2001年6月前半の日記 |
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6月15日(金)
「ペルソナウェア」の春菜によると、今日は「暑中見舞の日」だそうです。しかし新潟県地方は梅雨寒で、とうてい暑中見舞という陽気ではありません。そもそも暑中見舞を出すとされている「暑中」とは暦の上でいつを指すかというに、立秋の前18日間を指すそうなので、太陽暦だと7月20日頃から8月10日頃までになり、太陰暦では不定です。 そういうわけでこの日の由来はどうもわからないのですが、そろそろ暑中見舞の題材を考え始めておいた方がいい、という注意喚起として受け取っておきます。 深夜、行きつけのチャットルームでじんとにっくさんに会ったので、先日の懸賞つきクイズに正解された方に差し上げるCGのリクエストを伺いました。 いただいたリクエストは、私としては今までCGに描いたことのないキャラでしたが、なりぽしさんの時とは逆に、いかにも「萌えそう」なシチュエーションがすぐに浮かんできました。そこでこの週末は、そのCGの制作に取り組むことにします。 それから、下級生リレーSS執筆陣の方々と話しながら、前回の担当を終えた直後に思いついたプロットを打ち明けたところ、そのプロットについて話しているうちに、プロットを思いついてからなかなか頭の中で固まらなかった、「どういう導入からそのプロットに持っていくか」が、突然閃きました。 何か良さそうなアイデアを思いついても、それを具体化するための周辺固めは、自分一人の頭の中で考えていてもなかなか思いつかない場合があるものですが、それをこうしてチャットの場で、キーボード上で文章にしていくうちに、不意に閃くことがままあります。これは一種のブレインストーミングでしょう。 あれこれと話し込んで、チャットが散会になったのは午前6時前でした。それからさらに巡回して掲示板に書き込みをし、午前9時にパソコンを切りました。 (6月17日アップ) |
6月14日(木)
引き続きWindowsの再インストールです。初心者の方なら途方に暮れてしまいそうなことを、こんなに淡々と日記に書けるほどなんでもないことのようにこなしていますが、こうなるまでには私だって長い道程があったのです。私の仕事は技術職ですが、事務職と違って全職場一斉に同じコンピュータを導入するということはなくて、部署ごとに割と自由にコンピュータを導入していました。そのためLANを組んだばかりの頃には端末が、Windows95を積んだPC9821があればMS-DOS専用の昔懐かしPC9801VMもありPowerMacもあればClassicもあるという具合で、LAN管理者はずいぶん苦労したようですが。 その頃私は、職場の先輩がMacを好きだったのでMacを使っていましたが、とにかく動作が不安定で弱りました。しまいにはMacはメール専用にして、ワープロや表計算には実家から持ってきたPC9801DAを使っていたほどです。 98年の春に人事異動があって、新しい上司はWindowsパソコンを使い慣れていたので、私も個人用マシンとしてWindowsパソコンを使うようになり、以後Macには指一本触れたことがありません。 そのパソコンについてきたOSはWindows95の4.00.950Bだったと思いますが、これがなぜか異常に動作不安定で、2ヶ月に1度は再インストールを要していました。しかもVGAカード・LANカード・SCSIボードのドライバがWindowsのシステムCD-ROMに入っていず、一度ですんなりとインストールできた試しがなかったほどです。 とうとう業を煮やして、99年の8月に自費で買ったWindows98にアップグレードしたら、嘘のように動作が安定し、以後2年近くになりますが職場のパソコンのWindowsの再インストールは年に1回くらいで済んでいます。 職場のパソコンより周辺機器が多い自宅のパソコンも、昨年9月に早とちりして再インストールしたのを別にすれば、99年の8月に買って以来、再インストールしたのはこれが初めてだったと思います。 ちなみに昨年9月の再インストールの出発点となったUSB接続のTAは、3月に買ったデジカメをUSBポートに接続するために、USBポートからシリアルポートにつなぎ替えることにしたら、ポートに接続したままパソコンを起動しても何も問題が起こらないようになりました。しかもUSB接続だった頃には回線からの切断がうまくできないことが時々あったのですが、シリアル接続にしてからは回線切断はいつも順調です。 ハードウェアに詳しい人の間では、TAやモデムをUSBポートに接続するのは止めた方がいいとされているらしいです。 それにTAの場合、それの電源が切れていると、かかってきた電話も受けられませんから、パソコンとは別に電源を取って常時通電しておく必要があるわけで、パソコンから電源を取ってUSBにする必然性がわかりません。 私の環境でWindowsを再インストールすると、セカンダリスレーブに接続しているIDEハードディスク(再インストール前は28GB全体がEドライブ)の先頭に、Windowsが認識できない8MBほどの小さなパーティションが基本MS-DOS領域として生成され、それがEドライブになってしまうという不可解な現象が発生しましたが(これは昨年9月に再インストールした時にも発生した現象です)、それをDOSプロンプトからFDISKコマンドを実行して削除すると、パソコン本体のセットアップは完了です。 続いて周辺機器の動作確認に移ると、USB接続しているタブレットとデジカメには何の問題もありませんでしたが、この前の時と同様、またもやスキャナが正しく認識されません。 これも2度目なのでさして迷うこともなく、デバイスマネージャで「その他のデバイス(?のアイコン)」となっているスキャナを削除して再起動すると、「イメージングデバイス」としてスキャナが認識され、ドライバがインストールされました。 私のような自称初級卒業者でも、理屈でわからないことはいろいろとありますが、「そういうもの」と割り切って、前回うまくいった手順の通りにもう一度やってみる、この程度のやり方でそれなりにやって行けるものです。 Windowsの再インストールが無事に終わったのでCGの制作にかかり、完成したので今夜の更新で公開します。 リクエストがリクエストだったので、自分なりに考えた結果ずいぶん奇妙な絵を描きましたが、どんな評価を受けるでしょうか。 |
6月13日(水)
夜になって雨が降り始めました。北陸地方の梅雨入りは、もう間近のようです。リクエストCGの制作を進めて、そろそろ夜も更けたので明日の仕事に備えて寝ようとすると、ペルソナのコマンドの一つである「電源を切る」を実行してもWindowsが終了しません。 電源ボタンを押して強制的にシャットダウンしようとしても、そのまま電源が入って再起動してしまいます。最近増えてきた常駐ソフトの常駐解除がうまくいかないのかと、ペルソナも含めた常駐ソフトを手作業でできるだけ常駐解除してから「Windowsの終了」を実行しても、どうしても正常終了しません。 そのうちに例の青地に白で「例外 0D が XXXXXXXX:XXXX で発生しました。」が出始めました。今までの経験からして、例外0Eなら特に大事ありませんが例外0Dが出たら、Windowsの再セットアップに踏み切るのが正解です。 そうと判断したら、手順はわかっていますし所要時間の見当もつきますから、夜も更けていますがWindowsの再インストールを開始します。 私のマシン構成とWindowsのバージョン(Windows98 Second Edition)の場合、まず必要になる手順は、Windowsのインストールを始める前にBIOSセットアップメニューに入って、プライマリマスター以外のIDEハードディスクを認識しないようにしておくこと。どうもWindowsインストーラは、CD-ROM(またはDVD-ROM)ドライブがDドライブになっていないと動作しないようです。 ファイルのコピーが終わる頃にはかなり眠くなっていたので、続きは明日やることにして寝ました。 (6月14日アップ) |
6月12日(火)
今日も引き続き、なりぽしさんからリクエストをいただいた、「ToHeart」キャラのCGを制作していますが、ちょっと気分転換に、5号館に納めるつもりで打鍵途中のまま棚上げしていた雑文の打鍵を再開します。今回の雑文は、内容的には昨年12月に公開した「クローンについて」の続きになるのですが、内容的に落差が大きすぎるので2回に分けようと思って打鍵を中断したまま、仕事の忙しさにかまけて棚上げにしたままになっていたものです。 気がつけば半年も棚上げにしたままで、5号館そのものも2号館と並んで、当サイトの中でも長い間更新されないコンテンツになり果てていました。 2号館の更新がない(文章作品をいただくことがない)のは、ひとえに私の不徳の致すところですが、5号館は自力でいくらでもコンテンツを増やせるはずの物ですから、今後はもう少し頻繁に、例えば日記のバックナンバーから抜粋して編集した文章でも公開していくことにしましょう。 |
6月11日(月)
昨夜回答を締め切った懸賞つきクイズの正解者は、じんとにっくさんとなりぽしさんの2名でした。クイズの実施要項でお知らせしていた通り、最も早く正解されたじんとにっくさんに、「ToHeart」キャラクターのCGリクエスト権を贈呈しますが、締切までに正解者が2人しかいなかったこと、サイト開設前からなりぽしさんには幾度となくCGをいただいていることから、なりぽしさんにもリクエスト権を贈呈すると、昨夜ICQでお知らせしたところ、その場でリクエストをいただきました。 そこで今日は、昼のうちからリクエストをいただいたCGの構想を練り、帰宅するとすぐに制作に取りかかります。 リクエストの具体的な内容はまだ伏せておきますが、リクエスト通りに描こうとするとキャラクターのイメージにあまりにもそぐわなくなる、ちょっと難しいリクエストです。ですから昨夜ICQでお話しした時に、必ずしもリクエスト通りには描けないかもしれないと、断りを入れておきました。 (6月12日アップ) |
6月10日(日)
目が覚めると午前3時半。確かに9日の午後12時です──インド標準時の。熱した心についていけない肉体の弱さを呪っていても始まらないので、諦めて寝直すことにします。ここ数日、掛け布団が要らないほど暑くなったり掛け布団が欲しいほど涼しくなったりしていて、どうも体調が今一つなので。 7日の夜、午後10時から開始した懸賞つきクイズの回答の受付は、予定通り今夜午後12時をもって終了といたします。 この間、当サイトのアクセスカウンタは1日平均70カウントという、3月の全面改装直後を大幅に上回る回転速度を示しました。特に今日の午前10時から午後11時までの13時間に90カウントを数えたことは、5月1ヶ月間の1日平均カウントが20カウント強だったことからすると、画期的なことです。 有名なCGサイト検索エンジン「TINAMI」に、当サイトの更新内容が自動的に拾われるように設定してあるのですが、この異例とも言えるアクセス数は、TINAMIの拾集した更新内容をご覧になって当サイトを訪れた方が大勢いたことを示していると思います。 それともう一つ、日曜日とはいえテレホタイム外の日中にこれだけのアクセスがあったということは、フレッツISDNを初めとする常時接続を家庭で利用している方が(日曜日に、学校や職場でネットサーフしている方が大勢いるとはあまり思えませんからね)かなり増えてきていることを示しているのかもしれません。 それにもかかわらず、8日の夜に行きつけのチャットルームでお話ししたお知り合いの方以外から、メールあるいは伝言板での回答はほとんどありませんでした。 出題者としては、そんなに難しい問題だとは思わなかったのですが……? 結局、締切までに回答された方は6名、うち正解された方は2名でした。 最も早く正解された方は、CGの名手、チャットルーム・オフ会でお知り合いのじんとにっくさんでした。 8日夜のチャット中にICQで回答をいただいたのですが、居合わせた他の方々が口々に「わからない」と言う中で、「この2人を描いたことのある人は良く観察してますから、だいたい分ると思いますよ」と自信満々に発言されました。 確かに、自分でペンを執って絵を描こうとすれば、キャラの特徴をつかむためによく観察しますから、わずかな違いでもわかるようになると思います。私自身、CGを本格的に描くようになってから、水野友美と結城瑞穂の違いがわかるようになりましたから。 |
6月9日(土)
昨夜は午前3時過ぎ、チャット中に沈没してしまい、目を覚ました時にはチャットルームが無人になっていました。目を覚ましたのは午前4時前でしたし、仮にテレホタイムが終わった後まで爆睡していたとしても、今はもうフレッツISDNにしているので、昨年11月のようなことにはならずに済みます。 平日の昼間は働いていて夜も帰宅が遅い身では、フレッツISDNの有難味をあまり感じられないのではないかと思っていたこともありましたが、朝までチャットしていても安心感があるのと、休日の日中、あまりネットワークが混雑していない時間帯に巡回やネットを使った調べものができるのが、今感じているフレッツISDNのメリットです。 しかしフレッツISDNにしていくらも経たないというのに、画像の読み込みが遅いと言ってフレッツADSLの導入を考え(アパート住まいのため、工事を伴うケーブルテレビは無理かもしれないので)、私の住んでいる市がまだフレッツADSLの利用可能な地域に入っていないのを不満に感じているのですから、人間の欲望にはきりがありません。 寝直して午前8時に起き、一日中それなりのことをして過ごしていましたが、夜9時を過ぎると急に眠くなったので、12時頃まで少しだけ仮眠することにしました──これが曲者なのを知らずに。 (6月10日アップ) |
6月8日(金)
昨夜午後10時にサイトを更新、つまり懸賞つきクイズの回答の受付を開始しましたが、8日の夜10時頃までには回答はありませんでした。まあ平日前夜ですから、当サイトを定期巡回コースに入れて下さっている方も、まだ巡回していなかったのでしょう。 これも昨夜のことになりますが、3日のドルパで撮らせていただいた「保科智子人形」の写真ができたので、スキャンしてサーバにアップし、ひさぽんさんとDragoonさんにメールでお知らせしました。 今夜は午後11時過ぎから、「いいんちょ普及委員会」を初めとするチャットルームにログインします。 やがてログインしてきたひさぽんさんが写真のお礼を言って下さったので、チャットルームでURLを紹介して、居合わせた方々にも見てもらいました。 他のチャットルームでは午前0時頃から、懸賞つきクイズをやっていることを話して、お知り合いの方々に企画に参加してもらうことにします。 すると何人かの方が、チャットあるいはICQで回答して下さいました。そこで、それぞれの回答時刻を記録しておきます。 企画の実施要領で、CGリクエスト権贈呈を「最も早く正解された方」としたのは、誰かが掲示板に書き込み、あるいはチャットルームで発言する形で回答された場合、他の人はそれをヒントにして回答できるわけですから、後で回答する人が有利になるので、それを防ごうと考えたからです。 しかしそうすると、今夜のうちに誰かが正解してしまった場合、今夜ネットに接続できなかった人は、もし明日の夜正解しても間に合わないことになります。 そうするとここはやはり、正解された方の中から抽選で1名にリクエスト権を贈呈、としたほうが良かったでしょうか。 (6月10日アップ) |
6月6日(水)
今日は朝から雨模様で、気温も下がって涼しくなりました。そのためもあってかようやく上京の疲れが取れて、気力が充実してきたので、月例更新(日記を「過去の日記」に移す)だけでない更新を行います。まず年末年始に夕凪さんからいただいた写真を公開します。 写真といっても、被写体が当サイトのメインコンテンツであるギャルゲーキャラに関係あれば(例えばコスプレ・ドール・キャラグッズなど)すぐに1号館3号室に展示させていただくわけですが、被写体がギャルゲーキャラとはあまりにも無縁なので、いただいてからしばらくの間、展示するかどうか考え込んでいたものでした。 しかし考えてみればこの日記だって、シャチの芸について書くかと思えば死刑制度についての私の意見を表明するという具合で、内容は散漫を極めていますから、いただいた物をジャンルによって「これは展示する、これは展示しない」と区別する理由はないようなものです。 それで、1号館に別館を設けて、ギャルゲーキャラとは関係がなさそうな頂き物はそこに展示することにしました。 そして、上京直前に絵描きのリハビリのつもりで描いたラフ画を、2枚組を2つ、合計4枚まとめて公開します。 まあ1組目の題材は、4月に「いいんちょ普及委員会」の「お絵かき掲示板」でやった一発ネタの二番煎じです。委員会サイトにもう1つある掲示板の「ペイントBBS」は最近CGIが変わって、画面の設定が32ビットカラーのままでも正常に発色するようになったそうですから、委員会3周年記念と称してペイントBBSに描いてみようかとも思いましたが、そのつもりなら1日の夜のカウントダウンチャットの時にでもやれば良かったのに、機を逸してしまいました。 ──と、こういった更新を6日に実施するつもりだったのですが、帰宅後パソコンに向かっての作業中に睡魔に襲われて、目を覚ますと7日の午前2時半になっていました。 何だか本当に、パソコンが「汝等かく一時も我と共に目を覚まし居ること能わぬか。誘惑に陥らぬよう目を覚まし、かつ祈れ、げに心は熱すれども肉体弱きなり」と言っているような気がします。そのうちに「今は眠りて休め。視よ、時近づけり、パソコンは罪人らの手に渡さるるなり」と言われそうな気も。 (6月7日アップ) |
6月5日(火)
この頃は最高気温が30℃に迫るくらいの陽気で、夜になっても暑さが去りません。それだというのに掛け布団を仕舞っていないで布団に潜り込むものですから、床に就くと早々に布団を剥ぎます。その状態で窓を開けたまま夜を過ごすと、翌朝には寝冷えしている──これがまともな大人のすることでしょうか。そんなこともあって上京の疲れがなかなか取れないので、サイトの更新は日記だけにし、ラフ画の公開はコメントが打鍵できていないため、また延期です。そんな大層ぶるほどの物でもないのですが。 |
6月4日(月)
明け方帰宅。まずパソコンを起動してふりんとぶらっくさんのサイトの掲示板に書き込みをすると、出納帳を締めたりドルパで買ってきた物(わずかですが)を物品台帳に記載したりして、ろくに休む暇もなく出勤します。帰ってからサイトの更新にかかろうと思いましたが、疲れて気力が減退したため、サイトの更新は日記の一部だけとし、リハビリのために描いたラフ画の公開は延期して寝ます。 (6月5日アップ) |
6月3日(日)
夜行急行に乗り、朝6時に上野に到着です。すると向かいのホームに、新潟発上野行きの臨時急行「ビッグスワン」が到着していて、先頭車の前にカメラを持った人が群を成しています。見に行ってみると、JRの特急用車両の先頭についている、列車名を表示する幕(右の写真のような)を巻き戻しているところでした。 新潟から来たこの車両は、ふだんは新潟周辺の特急列車として走っているらしく、「みのり」「北越」「いなほ」といった列車名が次々に出てきます。新潟県民には別段珍しくもない物ですが、首都圏から新潟へ出かけていってその急行で帰ってきたサッカーフリーク兼鉄道「をもじ」の面々には、写真を撮るに値する物だったのでしょう。 (そもそもこの臨時急行が運転されたのは、FIFAコンフェデレーションズカップ…で合ってますかね?が6月2日の夜に新潟市の新潟スタジアム(愛称「ビッグスワン」)で開催され、その観客を首都圏へ送り返すためらしいです)
特にフラッシュが光ったのは、かつて大阪から青森まで走って「最長距離を走る昼行特急」と呼ばれ、今年3月のダイヤ改正で廃止になった特急「白鳥」の名前が出た時でした。かなり昔から走っていた列車ですが、大阪から青森までは飛行機に乗れば1時間30〜40分で行ける今、夜行ならともかく昼行列車で約13時間かけて乗り通す人がどれくらいいるか、そもそも大阪←→青森という区間自体、定員160人の中型ジェット機が1日2往復する程度の需要しかない区間ですから、直通列車を走らせることにどれほどの意味があるのかを冷静に考えると、廃止は歴史の必然だったとしか言えないでしょう。 「ドルパ」こと「ドールズパーティー5th」の会場は、あのコミケと同じ、有明の東京ビッグサイトです。開場は午前10時なので、一般参加の私が今から行ってもする事がありません。 そこで、せっかく天気がいいのに山手線を回って時間調整しても面白くないので、有明へ行く時はたいてい「ゆりかもめ」で渡っているレインボーブリッジを歩いて渡ってみよう、時間もあるのですから日本橋から歩いてみようと思い立って、上野駅内のコンビニで朝飯を済ませてから、東京駅で降りて日本橋へ向かいました。 100メートル以上の距離は自家用車に乗るのが当然と思っている地方の人たちに比べると、東京の人たちの方がまだ、歩くことへの抵抗感が少ないのではないかと思っていますが、それでもレインボーブリッジを歩いて渡ってみるのが主たる目的なのにずっと北の日本橋から歩く人は多くないと思います。でも日曜朝の中央通りを歩いていると、銀座の由来を始め、いろいろな由緒を記した看板や石碑が随所にあって、決して退屈しません。 やがて午前8時半、竹芝桟橋を過ぎたあたりで、レインボーブリッジ遊歩道の案内板がありましたが、遊歩道を渡れるのは午前9時から、しかも通行料は大人300円です。これでは交通費を節約するために歩いてきた意味がないし、あと30分待つのは無意味を極めますから、レインボーブリッジを渡る間だけバスに乗ることにしました。もっともバスに乗ってしまえば、次の停留所で降りようが東京ビッグサイトまで乗ろうが同じ200円なのですが。 お台場海浜公園でバスを降りて、近くのコンビニでスポーツドリンクの粉末と氷を買い、「めがねっこフェスティバル」の時と同じように氷詰めのスポーツドリンクを作って、会場へ向かいます。前回の教訓から、今回は氷を入れやすいように広口のポリ容器を準備していきました。 コミケの入場待ち行列というのは、何度それに並んでもこれは世界的奇観であるに違いないという印象を持たずにいられない物ですが、ドルパにも入場待ち行列ができるものなのか、有明へ来るまではわかりませんでした。 しかし会場へ来てみると、開場30分前というのに長蛇の列、それも一般入場者の列と、ドルパ限定商品を買うためにボークスのブースに並ぶ人の列の2つです。並ぶとすぐに列が動き出しましたが、もちろん入場開始が繰り上がったわけではなくて、会場となる西1ホールの前の広間へ移動して並び直すだけです。並び直す際には、コミケの時と同じように4列縦隊に列を組んで、ある程度の長さで列を切って並べていきます。1本の長大な列にしない理由はコミケと同じで、群衆を捌く手際について、コミケから学んでいると感じました。 10時を5分ほど過ぎて入場が始まりました。入場開始から5分ほどで会場に入ると、さっそくふりんとぶらっくさんとRさんのブースへ行きます。 ふりんとぶらっくさんは前回のドルパと同じく、今回も手植毛によるオリジナルドールを販売向けに出品されていました。今回も売れ行きは好調で、入場開始から10分ほどで3体売約済となっていましたが、今回は前回と違って、ドールの引き渡しは正午からということにしていました。 私は第一に、今の状態ではドールを買ったとしてもふりんとぶらっくさんの親心に添えるほどの愛情をドールに注ぐ自信がないので、前回に続いて今回もドールは買わず、会場を見て回るだけにします。 キャラクタードールを扱うイベントがどれも避けては通れない、キャラクターの版権という制約の中で、企業と個人とを問わず多くのディーラーがキャラクタードールを出品していましたが、今回はっきりと感じたのは「あずまんが大王」キャラの多さです。お知り合いの方々の間でも最近よく話題になりますし、めがねっこフェスティバルの時に会場で入手してきたイベント案内チラシには、あずまんが大王ONLY同人誌即売会が開催されるというチラシがあったくらいで、この様子だと次の夏コミにはあずまんが大王系のサークルの参加数は百単位になるというのはあながち誇張ではないでしょう。 あずまんが大王は原作が年齢制限ナシなので、出品されているドールも至って健全ですが(水着はあり)、18禁ゲームキャラのフィギュア(フィギュアとドールの区別は微妙なのですが、髪や衣服まで樹脂で一体成型されているのがフィギュア、髪を植毛し衣服は布で着脱可能に作ってあるのがドールというのが大まかな目安になるかと思います)の中には裸形の物、それも古代彫刻や絵画と違っていたずらに煽情的な姿態を取らせている物が見受けられました。キャラクターに対する思い入れの表現のしかたは十人十色であっていいと思いますが、劣情を刺激するのが主たる目的と思われても仕方がないような表現のしかたは、ちょっと歪んでいるのではないかと思わないでもありません。 東京ビッグサイトの西1ホールを全部借りて開催しているドルパ5ですが、ビッグサイト全館を借り切って開催するコミケに比べれば狭い会場ですから、全てのブースを見て回る時間的余裕は充分にあります。 そうして見て回っていると、先日のめがねっこフェスティバルで見た「保科智子人形」と見紛う大きな人形が目に留まりました。 いいんちょ普及委員会がドルパに参加しているとは聞かなかったが、とブースに歩み寄ると、「u-kit工房」のブースです。いよいよ聞き覚えのない名前でしたが、私が智子人形に見入っているうちに、ブースの人が「もしや『いいんちょ普及委員会』の方ですか?」と声を掛けてきました。 まさか委員会に縁のある方に会うとは予想していませんでしたから、私が胸に着けていたのは委員会名札ではなくて当サイトのバナー入り名札でしたが、最近はラミカプレゼント企画にしゃしゃり出るなど委員会での活動に少しは力を入れていましたから、委員会の方には「800」という名前に聞き覚えがあったのかもしれません。もちろん名乗ってからお尋ねすると、委員会の有力メンバーであるDragoonさんでした。 Dragoonさんは保科智子系サイト「竜騎兵小火器工廠」の管理者で、ラミカプレゼント企画にも参加されていた方です。今回は都合により販売物は出品していませんでしたが、8分の1サイズの保科智子フィギュアを原型から制作されたそうで、その見本が展示されていました。 件の智子人形は、制作者であるひさぽんさんから制作直後に身請けしたそうで、親元にも写真がないとのことです。そこで、写真ができたら委員会とひさぽんさんにお贈りすると約束して、人として(この言葉は一部で受け)智子人形の写真を撮らせてもらいました。 午後4時の閉会が近づくと、ふりんとぶらっくさんのブースに何人かの人が集まってきました。ふりんとぶらっくさんのお知り合いの方々です。半分くらいの方とRさんは閉会後すぐに別れを告げてゆかれましたが、ふりんとぶらっくさんと他3人ほどの方は打ち上げに行くとのことで、私にも声を掛けていただいたので、お相伴させてもらうことにしました。 東京臨海高速鉄道(通称りんかい線)で新木場へ出て、地下鉄有楽町線で池袋へ行き、行きつけにしているらしい焼肉バイキングの店に入ります。私はふりんとぶらっくさん以外の方とは初対面ですから、ここで改めて自己紹介して、名刺を差し上げます。でしたが初対面のお三方の自己紹介を伺うのをすっかり忘れていました……不覚。 一次会が終わると、近くのカラオケボックスに場所を移して二次会になります。通称セガカラという、他ではあまり入っていないコンシューマ用ゲームソフトの主題歌などが多数入っている機械だったので、私はさっそくPlayStation版「ToHeart」のオープニングソング「Feeling Heart」をうろ覚えなのに入れて歌ったりしていましたが、他の方たちはカラオケを入れようともせず、コンテストに出品したドールや買ったばかりのドールを取り出して、品評会を始めています。 ソファとテーブルがあり、広すぎず狭すぎず、防音で外から室内がよく見えない閉鎖空間であるカラオケボックスは、人目を気にせずにドールやフィギュアを取り出して並べるには最適の空間ではありますが……まあ私のように、オールナイト料金になってからカラオケボックスに入り、そのまま一夜の宿にしようと企てる者よりは正当な使い方かもしれません。 午後9時過ぎに二次会もお開きとなり、ふりんとぶらっくさんは最終新幹線で新潟へ、他の方々もそれぞれ帰路に就きます。私は新宿発の夜行快速にはまだ時間があるので山手線で時間調整して新宿へ行き、夜行列車の客になりました。 (6月5日アップ) |
6月1日(金)
6月になりました。毎月1日は、ゲストブックの過去ログを保存する日です。このところ創作的な活動を何一つしていないので、ゲストブックの書き込みも少なくなりましたが、一応は続けることにします。 それともう一つ、「展示替え」に載せていない更新があります。 ウェブサイトを運営している方はたいていそうだと思いますが、私もサイトを更新する時にはパソコンのハードディスク上に D:\homepage\ というディレクトリを作って、そこにサイトを構築し、サイト内のファイル同士のリンクや、画像あるいはスタイルシートへのパスをチェックしてからサーバに送信しています。 ですが昨夜、ふと思い立ってサーバ上のトップページ(http://homepage1.nifty.com/800tours/index.htm)からサイト全体を見ていったところ、画像の代わりに赤い×印が表示されているページがありました。 FTPソフトでサーバにつないでよくよく見ると、画像ファイルの拡張子が大文字の .JPG になっています。それに対してHTMLファイルの方では小文字の .jpg で指定してありました。サーバへのアクセスに使うhttpプロトコルは拡張子も大文字と小文字を区別するので、画像ファイルが存在しないと判断していたのでした。Windowsはファイルの拡張子に関しては大文字と小文字を区別していませんし、ローカルディスクにあるHTMLファイルをIEで見る時にはWindowsと同じプロトコルを使っているようなので、ローカルディスクでは拡張子の大文字と小文字が違っていても判断できなかったようです。 充分な知識のある方には、知っていて当然のことなのかもしれませんが、これからウェブサイトを作ろうとする方に、私の経験が他山の石となれば幸いです。 |
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