2000年9月後半の日記
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9月30日(土)
昨夜はネット入りした時間が遅すぎたのでチャットはしませんでしたが、あちこち巡回してカキコなどしていて、寝たのが午前4時でした。
それで今日起きたのは午後になってからです。やはり、いろいろと疲れが溜まっているようです。
職場の健康診断で、今年は例年通りの聴力だけでなく、酒の飲み過ぎで肝機能にも所見が出たので、近所の医者へ精密検査を受けに行きます。
帰ってきてから洗濯をしたり部屋の掃除をしたりしているうちに夜になってしまい、日誌の打鍵を終えるともう深夜です。
明日はCGの制作にいそしみたいところですが、月初め恒例のサイトの更新があるので、どれだけ捗るでしょうか。
この次の更新では、9月分のログや何やを過去分に移す以外にも更新を予定しています。

9月29日(金)
今日こそは寝足りていて頭もよく働くし、週末も近づいてきたので、今夜こそきちんと原因解明をやろうと思っていると、これがこんな時に限って諸事思うままにならないもので、10月1日付で転勤する人の送別会があります。
もともと私は、仕事の関係で何かに名目を借りて飲み食いすることにそれほど楽しみを感じていないところへ持ってきて、自分的には仕事を休んででも解決したい懸案事項を抱えている時に、問題解決を妨げる物(エタノール)を金を払って服用することを強要されるのですから、これはもう苦痛でしかなく、いっそサービス残業の方がまだましだと思ったほどです。
何とか一次会で逃げ出して帰宅し、酔いが醒めてきたところで再び原因解明に当たります。
昼のうちに職場から自宅に電話をかけておいたのが留守番電話に録音されていたし、自宅の電話から時報を聞くことはできたので、TAは故障していないと判断します。
次に問題のドライバですが、エラーメッセージが出る時のファイル名をよく見ると、TAの型式のような名前が付いています。そうするとこれはWindows98のCD−ROMに元からあるドライバではなくて、TA固有のドライバではないかと推測し、TA付属のCD−ROMを調べるとその名前のファイルがあります。
そこで「ドライバの更新」ウィザードで「Windows98のCD−ROMを入れてください」と出た時にTA付属のCD−ROMを入れてやると、ドライバは正常にインストールされました。
TAを改めてUSBポートに接続してからデバイスマネージャを開き、「モデムの検出」をすると、これも正常です。
そしてインターネットにも接続できました。
しかしここでWindowsを終了して電源を切り、TAを接続したまま電源を入れると、また青地に白文字です。
いよいよ迷宮入りかと思いましたが、TAをUSBポートから外しておいて電源を入れると正常に起動します。起動してからTAを接続すると、何の支障もなくインターネットに接続できます。
ここに至って問題は解決しました。このTAをUSBポートに接続する場合、マシンを起動する際にはTAをUSBポートから外しておき、マシンの起動が完了してからTAをUSBポートに接続する必要があるらしいのです。
……今までの私の知識では考えられない、不可思議な現象ですが。

数日来の懸案事項が、不可解な対症療法を要するとはいえ一応解決したところで、やっとサイトの更新に着手します。
今夜の更新は、そこつやさん(「そこつやの館」管理者)から頂いたSSの公開が最優先です。コメントを打鍵する時間も惜しかったので、HTML化だけして、コメントなしで公開することにしました。
それでもレイアウトの確認(「そこつやの館」での公開様式になるべく合わせたかったので)などに時間がかかって、その他若干の更新と併せてアップロードしたのは、午前2時近くなっていました。
(9月30日アップ)

9月28日(木)
出勤しても、寝不足の頭はパソコンのことで一杯です。
昨日の夕方、マシンを起動してTAを初めてUSBポートに接続した時には問題のドライバはインストールされていたのだから、昨年マシンを買ってきて最初にOSをインストールした時にはWindows98のCD−ROMからインストールされたに違いない、それが今インストールできないとしたらCD−ROMドライブのレンズが汚れたか、CD−ROM自体が汚れたか傷が付いたか、あるいはTAの故障ということもあり得るし、COMポートが故障している可能性もある、などなど考えは尽きるところを知りません。
一刻も早く帰宅して原因究明に当たりたい、というよりむしろ今夜は一刻も早く寝たい(爆)と思っている日に限って、昨日半休を取ったためもあってか、山のような残業を言いつけられます。
残業が終わったのが午後9時、帰宅するとパソコンを起動する元気も残っていませんでした。
(9月30日アップ)

9月27日(水)
かねてから連絡があった通り、アナログ回線からISDN回線への切り替え工事が午前中に行われました。
私はターミナルアダプタ(TA)の接続をするために半休を取って待機し、NTTからの連絡を待ってTAを接続します。
TAの接続が済み、NTTへ電話すると、回線の切り替えも無事完了したという連絡があります。
これで、より快適なネットライフへの一歩を踏み出せると思うと、午後の仕事も気分は上々です。
帰宅後ISDNでインターネットに初接続すると、2月から話が持ち上がっていて6月に私が制作してそこつやさん(「そこつやの館」管理者)に差し上げたCG「鳴沢友美」に基づいた、そこつやさんのSSも届いていました。
今夜は真っ先にこれを公開しよう、と気分はいっそう乗ってきます。

ところがここから、一気に暗転しました。

ISDN回線にTAで接続するようになったのですから、それまでアナログ回線への接続に使っていたモデムは当然不要になります。
使わなくなったハードウェアは、面倒なことにならないように取り外しておこうと思い、電源を切ってケースを開け、PCIバスに挿してあったモデムを取り外します。これは誰でも思いつくことでしょう。
そうしてUSBポートにTAをつないだまま、電源を入れると
「例外 0E が xxxxxxxx:xxxx で発生しました。」
職場のマシンのOSがWindows95だった時代には数ヶ月に一度発生した、悪夢の「青地に白文字」画面です。
Safe modeでしか起動できなくなり、Safe modeではネットワークは使えませんから、要するにネットに接続できません。
後から思えば早とちりだったのですが、ここで即座に踏み切ったのがOSの再インストールでした。
Windows98のインストールは、Windows95よりは早く、面倒な手順も要らずに終わるのですが、再インストールしてからTAをUSBポートに接続すると、デバイスマネージャが「USBシリアルポートドライバ」が正常に動作していないと知らせてきます。
Windows98のCD−ROMを使って「ドライバの更新」をやろうとしてもうまくいきません。
新しいTAはUSB接続とCOMポートへのシリアル接続の両用タイプなので、COMポートに接続してみましたが、デバイスマネージャでの「モデムの検出」やインターネットへの接続はうまくいきません。
とうとう万策尽きて再セットアップを断念したのが、午前4時でした。
(9月30日アップ)

9月26日(火)
今日も昨日に似て、晴れ間が見えたと思うとにわかに大粒の雨が降り始め、夜になると雷鳴が聞こえるという空模様でしたが、気温は昨日より急に下がって、長袖のシャツを着ていても肌寒いほどです。
たった10日前にはフェーン現象で、真夏が戻ってきたような暑さだったのが嘘のようです。

次のCGの構想はもう固まっているので、下絵を描き始めました。
今度のCGでは「馬」が重要な要素になるのですが、人間と違って馬の体の線は衣服でごまかすわけにいきませんから、上京した折に見に行った美術展のカタログを押入から引っ張り出してきて、馬を描いた絵を見ながら描きます。
本当ならもう少し計画的に、週末に図書館へ行って図鑑を借りてきたり事典の図版をコピーしたりといった資料収集を行うべきなのですが、次の週末まで制作を延期していると、仕事の忙しさにかまけて制作意欲が冷めてしまう恐れがあるので、思い立った時に手近な資料で制作を始めてしまいます。
そうやって、高まった制作意欲の赴くままに制作していると、それを中断してネットに接続するのが全く億劫ではないと言うと嘘になります。
ネットに接続するのも、気分転換の一つと割り切ることにしましょう。

9月25日(月)
自分ではギャグに走りすぎたと思っている新作CG「夏こそたい焼きっ!!」ですが、チャットルームで聞いた限りではそれほど不評ではないようです。
それで昨夜、「画廊喫茶カトレア40,000Hit記念」の文字を入れた版を新たに制作し、じんとにっくさん(「画廊喫茶カトレア」管理者)にお贈りしました。
そもそもこのCGは、8月14日に画廊喫茶カトレアが40,000カウントを達成した記念に描こうと思って構想していたものです。
制作が遅れて、「夏こそ」どころかすっかり秋になってしまったわけですが。

日ごとに秋色深まり、自室では掛布団を出したくらいですが、午前中は晴れていたのに午後になって突然夕立が来ました。
私が就職して新潟県へ来たばかりの頃は、不可解な天気だと思っていましたが、山に近いこのあたりでは、晴れているのに突然雨が降るというのは夏よりもむしろ秋に特徴的な天気のようです。
「晴なのに雨」としか表現できないような天気がしばらく続くと、やがて冬が訪れるのです。

9月24日(日)
昨夜は日誌をアップしてから、行きつけのチャットルームへ行きました。
すると、当然予想された通り、昨日の日誌に書いた2行の発言について、それを問題視するような発言がありました。
しかし私は、昨日の日誌からその発言を削除するつもりはありません。

私がインターネットの世界にはまり込むきっかけとなったのは(株)エルフのゲーム「同級生2」で、ネット上でお知り合いになった方々もエルフのゲームのファンの方々が主だったのですが、そうした方々も最近は他のメーカーのゲームに手を伸ばしているようで、昨夜のチャットでもKeyの新作「AIR」が話題になりました。
しかし私は、Keyのゲームというとまず「Kanon」を積んでいますし、Kanonの制作スタッフがKeyを名乗る前に制作したという「ONE」も積んだままです。
その状態で、AIRがいいとか、ONEのさらに先駆作であるという「MOON」がいいとか言われても、欲求不満が高じるばかりです。
あれもこれもと欲張らないで、自分で決めた順序通りに消化していけばいいと思うのですが、そうなると最初に消化すると決めたゲームはリーフの「ToHeart」です。
リーフのゲームにしてからが、ToHeartに続く「WHITE ALBUM」「こみっくパーティー」を積んでいますし、本当に、今の私に足りない最大の物は時間です。

と言っている間にサイトの更新を進めればいいので、今夜の更新は「近江物語」の公開完了と決めると、後書きを書くための若干の調査のために、昼間はまず図書館へ行きます。
本文を書いたのが何しろ9年前なので、執筆の動機となった本の出版社を覚えていなかったので。
それから後書きを打鍵して、本文・後書き・系図・年譜をセットにしたダウンロード用のアーカイブを作ります。
しかし、時々思うのですが、7月に前作「私本落窪物語」のアーカイブをアップロードした後、それをダウンロードして下さった方が、どのくらいいるのでしょうか。
本文の公開を始めて3ヶ月が過ぎましたが、全く反応がないのです。

9月23日(土)
今日は秋分の日です。しかし今年の秋分は第4土曜日に当たってしまったため、4月29日と同じで、完全週休二日制、あるいは第2・第4土曜日が休みである職場では、祝日のメリットがありません。
秋分の日は天文学的に定めた祝日ですから、成人の日や体育の日のような移動祝日にすることができなかったのはわかりますが、振替休日制度を拡張してほしいとつくづく思います。

近所の図書館は祝日も開館しているので、開館時刻から閉館時刻まで図書館に籠もって、2週間分の新聞をまとめ読みしてきました。
開幕から一週間を過ぎたシドニーオリンピックの報道には、連日どの新聞も多くの紙面を割いています。
昨日行われた柔道の男子100kg超級の決勝戦では、日本選手の一本勝ちと誰もが思った場面で対戦相手のフランス選手に「有効」が宣告され、そのポイントの差でフランス選手が優勢勝ちとなって金メダルを獲得し、日本選手が銀メダルになるという事がありました。
この判定についてはどの新聞も「不可解な判定」などと書き、一部のスポーツ新聞に至っては1面トップで「誤審」と断じています。
しかし私は、日本選手を負けさせるための白人の陰謀だなどと書きかねない一部マスコミのヒステリックな論調に与しないのはもちろん、平均的な日本人応援団よりもさらに一歩退いたところから思いをめぐらすに、もし逆のケースだったら、つまり疑問のある判定が結果的に日本選手を優勝させる形になったとしたら、日本のマスコミはこんなに騒ぐだろうか、という気がします。
つまり、疑問のある判定の結果負けたのが日本選手だったから、ここまで騒いでいるのではないでしょうか。
銀メダルを獲得した日本選手はマスコミに対して、「弱かったから負けた」とだけ言ったそうです。
そこで私は、一億二千万の日本人全てを敵に回す覚悟のもとに、次の2行を打鍵します。
その選手は、弱かったから負けたのです。
相手に与えられた「有効」のポイントを、残りの試合時間で逆転できなかったから負けたのです。
疑いのある判定があったからといって、その瞬間に一本負けしたわけではありません。その後3分くらいでしたか、ルールに従って試合が続いたのですから、その間に攻めて攻めて攻めまくって、有効を超えるポイントを挙げていれば、問題なく勝てたはずなのです。それができなかった結果負けたのなら、それが全てです。勝負とは、そういう物でしょう。

もう少し古い記事になりますが、最近未成年者による凶悪犯罪が後を絶たないことから、少年法の改正が議論されていて、その中で未成年者に刑事罰を科することのできる年齢を、従来の16歳から14歳に引き下げる方針が固まったそうです。
このことに対しては各方面から賛否両論が出ているようですが、私としては、懲役刑などの刑事罰を科すことが14ないし15歳の犯罪者の矯正、あるいはその年齢層の犯罪防止に有効かどうかという議論とは別に、この年齢引き下げは行うべきであると考えます。
それは「法の整合性」のためです。
刑法は14ないし15歳の犯罪者に刑事罰を科すことができると定めているのに、同じ日本国内で制定され運用されている少年法が、14ないし15歳の犯罪者に刑事罰を科さないと定めているのは、法の整合性を欠いています。
このような状態は、近代的な法治国家であるならば、早急に解消される必要があります。
よって、少年法の可罰年齢を刑法に合わせて14歳に引き下げるか、逆に刑法の可罰年齢を少年法に合わせて16歳に引き上げるか、どちらかを行う必要があると考えるのです。
私が本質的なところに触れず、形式論に終始しているという批判があるでしょう。
「どちらかを行う必要がある」と書きながら、可罰年齢の引き下げを支持するような書き方をしたところに、私の意見が表出されていると受け取ってください。

9月22日(金)
週末前夜、さあネットにオフラインに、パソコンライフを満喫するぞ、と思っていたところ、またしても番狂わせが。
春から続いていた職場の合同作業が終わったので、打ち上げと称して5時過ぎから飲み始めたところ、またしても歳を考えずに飲み過ぎてしまいました。
9時に帰宅して12時半まで仮眠し、それからネットに接続しましたが、この日誌を打鍵している午前3時半現在、まだ頭痛がします。
明日明後日で、もう1枚くらいCGを制作したいところですが、どうなることでしょうか。

昨夜公開した「夏こそたい焼きっ!!」には、一昼夜を経ても反応がありません。
やはり、萌えな方には不快感を与えたのでしょうか。
あるいは、トップに置かなかったことが逆に災いして、その存在が気付かれていないのかもしれません。

9月21日(木)
昨日から予定していた通り、今日は帰宅後、新作CGの修整を行い、午前0時前に完成しました。
まだ完全に満足のいく仕上がりではありませんが、今の私の腕ではこれ以上いじっても、完全に満足のいく仕上がりにはなりそうにないと思うので、とりあえず公開することにします。
ただ今回の新作CG「夏こそたい焼きっ!!」は、題材があまりにもギャグに走りすぎているので、ご覧になる方によっては好悪が分かれるかもしれません。
そのため、サイトのトップは今まで通り「ラインの黄金」にしておきます。
この次のCGは、いくつか題材の候補が挙がっていますが、今回のCGほどギャグに走っているのはないつもりなので、次回作が完成したらサイトのトップを差し替えることにします。
今のトップ「ラインの黄金」だって、ギャグでこそないものの、ある意味ではかなり危険なCGですから。

9月20日(水)
明け方、肌寒くなって目を覚ましました。ついこの間まで、いつになったら夏が終わるのかと思うほどの残暑が続いていたのに、次第に秋の足音が近づいてきているようです。

NTTから電話があり、15日に申し込んだ、電話回線をISDN回線に切り替える工事を、27日に行うと知らせてきました。
アナログ回線からISDN回線への切り替えは、新しく電話を引く工事ほどには緊急を要しないとはいえ、工事の予約が詰まっていて申し込みから実施まで10日以上もかかるというのは、アナログ回線からISDN回線への切り替えを希望する利用者が多いということでしょうし、それはある意味ではインターネットの普及が急速に進んでいることを暗示していると思います。
ISDN回線への切り替えと同時に申し込んだ、ISDNでのテレホーダイは、10月1日からの適用になるということです。
考えてみるとこのテレホーダイというサービスは、まさにインターネットへの接続を第一に想定したサービスと言えるでしょう。
「同一市外局番の区域内の、たった2ヶ所の電話番号に、深夜23時から朝8時までの時間帯に、1ヶ月間で12時間(アナログ回線なら8時間)以上電話をかける」という電話の利用が、インターネットへの接続以外にあり得るでしょうか。
単身赴任者が家族と長電話するのに使うとしたら、遠距離の市外通話こそ定額制の恩恵を受けられるでしょうし、中学高校生が同一市内の友達と長電話するのに使うとしたら、適用される電話番号がたった2つでは全く足りないでしょう。

一昨日制作したまま公開が遅れているCGですが、時間が経ってから見直してみると、どうも満足のいく出来栄えではありません。
根本的に描き直すつもりはありませんが、直したい場所が何カ所も出てきました。
次に制作したいCGの案も固まってきましたが、差し当たっては新作を納得のいくように修整するのを先にします。

9月19日(火)
33時間起きていた後で、3時間寝ただけで出勤すると、さすがに調子が出ません。
もしデスクワークだったら沈没は時間の問題だったでしょうが、幸い外仕事だったので何とか一日乗り切りました。
しかし、先週ほどではないにせよ残暑の中、外仕事で汗を流した後だったので、図書館に寄って帰ってからビールのロング缶を飲んだのが運の尽きです。
たちまち酔いが回って布団に倒れ込み、そのまま朝まで爆睡してしまいました。
(9月20日アップ)

9月18日(月)
昨日の昼間ずっと寝てしまったので、その後だと何時間ぐらい寝ずに起きていられるものなのか試してみようと思って、徹夜で起きていて、そのまま出勤しました。
しかし、徹夜で起きていた間にしたのが、CGや文章の制作ではなく、4月から打鍵した運行日誌を読み返したりゲームをしたりといった、きわめて非生産的なことだったというのが、私の精神状態の低迷を物語っています。

昼間は今一つ精神的にぱっとしなかったのでしたが、夜になるとにわかにCGを制作する意欲が湧き起こってきました。
そこで機を逸さず、かねてから構想していたCGの制作に取りかかります。
ただ、今はまだタブレットで一から絵を描くことはせず、従来通り紙にペンと色鉛筆で原画を描いてスキャンすることにしました。
スキャンしてからの修整は、今まではマウスだけで行っていましたが、そこの作業に、試行的にタブレットを使ってみました。
使ってみた結果は、なかなか良好です。
スキャナで取り込んだ原画は概して主線がぼやけ気味になるので、主線をはっきりさせるために「シャープ」という処理をしますが、これをすると色鉛筆で塗った部分がざらつき気味になります。
女の子の肌がざらついているのはいやなのですが、それを滑らかに仕上げようとしても、マウスを使ってドット単位で修整していくのはどうしてもうまくいかず、今までは妥協していた節がありました。
それがタブレットを使うと、筆圧を加減すれば「エアブラシで薄く吹き付ける」という塗り方が簡単にできるので、主線をはっきりさせつつ、滑らかに仕上げたい部分をざらつかせずに仕上げることが容易にできます。
CG制作は順調に進んで、午前2時前に完成し、午前4時半にコメントを付けてHTML化も終わりました。
ですが18日の更新として公開するには遅くなりすぎたので、公開は延期しました。
(9月20日アップ)

9月17日(日)
昨夜4時に巡回を終えて床に就いて、午前10時に起きたのですが、CG制作のための資料収集に図書館へ行こうと思っていたのを、雨が降っているので外出を止めたのが運の尽きでした。
正午頃、眠さの余り仮眠しようと布団に倒れ込んで、目を覚ましたのが午後7時半です。
人間という物は、一生のうちに睡眠に消費する時間の下限が決まっているようです。

私はテレビのニュース番組もほとんど見なければ、新聞も週に一度図書館でまとめ読みする(それすらも天気次第では今日のように中止する)のが習慣で、インターネットで新聞社のサイトを巡回することもないので、世間の動静には極端に疎くなりがちです。
そのため、9月15日にシドニーオリンピックの開会式があったことすら、当日には知りませんでした。
昨夜そこつやの館のチャットルームでチャットしていて、柔道と水泳で日本選手が金メダルを獲ったことを初めて知ったほどです。
オリンピックというと、やれ商業化、やれアマチュアリズムからの逸脱、あるいは今回、女子水泳選手の選考で騒がれたような選考基準の不明確さ、そういった批判があちこちから絶え間なくくすぶり続けているような気がします。
しかし例えば水泳の場合、出場した選手の倍のタイムでしか泳げない私のような凡人としては、選手たちの、恵まれた才能と、間断ない努力によってその才能を開花させた精進とに、素直に敬意を表するのが、一番自然な姿勢であると思います。
いくら比類ない才能に恵まれたからといって、その才能だけで何の努力もせずに、オリンピックに出場した選手はいないはずだからです。

タブレット制作第1号 月宮あゆ 昨夜2時過ぎ、同級生FanPageのチャットルームでチャット中に、突然思い立って描き始め、20分ほどで仕上げた落書きです。
これこそ一昨日買ってきたタブレットを使って描いた初めての画像でもあるのですが、やはりまだペンの操作に慣れていないので、今一つ満足のいかない物になってしまいました。
そればかりか、15日の項で危惧したことが現実になってしまったようです。
つまり今まで私は、他にその手法でやっているCG作家の方がほとんどいない、紙に色鉛筆塗りという手法でやってきたので、下手は下手なりにそれが一種の個性になっていたと思うのですが、Photoshopのブラシとエアブラシで描いたこの絵は、同じPhotoshopを使って昨日今日CG描きを始めたばかりの人の作品と何ら変わりがありません。
つまり私の個性などどこにもない、ただ単に下手なだけのCGに成り下がってしまったのではないかと思うのです。

9月16日(土)
昨夜も遅くまでチャットしてしまいましたが、今日は昨日よりは早く起きて、まず医者へ行きます。
仕事や日常生活に支障を来すほどではありませんが、私は生まれつき耳が少し遠いので、職場で定期健康診断を受けると、毎年必ず「聴力所見有」となり、聴力検査を受けることになります。
ここ数年、同じ医者で聴力検査を受けていますが、結果は毎年同じ、良くもならず悪くもならずという状態です。
私は目も悪いので(これは生まれつきではなく、子供の頃の本の読み過ぎと大人になってからのパソコンのやりすぎが原因なのがはっきりしています)、眼鏡という物が人類の発明品の中で十指に入る画期的発明品であるという意見には諸手をあげて賛成しますが、たまに使う補聴器が、眼鏡に匹敵する発明品であるとは感じません。
というのは補聴器をつけると、雑音ばかり聞こえてくるからです。仕事で会議に出る時など補聴器をつけていると、世間一般の人々はこんな雑音の洪水の中で暮らしているのかと驚くばかりです。

台風14号が朝鮮半島に上陸したとのことで、新潟県内は一日中南風が吹き続け、フェーン現象を起こしています。
南向きの窓を開ければ部屋の中を風が吹き荒れるし、窓を閉めれば30℃を超える気温のせいでやたらに暑いし、9月も中旬だというのにちっとも秋らしくありません。
しかしこの暑さの中でなら、お蔵入りしてしまった夏物CGを制作するにふさわしい気分になれる、という効果も期待できます。
それで3連休最後の1日は、お蔵入りしている夏物CGの制作に取りかかることにしました。
昨日買ったばかりのタブレットの、使い勝手も試してみたいものです。

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