2004年2月前半の日記
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2月14日(土)
今の季節、午前4時にパソコンの作業を中断した後、布団に入らずに こたつに入ったまま正午まで寝ていると、てきめんに体調を崩します。これは私にとっては、午前4時に寝て正午に起きると睡眠時間は8時間になるのと同じくらい確実なことなのに、どうして新潟県に来て9度目の冬になるというのに身体で覚えようとしないのでしょうか。
午後からはCG制作作業の場をパソコン上に移し、晩飯などで若干の中断を挟んだ以外はひたすら作業を続けます。そして午後12時頃にネットに接続し、CGを制作しながらチャットルームへ行ってみました。
あるチャットルームで、「ONE」の椎名繭のシナリオを終えている人と話す機会を得ましたが、私がまだ把握していなかった椎名の人物像をその人から聞いてみると、当初の私の思い込みを多少修正する必要があるようでした。具体的な内容は伏せますが、CGを仕上げて例のごとくコメントを打鍵する段階では、思い込みのまま打鍵してしまわないように留意する必要があると思いました。
(2月21日アップ)

2月12日(木)〜13日(金)
今週の後半は、残業続きの中でも自由時間を捻出してCGの制作に没頭してきましたが、前作の時とは打って変わって制作に手間取り、週末を迎える13日の夜になっても、まだ原画が仕上がっていません。
ここまで制作に手間取っているのには、思い当たる理由はいくつもあるのですが、その一つは、今度の作品は誕生日連作の時のように大半のレイヤーを共通化した2枚組にするつもりなのに、レイヤーを共通化するのに適した描き方をしていないからではないか、という気がします。
わかりやすい例を挙げます。顔の輪郭が同じで目と口の形だけが違う2枚のCGを制作するとしたら、まず共通部分、すなわち目と口以外の顔を描き、それとは別の紙に2枚の絵それぞれの目と口を描いてからパソコン上で合成するのが、たぶん正しいやり方だと思います。ところが今回の私の場合、まず1枚目の顔全体を、目と口も一緒に描いてしまってから、2枚目の目と口を別の紙に描いていますから、原画をスキャンしてPhotoshop上の作業に移ったら、2枚目の絵に使う顔のレイヤーを作る際には、1枚目の絵に使った顔のレイヤーに描いてある目と口を消さなければなりません。これを要らざる手間と呼ばずして何と呼ぶべきでしょうか。
こういう技術的な無知だけでなく、今回のCGは「ONE」キャラによる連作、それも題材に重点を置いた作品の第2作ということで、主演はONE随一のギャグキャラONEで最も題材を思いつきやすいキャラである七瀬留美なのですが、共演としては昨年夏の「第2次夏服シリーズ」の時に描きそびれた唯一の女性キャラである椎名繭を第一に描くことに早くから決めていました。しかし実際に制作を始めると、椎名というキャラをどのように描くか、思いつきばかりが先行して収拾がつかなくなってきた(それというのも、椎名のシナリオを途中で投げ出したために、キャラの全体像を把握しきれていないままだから)のが現実です。
そんな具合で椎名については見切り発進気味に原画を描き、七瀬ともう1人の出演者である長森瑞佳の原画も夜を徹して描き続けて、14日の午前4時頃に一応仕上がりとしました。
(2月21日アップ)

2月11日(水)
休日だからといって、夏なら夜が明けるくらいの時間まで夜更かしした挙句、昼過ぎまで寝ているというような悪習慣は、いろいろな面で好ましくない作用をもたらすようです。CGの制作を始める前にサイトの更新をしようと思ったところ、実に些細な、当サイトの来訪者の大多数には全く関係のない現象に気付いてしまい、愚にもつかぬ「HTMLいじり」に貴重な休日の大半を浪費してしまったのも、その悪しき現れであったような気がします。
夜になり、明日の支度を始める時間になって、やっとこのHTMLいじりが終わったので、私の人生にこれ以上「HTMLいじりだけで終わった一日」を増やさないために、といって「HTMLいじりとウェブ日記の更新だけで終わった一日」を私の人生に付け加えるのも癪ですから、将来いつか、平成16年(西暦2004年)2月11日という日のことを思い出した時、少しでも「有意義な一日であった」と以て瞑することができるようにするために、CGの原画描きを再開しました。
2枚組とはいえレイヤーの大半を共通化できるはずのCGなのに、原画を描き始めて3日目になってもまだ原画が完成していないのは、メインキャラである七瀬留美の、1枚目での表情がなかなか決まらなかったからです。最終的には、2枚目とレイヤーを極力共通化することを念頭に置いて、1枚目の表情を決めました。
(2月18日アップ)

2月10日(火)
仕事が終わってから、職場のレクリエーションでボウリングに行きました。
私がいかにボウリングが苦手かは、3年前に行った時の記事からおよそ察しがつくと思うのですが、今日のスコアは3年前をさらに下回り、「女性はハンディキャップ20」とされていたにもかかわらず、ハンディキャップなしで女性参加者のスコアと比べても私の最下位が揺るがなかったくらいです。2ゲームやって1回だけスペアを出しましたが、「スペアの次は決まってガター」という無類の勝負弱さも、3年前と全く変わっていませんでした。
別にボウリング大会のスコアが勤務評定に関係あるわけではありませんから、ボウリング大会のことは特に深く考えないことにして、帰宅してからはCGの制作(今夜はまだ原画を描いている段階)に精を出しますが、いくらも進まないうちにチャットルームに人が来る時間になったので、チャットルームに顔を出してみました。
今夜は休日前夜といっても、いつもの週末と違って明日の休みは1日だけですから、明後日の勤務に差し支えるほど生活リズムを崩してはならないのですが、つい時を忘れて午前4時近くまで話し込んでしまいました。
(2月18日アップ)

2月9日(月)
気がつくとまた日記の更新が滞っていましたが、それは言うまでもなくCGの制作にかかりきりだったからです。
そもそもこのCGを第1作とするこの連作は、「Kanon」キャラによる「こたつ連作」を完結させた後、同じくKanonキャラによる「誕生日連作」と対応させる形で「ONE」キャラによる連作をしてみたいというくらいのつもりで、思いついたはしから一晩でさっと描いて公開しようと思っていたのですが、1晩の徹夜で完成した第1作はともかく、いや第1作がカラーで背景も描き込んであるという、ラフ画扱いで3号館別館に公開するのはもったいないような作品に仕上がったのが、今にして思えば運の尽きだったのかもしれません。
というのも、今夜から原画を描き始めた第2作は、題材だけはかれこれ1年前から浮かんでいたのですが、第2作の具体的構想を練り始めたところで、第2作は題材的に誕生日連作と同じような2枚組にするのが良さそうに思えたので、誕生日連作で味を占めた2枚組にしようと思い立ち、それと同時に、第1作がこれだけの規模になったなら第2作以降も同程度の規模にしたいと思ったからです。
2枚組のCGを制作するのに、2枚分の原画を全く別々に白紙から描き起こしていたのでは、制作に時間がかかりすぎてどちらも中途半端になってしまうか、最悪の場合、制作意欲が萎えて2枚とも中断してしまう恐れがあるのは、ずっと前に「ヴァルキューレ」を制作していた時に、それに近い状態に陥りそうになったことがあって、それ以来ずっと肝に銘じていたことです。しかし誕生日連作のように、例えばキャラの目と口以外は全く同じ2枚組を作ると決めれば、Photoshopのようにレイヤーを使えるペイントソフトなら、全体を1つのPhotoshop形式のファイルにして、同じ部分は同じレイヤーを使い、違う部分だけ別々のレイヤーを作ることができますから、誕生日連作のような2枚組CGを作るのはお手の物です。
(2月18日アップ)

2月8日(日)
それにしても、今日付でやってしまおうと思っていたサイトの更新(日記の更新を除く)を早々と済ませてしまい、日記の更新も今日の分を(末尾に「○月○日アップ」と書くことなしに)宵の口に更新できる見込みだというのは、いつ以来になるのでしょうか。日記の更新をさっさと済ませてしまえば、今夜のうちに心おきなく次の作業を始めることができるというのが、これほど気が楽なものだとは思いませんでした。
昨日は「エルフファンに100の質問」を公開した後、夕方から次のCGの制作に取りかかりました。
「Kanon」キャラによる「誕生日連作」は、まだ完結したわけではありませんが、公式に設定されている誕生日が2月1日の美坂栞の次は3月1日の美坂香里であり、もしそれまでに水瀬名雪で1組制作して公開するとしてもかなり余裕がある見込みです。
名雪の誕生日は12月23日であり、旧暦の12月23日としても新暦の1月14日になるので、連作を開始した時点では既に過ぎ去っていたのですが、制作を見送った本当の理由は日付に間に合わなかったことよりも、「表」と「裏」のプレゼントが思い浮かばなかったからです。しかし連作の公開を始めた後、チャットで名雪の「裏」のプレゼントについてアイデアを頂いたので、暦の上で誕生日として意味のある日であるか否かに関係なく、1組制作できる目処が立ってきました。
それで、今はちょうど冬たけなわ、Kanonの季節であると同時に「ONE」の季節でもあるので、1年前の冬にONEをプレイしていた頃にいくつか思いついた題材にもとづく、新たな連作を開始することにしました。もっともKanonのゲーム本編のプレイ期間が1月8日から月末までであるのに対してONEは11月30日から始まっていますから、本当なら昨年のうちから開始していたかった連作です。
それどころか実は、昨年ONEのプレイが一時中断した頃、こんな場面はどうだろうと思ってケント紙に下書きを描き始めたのが2枚ほどあり、うち1枚はペン入れの段階まで進んでいて、その原画の裏には「2003.2.11」という、昨年のその日の日記ではCGの制作について何も触れていない日付が書いてあります。ですからその2枚については正確に言えば新規制作着手ではなくて制作再開にあたるわけですが、1年前にペン入れの段階まで進んでいた1枚については、考えるところがあって、描きかけの原画を破棄して新たに描き直すことにしました。
そういったことはCGをご覧になる人にとってはどうでもいいことですが、新たに原画を描くことにした1枚の制作は、1年前に相当具体的なところまで構想が進んでいたこともあってか、思ったより捗りました。たまたまこの夜ログインしてみたチャットルームに、常連の人が誰も来なかったことも手伝って、8日の朝に完成してしまいました。
そこで、すぐに引き続いて公開用のHTMLファイルを組み、コメントも打鍵して、午前7時に公開してしまうことにしました。サイト運営ももうすぐ満4年になりますが、こんな時刻に新作CGを公開したのはたぶん初めてではないかと思います。

8日は午後から新潟市の教会で、今までに何度も聴きに行っている、新潟県内でオルガンの演奏会を開いている団体がコンサートを開くので、大雪をついて出かけました。
オルガン曲のレパートリーというと、私たち日本人がすぐに思い浮かべるのはバッハの作品ですが、そうでないとしてもいわゆる“クラシック”に限定されがちです。しかしバッハがそれらに基づいてたくさんの作品を書いている、古いドイツのコラール(讃美歌の一種)にしても、歌われていた当時は民衆のポピュラーソングだったのですから、現代のポピュラーソングをオルガン独奏で演奏したり、オルガンの伴奏で歌ったりしても、何も悪いところはないはずです。
そういうわけで今日のコンサートでは、森山直太朗の「さくら」がオルガンとオカリナを伴奏にした女性ヴォーカルで、ドリームズ・カム・トゥルーの「Love Love Love」がオルガンとオカリナの二重奏で演奏されました。前者は昨年春の流行歌、後者は1995年に邦楽シングル売り上げ第1位を記録したヒット曲だったらしいですが、私はどちらも初耳でした。いくらクラシック偏重だからといって、ここまでポピュラーソングに疎すぎるのも考え物です。

コンサートの後、雪が止んでいたので、新潟市内にある酒の量販店に寄ってみると、メーカーと商品名は忘れましたが、色と風味はビールに似ているのに麦芽を全く使っていない酒が発売になったとのことで、試飲をやっていました。
この頃新聞の経済面(新商品の解説も随時載っている)を全く読まないので、詳しいことはよく知りませんが、色と味はビールに似ていても麦芽を全く使わずに作った酒は「その他の雑酒A」に分類され、麦芽使用率が25%未満である発泡酒よりもさらに酒税が低くなるようです。店頭で見たところでも、麦芽使用率が25%未満である発泡酒よりもいくらか安い値段が付いていました。
つらつら思うに、酒税法の抜け穴を探す企業努力も、ここに極まれりという観があります。
麦芽使用率を酒税法が定める25%未満に抑えながら、できる限りビールに似た酒を造る企業努力が続けられてきたことは、前にもこの日記で肯定的に書いたことがありますが、そうやって開発された発泡酒の出荷量が増えたメーカーは決まってビールの出荷量が減っていることからしても、今の日本でビール市場はほぼ飽和状態にあり、発泡酒の開発によって市場が順調に拡大していると言える状態ではないと思います。
しかも各地の地ビールはいろいろな種類がありますが、大手メーカーのビールというのは黒ビール以外はどれも「ピルスナー」という種類に属し、極言すればどれもみな同じだと思います。どのメーカーも同じ物を作っているのであれば、消費者にとってはメーカーによって違いがあるとすれば値段だけですから、少しでも安い物を求めるだけです。市場が飽和状態ですから「よその値下げはよその話、うちは同じ値段で新商品を開発して市場を開発する」とは言っていられず、必然的に始まるのはスケールメリットに物を言わせたダンピング的値下げ競争の消耗戦です。前に新聞で読んだのですが、ビール・発泡酒の値下げ競争は、紙ケースの印刷を簡易化してまで値下げに走る段階に及んでいるそうです。
しかしいくらスケールメリットに物を言わせて企業努力するとしても、同じ制限を課せられた原料で(しかもビール麦と醸造用の米はたしか価格が公定だったはず)同じような工程で同じような製品を作り、同じ酒税を課せられているのでは、よほど画期的な方法を見つけない限り、他社を出し抜くほどの値下げはできません。原料・工程・製品が同じ結果として製造原価はほぼ同じなのですから、他社を出し抜くほどの値下げを実現する画期的な方法といえば、課せられる酒税を安くしてもらう以外にありません。
で、たどり着いた結論は、ビールと同じ味がする酒を「麦芽を全く使わずに作る」。確かに多大な企業努力の成果と言えないわけではありませんが、麦芽100%使用を宣伝文句にするメーカーがある一方で「麦芽0%使用」の酒、誰がどう見ても「ビールの偽物」でしかない物が出てくる酒市場というのは、食文化の一部として見た場合、あまりにも荒涼たる風景とは言えないでしょうか。
まあ食文化云々なんて台詞は、少しでも酒代を減らしたいためだけではなく(まして税金と名の付く物を払いたくないためではなく)もっと積極的な目的があるとはいえ、発泡酒をすら飲むのを止めて、そもそも酒税法上の酒(アルコール分1度以上の飲料)に分類されないローアルコールビールばかり飲んでいる私が言える筋合いではないのかもしれませんが。

2月7日(土)
3日の項に書いた「elfファンへの100の質問」のような物はインターネットに存在していないか、昨夜日記を更新してからGoogleで検索してみると、幸いなことにすぐ見つかりました。elfゲーム総合ファンサイトとしては、現在最も大手かつアクティブなサイトではないかとも思われる「Memories」です。
しかも質問と回答用フォーマットをダウンロードして回答し、自分のサイトで公開するというやり方ではなく、サイトを持っていない人でもその場で回答でき、後から自分の回答を訂正することもできるようなCGIを設置してありました。もちろん、CGIで生成されたHTMLファイルをダウンロードして、自分のサイトで公開することもできるようになっています。
そこで昨夜から今朝にかけて(回答を始めてから当サイトでの公開用のHTMLを完成させるまで無慮6時間半)回答してみました。100の質問といいながら質問は123ありましたが、その中には最近のゲーム(「あしたの雪之丞」「らいむいろ戦奇譚」など)からの出題も多く、プレイしたelfブランドの新作は「脱衣雀」シリーズを除けば「リフレインブルー」が最後という、半ば時が止まったようなプレイヤーには回答できない質問が結構ありました。今この場で全部の質問に回答しなくてもいいと書いてあるのですから、そういう質問には回答しなくてもいいのに、全ての質問に何らかの回答をしようと力んで「回答できません」「Q.**の回答と同じ」という回答で埋め尽くしたのは、我ながら変な性癖の為せる技です。
回答はここに公開しました。それにしても「にいさん」(自称)から「テキストサイト管理人」→「二次創作作家」「SS書き」そして「絵描き」、あるいは「葉っぱゲー好き」→「Keyユーザー」「鍵っ子」→「エルフファン」という具合に、回答が新しくなると同時に回答者の範囲が狭まってくるのに従って、力み返ったような回答が増えてくるのは、気のせいではなく、質問の対象が回答者の属性(「二次創作作家」など)である場合には、私自身がその属性を持っているという自負が、対象が何か特定のモノ(「elfのゲーム」など)である場合には、そのモノへの私自身の思い入れが強まってくるからでしょう。回答しておいてからこんなことを言うのはなんですが、正直言ってKey関係の2つの「100の質問」で回答した「AIR」には、今までプレイした幾多のゲームの中では「中の下」ランクの思い入れしかありません。
それに対して「エルフファン〜」で回答した「同級生2」は、このゲームを知ったことで趣味のベクトルが135度変わったゲーム、このゲームを知らなかったら今の私はいないと断言できるゲーム、そしてこのゲームのメインヒロインである水野友美を知らなかったら私は「萌え」を知ることなく人生を終えていたかもしれないと確信するゲームですから、「一番好きなキャラを教えて下さい」なんていう質問には、回答用のCGIがフォントサイズを指定できないのが残念至極なほどの回答をするわけです。
私の思い入れ余った暴走ぶりをいくらかなりとも窺い知りたいという人は、InternetExplorer5以降あるいはNetscape Navigator6以降のブラウザで、私の回答をマウスでなぞってみてください。

2月6日(金)
独り暮らしの週末は、なかんずく連日雨や雪が降る今の季節には、特別にコンサートを聴きに行くような用事でもなければ外出せずに済ませてしまいたい(数年前の冬あれほどスキー三昧の週末を送っていたのと同一人物とは思えませんが)ので、自炊するための食材の買い出しにスーパーや八百屋へ行くのは、主に金曜の夜になります。
私が買い出しに行く範囲には、新潟県在住の方なら名前を知っているかもしれないチェーンのスーパーが3店と、八百屋が1軒あります。野菜は八百屋が断然安いのですが、その他の食材は、例えば肉が全体的に安いのはこの店、低脂肪乳が定価なら一番安いのはこの店、ビタバァレーを売っているのはこの店だけ、備蓄米を売っているのはこの店だけという具合に、店によって品揃えと値段が違うので、買う物によって店を選んで買いに行くことになります。どの店でも売っている食材であっても、肉・魚・練り物・漬物・惣菜といったところは基本的に「半額になっている物しか買わない」のが私のやり方ですから、3店をハシゴすることもよくあります。
そうやっていつも買い出しに行くスーパーのうち1店は、前に書いたように買い物の金額に応じてポイントを発行し、ポイントが貯まると商品券と交換し、商品券をチャリティに寄附したり商品と交換したりするチェーンに加入しています。
この店では、買い物の金額に応じてポイントを発行するだけでなく、買い物袋を持参するとポイントをくれるシステムになっています。商品券1枚が加入チェーンオリジナルの買い物袋(布製の手提げ袋)1枚と交換できるようになっているのも、買い物袋持参で買い物に行くことを奨励しているように見えます。布製の手提げ袋なら洗濯すれば何百回でも買い物に持って行けますから、毎回レジでポリ袋を貰ってそれをそのまま使い捨てにするより、資源保護のためにはすこぶる有益だと思います。
もちろん他の店(が加入しているチェーン)も、資源保護について何も考えていないわけではないと思います。ある店では店内のポスターで「簡易包装の推進」を謳っていましたが、それなら客が自前の買い物袋を持って来ようと思うような、具体的な方法を何かやっているのかというと、そういうわけでもありません。私がその店に行く時には、上に述べたチェーンのスーパーで商品券と交換で手に入れた布製の手提げ袋を持って行って、レジを通る際に「袋は要りません」と言っているのですが、そうすることによって客自身には何もメリットがないとすれば、私のように奇特な客はともかく、資源保護に対する問題意識の高くない客が自前の買い物袋を持ってくるようになることはないでしょう。
それなら問題意識の高くない客も自前の買い物袋を持って来たくなるような具体的な方策を講じるとして、最初に挙げたチェーンが導入しているようなポイントカードシステムを導入するのは、かなり費用がかかると思います。そのチェーンでは全てのレジに、レジの機械と別にカードリーダーを設置していますから。
もっと簡単に導入できて、買い物袋を持ってこなかった客に「今度来る時は買い物袋を持ってこよう」という動機を非常に強く与えることのできる方法として、私がすぐに考えつくのは、あのポリ袋を「レジで売る」ことです。実際、前に住んでいた所の近くにあった量販店がそうやっていたと思うのですが、たとえ1円でも、買い物が済んでレジで精算が終わったところで「袋をお持ちでないなら袋代を頂きます」と言われれば、どんな客だって次に来る時には買い物袋を持ってこようと思うでしょう。
ただ、「買い物袋を持ってこなかったら袋代を取る」と言われたら、どうしてもその店でないと買えない物を買うのでなければ「今度は買い物袋を持ってこよう」ではなくて「今度から他の店へ行こう」と思う客の方が多いかもしれませんし、それに私の住んでいる地区は、歩いて行ける範囲に3つのチェーンが出店しているくらいスーパーの競争が激しい地区ですから、どこかのスーパーが袋代を取ると言ったら、他のスーパーは「うちは袋代を頂きません」と客寄せのネタに使いかねません。
そうなってしまうのを防ぐには、実質は同じでも「買い物袋を持ってこなかったら金を取る」ではなくて「買い物袋を持ってきたら値引きする」という方法を採る必要があるでしょう。この場合、店全体の商品の価格に袋代がごくごく僅かながら転嫁される可能性があるわけですが、ポイントカードシステムを導入するために必要なソフト・ハードの費用に比べたら安いと思いますから、資源保護に対する問題意識を喚起するために簡単に実施できる方法として、導入を提案してみたいと思います。
──あ、そうか。スーパーで販売している商品の中には、書籍やタバコなど販売価格が決まっていて、店が勝手に値引きできない商品があるのでしたね。こんなところにも規制の網がかかっていたとは。

2月5日(木)
昨日買ったこたつは、今夜配達されることになっています。店によっては即日配達の店もあったのですが、1日早く届く代わりにこたつそのものの値段が何千円も高いのでは、配達が遅くても安い店で買うのが私としては当然の心理です。
それ以前に、首都圏を除く日本に住んでいる、身体障碍者でない30代の社会人で、こたつ程度の家電製品を積んで帰れる自家用車を持っていない人間の方が、今の社会では異端視されても仕方がないかもしれません。
時間通りに電器屋の車が来て、こたつを置いていきました。そこからは私1人の作業で、古いこたつを新しいこたつと入れ替える──だけなら大した作業ではありませんが、こたつの上に2台のパソコンと周辺機器が載っていて、パソコンとモニタはこたつの横に置いてあるもう1台のパソコンと連結されているとなると話は別です。
しかも今の住処に引っ越してきた時に、こたつを組み立ててパソコンと周辺機器を配置してから3年弱の間、こたつ本体を動かして掃除したことは一度もありませんから、こたつの裏側は、落とした小物が沈む埃の大海原になっている可能性が多分にあります。
それで作業の段取りは、パソコンの搬出→古いこたつの撤去→床の掃除→新しいこたつの設置→パソコンの配置となります。夜だというのに部屋を模様替えするほどの一仕事になりました。
(2月6日アップ)

2月4日(水)
昨夜、重大な事態に気付きました。私のアパートにある唯一の暖房器具、こたつが故障しているのです。
仮想現実空間での「こたつ連作」の制作が終わったとたんに現実のこたつが故障するというのも妙な符合ですが、新潟県の冬はまだまだ長く、むしろ大雪はこれからが本番というのに、暖房器具なしで春を待つなんてことは考えられないので、今日の仕事が終わってから、近所の複数の家電量販店へこたつを買いに行きました。
私が今まで使っていた、105cm×75cmの家具調こたつは、9年前の春に就職する時に買った物です。9年持てば、家電製品としては天寿を全うしたと言えるでしょう。買った時の値段は何万円……と思って開いてみた出納帳には13000円と書いてありましたが、4月の初めといえば北陸地方でもこたつの季節は終わっていますから、入学・就職に合わせたセールに在庫処分を兼ねた、本当の投げ売りだったのでしょう。
今は2月の初めですから、家電量販店でも在庫最終処分にはまだ早い季節ですが、メーカー希望小売価格で3万円前後のこたつの実売価格は1万3000〜5000円くらいでした。その中にたった1点、7480円という超破格の激安こたつを見つけたので、一も二もなくそれに決定しました。
家電製品というものは、年々性能・機能が向上していきますから、同程度の性能・機能の製品なら、年が経つほど安くなる傾向があります。それを実感したのはビデオ一体型テレビを買い換えた時でしたが、テレビに比べるとこたつは家電製品としては単純、というよりも機能付加は行き着くところまで行ってしまっている製品なのか、9年前に比べても大手メーカー品の希望小売価格はあまり下がっていないような気がしました。
(2月6日アップ)

2月3日(火)
日記の更新が大幅に遅れているからといって、そして夜の自由時間を日記の更新に充てることに以前ほど抵抗感がなくなったからといって、毎晩日記の更新だけでは芸がなさ過ぎます。
そこで今夜は日記の更新は休んで、5号館5号室の「100の質問」コーナーに、新たに見つけた質問への回答を公開することにしました。「Keyユーザーに100の質問」「鍵っ子への100の質問」、先日公開したLeafゲームのファンを対象にした「葉っぱゲー好きに100の質問」に対応する形で、Keyゲームのファン(正確には「Keyユーザー〜」は出題範囲に「ONE」を含みませんが「鍵っ子〜」はONEを含みます)を対象にした質問です。
さてこうやって、特定のメーカーのゲームのファンを対象にした各種の「100の質問」を見つけては回答していくと(まだ質問のフォーマットをダウンロードしていませんが、アリスゲームユーザーへの質問や、月姫ファンへの質問といったのも見かけたことがあります)、私のエロゲー遍歴の原点に位置するのは他ならぬelfの「同級生2」ですから、どこかに「elfファンへの100の質問」というようなのはないか、あったらぜひ回答してみたいもの、そして私の知っている人が回答していたら、その人の回答も見てみたいものです。
もし現在のインターネットに「elfファン〜」がなかったとしたら、どうしましょうか。「なければ自分で作ってしまえ」がインターネットの極意ではありますが、今まで私以外に誰も作ろうとしなかった100の質問を、無名の私が作ってこんな地の果ての零細サイトに公開しても、徒労に終わりそうな気がしてなりません。

今日は節分です。先週末に食材の買い出しに行った近所のスーパーでは、去年と同じように太巻きの予約を受け付けていました。今日の夜になってからその事を思い出して、幸い夕飯を食べてしまう前だったので、近所のスーパー複数店に行ってみましたが、どこも売り切れでした。夕飯に食べるための麦飯は炊いてあるので、どうしても買って帰らなければという物ではありませんが、縁起物を迷信だと言って背を向けるよりは、数百円でちょっとだけ気分がよくなれるならと、コンビニで買って帰りました。
(2月6日アップ)

2月2日(月)
この日の夜は、もっぱら日記の更新に充てられました。もっとも日記だけではなくて、日記に関連してアメリカにおける牛海綿状脳症関連のニュースを新聞社のウェブサイトで読むなどしていたら、少し夜更かししすぎてしまったほどです。
(2月6日アップ)

2月1日(日)
一昨日思いついて昨日作ったネタは、要するに誕生日連作から派生したラフ画なのですが、「Kanon」を知っている人に見せると、インパクトよりも人によっては拒絶反応を起こしかねない絵だったので、昨日の宵の更新では公開しないでおきました。
昨夜のチャットで、Kanonを知っている人がチャットルームに来て誕生日連作を話題にしてくれるのを待って、頃合いを見計らってサーバにアップしてからURLを書いて見てもらうと、さすがにしばらく絶句していましたが、否定的な発言はされませんでした。
それで少しばかり意を強くして、今夜の更新で公開することにしました。今夜の更新、この他は日記の更新だけです。
(2月5日アップ)

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