は今回は締切延長はせず、もちろんパスもせず、締切に間に合わせて文章を投稿して担当を終えました。ですから典型的なやっつけ仕事、出来栄えは期待してもらうだけ無駄です。
このように締切が迫って、納得のいく創作活動ができそうにない時、納得のいく作品ができるまで締切を延長してもらうか、それとも私のように締切に合わせた程度の作品を作るか、これはリレーSS参加者の姿勢というより、広く創作活動全体に携わる人に言えることでしょう。
ちょっと適切さを欠く言い方かもしれませんが、前者は芸術家的姿勢、後者は職人的姿勢と言えると思います。
もちろん納得のいく出来栄えの作品を、締切に間に合うように制作できれば、それに越したことはないわけですが、往々にしてそうもいかないのが現実。そうなった時、納期=締切を守る方を優先するのは、もしプロの制作者であれば、納期を守ることは信用に直結しますから、それが当然ということになるのではないでしょうか。
とは思うものの、どうもゲーム業界という世界は普通の業界と違って、納期の遅れが日常茶飯事の業界のような気がしてなりませんが……。
それはそうとして今回私が、今までにないやっつけ仕事をしたのは、今までのいつにも増してパスだけはしないことが至上命題だったからです。それは制作余話にも書いたとおり、目下続いているエピソードとそれがもたらしている迷走状態に、私自身の手で終止符を打ちたかった、この一点に尽きます。
文章の出来栄え、そういうやっつけ仕事をした私の姿勢、あるいは私が今回そんなやっつけ仕事に踏み切った動機について、今のところ反響はありません。
ともあれ、これでまた一つ肩の荷が下りたので、次に計画している創作活動に本腰を入れることにします。
(7月31日アップ)

7月29日(日)
今日は朝から長岡市へ行く用事があったので、昨夜はテレホタイムのネット活動もせずに寝ましたが、すると夜明けと共に目が覚めたので、出かける前にサイトの更新をします。
今朝の更新は、そこつやさんからいただいた暑中見舞CGの公開です。
CGのコメントにも書いたように、私は最初期の作品「高原の夏・友美」以来ずっと、夏に描くCGに女の子の水着姿は描かないという方針を堅持してきたのですが、3年目にしてそれを放棄したちょうどその時に、私のCG制作活動の原点を振り返らせるようなCGをいただくというのは、思えば不思議なことです。

今日は参議院選挙の投票日ですが、朝から長岡市へ行く用事があったので、前もって不在者投票を済ませておきました。
長岡市での用事は昼前に終わったので、郊外の県立近代美術館で開催中の「エルミタージュ美術館名品展」を見に行きました。
ロシア第一、世界でも指折りの美術館であるエルミタージュ美術館の展覧会は、数年前に東京で開催された時にも見に行ったことがあります。その時はルネサンス期のヨーロッパ美術の展示でしたが、今回は「生きる喜び。」と題して、先史時代の工芸品から19世紀の絵画まで、地理的にも都市景観図が描かれたサンクトペテルブルクから、壁画が採取された敦煌、さらに魚をかたどった石器が出土したイルクーツク州にわたる、幅広い展示品が出展されていました。
紀元前5世紀頃の黒海北岸に居住していたスキタイという騎馬民族は、彼ら自身は文字による記録を何も残さず、文献的な記録は同時代のギリシャ人による記録が残っているだけですが、彼らが残した金細工品は有名です。凡百のファンタジーRPGによくある、墳墓を盗掘して副葬品を略奪するというシナリオは、彼らの遺跡から連想したのでしょうか。
時代ははるかに降って、女帝エカチェリナ2世(在位1762〜1796)時代のサンクトペテルブルクの都市景観図には、画家による標題が書き込まれているものがありますが、それを見るとロシア語とフランス語が併記されています。ロシア語は当然としてなぜフランス語が、と今の私たちは思いがちですが、当時ヨーロッパ一の大国はフランスであり、ドイツの諸領邦やロシアの宮廷では、貴族同士は日常会話にもフランス語を使っていたと、どこかで読んだことがあります。今の日本で、何にでも英語を併記するのと同じですね。

夕方帰ってくる頃には、何だか気分的にひどく疲れていて、大河ドラマの放送が終わる午後8時まで起きていられそうにもなかったので、タイマー録画をセットして早々に寝ようと思いましたが、テープを入れて頭出ししようとすると、ビデオが故障しています。
そこで急遽電器屋へ行き、今まで使っていたのと同じ大きさのビデオ一体型テレビを買い求めます。
今まで使っていた機械は、テレビの部分はまだ故障していないと思うのですが、ビデオ一体型テレビをぴったり収納するように棚を組み立ててあるので、テレビと別にビデオデッキを置く場所がありません。それで今までのテレビと棚の大きさを測っていって、棚に収まる大きさのに買い替えることにしたのです。
新しく買ったのは14インチのダブルチューナー(裏番組が録画できる)で、Gコードつきで24700円でした。今までのテレビと大きさ・性能ともそう変わらないのに、今までのを6年前に買った時の値段が46800円だったので、家電製品はどんどん値下がりしていくのがよくわかります。
帰ってくると7時を過ぎていたので、取りあえず大河ドラマは前のテレビで観て、大河ドラマが終わってから新しく買ってきたテレビを設置し、前のテレビは家電リサイクルで引き取ってもらうために段ボール箱に詰め終わると、もう夜も遅くなっています。
さて……リレーSS、期限まで一昼夜ですが、間に合うのでしょうか?
(7月30日アップ)

7月28日(土)
今日も晴れているので、午前中から市営プールへ出かけます。行ってみると、夏休みが始まっているからでしょうか、20日以前の祝日・週末に比べて空いています。
まあ体力増進のためにわき目もふらずに泳ぐのなら、空いている方が都合がいいに決まっていますが、他の目的があるとすると、あまり閑散としたプールは考え物です。それなら人で賑わっている海水浴場へ行けばいいようなものですが、どこへ行くにも単独行動しか取れない私の状況では、荷物を人に見ていてもらうわけにいかないので、市営プールと違ってコインロッカーのない海水浴場へは行けません。
こうやって市営プールで見てきた記憶に基づいて、最新作「市民プールの夏」を描いたわけですが、その際にはただ単に私の趣味を前面に押し出しただけではなくて、先日の日記あるいはCGのコメントで書いたように、「現実の学校のプールまたは市営プールならこうであるはず」という、しかしゲームのCGやイラストでは故意に無視されているような点を、はっきり表そうとしたつもりです。
何度も繰り返すのも何ですが、学園ものギャルゲーの、女の子が水着を着てプールで泳いでいる場面で、水泳帽をかぶっている絵を見たことはありますか? 私は一度もありません。
もし、髪で描き分けているキャラが水泳帽をかぶったら描き分けられなくなる、なんていう理由で水泳帽をかぶらせていないのだとしたら、それはプロの原画作家としての力量と見識を疑われても仕方がないでしょう。一介の菲才なアマチュアに過ぎない私でさえ、「ヘアバンドを外して水泳帽をかぶった水野友美」と「リボンを外して水泳帽をかぶった鳴沢唯」を描こうと努力したのですから。

プールから上がってから、献血ルームへ行って成分献血をしてきました。
3月まで住んでいた市には、休日に開いている献血ルームがなく、職場に献血車が来た時にしか献血(それも全血)ができなかったのでしたが、今住んでいる市の献血ルームは、年末年始以外は休日でも開いています。そのことに気づいてからは積極的に献血しようと心がけてきて、今日の献血で通算100回に達しました。
前にも書いたようにこの献血回数のカウントには、成分献血と400cc献血が始まった昭和61年から平成7年まで、それらの普及を図るために、成分献血1回を3カウント、400cc献血1回を2カウントと数えていた、というトリックがあるのですが、それを勘定に入れても同年代の平均に比べたら回数は多い方だと自負しています。
ともあれ献血100回で表彰されることになりましたが、私は平成7年以前の旧表彰規定の時代に献血50回で金色有功章を受章しているので、今度の100回では記念品を後日郵送するとのことです。

献血をしてから、さらに繁華街のゲームショップへ行って、先日からお知り合いの方の間で話題になっていた、シルキーズの新作ゲーム「愛しの言霊」を買いました。
買ってはみたもののすぐにプレイできる当てもないのが現実なのですが、初回特典というのでしょうか、ゲームのBGMをアレンジした音楽CDが入っています。帰ってから封を開けて、音楽CDをかけてみると、これはなかなかいい雰囲気です。
ゲーム本体をすぐにプレイするかどうかは別として、サイト更新作業の際のBGMには良さそうです。
ちなみに、同じ売場にはお知り合いの方が絶賛していた、アリスソフトの「Only You」も平積みになっていましたが、こちらは今のところ保留にしておきます。
(7月30日アップ)

7月26日(木)〜27日(金)
暑中見舞CGの制作と配信が終わって一区切りつきましたが、「88らいぶらりぃ」が8月1日で開設3周年、「桂芳恵精神病棟」が8月19日で開設4周年と、お知り合いの方のサイトの節目の日が続きますし、幸いなことにネタもいくつも上がってきているので、まだまだ暑さに怯んではいられません。

そうしているうちに、また「下級生リレーSS」の順番が回ってきました。
前回私が担当した時に、ルール違反を承知で放った大型爆弾によって、最終的に主人公と結ばれるヒロインが急速に絞り込まれてきた観がありましたが、その後そこつやさんの回から、奇妙な迷走状態が始まった様子が見受けられます。今の雰囲気は、ストーリーの一時的な滞留状態から発した弛みと呼ぶには、いささか抵抗を覚える雰囲気に陥りつつあります。
そうなると私としては、偽善者ぶっていると貶されようとも、「下級生の二次創作」に話を引き戻す役を買って出る必要がある、と考えます。
しかし、差し当たってそのために必要な「仕込み」というのが、実は「こみパ」の高瀬瑞希シナリオを完了すること──だと自分では思っているのですが、さて、どうしたものでしょうか。
先日初プレイで猪名川由宇シナリオを完了した時の、シナリオ後半の流れだけでも、だいたい瑞希シナリオがどんな流れになっているのかは想像がつかないわけでもないのですが……。
しかも、「その路線で構想してみる」とリレーSS参加者の掲示板で発言すると、「前の人の話を受け継いで展開させるだけではリレーの面白味がない、もっとひねった展開を800さんには期待している」というような意見が寄せられます。
私はそれができるSS作家であると期待されているとしたら、満更ではないのですが、その期待に応えられるかどうか、です。
それに期限は31日未明です。週末を挟むとは言え、仕込みのための瑞希シナリオのプレイに時間がかかりすぎて、リレーSSの方が期限に間に合わなくなったら本末転倒です。
最低限、「パスしない」事だけを目標にしていきましょう。
(7月28日アップ)

7月23日(月)〜25日(水)
19日の項に書いた、フレッツISDNの接続番号が変わったことですが、21日だったかに日本テレコムから案内葉書が来て、やっと真相が判明しました。
つまり、市内通話をマイラインプラスで日本テレコムに申し込んであったのが、7月17日(時刻までは不明)から利用開始となり、それまでNTT東日本で接続していたフレッツの個別番号(025*-**-****)に接続するには、122-0036-025*-**-****とダイヤルしないと接続できなくなっていたのでした。

このところ全国的に、熱中症で死者が出るほどの炎暑が続いているようですが、新潟県もかなりの猛暑です。
帰宅してからも暑さが和らがず、寝るまでの間に、薄めたスポーツドリンク(*)を2リットル空ける毎日です。冷房がないので少しでも涼しくしようと窓を開けていると、大小の昆虫──体長3cm以上の甲虫、蛾、ウンカ、蠅、蚊──が灯りに誘われてデスクの周りを乱舞します。デスクに向かう時には、蚊以外の虫を潰さないように気を遣いながら、蚊を潰すために感覚を研ぎ澄まさなければなりません。
それというのもアパートの、私の部屋だけ、窓の網戸が1枚外れているから……夏になる前に、大家に言って直してもらうべきでした。

昨日カタログを買ってきたコミケへは、同人ソフトを扱うサークルが配置される10日から参加することにしました。12日まで東京に滞在して、13日は朝から出勤です。
それで23日の午前中に、8月10日の有休を取ると、私がいちばん気に入っている交通手段、すなわち9日と12日の夜行高速バスを予約しようとしましたが、まだ2週間以上あるのに往復とも満席です。第2候補の夜行快速列車も、高速バスより定員はずっと多いはずなのに往復とも満席でした。
なんだか、新潟県中の同人誌・ゲームファンが、予約開始と同時に押さえてしまったようです。

23日からは暑中見舞CGの制作に、仕事に割く以外の全力を傾倒しています。暑さにめげず夜更かしした甲斐があって、25日の夜半前に完成したので、今夜中にお知り合いの方々にお贈りするとともに、サイトで公開することにします。
先日制作した「走れ美雪」、飯島美雪の陸上部ユニフォーム姿のCGというのが、贈り先の「そこつやの館」に1枚もないだけでなく、後で気づきましたが、下級生系サイトの中では「美雪萌えサイト」として名高い「TR中央線卯月町駅」にも、管理者KKSさんが描かれたCGは1枚もないくらい、意外な盲点になっていたようです。
そこで今度の作品では、鳴沢唯のスクール水着姿を私の趣味モロ丸出しで描いたのですが、ネットで唯萌えCG画家と言えばこの人の名を挙げないわけにはいかない、「越後屋」やまさきさんは果たしてこの題材で描いておられるだろうかと、CGを仕上げてから見に行ってみると、スクール水着姿の唯CGは1枚もありませんでした。
やまさきさんのCGには唯の水着姿は決して少なくないのですが、その中ではワンピース型よりもツーピース型の方が多いようです。
これは結局、やまさきさんと私の趣味の違いということになるのでしょう。
あのやまさきさんですら1枚も描いていない題材ですから、公開したら、世が世なら一大センセーションを起こすかもしれません。
──ええと、一応念のために断っておきますが、私としては、友美の水着姿の方がメインですからね、今回の作品は。
(*)市販のスポーツドリンクは高いので、スーパーで5袋1箱で売っている粉末を買ってきて、1袋が1リットル用の粉末を2リットルのペットボトル一杯の水に溶かし、冷蔵庫に入れておきます。あの粉末の大半は糖分ですから、糖分を摂りすぎないように工夫しているつもりです。
(7月25日アップ)

7月22日(日)
昨夜はまた、今朝と言った方がいいくらいの時間帯までサイトの更新をしていましたが、今日は昼頃起きます。
それからふと思い立って、町のゲームショップへコミケのカタログを買いに行きました。
コミケのカタログは冊子体とCD-ROMとがあって、CD-ROMの方が安いのですが、ノートパソコンを持っていない私としては、会場で開いて見ることができる利便性には代え難いので、今回も冊子体の方を買います。
今年の夏コミも去年と同様、ギャルゲー系のサークルが出る3日目(8月12日)が私にとってのメインになりますが、3日目の配置を見ると、ギャルゲー系のうちLeaf系とKey系だけが東地区の南側、他のゲーム系は西地区となっています。どういう意図でこのように配置したのかわかりかねますが、東地区と西地区をつなぐ通路の移動が、大変なことになるのは想像に難くありません。
Keyと言えば一世を風靡したあのKanonと、それに続くAIRとで今いちばん有卦に入っているゲームメーカーですが、その前身Tactics時代のONEも合わせると、この3タイトルに関わる同人誌を出しているサークル数は800以上にもなります(タイトル毎の内訳は、私自身ONEとAIRを未プレイなので、サークルカットのキャラ絵からの判断ができないため、ここには記しません)。
一方Leaf系のサークルは総数約600というところですが、内訳を見るとToHeartが約220で3分の1以上、DreamCast版が出ると言われている「こみパ」が約140、今もって人気の衰えない「痕」が100余り、こみパ以後のゲームでは「まじかる☆アンティーク」約20、最新作「誰彼」約40といったところです。ToHeart系は前回189でしたが、2日間開催の冬コミに対して夏コミは3日間開催であり、全サークル数はごく大雑把に5割増と見ると、AIR系サークルの数と比べてみても、どうもLeaf人気は過去の遺産のような気がしてしまいます。
といってもエルフ系サークルの寥々たる数に比べたら、Leaf人気はまだまだ衰えてなどいません。サークルカットと配置からエルフ系と判断できたサークルは、わずか18(前回12)でした。しかも新作を扱ったサークルが少ないことといったら、サークルカットに遺作・臭作・鬼作を描いてあると判断できたサークルは一つもありませんでした(仮に本を出していたとしても、ああいうキャラをサークルカットには描きたくないんでしょうかね、やっぱり?)。
前回の冬コミから注目し始めたアリス系サークルですが、まず総数が前回の34から90へと急増しました。内訳も大幅に変わって、新顔の「夜が来る!」が24を占めています。それと前回はほとんど目につかなかった「ぱすてるチャイム」もDiaboliQueと肩を並べるほどに増えましたし、お知り合いの方が復刻版の発売を心待ちにしている「Only You」も顔を出しています。しかしゲームの復刻版が出た割には、アトラク=ナクアは増えていませんでしたが、なんにせよ新作が出たために勢力分布が変わり、しかもサークルの総数が増えるということは、新作のファンの中から同人誌界に新規参入した人が多いことを表していると見られます。

と、いつまでもコミケカタログを読み耽っているわけにもいかないので、「そこつやの館」に寄贈するCGの制作を再開し、大河ドラマによる中断を挟んでテレホタイム前に完成しました。
メールでCGをお贈りしてから公開の準備に取りかかり、今夜の更新で公開とします。

7月21日(土)
今日もまた晴れていますが、昨日徹夜明けで外出して暑気あたりしたのに懲りたので、今日はどこへも出かけないことにし、暑中見舞CGの制作に専念することに決めます。
しかしその実態はというと、徹夜明けで気力が減退したままなかなか作業に取りかかれず、その挙句には朝飯の後で昼頃まで寝ている体たらくです。
今朝方「そこつやの館」のチャットルームで管理者のそこつやさんと話していて、そこつやの館25万HIT記念CGをなるべく早くお贈りする(この日記を打鍵している時点で、カウンタは255000を超えています)と約束したので、CG制作の優先順位を変えて記念CGを先に制作することにし、その資料収集のために午後から図書館へ行きます。
そこつやさんのお気に入りのキャラは、ゲーム「下級生」では飯島美雪・結城瑞穂・神山みこ・持田真歩子・南里愛と前から伺っていましたが、私は今までに15万記念に瑞穂とみこ、20万記念に真歩子を描いているので、そうすると次は美雪and/or愛です。
美雪も愛も今まで一度も描いたことがないので、「苦手キャラを作らない」こともCG画家の資質の一つと思うことにして、この二人のどちらか──どちらかというと美雪──を描こうと思いましたが、何となく制作を後回しにしているうちに、なりぽしさんが25万記念に美雪を描いて寄贈してしまいました。
先を越されたな、と思いましたが、その後間もなく、「そこつやの館」に公開されているそこつやさんご自身のCGと寄贈されたCGを見ていて、あることに気づきました。美雪というキャラをご存じの方なら、言われれば「あっ、そうか!」と膝を打つようなことです。
それに気づいた時点で「勝算あり」と判断したので、今朝方そこつやさんにも約束し、制作に踏み切ったのでした。

さて図書館から帰ってくるとすぐに原画を描き始め、夜も夜とてチャットしながら制作を進めていきますが、チャットが散会になった後で巡回すると、H.Saitouさんから寄贈された暑中見舞CGが公開されているサイトがあります。
当然思いつくことは決まっているので、メールチェックすると、私にもH.Saitouさんから暑中見舞CGが届いていました。
そこでCGの制作は一時中断して、H.SaitouさんからいただいたCGを公開する作業に切り替えます。
感覚的には21日にいただいた作品になるのですが、更新完了が遅くなりそうなので、更新日は22日としておきます。
(7月22日アップ)

7月20日(金)
昨夜は久しぶりに、あちこちのサイトを巡回して掲示板に書き込みをし、そして午前0時頃からチャットルームへ行きました。
そして、「そこつやの館」のチャットルームを午前2時台にいったん抜けた後、「同級生FanPage」のチャットルームで午前5時まで話し込み、それからまた巡回していて「そこつやの館」に立ち寄り、またチャットルームに人がいるのを見つけると、再び入室して午前9時まで話し込みました。
私が「そこつやの館」のチャットルームの常連の仲間入りをしたのは一昨年の12月頃でしたが、その頃はフレッツISDNのような常時接続サービス(と言いますか完全定額制のインターネット接続サービス)が普及していず、いわゆるテレホーダイが適用されなくなる午前8時をもってチャットは打ち止め、という暗黙の了解があった気がします。
フレッツISDNやフレッツADSL、あるいはケーブルテレビといった、24時間完全定額制のインターネット接続サービスが普及すれば、従来のテレホーダイが適用される午後11時になるとネット接続者が急増してダイヤルアップ接続がつながりにくくなるという現象が緩和されることが期待されます。それにサイト管理者としては、サイトの更新という、できれば来訪者が増え始める前に済ませておきたい作業は、宵の口に済ませておくことができるようになります。
しかしその反面、休日の朝は朝日が昇ってもチャットを続けているような手合いにとっては、テレホーダイ終了という歯止めがなくなると、それこそ際限なくチャットを続けてしまうという弊害もあり得るわけです。

さて徹夜チャット明けですが、今日は祝日海の日、小中学生にとっては夏休み初日、しかも外は晴天です。
そうなると私も、アパートの部屋に冷房でもあれば昼間中寝て夜に備えるところですが、あいにく部屋には冷房がありませんから、同じくらい暑いならアパートの一室で昼間中寝ているよりは、軽い運動を兼ねて自転車で遠出したくなります。
CGの資料を探すために図書館(しかもたいていの図書館は冷房完備なので涼むにも最適)へ行こうと思いましたが、3月まで住んでいた市と違って、今住んでいる市の市立図書館は祝日休館であることに、今頃になって気がつきました。
そうなると目的を変更して、自転車で行ける範囲にある最も遠い市営プールへ行きます。
しかし徹夜明けで寝不足かつ疲労、こんな状態でプールに入るのは非常に危険だとわかっているので、泳ぐための道具一式は持って行きません。
いったい何が目的でプールへ行くのかは、容易に想像がつくと思いますが、あまり追求しないでください。
屋内プールの観覧席は冷房が効いていましたが、それでもやはり炎天下に寝不足状態で自転車で遠出したために暑気あたりしたようで、まだ日の高いうちに帰ってくると、夕飯を作って食べる気力も出ないまま、何もせずに寝てしまいました。

午後8時頃から断続的に目が覚めますが、なかなか起きてパソコンに向かう気力が湧いてきません。
それなのに午前0時頃に目が覚めた時、この調子ではもう今夜は何もできないだろうからさっさと寝てしまおうと思ったら、とたんに気力が回復してきました。
パソコンを起動してメールチェックすると、じんとにっくさんから暑中見舞CGが届いています。
そこでCGを公開するための更新作業を手早く済ませ、もう1つの更新(15日までの日記の分離)と合わせて午前1時にアップロードすると、今夜もまたチャットルームへ行きます。
どこのチャットルームも賑わっていて、最も遅いチャットルームでは午前6時前まで話し込みました。
(7月22日アップ)

7月19日(木)
昨夜は午後12時頃、ネットに接続しようと思ったのですが、17日の夜に発生した、フレッツでニフティに接続できないという症状が、一昼夜経っても治っていませんでした。
こんなことでサイトの更新を停止したくはないので、フレッツISDNの契約をしてあるニフティではない、別のプロバイダのアクセスポイントに接続して、天巡 暦さんにICQを使ってCGをお贈りし、サイトの更新を行います。
それからニフティのホームページとNTT東日本にアクセスして、アクセスポイントのトラブルやメンテナンスの状況を調べてみましたが、予告されたメンテナンスによる停止ではなく、トラブルでもなさそうで要領を得ません。だいたい平日とは言え、午後11時から翌日の午後12時までメンテナンスのためにサービスを停止するはずがありません。
その一方で、同じパソコンから同じTAを使って同じ電話回線を通じて別のアクセスポイントには接続できたのですから、パソコンから電話回線にかけての機械的故障ではないはずです。
フレッツでないのですから漫然と接続してはいられませんが、ニフティとNTT東日本のサイトを見ているうちに、7月1日から、フレッツISDNへの接続が契約者個別の番号(普通の電話番号と同じような、新潟県内だと025*-**-****といった10桁の番号)から局番なしの1492に変わったという記事を見つけました。
この件に関してはニフティからもNTT東日本からも何の知らせもなかったのですが、もしかすると、と思ってダイヤルアップネットワークに、接続先の電話番号を従来の個別番号から1492に変えた新しい接続を作り、TCP/IPを始めとする他の設定は従来通りにして、これで接続を試みると、正常に接続できました。
NTT東日本のホームページによれば、従来通りの個別番号による接続も当分の間は使えるということですが、どうもそうではなかったのかもしれません。
あるいは……春頃マイラインの熾烈な勧誘が行われていたことはご存じと思いますが、少し前にマイラインを、特に深く考えずに日本テレコムに申し込んだ時に(電話機がACR付きだったので)、もしかすると市内も日本テレコムに申し込んでいたのかもしれません(あるいはマイラインプラスで)。そうだとすると市内にあるフレッツの個別番号に接続するには0036-025*-**-****(マイラインプラスなら122-0036-025*-**-****。0036はNTT東日本の回線識別番号、122はマイラインプラスの解除番号)とダイヤルしなければ接続できませんが、それを忘れて10桁の番号のままにしてあったのかもしれません。ただそうすると、マイラインを申し込んだのは7月17日ではなくてもっと前ですし(なにしろ県内市外と県外と国際を日本テレコムに申し込んだらしいのに、市内をどこに申し込んだか覚えていないくらいですから(ぉぃぉぃ))、フレッツISDNへの接続番号が個別番号から1492(マイライン等は無関係)に変わってからも半月以上経って、何の前触れもなしに個別番号に接続できなくなった理由が理解できませんが。

今朝はよく晴れていたので、出勤前に洗濯をして、洗濯物を干してから出勤しましたが、午後になって夕立です。
思わず雨の中、外へ飛び出して天に唾したくなったのを抑えて、仕事が終わるとすぐ帰ります。
夕方には雨は止んでいましたが、洗濯物は室内に干しても今夜中には乾かないでしょう。いやな天気です。
そんなこともありましたが、明日から3連休になるこの週末には、また次のCGを制作したい意欲が高まってきています。
今夜から、あまり生活リズムを乱さないように──CGの制作のために図書館で資料収集したいので、図書館が開いている時間帯に起きていなければいけませんから──制作に取りかかるつもりです。

7月18日(水)
16日から制作を進めていたCG「夏色の姉妹」が完成したので、今夜の更新で公開します。
──という書き出しの1行が16日と同じパターンになっていますが、これは偶然の一致ではなくて、はっきりと狙っています。
CGに描いたキャラは比良坂初音と深山奏子、アリスソフト「アトラク=ナクア」に登場するキャラです。メーカーもタイトルもキャラも、初物尽くしです。
CGのコメントに書いたことと重複しますが、「夏服シリーズ」の一環としてアトラク=ナクアのCGを描いた動機は、先日書いた通りです。つまり、ゲーム本編の季節が晩夏であるにもかかわらず黒ずくめのセーラー服を着ている初音に、夏らしい服装をさせてみたかった、ということです。
それに初音と対をなす奏子、一人だけ黒いセーラー服を着ている初音とは違って八重坂学園(*)の制服(ブレザータイプ)を着ていますが、これも晩夏だというのに見るからに暑そうな長袖の上着を着ていますから、奏子にももっと涼しげな夏服を着せてみようと思いました。
といっても奏子の夏服は、ゲーム本編に出てくる渡辺つぐみの服装──上着と揃いのベストに長袖のブラウス──を基本に、ブラウスを半袖に変えただけですから、CGのメインは初音の夏服、すなわち白い半袖のセーラー服です。
思いついた時には「これは良さそう」と思い、すぐにも描き始めようと思ったくらいですが、初音というキャラは「黒一色」の一点にその性質の全てが──その人外の正体に由来する禍々しさと妖艶さが凝縮されているようなキャラですから、清楚さを連想させる白い服で描いたらイメージが台無しにならないか、という不安はありました。
このゲームは昨年の夏に復刻されるまでは、ゲームそのものが絶版になっていて入手至難だったにもかかわらず、コミケに出ているアリスソフト系サークルが「DiaboliQue・アトラク=ナクア・その他」に三分されるくらい根強い人気があり、同人誌も入魂の作揃いという、熱狂的なファンのいるゲームです。そういうファンの方々の心情は措いておくとしても、私自身もプレイしてかなり惚れ込んだゲームですから、いい加減な気持ちで描いて失敗作にしたくはない、という思いはありました。
そこで過日、アトラク=ナクアに強い思い入れをお持ちの天巡 暦さんとICQで話す機会があった折、「初音の白いセーラー服って、イメージ的にどうでしょう」とお尋ねしたところ、「似合いそうですね」というご意見だったので、意を強くして制作に取りかかったのでした。
ICQで話している時にも出たのですが、400年前に蜘蛛神(銀)への生贄に捧げられる時の初音は白装束だったはずですし、制作を進めながらゲームを流してみると、初音が人間の姿を取って初めて奏子の前に現れた時も白装束だったので、白装束の初音というのはむしろデフォルトのようです。蜘蛛と化してしまってからは、モデルになったジョロウグモの体色の関係もあって、黒一色の服装が、鮮烈なイメージとなってプレイヤーに迫ってくるのですが。
何はともあれ、「描きたい」と思っていたCGをこうして1枚完成することができました。この調子で、暑中見舞の季節に向けてCG量産態勢を継続したいものです。
(*)この学校名は、以前に日記に書いたように、1997年発売の旧版では「八重坂高校」、2000年発売の新版では「八重坂学園」となっています。有名無実化した杓子定規な規定に合わせた変更を強いられただけとしか見えませんが、私も小市民的事勿れ主義ですがここでは「学園」にしておきます。
(註のみ7月19日アップ)

7月17日(火)
昨夜は午後10時台にサイトを更新した後、CG制作の意欲がいつになく高調していたので、引き続き午前0時過ぎまで、パソコンは切って原画を描いていましたが、その間にいつも懇意にしていただいているなりぽしさんから暑中見舞CGが届いていました。
そこで今夜はこのCGの公開を第一に行うことにして、夜になってから公開の準備をしますが、午後11時頃からフレッツでニフティに接続できない状態が続いています。
そのため、ローカルディスクで更新したサイトのサーバへの送信はしばらく様子を見ることにして、今夜もCGの制作を続けます。
目下制作しているCGは、昨日の項に書いたように「夏服シリーズ」、ただしキャラは水野友美ではありません。
「今、自分はこれが描きたい」というCGと「そろそろ描かなきゃいかんかなぁ」というCGがある時、前者を優先するのは、アマチュアの特権と思うことにします。
もしCG制作を職業にしていたら、「いついつまでにこれを描かなければならない」が全てに優先されるはずで、「これが描きたい」とは言っていられなくなるでしょう、きっと。

7月16日(月)
13日から制作を進めていたCG「お忍び」が完成したので、今夜の更新で公開します。
これはコメントに書いた通り、本来眼鏡を掛けていないキャラクターが眼鏡を掛けたところを想像して描いてみる「彼女が眼鏡を掛けたら」の第2弾となります。
13日の項に書いた眼鏡の実用的な用途とは少し違う、しかしその業界にいる人にとっては立派な必需品としての眼鏡の用途である変装用の小道具として、眼鏡を使ったところです。
そういう図案を全く思いつかなかった発想の欠如が我ながら恨めしいほどですが、逆に言うと私という人間が、変装用の眼鏡が必要な業界とは無縁な生活をしている、善良な小市民である証かもしれません。
さて13日の項には、凹レンズを通して見た物はレンズの中心に寄って見えるはずだから、CGを制作する際にはそれを考慮して描いてもらいたい、そのためには眼鏡を後からレイヤーで合成する手法は難がある、などと書きましたが、今回の制作では眼鏡のフレームとレンズそれにレンズの反射光は、それぞれ1枚ずつ個別に、顔と別のレイヤーに描いて、後から合成する手法で描いています。
これについて強弁するならば、この絵で可憐が掛けている眼鏡は、視力矯正用の度が入った眼鏡ではないのだから、レンズによる屈折は無視して差し支えないはず、ということです。

それはそうとして、今年も暑中見舞の季節が近づいてきました。となると私もネットにおけるレゾンデートルとして、水野友美のCGを描いて各方面にお贈りすることを考えなければなりませんが、目下制作したいCGは、別キャラによる「夏服シリーズ」です。
夏服シリーズの1枚として友美を描いてもいいのでしょうが、八十八学園の夏服は篠原いずみで1枚描いてしまいましたから、もう1枚友美を描くとしたら、よほど題材を工夫しない限り、同工異曲に陥ることを免れそうにありません。

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