2003年6月後半の日記
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6月30日(月)
30日の夜からは、先日買ってきたばかりの「ToHeartPSE」を3号機にインストールして、プレイを始めます。
元になったPlayStation版も、さらに大元の旧版もずっと前にコンプリートしていますから、そのどちらよりもずっと綺麗に塗り直されているCGと、途切れないボイス(PlayStation版ToHeartは、主人公の名前をデフォルトから変更しない場合に限りボイスが途切れずに発声される仕様になっています)を楽しみながら流していくのですが、どうもボイスがPlayStation版とちょっと違うような気がします(特に序盤から聞こえる機会の多い神岸あかり)。逆移植に際して、CGの塗り直しにどれくらいの人手と費用がかかっているかを想像すると、まさかPlayStation版の声優を全員集めてボイスを全部録音し直しているとはちょっと考えにくいのですが、どうなのでしょうか。
ゲーム本編には都合3回、主人公・あかり・長岡志保・佐藤雅史の4人がゲーセンへ繰り出してゲームで対戦する場面があります。PlayStation版だとここで本当に対戦相手を選んでミニゲームをやることになっていますが、PSEではミニゲームをやることはありません(3種類のミニゲームはおまけとして同梱されていて、ハードディスクにインストールして遊ぶことはできます)。きっとPlayStation版のユーザーの中から、本編をプレイするたびにミニゲームをやらされるのは煩わしい、という批判が、無視できないほど出てきたのでしょう。私だって、対戦相手の中で最も弱い あかりと対戦するとして、本気を出せば互角くらいには勝負できる「○△□×(対戦落ち物ゲーム)」ならまだしも、勝てたためしのない「お嬢様は魔女(横スクロールのシューティングゲームでスコアを競う)」と、形の上では常勝ですが実態は私がコントローラに指一本触れずにいるといつの間にか あかりが自滅しているという「Heart by Heart(対戦格闘ゲーム)」を毎回プレイさせられるのには、うんざりさせられたものでした。
(7月1日アップ)

6月29日(日)
昨夜のチャットで、藤咲はじのさんのサイト「なちゅらりすと」が移転し、名も「遊星☆なちゅらりすと」と改めるという知らせを聞きました。これまでは「ナチュラリスト村」という体裁でしたが、メインコンテンツであるCG展示コーナー(注意:18禁です)を一挙に4倍に拡張し、コンセプトも星一つを「ナチュラリスト星」にしてしまうという、気宇壮大なデザイン変更です。
29日付の更新で、リンクページを修正しました。それだけでなく、1号館4〜8号室、6号館2号室および日記の過去ログからのリンクも修正しておきます。Windowsの「検索」で移転前のURLを含むファイルを探し出して、一つずつ修正していくと、はじのさんからは何かにつけてずいぶんたくさんのCGを頂いてきたことを、改めて実感しました。

週末は、土日のうちどちらか一日は近所の図書館へ新聞をまとめ読みしに行く日と決めていますが、6月前半に2週間図書館が休館だった間に溜まりすぎた新聞は、昨日別の用事で出かけていたこともあり、この週末には読み切れませんでした。ですから先週世間でどんな出来事があったかはまだ私の知るところではありませんし、特に知ろうという気もありません。
(7月1日アップ)

6月28日(土)
朝までかかって新作CGを完成させると、公開の準備作業は後でおいおいやることにして、まずは体力回復のために寝ます。そして午後になって起きると、新潟市へ行く時間になるまで公開の準備作業(その大半はコメントの打鍵)をします。
今日の新潟市での用事は2つで、1つは りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)へ新潟大学管弦楽団のサマーコンサートを聴きに行くことです。曲目はフンパーディンク(ドイツ:1854〜1921)の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲、グリーグ(ノルウェー:1843〜1907)のピアノ協奏曲、ドヴォルザーク(チェコ:1941〜1904)の交響曲第8番。序曲や前奏曲という名前の付いている、長くても演奏時間10分くらいの短い曲をプログラムの最初に置き、30分くらいの交響曲や協奏曲を2曲続けるというのは、オーケストラの演奏会としてはごく一般的なプログラムです。
昨年9月のコンサートの時は前半に歌劇の序曲が2曲ありましたが、ヨーロッパの歌劇には序曲がつきものです。それは聴衆を日常の場から、神話や伝説を題材にした歌劇の非日常的な世界に誘い込むため──というように言われています。しかしある時はたと思い当たったのですが、歌劇が始まる前に序曲を演奏して聴衆を音楽に誘い込むというのには、19世紀以前のヨーロッパではもっと現実的な意味があったのではないでしょうか。
というのは19世紀以前のヨーロッパでは、歌劇場の照明は電気ではなくてロウソクだったのですから、今のようにスイッチ一つでステージを明るくして客席を暗くするというわけにはいかなかったはずです。そして、今の日本のクラシックコンサートで、開演時刻より前に客席にきちんと座って待っている日本人聴衆の行儀の良さは、世界的に見ても異例なものだそうですから、昔のヨーロッパの歌劇場の情景を想像してみると、開演時刻になっても明るい客席では、聴衆が歩き回ったりお喋りしていたりするのが当たり前だったのではないでしょうか。そんなコンサートで「これから始まりますよー!」と観客の注意を引くのが、序曲の最初の役目だったのかもしれないと思います。
歌劇の題が「ヘンゼルとグレーテル」というと、これはグリム童話です。パンフレットには「ドイツではヴァーグナーの死後、この歌劇のような子供向けのメルヘン・オペラが大流行した。これはヴァーグナーのように神話を題材にした重厚なオペラに大衆が飽きてしまったためである」というようなことが書いてありました。ヴァーグナーの重厚長大さ(上演に4晩かかる「ニーベルングの指環」は別格としても)に聴衆が疲れたというのはあるかもしれませんし、もしかすると“子供向けのメルヘン・オペラ”が「大流行した」とまで言われるほど流行したのは、それまでの歌劇が、表向きの題材として聖書(サン=サーンスの「サムソンとデリラ」)・伝説(「ニーベルングの指環」)・歴史(ヴェルディの「アイーダ」)を扱っていても、内実はほとんどが色恋沙汰に終始していたことへの反動があったのかもしれません。うろ覚えですが、歴史を題材にしたムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」が作曲された時、ソプラノのアリアがない(乱暴な曲解ですが「若い女性の色恋沙汰が筋書きにない」)といって劇場が受け取らなかった、という話があるくらいですし。
グリーグとドヴォルザークは、けっこう有名な曲だと思うのですが、CDは持っていませんし、コンサートやテレビ・ラジオで聴いた覚えもありませんでした。CDを持っていて今までにたびたび聴いている同時代の作曲家、例えばブラームスやサン=サーンス、チャイコフスキーの曲を思い出して比べてみて、何となく感じたことがありますが、書かないでおきます。

時間的にはこっちの方が先になるのですが、もう1つの用事は──今月27日発売と広告が出ていた「ToHeartPSE」を買うことです。
本来のコンシューマ版をコントローラでプレイすることを事実上断念せざるを得なくなったために、操作手段がコントローラからキーボードに変わった逆移植版で捲土重来を期している「こみパDCE」と違って、PlayStation版ToHeartはミニゲーム以外はコンプリートしていますし、それに操作手段がPlayStationのコントローラからキーボードに変わったぐらいで私が「お嬢様は魔女(PlayStation版ToHeartのミニゲーム)」をクリアできるはずがありません。そもそも原稿が描けないとゲームが進まない こみパと違って、ミニゲームをクリアできなくたってToHeartのゲーム本編のプレイには何の支障もありませんし、少なくともPlayStation版には、ミニゲームをクリアするとボーナスCGが見られるというような要素はなかったはずです。そこまでわかっていながら逆移植版を、それも初回特典版を買っている私は、誰の目にもゲームメーカーに踊らされているとしか見えないでしょう。
でも、いいんです。この夜のチャットで、ToHeartPSEを今日買ってきたことを話題に出した時に言ったことですが「同じ阿呆なら踊らにゃ損々」だと思っていますから。

夜になって帰宅すると、サイトの更新作業は何をおいてもCGの公開を優先します。CGの公開を済ませてから、それに伴う更新を実施し、それから日記の更新にかかりますが、今日の分の打鍵が終わらないうちにチャットルームが賑わってきたので、日記の更新を中断してチャットに行きました。
(6月29日アップ)

6月24日(火)〜27日(金)
24日からは毎晩、夜遅くまで新作CG「2人のヒロイン」の制作に専念してきました。やっと3号機の、Celeron2.0GHzのCPUと512MBのメモリが本領を発揮する作業を始めたと言えるでしょうか。PhotoshopElementsを起動して、画像サイズが縦3000x横4000ピクセル、ファイルサイズが60MBのPSDファイルを読み込むとか、B5のケント紙に色鉛筆で描いた背景を400dpiでスキャンし、PSDファイルにレイヤーとして貼り付けた後、レイヤー全体を回転させて傾きを修正したり、画像全体にフィルタをかけたりする、これくらいの作業になると、2号機よりは反応が軽くなったのを実感できます。
それでも一度、オンラインヘルプを読もうとしたら重くなりすぎてヘルプが反応せず、タスクを強制終了するダイアログの厄介になりましたが。しかもいったん終了したPhotoshopが起動しなくなってWindowsを再起動する事態にもなりましたが、こんな時にWindows98ではCtrl+Alt+Delキーも効かなくなって電源ボタンに手を伸ばす必要がしばしばあったのに比べると、WindowsXPは安定していると言えそうです。
週末前夜の27日夜は、チャットルームにも行かずに制作に没頭して、28日の朝6時までかかって完成しました。
CGを制作する時はいつも最初に題材(今回なら「第2次夏服シリーズ」)を決めるのは当然のことですが、題材が決まっても具体的な題名がすぐに決まるとは限らないのが私のCG制作の常で、今回もCGを完成させてHTMLファイルを作り始めても、1枚のCGとしての題名がまだ決まっていない、という状況でした。それでも「無題」なんていう人を食った題を付けることはしないで題名をひねり出すので、そうやって決めた題名はえてして、しっくりしなかったり難解だったりするものです。
今回の作品は第2次夏服シリーズの出発点ということで、学園物のゲーム本編で夏制服が設定されていないキャラに、自分で想像した夏制服を着せてみるのですが、その第1作として「ONE」を選んだ理由、なかんずく、今までこのキャラのCGを描いた人はほとんどいないであろう、他でもない清水なつきを描いた理由については、CGのコメントで力み返って述べた通りです。
ですから題名は「2人のヒロイン」と、清水なつきと長森瑞佳を対等に扱っていますが(これだけでもONEをプレイした大多数の人々に対する大きな挑戦であると自負していますが)、私の本意がどこにあるかは、CGのファイル名が nagamori1.jpg ではなくて shimizu1.jpg であることを、第2作(mizuno1.jpg)以来の私のCGの命名法に照らして、察していただきたいと思います。
(6月28日アップ)

6月22日(日)〜23日(月)
20日からかかりきりになっていた、Netscape Navigator7で見るとInternetExplorer6ともNetscape Navigator4.75とも見え方が違う箇所の修正が、23日になってようやく終わる見通しになりました。こういうルーチンワークを極める作業、それもたった1パーセントほどの利用者のためだけにHTMLをいじり回すという作業は、貴重な週末を費やすには庭の草むしりほどにも値しないものですが、私という人間は、そんな事でも気づいてしまったが最後、やらないでいると精神の安定を保てないという、つくづくウェブサイト管理者には向かない損な性分に生まれついてしまったので、何も考えずに処理していくことにします。
暦の上では、そろそろ夏至です。トップページにCGを公開してからもうすぐ3ヶ月が経つことでもあり、そろそろ新しいCGを制作したいところです。新作は、──もし御影すばるの18禁CGを期待している方がいるとしたら期待を裏切ることになりますが──一昨年の今頃ハイペースで制作していた「夏服シリーズ」の再開とするつもりです。少し前からネタ出しに取り組んできましたが、23日になるといくつかネタが出てきました。
(6月23日アップ)

6月21日(土)
昨日の項に書いた、Netscape Navigator7で見るとInternetExplorer6ともNetscape Navigator4.75とも見え方が違う箇所の修正には、どうも相当時間がかかってしまいそうです。今朝4時、眠気に負けて中断するまで続けましたが、サイト全体の修正完了には程遠い状態です。

午後から図書館へ行って、3週間分の新聞を読み始めます。イラク戦争とかサミットとか、朝鮮半島北部を実効支配する武装勢力のこともそうですが、目に止まった記事は、100円玉と大きさがよく似ているクロアチアの1クーナ硬貨(額面価値は約18円)を自動販売機に入れて返却レバーを押すやり方で100円玉を盗んでいたクロアチア人が逮捕された、という記事でした。(読売新聞6月11日朝刊)
細工した500ウォン硬貨を自動販売機に入れて返却レバーを押して500円玉を盗む犯罪は、それが横行したために造幣当局が500円玉を改鋳することを余儀なくされ、最近あるディレッタントがそれを題材にして「Kanon」SSを書いたほどで、社会的反響の大きかった犯罪でしたが、同じ手口で100円玉を盗んだことは今まであまり聞いたことがなかったのは、高額の札や硬貨ほど偽造者に狙われやすい、という実例だろうと思います。同じ手間をかけて同じリスクを冒すなら、儲けの多い物を狙うのが当然の心理ですから。
しかし、500円玉と同じ重さになるように表面を削った500ウォン硬貨の場合と違って、今回の1クーナ硬貨の場合、自動販売機に100円玉と誤認させるために何か細工をしたとは報じられていませんから、もしかすると最初は、たまたま手許にあった1クーナ硬貨を間違えて自動販売機に入れたら、100円玉を入れたと自動販売機が判断したのかもしれません。そこで止めておけば、逮捕→国外退去なんてことにはならなかっただろうに、と思うのは間違っているでしょうか。
(6月22日アップ)

6月19日(木)〜20日(金)
週明けからは日記の打鍵に力が入りすぎているような毎日ですが、19日に予定していたのは利用規約の改定でした。もっとも実施したのは20日です。
開設当時、お知り合いの方に「よくまあここまで凝った文章を」と言われたことがあるほど持って回った文章で固めた利用規約(開設当時は「運送約款」)、改定前の文面を隅々まで覚えている方は、おそらく管理者以外には、常連の方々の中にも1人もいないかもしれません。
改定の内容はごく些細なことなので、それを実施した動機ともども、多くは語らないことにします。

3号機でサイトの更新を行うようになって2週間が経った20日、ようやくNetscape Navigator(以下NN)を3号機にインストールしました。
ホームページ作成ソフトを使わずにテキストエディタだけでサイトを制作している私の場合、NNでサイトを見た時に、いつも使っているInternetExplorer(以下IE。3号機にインストールされているバージョンは6.0SP1)で見たのと同じように見えるか、特にtableを構成するタグの閉じ忘れ(NNでこれをやるとtable全体が全く表示されなくなることがしばしばあります)がないか、スタイルシートを使っている部分が予想通りに表示されるか、これらのチェックが欠かせないので、たとえアクセス解析によればNNで当サイトを見ている人の比率が1桁の下の方のパーセンテージしかいなくても、サイトの更新を行うパソコンにはNNをインストールする必要があります。
それでネットスケープのサイトへ行って、最新バージョンのNN7.02をダウンロードしました。
インストールを済ませてから、当サイトをざっと眺めてみると、早速ですがIE6と見え方が違うだけでなく、従来2号機でチェックに使っていたNN4.75とも見え方が違う箇所が見つかります。具体的にどこがどうであるかはここでは述べませんが、目についた範囲で見え方の違う箇所は、HTMLの解説書を見て修正しておきました。
代替テキストの表示それと一つ気になったことがあります。どのHTMLの解説書を読んでも、<img>タグを使って画像を貼り付けてあるウェブページには、画像の代替テキストというものを alt="〜〜〜" という書き方で <img>タグの中に入れることが勧められていて、それは例えば目の不自由な人がウェブサイトを見る際に使う音声読み上げソフトは、代替テキストを読み上げるようになっているからだ、と書いてあります。他には学校や職場のパソコンでネット遊びしているとか細い通信回線でアクセスしているといった理由でブラウザの画像表示をオフにしている人への配慮として。設定した代替テキストは、IEおよびNN4.75だと、表示されている画像の上にマウスカーソルを持って行くとこんな具合に表示されます(この画像はIE6の場合。PrintScreenキーでキャプチャしましたが、マウスカーソルは表示されていません)。
NN7(画像を表示しない)での表示ところがNN7は、どうも画像を表示する設定だと、表示されている画像の上にマウスカーソルを持って行っても代替テキストが表示されないようです。画像を表示しない設定にして見れば右のように代替テキストが表示されるので、おそらく音声読み上げソフトでの代替テキストの読み上げには問題はないのだと思いますが、私がこれまで1号館や3号館で時々やってきたように、代替テキストとしての用途を超えて、画像のコメントをHTMLファイルの中にさりげなく隠すような使い方をしようとすると、当てが外れることになりそうです。
(6月20日アップ)

6月17日(火)〜18日(水)
この前の週末には、チャットしたりコンサートに行ったりしていましたが、「こみパDCE」のプレイも進んでいます。
ボイス付きが売りだった旧版は、キャラボイスのフルインストールには650MBも要するという、発売当時としては異例なほどハードディスクを食うゲームだったにもかかわらず、ボイスがあるのは女性メインキャラの、それも限定されたイベントシーンだけでしたが、DCEはフルインストールに要する容量が1.42GBとさらに増えただけあって、女性のサブキャラ(芳賀玲子の友人3人組や運送屋)も喋りますし、男性キャラも九品仏大志だけでなく、どうでもいいザコ(おたく縦横)に至るまで、全ての台詞を喋ります。
ですからプレイ中はずっと、猪名川由宇(DreamCast版と声優が同じならば茂呂田かおるさん)のパワー全開神戸弁や、御影すばる(同じく倉田雅世さん)の、脳天に突き抜けるような(モノラルで出力されるボイスをヘッドホンで聴くと、頭の真ん中から聞こえてくるので、なおさらそういう感じがします)「ですの〜☆」を聞き続けているわけですが、こういう具合に全ての台詞を喋らせるのなら、やはり今の技術ではボイスが途切れることが避けられないと思う、主人公の名前を変更可能にすることに固執しない方がいいのではないか、とも思います。今のところ牧村南の台詞に一部、文面が「○○くん」となっているところを「あなた」と発声している部分がありますが、それ以外は主人公の名前を含む部分は、ボイスが途切れてしまっています。
ところで、5月30日に発売された こみパDCEに続いて、今月27日には「ToHeartPSE」が発売されることになっています。DreamCast版こみパの、あのアナログコントローラでの原稿作成を断念した私は、こみパDCEのタッチタイピングでの原稿作成に再挑戦を誓っていますし、パソコンとDreamCastは持っているのにPlayStationを持っていないというある人は、ToHeartPSEに熱い期待を寄せているようですが、ToHeart関連サイトで私が時々出入りしている保科智子ファンサイト「いいんちょ普及委員会」も、そこの姉妹サイトである「猪名川由宇FC『好きやねん』」も、掲示板を見る限り、逆移植版の発売でファンクラブ一同沸き立っている、と言うには程遠い状態のようです。
それというのは結局、コンシューマからの逆移植に際して、コンシューマ版をコンプリートしている人でも食指が動くような新しい追加要素がないからのようです。掲示板の書き込みを見ると、こみパDCEに対しては
「(タッチタイピング以外に)何かもっと変更点があれば、買うのに躊躇しないで済むんですけどね〜」
ToHeartPSEに対してはもっと具体的に
「追加キャラや、(来栖川)綾香の濡れ場があれば即買いなんですが」
「PSEが売れて綾香姫の18禁CGが復活したバージョンが出たら、思いっきり揺れ動く事でしょう」
という具合です。
最初に出たパソコン版ToHeartでは、綾香は来栖川芹香と松原葵のシナリオにちょこっと顔を出すだけのサブキャラですが、当初は独立したシナリオを持つメインキャラに列する予定だったのか、パソコン版のディスクには、綾香のHシーンの未使用CGが1枚だけ収録されているというのは、パソコン版ToHeartプレイヤーの間では周知の事実です。
「Kanon」と「AIR」の両方で、18禁のパソコン版とボイス付き全年齢対象のDreamCast版を比べて、Hシーンよりキャラボイスを択った私としては、「18禁要素が追加されるのでなかったらパソコンに逆移植する意味がない」というような物言いには全面的賛同はしかねるのですが、そのうちに、と言いましょうか、もっと具体的には こみパDCEで すばるを見ているうちに思いついたのですが
──18禁要素がないなら自分で作ってしまえばぁ!?
もともと18禁だったパソコンゲームに、コンシューマ版でメインキャラ格の女性新キャラが追加された例は、古くはSegaSaturn版「同級生」の桜木京子・高野みどり・堀真純、PlayStation版「同級生2」の西御寺静乃・山本律子、スーパーファミコン版同級生2の南雲摩耶(今では知っている人も少ないでしょう)といったところが思い出され、これを拒否することが鍵っ子の信仰宣言とされているとも見えるPlayStation版「ONE」の清水なつきを経て、最近の大物がDreamCast版こみパの すばるではないかと思います。PlayStation版ToHeartに関しては、最初のパソコン版(これも「旧版」と呼びましょう)にはシナリオがなかった綾香は、事実上の新キャラとしてこれに準ずるでしょう。
いずれにしてもコンシューマですから、かつて「18歳以上推奨」「18禁」のレーティングが存在したSegaSaturnを除けば、追加キャラには18禁要素が存在する余地はありません。それが18禁OKのパソコンに戻ってきたのなら、心ゆくまで18禁要素が追加されることを望むのは、パソコンゲーマーとしてはごく自然な心理であって、それを否定する資格が私にあるとは言いません。
それに逆移植でパソコンに戻ってくるのを待つまでもなく、コンシューマ版の追加キャラの18禁シーンを脳内補完するのはプレイヤーの自由です。
そもそも18禁ゲームを見渡せば、存在感のあるサブキャラでありながら18禁シーンがない女性キャラは、メーカーによって傾向は異なりますが枚挙に暇がありません。知っている範囲では、elf・シルキーズのゲームは少ない方で、ゲームの世界観の中で特殊な位置づけを持っている「下級生」のティナ(セミヌードはあります)を別格とすると、「リフレインブルー」の杉野治美、「恋姫」の静氷と奈美貴、「flutter of birds」の赤木圭子(後の3人はそうせざるを得ない事情があるでしょう)くらいでしょうか。(flutter of birdsには婆さん連・おばさん・子供以外にもう1人いるって? ……この範疇に含めるんですか、あの人外キャラを!?)
それに対して、このキャラの18禁シーンを脳内補完したファンの多さではおそらく筆頭格と私が思うのは「With You」の伊藤乃絵美なのですが、With Youには他にも天都みちる・信楽美亜子・田中冴子・チャムナと1タイトルに5人もいます。メーカーとして特に多いと思うのはやはりKeyでしょうか、「MOON.」まで遡れば鹿沼葉子、以来「ONE」には広瀬真希・深山雪見・柚木詩子、「Kanon」には天野美汐・倉田佐祐理・美坂香里・水瀬秋子、「AIR」には神尾晴子・霧島聖(みちる……はちょっと待ってね)、いやそもそもAIRの第2部のヒロインであるべき神奈備命には、18禁シーンがありません。他には「加奈」の近藤美樹、「月姫」の弓塚さつき、「AmbivalenZ」の二宮亜沙子、戻ってToHeartのセリオも、ファンの二次創作で命を与えられたとまで言われているのを見たことがあるのが忘れられません。
まあそんな具合ですから、18禁OKのプロバイダにCGサイトを開いている私としては、18禁シーンを妄想する想像力が枯渇する前に、彼女たちの18禁CGを描いてみるのも一興、などと考え始めてしまったわけです。「素人にはお勧めできない。まあお前らド素人は(以下略)」なんて言われてしまいそうですけど。
(6月20日アップ)

6月16日(月)
13日から15日までの項には、分量が多くなりすぎるので書かなかったことですが、13日か14日に当サイトは開設以来5万アクセスを達成しました。
開設以来3年と2ヶ月で達成したこの数字ですが、4万アクセスを達成したのが今年の1月で、それから5ヶ月間に1万アクセスあったのですから、開設から1万アクセスを達成するまでにちょうど1年要しそれから2万アクセスを達成するまでに10ヶ月余り要した頃に比べると、カウンタの回転速度が上がってきているのを感じます。
万単位のキリ番を踏んだ人、あるいはキリ番踏み回数が年間最多と認定された人には、管理者からCGリクエスト権を進呈するという習わしがあるサイトでは、前者はそう簡単にその機会が巡ってくるものではないとしても、何とかして後者でリクエスト権を獲得しようと、キリ番踏みの申告が盛んです。特に最近、そのサイトの常連になった人が、100単位のキリ番や下3桁のゾロ目(62777とか)を頻繁に申告していて、アクセス数が3桁や4桁のうちはともかく5桁の上の方(7万台)まで来た今、下3桁が0以外で揃ったくらいでキリ番と言えるのだろうかという疑義が起こってきたのか、キリ番の認定基準を変えて、下3桁のゾロ目は申告されても認定しないことにした、と管理者から発表されていました。
当サイトは開設以来、キリ番を申告した人には何かを進呈するといったことは特に行わないできましたが、そのせいか開設直後に比べるとキリ番の申告はめっきり減りました。
閑古鳥が鳴き続ける掲示板に梃子入れする一つの方法として、何か考えてみる価値があるかもしれません。
(6月19日アップ)

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