引越前最後のチャットも、早く切り上げておけばいいものを、午前６時半までやっていた大たわけ者がここにいます。
もう仮眠どころか朝飯を食べる余裕もなく、パソコンと周辺機器と、結局使わなかった布団を荷造りし、部屋に掃除機をかけて撤収準備を完了した頃、引越業者のトラックが来ました。
独り暮らしだから家財道具も大した量はないだろうと高をくくって、赤帽の軽トラック１台を頼んでいたのですが、重い荷物から積み込んでみると、衣裳ケース２個と布団袋が積み込めません。
私は田舎に住んでいるくせに自動車を持っていないので、自分で運ぶわけにもいかず、様子を見に来た上司の車で別の運送業者の営業所へ運んでもらい、別便で送ることにしました。
普通の引越便ではなく、一般の貨物に混載することになったので思ったより安く済みましたが、今日中に届けるのは無理とのこと。
というわけで、まだ雪が降るほど新潟県は寒いのに、今夜は布団無しです（爆）。
ちょうど６年前、就職して親元を離れ、最初の赴任地に引っ越したその日も、運送業者の手違いで布団が届かず、寝具が何もない部屋で一夜を過ごしたのを思い出しました。

荷物を送ってから高速バスで出発し、新居に着いて入居手続きを済ませてしばらくすると、軽トラックが来ました。
とりあえず届いた荷物を全部下ろし、部屋に運び込んでみると、予想通り部屋中が段ボール箱で埋まりました。
この状態では仮に布団が今すぐ届いたとしても、布団を敷く場所を確保できないでしょう。
パソコンデスクすなわちこたつを組み立てることもできませんが（こたつ布団も寝具と一緒に布団袋に入れてしまったので）それでもパソコンとＴＡと電話機だけは荷解きして、電話回線に接続します。それから勧誘に来た新聞屋を撃退し、食糧や新たに必要になった身の回り品の買い出しに出かけ、立ち寄ったカメラ屋で１万円を切る値段で売っていたデジカメを衝動買いしました（笑）。
帰ってからデジカメ用のドライバとソフトをインストールしようとすると、ＣＤ−ＲＯＭドライブが故障しています。
自宅でパソコンを使っている時間のうち、一番長いのがゲーム、以下サイトの更新、ネットサーフ、ＣＧの制作で全部という（仕事には使ってないの？）私ですから、ＣＤ−ＲＯＭドライブが使えなくなると重大問題です。
夜が更けるとネットに接続します。
土曜の夜なのでどこのチャットルームにも人がいます。「どうせ布団がないし部屋の床も見えない状態なんだから、今夜も徹夜チャットやっちまえ」と思わないでもありませんでしたが、さすがに二晩続けて徹夜でチャットする体力気力はなくて、午前１時頃に早々と退出しました。
布団がないのでスキーウェアを着込み、段ボール箱の隙間に身を横たえて寝ます。

今日で職場の残務整理は終わり。デスクの片づけを済ませ、挨拶回りをして、定時に帰宅します。
それからが勝負で、パソコンと掃除機と布団以外の全てを、テレホタイム前に荷造りを完了しなければなりません。
パソコンについても、今夜チャットをするのに必要な物、つまり１号機本体とモニターとキーボードとＴＡ以外は荷造りしてしまいます。
パソコンデスクとして使っているこたつを畳んでしまったので、床にモニターとマウスパッドを置き、膝の上にキーボードを置いてのチャットになります。
明日は朝から引越というのに、こうまでしてネットに入り浸っているのを、日本語では「病膏肓に入る」というのでしょうね、きっと。

昼間は残務整理、夜は自宅で引越の準備に専念──と言いたいところですが、２８日と２９日には二晩続けて送別会があり、主賓なので飲まないわけにもいかなくて、すっかり酔ってしまい、帰ると風呂に入ったらすぐに布団と親睦を深めるばかりです。
送別会の日程が決まった段階で、そうなることは予測できましたから、自宅での引越の準備は早手回しに進めていたつもりですが、２９日の夜になっても、パソコンと布団以外の物がまだ片づいていません。
これは最悪の場合、３０日に仕事が終わってから夜を徹して片づけをして（引越業者のトラックが来るのが３１日の朝なのです）そのまま引越という非常事態になるかもしれません。
そうなる可能性が高いのに、３０日の夜にはいつも通りチャットをしようなどと考えているのですから、いやはや、この男は……。

今日は一日有休を取って、まず市役所へ転出証明を取りに行き、それから銀行へ転居届を出しに行きます。
引越業者の手配や、電気・電話・ガス・水道の移転の連絡など、引越前にしなければならず、しかも機関によっては平日の昼間しか受け付けていない用件は、もっと早いうちに、昼休みに職場から電話をかけて片づけておきましたが、電話で済ませられない用件もいくつもあります。
同居している家族がいれば、こういう「平日の昼間に本人が出向かないと片づけられない用件」は他の家族に任せられるのですが、単身だとそうもいきません。
──だからといってそれが結婚願望と関係があるわけではありませんが──
今の住居にいるのも１週間を切る段階になると、ゴミの収集日を見て、不要品をどんどん始末していくことになります。
特に今度の引越の場合、下見に行った感じからすると、どうも今の住居より押し入れが狭いようなのです。それでいて入居以来持ち物が増えているのですから、持って出る荷物をなるべく減らすようにしなければなりません。
そこで以前、職場の大掃除の時に提案し、今回私が実践しようとしたのが「『使える物』は捨てる」というやり方です。
これは皮肉でもなければ天邪鬼でもない、真理を言い表した立派な逆説だと信じています。なぜなら、部屋にある何かを「使える物」であると判断する時、その物は「今は使っていない」物であるに違いないからです。今使っている物なら「使える」ではなくて「使っている」と判断するはずですから。
皆さんも今すぐには使う当てのない物を、「これは何かに使えそうだから取っておこう」と思って押し入れに入れ、そのままになっているのではありませんか？
引越に際して、本当に大なたをふるって、部屋にある物を捨てられる限り捨てようと決心したのなら、そんな「今は使っていない物」は捨てるのが当然ではありませんか。そこまで説明したのですが、「物を捨てると捨てた後で必要になる」というマーフィーの法則（これも真理なんですよね）を経験によって信じている職場の同僚には、やはり相手にされませんでした。

２４日の朝に徹夜チャットを終えた後、休みもせずに引っ越し準備に取りかかり、朝から晩までかかって準備を進めてから、テレホタイムになるとまたチャットルームに行くという暴挙に出ましたが、さすがに体力が尽きて午前１時には退散しました。
どこの職場でもそうでしょうが、毎年今頃になると人事異動で引っ越す人が出てきて、職場では残務整理だけでなく転勤先へ運ぶ書類の荷造りが始まり（私の職種は技術職なので、転勤に伴って持ち運ぶ書類の量が馬鹿になりません）、家でも引っ越しの準備ということになって、共稼ぎの人や私のような単身者は昼も夜も大忙しになります。
そうなると疲れて寝込んでいる暇なぞなく、２５日も引っ越し準備に明け暮れました。

「展示替え」に書いた通り、２１日付でサイトの更新を行ったのですが、「３月１日から１５日までの日記を分離して『過去の日記』に移す」という更新を行っていながら、肝心の日記の打鍵は２０日の分までで力尽きました。
サイトの更新を再開したのが１週間以上経った２９日、その間週末を挟んでいながら日記の打鍵が完全に停止していたので、もしかすると私の心身を心配して下さった方がいらっしゃるかもしれません。 しかしそうだとしても、ここまで日記の更新をおろそかにしてしまったとなると、あまりサイト運営から力を抜きすぎるのはやはり考え物です。易きに流れるのが、人の性なのでしょう。

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実のところこの３日間は、２１日と２３日に職場の送別会があったので、引っ越し準備があまり捗らず、特に日記に書くようなことはありませんでした。
なかんずく２３日は、独身寮の送別会が終わって寮に帰るとすぐテレホタイムになったので、酔いも醒めないうちからネットに接続します。そしてほどなく行きつけのチャットルームに常連の方々が集まってきたので、飲まず食わずのマラソンチャットに突入し、チャットルームから引き揚げたのは午前６時半でした。

転勤が決まったので仕事はもっぱら残務整理になりますが、その合間を縫って入る問い合わせは、送別会をいつにするか、です。
私は着任して独身寮に入ってから６年間、職場でも独身寮でも出る人を送るばかりだったのですが、今度初めて送られる立場になりました。転勤を伴わずに独身寮を出る──仲間内では寿退寮と呼んでいますが──機会に恵まれなかったことは、縁がなかったとしか言いようがないでしょう。

実質的な期限が２０日の夜になったリレーＳＳについては、それほど考えないうちにプロットが浮かびました。１９日の夜、「そこつやの館」のチャットルームで他のリレーＳＳ参加者の方々にプロットを話し、いくつかアドバイスをもらうと、２０日は朝から図書館へ資料収集に行きます。
一通り資料収集を済ませて帰ったら、すぐ打鍵にかかるつもりでしたが、徹夜チャットの後だったので気力が萎えて、夕方から夜１０時まで仮眠しました。これも計算ずくで、テレホタイム前は仮眠して、テレホタイムになったら図書館で集めきれなかった情報をインターネットで集めながら打鍵する、という計画だったのです。
インターネットの情報は（きちんと更新されているサイトなら）極めて鮮度の高い情報が多いですが、逆に言うと古い情報は次々に捨てられていくということで、例えば新聞社の公式サイトへアクセスしても、昨年の新聞記事の全文（要約でない）はまず入手不能です。そこでそういう古い情報は図書館で新聞の縮刷版をめくり、新聞に載っていなかった情報はインターネットで搦手から探す、という使い分けをするわけです。
そうやって情報収集しながら打鍵し、２１日の午前４時までかかって打鍵を終えました。

転勤と引越が決まって、休日といえども決して暇ではないのですが、チャットで夜更かしして昼間寝ているという悪癖はなかなか払拭できないもので、この週末も引越の準備もサイトの運営もあまり捗りませんでした。以前は最低限のサイト運営として自らに課していた日記の打鍵すら、２日間全くしなかったという事実が、それを如実に表していると言えるでしょう。

１８日の夜、下級生リレーＳＳの進行状況はどんな具合かと「そこつやの館」へアクセスしてみると、１８日の正午過ぎに雅丸さんの回が投稿されていました。
実はこの回が投稿されるとリレーＳＳは５巡目が終了するので、ここらでまた順番を組み替えることになって、各参加者は３月３０日までに希望する順番を表明してほしいと、主催者のそこつやさんから３月初旬に告示が出ていました。
私は３月末には転勤と引越が重なって大変な状態になるので、３月末に担当が回ってこないような順番に立候補しようと思って、１番に立候補していました。２番、３番に立候補した人がまだいず、順番を表明する期限の３０日まではまだ１０日以上もあるのですが、それまで投稿を待つのか、それとも２番が未定のまま見切り発進してしまっていいのか心配になったのですが、１７日夜のチャットでそこつやさんに尋ねて、私が６巡目の１番として見切り発進してかまわないこと、そこつやさんが２番を引き受けることの確認が取れました。
そうなると、２１日の正午過ぎまでにリレーＳＳを投稿することが、ネット活動の分野で当面私がすべきことになります。

私が趣味に充てる時間のうち、かなりの部分がサイトの運営、中でもこの日記の打鍵に費やされていることを、サイトを開設して以来ずっと感じていたので、サイトを縮小したのを機に、毎日の日付に相当する項目を立てて文章を打鍵することにこだわるのを止めることにしました。
しかしその結果が、いきなり１週間近くも日記の更新が行われなくなることだったとすると、あまり力を抜きすぎるのも考え物かもしれません。

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先頃から日記に身辺多事多端と何やら訳ありげなことを書いていましたが、今日職場の人事異動が正式に発令になり、４月１日付で転勤することになりました。
私の職種は比較的異動の間隔が長く、私は今の職場に着任してから６年間引っ越しすることなく勤務してきましたが、こうなるとあと２週間で、残務整理と引越の準備をしなければなりません。
６年前に着任した時には家財道具も少なかったのですが、その後部屋にいろいろと物が増えた（その大半がギャルゲーとアニメビデオのパッケージであるとは言わないように）ので、今度の引越は私物の整理も兼ねて、早手回しに準備する必要があります。
しかしそれでも、夜半前は今後半月間にプレイする当てのないゲームや見る当てのないビデオを箱詰めにしていますが、夜半過ぎには行きつけのチャットルームに行って、夜が更けるまでチャットにうつつを抜かしているのが実態です。