2001年4月前半の日記
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4月15日(日)
午前6時半にチャットを終えて、もう後がないので今日はリレーSSに専念すると決めます。
筆力と発想力の貧困のため、元のゲームにあるイベントを流用することにしましたが、参考のために元のゲームのセリフを書き取ろうと、引っ越しに際して荷造りしたまま荷解きしていなかった2号機(DOSゲーム用パソコン)を荷解きして組み立ててみると、モニターをつないでも画面が正常に出ません。
もう1台のモニターをつないでも同じ状態なので、パソコン本体が故障したか、DOS/Vマシン用のモニターをPC9801に接続するための変換ケーブルが故障したかですが、今はそれを究明している余裕はありません。
それで大まかな情況は記憶に頼り、細かな情況とセリフは自分で考えることにして打鍵を始めます。
午後になって文章の輪郭が決まってきたところで、元のゲームとは別の参考資料を探すために、町の図書館へ行きます。図書館で借りてきた本を参考にしてさらに打鍵を進め、午後8時までに仕上げて、締切30分前に投稿しました。
今回も前々回の時同様、締切に迫られてのやっつけ仕事になってしまったのが心残りですが、どんな評価が得られるかはこれからです。
(4月16日アップ)

4月14日(土)
既にない人にとっては諦観の元あるいは大いなる羨望の的、なくなりつつある人の大多数にとってはそれを維持することが至上命題、しかしあればあったで手入れや処理がなかなかに面倒かつ鬱陶しい物、それは
というわけで、近頃髪が伸びて頭が鬱陶しくなってきたので、床屋に行きました。
引っ越し前に住んでいた町では、個人経営の床屋の散髪代は税込4000円でした。これはその町にあるどの床屋も料金が同じ、しかも定休日も毎週月曜日・第1火曜日・第3日曜日と揃っていたので、何らかの協定があるものと思います。
が、先日所用で新潟市へ行った時に新潟駅前で、大人1500円という床屋の広告がバスの車体に貼ってあったのを見て、その場で店名と場所をメモしておきました。この料金なら、交通費を勘定に入れても個人経営の床屋へ行くより安上がりだからです。
1500円の床屋へ行って、どうしてこんなに安くできるのか見ていると、店員が4人いて散髪・顔剃り・もみあげと襟剃り・シャンプーをそれぞれ分業しています。
なるほどと思いました。これなら、1人の店員が全工程をやるのに比べてそれぞれの店員が修得すべき技能は少ないですから、店員の養成に要する費用は安くなるでしょう。
その代わり、店員を常時4人配置するのですから、4人の店員に対して客が常時3人は入っているくらい人通りの多い場所でないと経営が成り立たないはずです。万代シティの一角という新潟一の繁華街だから成り立つので、郊外型量販店の進出ですっかり活気が失せた地元の商店街では、きっと成り立たないでしょう。

この週末はそれに専念すると決めたリレーSSですが、引っ越しや転勤にともなう生活環境の変化が知らぬ間に身体への負担になっていたのか、新潟から帰ってくると急に疲れが出て、夕方から夜半前まで寝てしまいました。
夜半前に起きてパソコンを起動しますが、チャットルームが賑わっているのをよそにオフラインにしてリレーSSの打鍵に専念できるほどには意志が強くないのが私の短所で、ずるずると午前6時半までチャットを続ける体たらくです。
(4月16日アップ)

4月11日(水)〜13日(金)
このところ日記の更新が滞っており、ゲストブックに日記の更新を要請するカキコが行われる事態を招いています。
当サイトを訪れて下さるお客様の要望を尊重しないというつもりではありませんが、私としては当サイトの運営を含むネット活動においては、あくまでもCGあるいは文章作品の制作とその公開を第一義とし、日記の更新をそれよりも優先する意思は、少なくとも現在のところは、それを持たないことを表明しておきます。
「いいんちょ普及委員会」では、ゴールデンウィークに開かれるイベントに向けて、販売用CD「ともこ2000」(なぜ2001年なのに「2000」かというと、昨年の冬コミの時にCD−Rによるβ版を販売したことから始まったからで、今年のゴールデンウィーク向けのβ2版を経て、夏コミでプレスによる正式版を販売する計画とのことです)だけでなく、ブースに来た人に配るラミネートカードを制作する企画を立てています。
ラミネートカード配布企画が公表されたのは3月27日でしたが、委員会に名を連ねる者として、またCGサイトを開設している者として、自分の作品を世に知らしめる機会は逃さず利用しようと思い立ち、3月末から参加の意思表明をしておきました。
月末に引っ越しがありしばらく多忙でしたが、引っ越しが片づいたので11日の夜から本格的にCGの制作に取りかかりました。
自分のサイトで公開するだけではなく、コミケを初めとするイベントの際に委員会の名前で販売ないし無償配布する作品となると、委員会の名誉を傷つけないために、とまでは言いませんが、他の方々の作品と比べられても肩身が狭くない作品を制作したいと思います。
もちろん、それなら自分のサイトで公開するだけの作品なら手抜きして制作してもかまわないというわけではなくて、限りある人生の貴重な自由時間を費やして制作する作品である以上、どんな創作活動にもその時点での最善を尽くし、後悔を残さないように当たりたいと思っていますが。
ともあれ13日のテレホタイム前に2枚のCGが完成したので、委員会のIRCに接続します。程なくラミネートカード企画担当の方が接続してきたので、用件を伝えてCGを送信しました。
委員会が参加してラミネートカードを配布する最初のイベントは4月30日ということなので、当サイトでのCGの公開はそれ以後になります。
それからチャットしたり巡回したりしているうちに、この日記でも度々取り上げてきた「下級生リレーSS」の、私の順番が回ってきたこと、期限が15日の午後9時になったことを知りました。
となると、この週末の余暇時間はもっぱらそれに充てることになります。
期限が15日になったのは、途中でパスした人がいて順番が繰り上がったからでした。委員会に送るCGの制作を次の週末まで待たず、早手回しに進めておいたのが、結果的に幸いしました。
(4月16日アップ)

4月10日(火)
引越にともなって独身寮を出てから、本格的に自炊を始めることにしました。
それで平日も、閉店間際のスーパーで食材や冷凍食品を買っていきますが、私が行きつけにし始めたスーパーのチェーンでは、買い物をすると200円につき1ポイント貯まっていき、200ポイント貯まるとギフト券1枚になります。それがさらに貯まると、枚数に応じて台所用品を始めいろいろな商品に交換できる、というものです。
引っ越してからのポイントが今日で200ポイントに達してギフト券をもらったので、何枚貯めるとどんな商品に交換できるのだろう、とカタログを眺めていると、巻末の方に盲導犬育成地雷除去支援に寄付できると書いてありました。
そういう方面に寄付することを全く思いつかなかったことには慚じ入るばかりですが、このポイント制度が始まってから1年半の間に寄付された実績を見ると、盲導犬育成に約18000枚、地雷除去支援に約7000枚でした。それがどのように使われたかとなると、盲導犬育成の費用として2頭ということです。ギフト券は3枚で1000円の商品券と交換できるということですから、つまり盲導犬1頭の育成には300万円かかることになります。
動物の中では比較的人間に馴れやすいとはいえ、本質的には野獣である犬を、人間の五感の筆頭である視覚を人間に肩代わりし、自動車教習所で習った「認知・判断・行動」を代わって行うことができるまでに訓練するには、大変な費用がかかるものです。
社会的弱者を支えるための福祉はどうあるべきか、特に税金を際限なく投入することは是か非か、という論議に今ここで立ち入る余裕はありませんが、パソコン歴10年以上、強度近視の私にとって視覚障害は決して他人事とは思えないので、自分に少しでもできる事があるなら、「貧者の一灯」を点したいと思います。

4月9日(月)
7日の未明にラフCGを2枚連続投稿した「いいんちょ普及委員会」の「お絵かき掲示板」に、レスが付き始めました。
「ToHeartの眼鏡っ娘」にして「三つ編みおさげの眼鏡っ娘」である保科智子のファンサイトに、前者の題でHM−13、Leafキャラとはいえ後者の題で藍原瑞穂を描いて投稿するという、ある意味では他の方々をからかうような行為を敢行したわけでしたが、付いているレスを見る限りでは反感を買ってはいないと思いたいです。
よく見るとこの掲示板は、「いいんちょ普及委員会」だけでなく、同じ方が管理する他のサイトとも共用の掲示板になっていて、他のサイトには同じくLeafキャラの眼鏡っ娘である猪名川由宇とリアンのファンクラブがあるかと思うと、三国志や「北斗の拳」の名脇役(笑)を扱ったサイトもあるという具合で、掲示板は決して保科智子オンリーの空間ではないと理解できました。
もちろん「ToHeartの眼鏡っ娘」「三つ編みおさげの眼鏡っ娘」というような言葉は、ファンクラブの会員の方々には保科智子を真っ先に連想させるキーワードであるとしても、そのような題名で保科智子以外のキャラを描いたことに対して難癖を付けるような会員が大勢いる、もしファンクラブがそんな狭量な集団であったなら、私はためらうことなく、ファンクラブから脱退するでしょう。
(4月10日アップ)
4月8日(日)
だいぶ前から気になっていましたが、当サイトと相互リンクして下さっている夢二さんのサイト「InterMission」にアクセスできなくなっていました。
巡回先のサイトの掲示板から判断するに、InterMissionの他いくつものサイトが開設されていた、 www.kkkk.ne.jp をトップドメインとするプロバイダが、しばらく前から機能していないようです。
ご本人の意思による閉鎖ではないのだから、「他館のご案内」から削除すべきではないと思いましたが、どう対処すべきかわからないまま、すっかり更新を忘れていました。
それが先日、「kunta's room」のリンクページに、移転したInterMissionのURLを発見しました。
ここが一時的な避難場所になるか、新しい恒久的な住処になるかは、私には何とも言えませんが、当サイトに1箇所だけ存在していたデッドリンクを解消できたことをもって良しとします。

引っ越しが終わって、パソコンと周辺機器の置き場所も決まり、ようやく腰を据えてネット活動に没頭できる状態になりました。
CG制作の方も、「いいんちょ普及委員会」のラミネートカードプレゼント企画に参加するつもりです…が、土日が終わったのに手つかずです。
これも(もし参加できた場合)ラミネートカードが配られる最初のイベントが4月30日なので、当サイトでの公開はそれ以後になります。
(4月10日アップ)

4月7日(土)
喜ばしいことに、サイト開設1周年を迎える頃から、CGの制作意欲が上向いてきました。
そこでまず公開一番乗りは、案内所にも書いてある2枚のラフCGです。どちらも今日未明に「いいんちょ普及委員会」の「お絵かき掲示板」に投稿したものです。
実はこの2枚を描く前に、委員会にはもう1枚、本格的なCGを制作して寄贈しています。ですがその作品は、委員会が4月末から5月にかけて各種のイベントで販売する予定のCD「ともこ2000」に収録される予定なので、有償で販売されるCDに収録されるCGを、CDの発売前に当サイトで公開してしまうのは好ましくないと考えます。
よってその作品を当サイトで公開するのは、5月に入ってからになると思います。ご了承下さい。

委員会に寄贈するCGを制作してから、立て続けにインスピレーションが湧いたので、2枚のラフCGを制作したわけですが、またしてもギャグというかジョークに走っています。
まあ、委員会の方々には、他のゲームの眼鏡っ娘である猪名川由宇(こみっくパーティー)・李紅蘭(サクラ大戦)・リアン(まじかる★アンティーク)・鳴瀬真奈美(With You)のファンクラブを掛け持ちしている方も多いので、このくらいは許してもらえるでしょう。
実は実は、4月になってから、もっと別の場所にもラフCGを投稿しています。
ですがそのラフCGについては、内容・公開先とも一切を非公開といたします。
4月6日(金)
ようやく春めいてきて、私の新居の周りでも桜が咲き始めました。
それを見ていてふと思い出したのは、先週末だったか、行きつけのチャットルームで東京都在住の方と話していて、東京の方ではもう桜が満開になっていると聞いたことです。
新潟県は冬の雪が深いので、桜に限らず春に花が咲く植物の開花は、関東地方より遅くなります。まして東北、北海道では桜の開花はもっと遅くなるはず。
そうするとゲーム「Kanon」のエンディングの一つで、高校の卒業式の時に桜が咲いているというのは、あのゲームが「最高気温が氷点下の地点がある」──これは日本で言えば北海道に限られるでしょう──ような寒地を舞台にしているとしたら、おかしなことになります。そんな事をチャットで話したのを思い出しました。
当サイトの1年前の日記にも、桜の開花時期に関することが書いてありました。
日記も公開を始めてから1年が経過しましたから、1年前の日記と同じことを書かないように気をつける必要がありそうです。
(4月7日アップ)

4月5日(木)
1周年と1万カウントを相次いで迎えた当サイトに、前から懇意にしていただいている桂芳恵さんが記念CGを下さいました。
よって今日の更新は、まずこのCGの公開です。
本当なら私自身、開設1周年に新作CGの1枚も公開しないと格好が付かないところなのですが、いかんせん1周年と時を同じくして已むを得ない事情があったので、新作CGを制作できるのは、早くともこの週末くらいになるでしょう。
その新作CGですが、サイト運営も2年目に入ると、季節物は一巡してしまいますから、どうもこれといったCGの題材が浮かんできません。
もし「同級生2」キャラのCGがネタ切れで何も出てこないようなら、最近プレイした他のゲームからでも考えてみることにしましょう。

4月4日(水)
引越でばたばたしていたためもあってサイトの更新が滞りがちですが、日記の打鍵はようやく追いついてきました。
1日のH.Saitouさんのライブの時に撮った写真のDPEができたので、夜はまずこれをお贈りします。
その時にデジカメで撮った写真は、1日の夜のうちにH.Saitouさんにお見せしていましたが、蛍光灯の下で撮った写真なので発色が非常に悪く、とてもこのままウェブサイトに公開したりプリントしてアルバムに貼ったりしていただける写真ではありませんでした。
それでデジカメで撮った写真は私のサイトに暫定的にアップして見ていただくだけにし、普通のカメラで撮った写真ができてから、それをスキャンして差し上げることにしたのでした。
それからせっせとウェブ日記を打鍵して、3日の分まではアップします。
アップしてからサイトを見ると、カウンタが10000を超えていました。
開設1周年から遅れること3日にして、延べ来訪者1万人という節目を迎えることになったのは、ひとえに当サイトを訪れて下さる皆様のおかげと、深く感謝いたします。
私としては、開設1周年よりも1万カウント達成の方を、より深く喜びとするところです。
サイトを開設したまま開店休業で何もしなくても、1年間プロバイダと契約してさえいれば開設1周年にはなります。しかし1万カウントは、多くの方が当サイトを訪れて下さり、中にはリピーターとなって欠かさず巡回して下さった方がいた、その積み重ねだと思うからです。
もし私がサイトの更新を全くせず、どころか伝言板のレスつけさえしなかったとしたら、たまたま検索サイトで当サイトを見つけた一見の方が訪れることはあっても、リピーターとなって巡回して下さる方はいなくなるでしょう。
(4月5日アップ)

4月3日(火)
引越を機に、フレッツISDNにしました。
首都圏の方でこのサービスが始まったばかりの頃には、ネット利用者の申し込みがNTTの予想を超えて殺到したのか、申し込んでもサービス開始まで1ヶ月待ちなどということがあったようですが、もうそういう時期は過ぎたのか、3月中旬に、引っ越しするので電話を移転することをNTTに伝えた時に、フレッツにしたいと言ったら、引越と同時にフレッツが使えることになりました。
引越前にチャットで、4月からフレッツになると言うと、専用線と同じ常時接続でありながら、ファイアウォールのような防護施設がないフレッツは、セキュリティ対策をきちんとしないと危険だと言われました。
しかもセキュリティ対策というとネット初級者でもすぐ考えるウイルス対策ですが、あるアンチウイルスソフトには重大なセキュリティホールがあり、ネットにつないでいる間にマシンをハッキングされ悪用される可能性があるということです。
今さらですがネットの利便性は危険と背中合わせです。フレッツになるからと言って、寝ている間もつなぎっ放しにするのではなくて、こまめに切断するに越したことはなさそうです。
実際のところは、新居に入居して以来、テレホタイム前は引越荷物の荷解きと片づけに追われていて、ウェブ日記の打鍵もままならず、まして宵の口からネットサーフするどころではありませんが。
(4月4日アップ)

4月2日(月)
新しい職場に出頭して、辞令を受け取ってから挨拶回りをすると、午後からは有休を取って、引越にともなういろいろな手続きをしに行きます。
まず絶対に必要なのが市役所に転入届を出すこと。それから、電気・ガス・水道料金の口座引落の手続き。今までは独身寮に住んでいて、電話以外の公共料金は寮費として払っていましたが、これからは独立会計になります。
そういった公共関係の手続きを5時までに済ませて帰ると、後はひたすら引越荷物の荷解きと部屋の片づけです。
(4月4日アップ)

4月1日(日)
本日、当サイトは前身「800Tours」として開設してから満1年を迎えました。
こうして1年間サイトの運営を続けてくることができたのも、サイトを訪れては折に触れてサイトや公開作品に感想を下さった皆さんの、温かいお励ましのおかげと、深くお礼申し上げます。
今後も当サイトをよろしくお願いいたします。
起きてみると身体の節々が痛いだけでなく、喉の調子が悪くなっています。
夜はまだ寒い4月の新潟では、後先考えずに変なことをしない方が身のためでした。
そのうちに別便で送った荷物が届いたので、狭い部屋はさらに足の踏み場もなくなりました。
この状態からまずこたつを中心に部屋のレイアウトを決め、家具を取り出して配置することになりますが、それはもう少し先になります。

というのは今日の午後、新潟市でライブがあり、チャットでお知り合いになったH.Saitouさんが出演されると昨夜のチャットで聞いたので、急遽ライブを聴きに行くことにしたからです。
新潟県は県都新潟市を中心に高速バス網が発達していて、昨日まで私が住んでいた市からも、今日から住むことになる市からも、新潟市へ高速バスが通じています。
私は車を持っていないので高速バスで行くことにしたのでしたが、高速道路に乗るまでの道路が渋滞していて、開演は午後1時だったのに新潟市の会場に着いたのは午後2時を過ぎていました。
会場といってもゴルフ練習場の建物の一部屋で、十数人も入ると満員になるような部屋でした。
もう20年以上も、毎年4月1日にここを会場として「4月馬鹿コンサート」が開かれていて、かつて新潟に住んでいたことのあるH.Saitouさんは、常連の出演者らしいです。
集まった人たちも、コンサートの古い常連の方々で、みな入れ替わり立ち替わりステージに立ちます。
つまり客を集めて演奏を聴かせるのが目的のコンサートではなくて、コンサートを主催した人の門下生の同窓会という雰囲気で、純然たる客は私だけでした。
演奏はおしなべてギターの弾き語りでした。H.Saitouさんともう一人、毎週日曜日に信濃川の土手でギターを弾いているというBaby★Babaさんはロックギター、他の方々はフォークギターということでした。ポピュラー音楽に疎い私には、ギターと言われても「アルハンブラの思い出」くらいしか思い出せないので、よくわかりませんが。
出演した方々は、私より年輩の方が主でした。演奏された歌はだいたいがご自身で作詞作曲されているということで、歌詞は、職場でカラオケに行くと若い同僚がよく歌う歌謡曲や上司がよく歌う演歌のような色恋一本槍ではなく、人生の先輩として若い者を励ますような歌詞が多かったと思います。
(新しい歌謡曲をほとんど知らない私がカラオケに行くと何を歌うかというと、若い同僚ばかりなら古いアニメソング、年輩の人と一緒なら唱歌です。どうでもいいことですが)
Baby★Babaさんが歌った「俺達が持っている特別なもの」という歌が、眼鏡をかけた女性を讃える歌でした。
水野友美を「永遠の女性」とし、保科智子ファンクラブ「いいんちょ普及委員会」にも入っている私が、この歌詞に秘孔を突かれたのは言うまでもありません。
Baby★Babaさんがステージを降りるが早いか、歌詞を書き起こしていただき、委員会の掲示板でこの歌と、Baby★Babaさんのサイトを紹介する承諾をいただきました。
終演後、H.Saitouさんと夕飯をご一緒し、新潟駅まで送ってもらってお別れしました。

さてせっかく新潟市まで来たのだから、時間も遅いけれど、地元の町では買えない物を買って帰ろう、と思います。
そこでまず第一に駅の近くのパソコンショップへ、CD−ROMドライブを買いに行きます。 故障したCD−ROMドライブを修理することは、保証期間が過ぎていたこともあって、最初から考えていませんでした。パソコンの部品などというものは、保証期間が過ぎてから修理するよりも新品を買った方が、安くて性能のいい物が買えるからです。
パソコンショップへ行くと、CD−ROMだけのドライブは、バルク品は3000円台からありました。その他の機能を持ったドライブとなると、DVD−ROMドライブが1万円前後、CD−R/RWドライブが2万円台、CD−R/RW兼DVD−ROMドライブは3万円台、CD−R/RW兼DVD−RAMドライブとなると5万円以上になります。
私の場合、自宅でCD−RまたはCD−RWを焼く必要性があるとは当面思えないので、CD−R/RWドライブ、ましてDVD−RAMドライブは候補から外れます。
そうなるとCD−ROMだけのドライブかCD−ROM兼DVD−ROMドライブかとなりますが、DVD−ROMドライブが1万円前後で買えるなら、この際DVD−ROMドライブにしよう、と決断しました。
ただし、パソコンでDVDソフトを再生するには極めて高いマシンスペックを要求するといわれ、CPUはPentiumIIIかAthlonの1GHzクラスでないとスムーズに再生できないとも聞いています。
私のマシンのCPUはCeleronの400MHzですから、DVDソフトを再生しても見られたものではないかもしれません。

次にその店で、最近急速に購入意欲が高まってきたPlayStationと、PlayStation版「ToHeart」を買いました。
パソコンゲームだけでもおびただしいゲームを積んでいる有様なのに、PlayStationというゲーム機に手を出してしまったのは、これひとえにPlayStation版ToHeartをプレイしたくなったからです。
今まで私が持っていたToHeartはWindows版で、これはWindowsのゲームの圧倒的多数がそうであるように(それがパソコンゲームの本来あるべき姿かと思うと非常に疑問ではありますが)18禁です。しかしその18禁シーンについては、以前の日記に書いた通り、このゲームのこのキャラのこのシナリオにそういうシーンがどうしても必要だったとは到底思えないケースがままありました。
シナリオ面だけではなく、18禁シーンについてはもう一つ、竹井正樹氏原画の「同級生2」や門井亜矢氏原画の「下級生」に比べて、水無月徹氏と ら〜・YOU氏の手になるToHeartキャラの絵は、見た目かなり幼めなのが多く、特に1年生キャラである姫川琴音や松原葵の18禁シーンは、「雫」「痕」と違ってレイプシーンでなくても、見ていて痛々しいという印象が強くありました。
PlayStationはかつて、ゲーム機の中でも性的表現に対する規制が最も厳しいと言われたゲーム機ですから、当然18禁シーンは全て削除です。
でもそこで単純に18禁シーンを削除しただけだったら、そんな子供だましで世のゲーマーに相手にされるわけがありません。
実際にはPlayStation版ToHeartはけっこうな人気を博しているのですから、全年齢版Kanonと同じく、18禁シーンが削除されたのを補って余りある何かが追加されているはずです。
追加されている何かに関連して気になっていたのは、昨年の冬コミの時に気付いた、HMX-13セリオと来栖川綾香です。
どちらもWindows版ではほとんどシナリオのない脇役で、「初音のないしょ!!」に収録されていたWindows版ToHeartのキャラ人気投票(Windows版ToHeartのユーザ葉書を集計)では、総投票数3400票以上の中で、わずか1票ずつしか獲得していませんでした(ちなみに最多得票のマルチは約1500票を集めていました)。
それが冬コミのサークルカットを私が集計したところではセリオが神岸あかり・マルチに次いで3位、綾香が来栖川芹香を凌いで保科智子と4位タイというのですから、ファンの勢力分布がここまで塗り替えられたからには、きっとマルチたちと同列のメインキャラに昇格して、プレイヤーの心を鷲掴みにするようなシナリオが盛り込まれたのでしょう。
それだけでなく、PlayStation版のエンディングでは思い切りイメージチェンジした智子が見られるとか、Windows版のエンディングを見た時にかなり引いた長岡志保も、PlayStation版ではいいシナリオになっているとか聞くと、いよいよ食指が動きます。
しかしPlayStation版ToHeartは発売からかなり経っていますから、PlayStationでプレイしてみたいゲームが、ToHeartの他にはもっと前に出た「同級生2」くらいしかない私の場合、もしPlayStation本体を買っても肝心のゲームソフトが手に入らなかったら、買ったそれは無用の長物と化します。
ですからPlayStation版ToHeartが買えるまではPlayStation本体を買わない、と決めていたのでした。引っ越すまで住んでいた市では、どこへ行ってもToHeartを見つけられなかったので、PlayStationを買わなかったのです。
PlayStationと並べて売られていたPlayStation2を買わなかった理由は、そういうことです。差し当たってPlayStation2でプレイしたいゲームもないし、DVD−ROM再生機能が付いていると言われても、パソコン用にDVD−ROMドライブを買った動機と矛盾するかもしれませんが、すぐに買って観たいDVDソフトもありません。DVDソフトは近いうちに何か観たくなるかもしれませんが、何と言っても既にパソコン用にDVD−ROMドライブを買ってしまいましたから、今さら約14000円のPlayStationの代わりに値引きなし39800円のPlayStation2を買う気にはなりませんでした。

新潟から帰ってきて、買ってきたばかりのPlayStation版ToHeartをプレイしたいと逸る心をひとまず抑えて、昨日買ったばかりのデジカメでライブの最中に撮影したH.Saitouさんの写真をお贈りするために、故障したCD−ROMドライブをDVD−ROMドライブに交換します。
その作業のためにパソコンの筐体を開けたので、そのついでにVGAカードを、昨年8月に秋葉原で買ってきたDiamond StealthIII S540から、しばらく前に新品を送ってきたCreative 3DB Savage4に換えてみました。
ところが換えてからベンチマークテストをしてみると、VRAMを32MB積んでいるSavage4の方が、VRAM16MBのStealthIIIより低い数値が出ました。感覚的にも、ソリティアやフリーセルのカードの動きが滑らかでないようです。
VGAカードの性能は基本的にチップセットで決まり、積んでいるVRAMの容量とはあまり関係ないらしいです。
そこでVGAカードはStealthIIIに戻し、Savage4は完全な予備カードにすることにしました。
(4月4日アップ)

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