2001年8月後半の日記 |
---|
←9月前半の日記へ ↑2001年の日記へ 8月前半の日記へ→ |
8月31日(金)
18禁ゲームに限らず、たいていのゲームには「ゲーム中に登場する地名・団体名・登場人物は実在のものとは一切関係ありません。」(Windows版「同級生2」の例)といった注記があります。16〜7世紀の日本に実在した人物が登場するゲーム、あるいは現在存在するJRの路線と駅と車輌が登場するゲームの場合にはこの注記はどうなるのかわかりませんが、まあ普通のギャルゲーの場合は、登場人物の名前は架空のものとする、という暗黙の了解が成り立っているでしょう。しかし、それなら……と考え始めるのが私という人間の性のようで、「同級生2」に登場するキャラの名前について、はたして同姓同名の人物が実在するかどうか、我ながら物好きと思いますがgoogleで検索してみました。 すると、いるんですね、これが。調べてみたのは女性キャラだけですが、水野友美・篠原いずみ・南川洋子・加藤みのり・鈴木ひろ子・田中美沙・安田愛美・永島久美子・山本律子(順不同)の9キャラについては、明らかに実在の、同姓同名の人物が載っているウェブページがありました(もちろん「同級生2」とは全く無関係なページです)。 (安田愛美については、実在する人の名前は「まなみ」または「あいみ」と読むようです。実際、この字を見て「あずみ」とはなかなか読めませんし、ATOK13の辞書にもシステム単語としては登録されていません)
さらに、同級生2とは全く無関係に杉本桜子という人名が出てくるページも複数ありましたが、どうもこれは女優の芸名のようで、実在の人名であると言えるかどうかわかりません。それから、野々村美里はTBSの「たのしい幼稚園」というドラマに6歳の幼稚園児(爆)として登場するとか、都築こずえというハンドルネームでウェブページ(同級生2とは全く無関係な)を開いていた人がいるとか、南川洋子は森村桂さんの小説のヒロインの名前であるとか、探せば見つかるものです、いろいろと。 もちろんこういった名前をキーワードにして検索すれば、検索にかかってくるのは同級生2に直結するコンテンツのページが圧倒的多数を占める(例外は山本律子で、同級生2関連のページが少ない反面、実在の人物が載っているページが多かったです)わけですが、その中身をよく見ると、キャラ別攻略法のページとコスプレ写真のページが大半を占めます。 私が期待していた、SSのページはかなり少ないのですが、それはネットに存在するウェブページのうちSSのページが相対的に少ないだけではなく、SSの場合その本文にキャラの名前をフルネームで記述することが、あまり多くないからではないでしょうか。 当サイトでもCGのページには、出典となったゲーム名とキャラのフルネームを明記していますが((株)elfのガイドラインに準拠)、SSのページには、頂き物の「春雨相似夜話」「はばたけ友美」「ROLLING DOWN」、拙作「優しさ」、さらに「下級生リレーSS」の私が担当した回の本文にも、「水野友美」というフルネームは一度たりとも記述されていません。 それなら「友美」だけで検索してみたらどうなるかというと、ヒット件数が多すぎて調べきれません。フルネームで検索した場合のヒット件数は、最も多い「鳴沢唯」が1520件、「水野友美」が500件、2番目に少ない「西御寺静乃」が130件、最も少ない「南雲摩耶」が5件という具合でしたが、「友美」では2万2千件でした。その中には実在の人名も無数にあるはずですが、もっと絞り込んで検索してみたところ目に付いたのは、フィリピンで客死したプロレスラーの鶴田友美さんを追悼するページでした。 こういう具合に、ゲームキャラの名前が実在の人名と偶然一致してしまうと、やはり何らかの問題が生じてくるでしょう。それで古くは「蓬莱学園」小説の登場人物に、日本領土に存在する学校にしては不自然に感じられるほど外国人が多く、新しいところでは「Flutter of Birds」の女性キャラが「南田白風」「離加等メー」などという日本人離れした名前になっているのではないか、と思います。 (9月2日アップ) |
8月30日(木)
昨日は朝のうち雨、今日は一日中断続的に雨。さしもの猛暑も和らいで、一雨ごとに涼しくなってきました。昼に蝉の鳴き声がほとんど聞こえなくなった代わり、夜に耳を澄ますと虫の鳴き声が聞こえます。やっと夏が終わって過ごしやすい季節が近づいてきたのなら、仕事にも趣味にも精を出すべきなのでしょうが、そんな日に寝冷えして風邪っぽくなっているようでは始末に負えません。生存証明のために日記の更新ぐらいはやっておきますが、PlayStation版With Youは一時お預けです。 |
夏コミの時に買った委託販売コーナーのカタログに、新潟市で開かれる「ガタケット」というイベントの広告が載っていて、その開催日が今日8月29日だということです。
新潟市あるいは新潟県全体の同人人口はどのくらいなのかわかりませんが、県庁所在地でこのようなイベントが成立するということは、かなり大きな市場があるということでしょう。1日開催で募集スペースが2300、つまり1日あたりにすればコミケの5分の1ということで、一人で買い回るにはこのくらいが適正規模かもしれません。 しかし惜しむらくは日程、平日です。比較的休みを取りやすい職種の私でも、今回は参加を見送らざるを得ませんでした。夏休み大詰めでは学生も参加しにくいでしょうし、──新潟県だと学校によっては2学期が始まっています。会場の都合もあるのでしょうが、なんでこんな日程に、と思います。 (8月30日アップ) |
8月27日(月)〜28日(火)
ウェブ日記の更新が日付にほぼ追いついてきたところで、思い立ってプレイを始めたゲームはPlayStationの「絆という名のペンダント」──PlayStation版「With You」と言った方が通りがいいでしょう。ゲーム本編はWindows版と基本的に変わっていないはず、しかもToHeartやKanonと違ってWindows版が既にボイスつきであるゲームのPlayStation版をなんで買ったのか、と不思議がられるのは至極もっともだと思いますが、かつて発売された「うぃずゆーTOYBOX」に収録されていたサブシナリオが収録されている(TOYBOXにはサブシナリオだけではなくて、壁紙やスクリーンセーバーなども収録されていただろうと思います)というのに釣られたのだろうと思います。 ただし、マニュアルによると、サブシナリオをプレイするにはゲーム本編(鳴瀬真奈美シナリオまたは氷川菜織シナリオ)のハッピーエンドを見なければならないということです。それでWindows版をプレイした当時の日記帳を取り出して、まず真奈美シナリオを進めていきます。 ゲームをしながらつらつらと思い出すのは、昨年の冬コミでは見る影もなかったWith You系サークルが、夏コミではかなり盛り返していたことですが、夏コミ3日目に私が見た限りでは、やはりというのかどうしてというのか、大半が乃絵美メインだったわけです。 まあそれが、狙いすぎという誹りを承知の上で狙って作った乃絵美のキャラが、狙い通りプレイヤーのツボにはまったのなら、それはそれでいいのですが、ソフ倫規程の関係で(*)商業ルートに乗せるゲームでは描写できない「主人公×乃絵美」の18禁シーンを絵に描きたい、それだけの動機で同人誌を出しているサークルがあるとしたら、いかがなものかと思わずにはいられません。 それはそうとして、真奈美シナリオでハッピーエンドを迎えるまでプレイしましたが、予想通り、18禁シーンを削除した以外はWindows版とほとんど変わっていません。 もっともパンチラシーンまで自粛しているPlayStationソフトの例に漏れず、その関係で1ヶ所イベントが削除、他に何ヶ所かCGの差し替えがありましたが、With Youというゲーム、私の感覚では、元から幾分わざとらしいパンチラシーンが鼻につくゲームだったので、「改善」されて「安心してプレイできる」ゲームになったとも感じられました。 それからお目当てのサブシナリオですが、用意されているのは4本です。 (*)ソフ倫の倫理規定には、禁止事項として
6. 近親(血続きの、直系および3親等以内の親族)相姦はその行為を描写した作品を制作しない。 とあります。ただしこれは、そのシーンを描写することは御法度でも、「雫」がそうであるように「この兄妹(姉弟)はそういう行為をしたことがある」という叙述に留めるのはかまわないらしいです。 この規程を裏返すと、従兄弟姉妹は4親等ですから、この規程に関する限り18禁シーンの描写はフリーパスになります。それでギャルゲーのヒロインには、主人公の従姉妹がよく登場するのではないでしょうかね。 (8月30日アップ) |
8月26日(日)
たまの休みだからといって、昼間は出かける夜はチャットする、では平日の疲れが取れないどころか下手すれば平日より疲れが溜まるわけで、生活リズムが破綻しています。実は24日の夜は、25日の午前7時半までチャットして、それから少し寝ただけでコンサートに行きました。そして帰ってくると同時に寝て、夜半頃やおら目を覚まし、26日の午前7時半までチャット……。 今日の午前中は、引き続きサイト更新の準備などしていましたが、午後から雨が降り出したのでどこへも出かけないことにして、大河ドラマが始まる時間まで寝ていました。 こうして週末、図書館へ新聞を読みに行かなくなると、次第に世間の動静に疎くなっていくでしょう。私が今まで、いちばん情報からの隔離を感じたのは、大学1年の秋休み(昭和63年の秋)に北海道を一人で旅行していた時で、旅行中に元号が変わってもそれを知らないままでいるのではないかと本気で思ったものです。 (8月27日アップ) |
今日は新潟市の新潟市民芸術文化会館で、2001ジュニアオーケストラ・フェスティバル in NIIGATAの一環として、新潟・岡山・北九州・浜松のジュニアオーケストラの合同演奏会が開かれるので、それを聴きに行きます。
自宅にパソコンがなかった中学高校時代、部活は天文部に属していましたが、天文部の同期に管弦楽部と掛け持ちしている友人がいたこともあって、その頃からクラシック音楽に興味を持つようになっていました。それ以来クラシック音楽歴は決して短くないと思うのですが、今もって音楽を実際にやるほうには全く無縁で、CDを買ったりコンサートを聴きに行ったりするだけです。 会場のコンサートホールには、新潟県内では今のところこれ1台だけという、大型のパイプオルガンがあります。市民芸術文化会館のホームページによると手鍵盤4段と足鍵盤にストップが69、パイプが4000本以上で、写真を見るとコンサートホールの後ろの壁が全部オルガンで占められています。 標準的なオルガンの手鍵盤の音域は、4オクターブと5度(白鍵と黒鍵を合わせたキーが56個)ないし5オクターブ(キーが61個)で、本格的なパイプオルガンは全てのストップにそのキーの数だけのパイプがつながっていますから、単純に計算するとストップの数×約60本のパイプがあることになります。
そしてプログラムには、オーケストラと大型のオルガンのための曲──サン=サーンスの交響曲「オルガン付き」が載っているのですから、前に聴きに行ったオルガンとは比べ物にならないオルガンの生演奏が聴けるものと、大いに期待していました。ジュニアオーケストラですから、オーケストラの技倆はプロのオーケストラに及ばないかもしれませんが、一般入場料大人1000円で、本格的なオルガンの生演奏が聴けるなら安いものです。
サン=サーンス(1835〜1921)というと、一般には「動物の謝肉祭」のそのまた1曲、チェロとピアノのためのあの「白鳥」しか知られていないのではないでしょうか。どうも日本では19世紀後半のクラシック音楽というと、ドイツともっと東の音楽に偏りがちなようで、ブラームス(ドイツ:1833〜1897)・チャイコフスキー(ロシア:1840〜1893)・ドヴォルザーク(チェコ:1841〜1904)と同世代のサン=サーンスが作曲した5曲の交響曲とピアノ協奏曲は、この3人の作品に比べて、コンサートで演奏される回数はずっと少ないようです。ドビュッシーやラヴェルより前のフランス音楽は、もっと知られてもいいと思います。かく言う私も、フランス音楽に造詣の深い人ならサン=サーンスの作品として最初に挙げるかもしれない、オペラ「サムソンとデリラ」を聴いたことがないのですから、あまり偉そうなことも言えませんが。
交響曲「オルガン付き」は、輸入盤のCDを買って今までに何十回も聴いていますから、オーケストラの演奏を聴きながら「さあもうすぐオルガンが鳴るぞー」と身構えているわけですが、曲の中ほど、オルガンが柔らかな低音で控え目に入ってくるあたりでもう、低いステージで演奏しているオーケストラに対して、高みから(このホールのオルガンはステージよりずっと高い所に設置されています)覆い被さるように響いてくるオルガンの音に身震いが止まりません。まして曲のクライマックスでオルガンが、鋭い音の出るストップを使って朗々と鳴らし始めると、もう感涙ものです。オーケストラもどんどん盛り上がっていくのですが、オルガンしか聞こえません。──というのは私の思い入れのせいではなくて、どうやら客観的に見てオルガンが強すぎたようです。 それから、聴き慣れていたCDの演奏に比べて管楽器が強く弦楽器が弱いような気がしました。それはそれで、プロのオーケストラの演奏では弦楽器に埋もれてしまいがちな、管楽器同士の旋律の受け渡しがよく聞こえてよいのですが。 プログラムにはもう1曲、モーツァルトの教会ソナタという曲が載っていました。これもオルガンとオーケストラのための曲です。ただし礼拝の途中に演奏される5分足らずの短い曲で、オーケストラも小編成です。私が持っている全集のCDの中には、弦楽器が各パート1人ずつで演奏しているのもあり、当然オルガンも小型の楽器を使っているはずです(オルガンについての詳しい解説がないため詳細は不明)。 そうするとこの曲を演奏する時には、コンサートホールの後ろにある大オルガンを、ストップを上手に選んで使うのか、それとも市民芸術文化会館にもう1台あるという、移動式の小型オルガン(ポジティフオルガン)をステージに引き出してきて使うのか、と期待していると、これがひどい期待はずれで、原曲にないフルートやクラリネットを含むオーケストラ用に編曲してあって、肝心のオルガンが加わっていませんでした。 プログラムの最後は、4つのオーケストラの選抜メンバーからなる合同オーケストラの演奏で、曲目はヴァーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲と、シベリウスの交響詩「フィンランディア」、どちらも定番です。なるべく多くの団員を参加させたいという意向でしょう、いくらヴァーグナーだとしてもちょっと大きすぎはしないかと思うほどの大編成で、管楽器と打楽器の全パートが2人ずつでした。 しかし一昨日新潟へ来てから編成したという即製オーケストラの弱点が出たようで、終演後、前の席に座っていた2人連れが「ティンパニがずれてた」と言っていました。 オーケストラの管楽器と打楽器のパートは、基本的に各パート1人です。テレビで観ると管楽器が2人ずついるように見えますが、あれは例えば「フルート(1つのパート)が2人」なのではなくて「第1フルートが1人、第2フルートが1人」なのです。
団員の主力は高校生というジュニアオーケストラだと、どの程度の技倆かが気になるところですが、けっこうレベルは高かったようです。合同オーケストラのティンパニがずれたというのも、私は気がつかなかったくらいでしたし。クラシックのオーケストラ用の曲はどの曲も、作曲された当時のオーケストラの人数(それはたいていの場合、そのオーケストラが演奏していたコンサートホールの大きさに合わせて自然に決まった)に合わせて作曲されているので、時代が降ってコンサートホールが広くなったからオーケストラの人数を増やしていけばいいというものではありません。現代のプロオーケストラは、マーラーやショスタコーヴィッチの交響曲もレパートリーにできるように全体的に人数が増えていますが、それだとモーツァルトやベートーヴェンの交響曲を演奏するには人数が多すぎると言われています。弦楽器は元から1パート複数人ですが、それを、第1ヴァイオリンを8人(モーツァルトの頃はこのくらい)から24人(今回の合同オーケストラの人数)に増やすのに対して、管楽器を1パート1人のまま増やさなかったとしたら、プロオーケストラの演奏でありがちなように、管楽器が弦楽器に埋もれてしまいます。 かといって管楽器や打楽器を各パート1人から2人に増やすのは、弦楽器の人数を2倍にするのとは意味が違ってきます。それをわかりやすくするには、こういうことを考えてみましょう── 毎度おなじみの、ベートーヴェンの交響曲第9番を大ホールで演奏するとして、合唱団が何百人もいるからといって独唱者を2人ずつにするか? だいたいジュニアオーケストラは、小学校の高学年くらいから入団して高校卒業までのようです。中学・高校の部活だと高校受験で中断してしまいますが、学校と無関係な地域の団体に属していれば、中学1年から高校3年まで続ければ、相当なレベルに達することができるようです。 (8月27日アップ) |
黒磯市で小学生の女の子が拉致された事件は、被害者が無事に保護されたのは幸いでした。しかし、逮捕された容疑者の一人がアニメ・テレビゲーム方面の趣味を持っていて、ホームページを開設して自作のイラストを公開していたとか、同人誌をコミケで売ったことがあるとか、そういうことがいかにも興味本位で報道されているらしいのを見ると、これでまたギャルゲーマーに対する世間の偏見が強まるに違いないという憂慮が起こってきます。
それともう一つ、これは前々から気になっていたことなのですが、誘拐や強盗といった粗暴犯で容疑者が逮捕されると、マスコミが容疑者の経歴を報道する時に、決まって「職を転々とし」または「定職に就かず」を強調しているような気がします。これが私には、フリーターや若年失業者は犯罪予備軍であると決めつけているように感じられる、というのは思い過ごしでしょうか。 (8月25日アップ) |
8月22日(水)〜23日(木)
速度の遅い台風の影響で、21日から22日にかけては本州の広い範囲にまとまった雨が降りました。新潟県内にまとまった雨が降ったのは、何日ぶりになるのでしょうか。ずっと続いた日照りのため、比較的に渇水が起こりにくい新潟県でも信濃川の水位が下がって、分水路の逆流防止堰を閉めたり取水制限を行ったりしていましたが、この雨で持ち直したようです。 私の精神状態も、22日でウェブ日記の更新を一区切りつけることができて、ようやく持ち直してきました。それで22日から、桂芳恵精神病棟への寄贈CGの制作に本格的に取りかかり、23日の深夜に完成しました。 今回の作品は、贈り先に合わせて西御寺有友メインのCGにすることは当初から予定していましたが、もう一つの主題は前にも書いたように「夏服シリーズ」です。ゲーム本編(PlayStation版)で冬制服の青いセーラー服を着ている西御寺静乃に、夏服を着せてみたかったのです。 それと中学生限定アイテムとも言える、帆布製のリュックサック。近所の中学生が登下校の際に背負っているのを見るたびに、「いいなぁ(何がいいのか自分でもよくわかりませんが)」と思っていたもので、思い出して描いてみましたが、やはりこういう小物を、実物を目の前に置かないで描くのは苦手なようで、どうも今一つの出来です。 CGを制作する時にはいつも背景に苦労していますが、今回は「晩夏らしい背景はないかな」と思っていた折も折、23日は台風一過で、晴れた空には夏の名残のような積雲が浮かんでいました。ここしばらく、空に雲も見えないほどの快晴が続いていたので、さっそくデジカメで撮影して、背景に利用することにしました。24日になると空の雲は、秋空を思わせる巻積雲に変わっていました。 (8月25日アップ) |
8月20日(月)〜21日(火)
新潟県は、この前雨が降ったのがいつのことだったか思い出せないほどの晴天が続いていますが、西南日本には大型の台風が接近しているようです。私の住んでいるあたりでも、21日の夜には雨がぱらつき始めました。そういう日々、仕事が終わって帰宅すると、全ての時間をウェブ日記の打鍵に吸い取られています。高校時代に天文部の部長だった友人が天文関係をメインコンテンツにしたサイトを開設したというメールを、別の天文部OBからもらいましたが、サイトを開設した友人には、こんな皮肉に満ちた忠告をしたくなりました。 「サイトの運営が精神的負担になることを望むなら、サイトのコンテンツにウェブ日記を加え、それを毎日更新するのが一番の近道だ」と。 …………つくづく病んでますなぁ、ここの管理者は。 小泉内閣のメールマガジンだってお盆休みを取ったんだから、個人が仕事の傍ら道楽でやっているサイトの運営なんか、もっと気楽に構えた方がいいでしょうに。 (8月22日アップ) |
8月19日(日)
自転車屋が日曜休業で明日にならないと自転車が直らないので、今日も晴れていますがどこへも出かけられません。それで今日も、日がな一日部屋に籠もってパソコンに向かっています。昨夜、桂芳恵さんから残暑見舞のCGをいただいたので、今日の更新はこれを第一に行います。 それと、CGに描かれていたキャラがelfのゲーム「遺作」のキャラだったので、利用規約の関連する項目を一部改定します。 「遺作」というゲームは、私はDOS版を96年の秋──今から5年前に買って、方眼紙にマップを描いたり雑誌の攻略記事を立ち読みしたりしながら、ようやっとコンプリートしたゲームです。アイテムを入手し、それを適切に使うことによって一歩ずつ前進していく、謎解き型アドベンチャーゲームに属するゲームですが、ちょっとした行動のミスでバッドエンドに転落してしまう、かなり難易度の高いゲームだったのを覚えています。 ただ、雰囲気があまりにダークすぎるだけでなく、運命論的・決定論的な世界観が、それまでにプレイしていた「同級生」シリーズの「未来はあなたの行動次第でいくらでも変わる」というような世界観に比べて、自分的に気に入らなかったこともあって、リメイクされたWindows版を買ってプレイしようという気にはなりませんでした。 ちょっと考えてみれば、無人の荒野に町を建設し鉄道を敷設していくゲームと違って、制作元が用意してあるシナリオを辿っていくアドベンチャーゲームに「いくらでも変わる」結末があるはずはないのですが。 それからウェブ日記の打鍵を進め、内容的には夏コミレポートの前半に当たる8月11日分まで打鍵を終えました。 さて……桂芳恵精神病棟の開設4周年は、紛う方なく今日8月19日なのですが……寄贈しようと先月から思っていたはずの記念CGは、全く手つかずです。 ここ数日の日記がはしなくも露呈しているような、夏コミ上京以後の荒廃を極めた精神状態のままでは、よそのサイトに差し上げるにふさわしい作品を制作できるとも思えない──というのは自分自身に対する言い訳に過ぎないことはわかっていますが、もう少し精神的余裕ができてから、ただしあまり遅くならないうちに、制作に取りかかることにします。 (8月22日アップ) |
今日は晴れ──どうも8月に入ってから、夏コミに行っていた間以外はずっと晴れが続いているようです。それで気分転換に泳ぎに行くなり図書館へ行くなりしようと思いましたが、昨日の帰りに自転車がまたパンクしたので、近所の自転車屋へ持っていくのが今日最初にすることになります。
私の自転車というのも不思議なもので、ここ数年間、パンクするのは後輪ばかりです。走っている時にパンクしても、前輪なら漕ぐのにはそれほど支障がないと思うのに、後輪がパンクすると走るスピードが半減します。もし自然に意志という物があるのなら、それは人間を害し、あるいは愚弄、嘲笑する意志でしかないと思うのは、こんな時です。 完全なパンクではなく、虫ゴムが緩んで空気が漏れているだけなら、ポンプで空気を入れながら走れば何とかなるだろうかと思ったのですが、不思議なことに後輪のチューブの虫ゴム部分が、普通のポンプがつながらない形になっているので、空気を入れながら走ることもできません。自転車屋へ持って行ってそのことを言うと、その部分の形がなぜかバイク用のチューブと同じ形になっているらしいです。そうとわかったので、パンクを直すのではなくて、普通の自転車用のチューブに交換してもらうことにしました。 そんなわけで出かけられなくなってしまったので、一刻も早く他の作業に移れるように、物品台帳の整理を終わらせることにします。夜になってそれがやっと終わったので、次はチャットルームに行く時間になるまで、ウェブ日記を打鍵します。これもいくらも捗らないうちに、チャットルームに行く時間になりました。 物品台帳の整理はともかくとして、ウェブ日記にこんなに時間を費やさないようにするには、やはり当日分は当日に打鍵する、どんな事情があろうとも当日のうちに打鍵できなかったなら、その日の出来事はなかったことにする、というくらいに割り切る必要があるでしょう。 コミケで上京している間日記が更新できないというのも、一種の甘えです。ウェブ日記を更新することが、本当に万難を排しても行いたいと思っているなら、ノートパソコンまたは携帯情報端末と携帯電話があれば、コミケ会場にいようが実家にいようが日記の更新ができるからで、そうしようとしていない以上、ウェブ日記の更新は私にとってその程度のことでしかない証拠だからです。 (8月22日アップ) |
8月17日(金)
一番の懸案事項だった、残暑見舞SSの公開が終わったので、次は同人誌の整理をやります。1冊ずつ物品台帳に、本の名前・発行元の名前・買った日付・値段(ただし値段は、ほとんどが調査不能です)を記載していくのですが、どうもこんな作業は、何かの役に立てるための作業ではなく、作業が自己目的化しているような気がしてなりません。それでいてそれを中断することができないのですから、私という人間は相当に偏執狂的な性格があるようです。内的要因では中断できない作業を中断する要因は、外的要因だけです。つまりどういうことかと言えば、金曜夜12時、行きつけのチャットルームに行く時間になる、ということです。後先考えずに午前6時までチャットしてしまうのもどうかと思いますが、それをやっている間だけは物品台帳のことを忘れていられるのですから、一種の精神安定剤です。 ……こんな「病んだ日記」、読みたくないですよね。 (8月21日アップ) |
8月16日(木)
一般的に人間というものはそうなのかどうかわかりませんが、私という人間に限っては、やりたいことがあれもこれもとたくさんありすぎると、全部やることができないという事実のために精神が変調をきたして、結局何一つやらずじまいになってしまう──そのいい例が、両手両足の指を使っても数え切れないほど買い込んだゲームを、どれ一つとして手を着けてすらいないということなのですが、夏コミから帰ってきた今はまさにその状態です。もちろんそれが望ましい状態でないのは明らかなので、やりたいことを絞り込んで、それ以外のことは考えないことにします。 その結果、今はこれのことだけを考えると決めた第一は、夕凪さんからいただいた残暑見舞のSSを公開すること。同人誌を物品台帳に記載することは、正直言って「やりたいこと」でも何でもないのですが、「やらないでいると気が狂うこと」なので第二に位置づけておきます。この順位が乱れないように、帰宅後はパソコンに向かう前にまず、同人誌を目に入らない場所に隠します。本当はこれこそ、何を措いてもやりたいことだったはずの桂芳恵精神病棟への寄贈CGを制作することは、申し訳ないですが今は考えないことにし、ウェブ日記の打鍵も同じ扱い──当分棚上げとします。 サイト更新作業の第一として公開した夕凪さんのSS「夏の風物詩」は、時節柄ふさわしい作品です。文章を読んでいるうちに、挿絵を描きたくなってきました。 そこで挿絵を描く時はまず考証と、太平洋戦争末期の大日本帝国海軍の水兵の服装を、インターネットで調べてみました。季節が夏であること、SSの本文に「『軍海國帝本日大』と書かれた帽子」とあることから、白地に紺衿のセーラー服を着て、頂部が白くてその下に黒い鉢巻を巻いた軍帽をかぶっている、戦争映画でおなじみの服装です。 考証している間には、いくつか疑問点が出てきましたが、あまりにもマニアックになりますし、考証を重視した結果挿絵が本文とどんどん離れていってしまったらそれも困ります。そこで疑問点は後ろに押しやることにしました。 ただ、これはSSのコメントにも書いたことですが、帝国海軍の水兵が笑顔でピースサインはさすがにおかしいと思ったので、海軍式の敬礼をしているように描くことにしました。 それからサイト更新作業としては、H.Saitouさんの「雑草文庫」が移転したのを見つけたので、リンクを修正します。あとは特にここに書くほどの更新ではありません。 (8月21日アップ) |
ページのトップへ戻る |
---|
←9月前半の日記へ ↑2001年の日記へ 8月前半の日記へ→ |