2001年2月後半の日記
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2月27日(火)〜28日(水)
サイトを開設したものの、「準備中」の札を下げたコンテンツばかりがあちこちにあるというのは、やはり一見の人には良い印象を与えないと思うので、この際思い切ってサイトの整理に踏み切ることにしました。
それで26日のうちに大まかな方針を決めると、それからはウェブ日記の打鍵はもちろん紙日記もそっちのけで、余暇の全てをサイトの整理に投入しました。
サイトの開設1周年は4月1日なのですが、どうもこの新年度には身辺が多事多端になりそうで、3月末にはサイトの運営にうつつを抜かしていられなくなりそうなので、切りのいいところで3月1日をもってサイト刷新としよう、と決めたのです。
(3月1日アップ)

2月26日(月)
週末ずっと、ヨーロッパ標準時で寝起きしていると、月曜日に日本標準時に戻すのが苦痛です。
それでも仕事を終えてからは、半ば義務化した日誌の打鍵をしつつ、次なる作業の構想を始めます。
「次なる作業」が何であるかは、近日中に明らかにするつもりです。

2月25日(日)
昨夜も午前0時から2時半までチャットした後、午前8時までネットを放浪していたので、昼頃には起きようと思っていたのに起きたのは午後5時半でした。
昨日からKanon(全年齢版)の月宮あゆシナリオを目標にしてプレイを始めていましたが、今日も夕方からプレイを進め、夜中にあゆシナリオを終了しました。
CG回収率100%となったので、ひとまずこれでKanon(全年齢版)はコンプリートということにします。
(2月26日アップ)

2月24日(土)
午前8時までチャットをやって、図書館が開く午前10時まで起きている──だけの意志力があれば、CGの制作だってサイトの更新だって、ここまで低調にはならないはずです。
事実はどうだったかといえば、パソコンデスク代わりのコタツに足を突っ込んだまま、午後4時まで寝ていました。

昨夜サイトを更新してサーバにアップロードしている時から、何か変だな、という違和感を覚えていましたが、今日になって気づいたのは、パソコンのカレンダーが1日ずれていることでした。
昨年から使っている「ペルソナウェア」は、パソコンの内蔵時計が狂うとそれとなく教えてくれますが、昨夜(正確には24日の午前0時頃)、時計が狂っていると教えてくれたのを思い出しました。
その時の様子を思い出してみるに、24日の午前0時になったとたん、パソコンの内蔵時計が23日の23時30分を示したので、またかと思って午前0時に合わせた時、日付を進めるのを忘れたために、内蔵時計を23日の午前0時に合わせる結果になったらしいです。
職場でWindowsマシンを使うようになって3年、自宅で使うようになって1年半が経ちましたが、どちらのマシンも時々こう、内蔵時計が突然30分遅れたり、逆に30分進んだりすることがあります。
何ヶ月も起こらなかったり、1週間程度の間隔で起こったりするので、特定の日付、特定の時刻に発生する現象なのかどうかもわかりません。
こんな現象は、皆さんのパソコンでも起こることがあるのでしょうか?
(2月26日アップ)

2月23日(金)
現在私が行っている、創作と呼ぶに値する活動は、月に一度くらいの割で順番が回ってくる「下級生リレーSS」の打鍵だけです。「だけ」というのが好ましい状態であるとはもちろん思っていませんが、私の唯一の創作活動について、それにまつわる余話のようなものを書いてみようと思い立って、今夜はもっぱらそれに宛てていました。
この日誌でもリレーSSについてはその都度書いてきましたが、投稿完了まで手の内を明かさないために、具体的な内容には触れずに書いてきたので、プロットを練っていく過程なども改めてお見せしようと思ったからです。
4回分を書き上げてみると、これがやはりいつもの如く、ただただ冗長に流れています。
しかも22日の分の日誌を打鍵した後でこれを打鍵しているうちに、チャットルームに行く時間になったので、23日の分の日誌は後回しです。
1月頃、それまでネット活動に耽溺していた反動が来たのか一時的にチャットルームから足が遠のいていたことがありましたが、どうも反動の反動が来たのか、時間が経つのも忘れてチャットに熱中してしまい、午前8時まで話し込んでしまいました。
(2月26日アップ)

2月22日(木)
この頃は晴れる日が増えてきて、そうでない日でも雪の代わりに雨が降るようになってきたので、積もった雪は日ごとに解けていき、春が次第に近づいているのを感じさせられます。
カレンダーを見れば、今日から1週間後には3月です。

そんな日に何をしているかと言えば、夕方から夜半まで居眠りして、目を覚ましてからはCGを描くでもなく、ゲームをするでもなく、相変わらず数日遅れの日誌の打鍵です。
サイトの運営を1年近く続けてきましたが、この作業に疑いなく最も多くの時間を取られ、その反面CGの制作は永らく滞ったまま、新作の小説はリレーSS以外は全くなく、夥しいコンテンツは「準備中」のままという事実が、果たして1年前の私が「自分のサイトを持つ」という言葉から思い描いたこと、自分のサイト、自分のネット活動、自分の余暇のありようとして、そうありたいと願っていたことだったのかどうか、もうそろそろ考え直す時期に来ているような気がします。
日誌をアップして、何となく巡回しているうちに、行きつけのチャットルームに平日の午前2時にもかかわらず人がいてKanonが話題になっているのを目にすると、後先考えずに入室して午前6時まで話し込んでしまいます。
チャット中は話が盛り上がって時間を忘れるのですが、散会になって現実に返ると、これでまた週末の生活リズム崩壊が早まった、と思う。悪循環から抜け出せなくなっています。
(2月23日アップ)

2月21日(水)
生活リズムが乱れ、そのために精神状態も非常に低迷していますが、何とか勤務時間を乗り切って帰宅すると、Kanonのプレイを再開します。
今夜のプレイでは、水瀬名雪のシナリオを終了しました。名雪シナリオへは、舞・真琴・栞・あゆのどのシナリオにも入り込まないように進めていけば、自然に名雪シナリオへ進むようになっているらしいです。舞・真琴・栞シナリオには、「ここでこの選択肢を選べば即座に離脱する」という選択が明確に存在していますが、あゆシナリオにそのような明確な選択が存在するかどうかは、これから明らかにしていくことになるでしょう。
(2月23日アップ)

2月20日(火)
引き続き東京の出張先で用務を済ませてから、秋葉原に寄り道もせずに新幹線で帰ります。
秋葉原には昨日寄ってみて、特に買って帰るほどの物もなし、と判断したからです。
帰りの車中で、「アルジャーノンに花束を」を読み終わりました。
職住接近で自転車通勤できるようになって、電車通学していた学生時代に比べるとめっきり本を読まなくなり、SFのハードカバーを読んだのはずいぶん久しぶりの気がします。
精神薄弱の青年チャーリーが脳外科手術によって天才的な知能を獲得しますが、人為的に高められた知能が幾ばくも経たずに失われていく過程を、チャーリーの手記の形で描いたこの作品は、ですから文章が彼の知能を反映しているわけで、翻訳にはさぞかし苦労したことでしょう。
それもそうですが、こういう小説がアメリカで書かれる際には性描写の場面は不可欠なんだろうかな、と思わずにいられなかった場面が若干ありました。
などと見当外れのことを言っているのは文章をきちんと理解していない証拠で、チャーリーは手術によって知能が天才の域に達しても、情緒の面では手術を受ける前の、幼児と大差ないレベルのままであったというギャップを、情緒が最も端的に現れる恋愛の場面を通して描き出そうとしたのだ、と理解すべきでしょう。
(2月22日アップ)

2月19日(月)
今日から明日までサイトの更新を休むことを、昨日までの日誌で告知することもしなかったというのは、毎晩夜更かししているくせにサイトの運営をなおざりにしている証拠と言われてしまいそうです。
17日夜のチャットで、「同級生2」を初めとするアニメビデオを秋葉原で大安売りしていたと聞いたので、今日の用務が済んでから秋葉原へ行ってみましたが、そのような大安売りには出会いませんでした。
他には最近チャットや伝言板で話題になったゲームソフトをいくつか見かけましたが、手を着けていないゲームが山積みになっている現状で新しいゲームを買い込むのは賢明ではないと判断します。
というよりも、新しいゲームを買ってプレイしたい、という欲求が一時期よりも衰えているのかもしれません。
もしそうだとしたら、これはかなり由々しき事態です。
(2月22日アップ)

2月18日(日)
昨夜のチャットでは、Kanonの美坂栞シナリオが話題になりました。 私が栞シナリオの感想を述べると、私よりもっとKanonをやり込んでいる人が言うには、Kanonのシナリオは舞・真琴と栞・名雪・あゆとで別の脚本家が書いているので、脚本家によってシナリオが異質だというのは前から言われていることで、舞・真琴シナリオと栞・名雪・あゆシナリオは別のゲームだと思っても差し支えないのだそうです。

別のチャットでは、地方で開催される同人イベントが話題になったので、私が最近行った夏コミと冬コミを思い出して発言してみました。
コミケのような同人誌即売会では、ギャルゲーは少数派で、少年ジャンプなどの紙媒体の漫画の二次創作が多数を占めるようです。
そして昨今のインターネットの普及にもかかわらず、そしてまた同人誌を出しているサークルがあれだけあるにもかかわらず、ウェブサイトを開設しているサークルは多くありません。
それはどうしてかと想像するに、アナログとデジタルの対立があるのではないか、ということに思い至りました。
同人誌即売会に参加するサークルが主に作っている従来型の漫画は、紙にペンとインクで描く、高度にアナログな創作物です。
ところが紙にペンで描いた漫画は、その線が繊細であればあるほど、デジタル化してウェブで公開することが困難になるのです。
私も紙に描いたイラストをスキャナーでデジタル化してウェブサイトに公開しているからわかりますが、紙にペンとインクで描いた絵を、ウェブサイトにそのまま公開できるサイズになるようにスキャンすると、その時の解像度は概ね50〜72dpi(dots per inch)ですが、スキャンした画像は原画よりかなり粗くなります。原画の線を原画に引いた通りに見せようと思ったら、数百dpiの解像度が必要になるでしょう。
私程度でそうなのですから、ペンで引いた一本の線にこだわりのある漫画家なら、市販のスキャナーの限界である1200dpiで原画をデジタル化しても、きっと満足できないでしょう。
それでは1200dpiで漫画をデジタル化したとします。すると漫画雑誌の標準サイズであるB5版の見開き2ページは、17000×12000ピクセルになります。あなたが今このページをご覧になっているモニターの解像度は、どのくらいですか?
次に、それくらい大きなサイズの画像は、どんな方法で圧縮しようがファイルサイズも相当な大きさになります。1ページがMB単位のサイズを持つ画像を、紙に印刷した漫画を読むペースで見るために次々に読み込むには、ISDNでは細すぎ、Mbps級の通信回線が必要でしょう。
つまり同人作家が、自分が描いた漫画を、画質を落とさずにウェブサイトで公開することは、現状では不可能ということです。
そうしてみると文章作品は、原稿用紙1枚分の文章をHTML化してもわずか1KBで済み、デジタル化することによって元の作品の情報が失われることは基本的にないので、インターネットでの公開に適した創作物であると言えるでしょう。

チャットで夜更かししすぎて、またしても午後まで寝てしまいましたが、起きると図書館へ行って、Kanonの真琴シナリオがこの小説に影響を受けていると昨夜のチャットで聞いた、「アルジャーノンに花束を」を借りてきました。
自宅にいると食事と風呂と睡眠以外の時間は全てパソコンに充ててしまいますが、明日から明後日まで東京へ出張なので、その間に読んでみることにします。
(2月22日アップ)

2月17日(土)
昨夜は午後5時半に帰ってから、目覚ましをかけて11時半まで仮眠しましたが、普通なら一週間にわたる慢性的寝不足状態の後で布団に入ると途中で目を覚まさずに眠り続けるものなのに、なぜか1〜2時間おきに目が覚めてしまいました。
久しぶりに新作の文章作品を打鍵した後なので、一刻も早くその評価を知りたいという潜在意識がある……ならいいのですが、爆睡もしないほど身体が異常をきたしているのだとしたら、これはネット活動を手控えるくらいでは済まないかもしれません。
リレーSSを投稿した「そこつやの館」のチャットルームで聞いた限りでは、分量超過に対して批判的な意見はありませんでした。内容の面でも、ティナの扱い方に対して好意的な感想が多く寄せられました。
ティナというキャラクターは、ある意味では「下級生」というゲームのキーパーソンであるにもかかわらず、他のキャラに比べて設定が特殊なため扱いが難しいのか、SSの主役を務めることが非常に少ないキャラです。
リレーSSが始まってしばらく経った頃、リレーSSにおけるティナの設定(元ゲームの設定をそのまま使うのかどうするのか)をめぐって、私が多少誤解していたために私と他の執筆者との間で意見の食い違いが生じたことがあって、それ以来ティナを敬遠していた私が、リレーSSに登場させても良い範囲内では断トツの萌えキャラである水野友美や、下級生では一番萌えである加納涼子を差し措いて、ティナを主役にした文章を書いたのも、プロットを優先したからではありますが我ながら意外なことです。

「そこつやの館」の投稿作家として誰もが認める実力者であり、それでいながらリレーSSに参加していないことを皆に強く惜しまれているオールド・ハワイコナさんの新作SSが、この日明け方に公開されました。
そこつやさんがCGIとJavaスクリプトを駆使して、本文中の男主人公の名前を自由に変更し、女主人公の名前を下級生キャラから選べるように作ってあります。
現在ほとんどのギャルゲーが採用している、プレイヤーキャラの名前を自分の好きな名前に変更できるシステムを、ウェブ上の小説に採り入れたというところでしょうか。
ただ、プレイヤーキャラの名前を自分の名前に変更したとしても、キャラクターボイス付きのゲームで、他のキャラが自分の名前を呼んでくれるゲームは、少なくとも私の手許にはありません。
たいていのゲームは、他のキャラの台詞にプレイヤーキャラの名前が入る部分では、そこだけ台詞が抜けています。
そこをもっと改良して、最初に名前の読みを入力してやるとその通りに名前を呼んでくれるようになれば、もっともっと「萌える」ことができるようになるでしょう。
ただ、入力した名前の通りに音節を並べることはできても、日本人の名前として不自然でないようなアクセントを付けるのは、かなり難しいのではないでしょうか。
まして、読みが同じでも当てた漢字によってアクセントが変わるとか、一つの名前がその名前を発声するキャラクターの出身地によってアクセントが変わるというようなことがあるとしたら(どういうことかというと、後者は「ToHeart」の委員長こと保科智子の名前を、東京弁に慣れ親しんだ私は「」とアクセントを付けて読みますが、地元神戸市では違うアクセントを付けるかもしれない、ということです。前者の具体例は思いつきませんが、地名に密着した苗字にはあり得ると思います)、これをゲームで実現するのは至難の技ではないかと思います。

チャットを終えたのが午前6時半、それから寝て起きると午後6時半です。先週末の繰り返しです。
リレーSSの順番を終えて虚脱状態になったのか、夜半前はサイトの更新もせずに過ごし、午前0時頃からまたチャットルームへ行きます。
(2月18日アップ)

2月16日(金)
昨夜から今朝にかけて、リレーSSを打鍵しただけでなく、挿絵を描いて画像ファイルに仕上げるところまでやったので、出勤までに寝たのはたった2時間でした。
もしも朝までに書き上げられなかった場合に備えて、締め切りを今日の午後12時まで延長してもらうように、昨夜のうちに申し出ておきましたが、なんとか夜のうちに書き上がったので、当初の締め切りに間に合うように昼休みに送信しました。
どんな形であれ作品を公開すると、他の人の評価が気になるのは作者として当然のことです。
今夜から週末が始まりますから、適切な時間帯に「そこつやの館」のチャットルームへ行けば、何らかの評価を聞くことができるでしょう。
ただ、今週は連日午前4時や5時まで起きていた私が、今夜その時間帯まで起きていられるかどうかが問題ですが……。

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