2003年9月前半の日記
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9月14日(日)〜15日(月)
3連休はCGの制作に専念するつもりでしたが、夜毎にチャットルームで話し込んでは午後まで惰眠を貪ってしまってばかりで、今一つ作業に集中できません。第2次夏服シリーズその2として制作を始めた新しい連作は、今のところ3枚組、延べ登場キャラ9人になる予定ですが、秋の衣替えまで残すところ半月という今、まだ1枚目が完成していないのでは、連作完結はどう頑張っても10月にずれ込んでしまうでしょう。
それでも復活なった3号機での作業は、2号機で「演劇部部室前」を制作していた時よりも格段に順調で、CPUのクロックが5倍、実装メモリが2倍になった3号機のマシンパワーを実感できます。一度新しい強力なマシンの速さを知ってしまうと、古くて遅いマシンにはとうてい戻る気にならなくなってしまうという性質が私にも備わっていたことを、改めて認識しました。
15日深夜に作業を中断した時点で、1枚目に登場する5人のキャラ(時季を逸さずに制作することを第一義にするつもりなら、なんでそんなに欲張った絵を描こうとするのかと、自分自身を小一時間問い詰めたくなりますが)が仕上がった段階です。
(9月16日アップ)

9月13日(土)
今日は昨日に続いて晴れましたが、それだけでなく、昨夜3時まで夜更かしして朝寝を決め込んでいた私が、暑さのあまり午前9時半に目を覚ましたほど暑くなりました。昼間、どこかの街角で現在の気温を電光表示しているのを見ましたが、33℃という、9月中旬とはとても思えない温度でした。昨日から今日にかけて朝鮮半島から日本海北部へと移動している台風14号のために、フェーン現象が発生しているようです。
休日に惰眠を貪っていたところを無理矢理起こされた状態ですが、早く一日を開始すれば一日を長く利用できると考えて、冷房のある図書館へ新聞を読みに行きます。
村上市で2日、下校途中の女子中学生が行方不明になり、10日以上経つのに何も手がかりが見つかっていない事件は、私の職場でもたまに話題になっています。職場の人は敢えて触れようとしませんし、私も職場で口に出したことはないのですが、新潟県内の海に近い場所で夕方、一人で下校中の女子中学生が行方不明になり、杳として消息がわからない、といういくつかの点があの事件と共通しているという、あまりにも不吉な連想をしてしまうのは、あながち穿ちすぎではないような気がします。アメリカに睨まれて、平壌よりもソドムとゴモラの方が耐えやすくなるかどうかの正念場である今、発覚したら日本の世論が爆発するくらいでは済みそうにない暴挙をやってのけることが損か得か、民主主義人民共和国と名乗るくらいのまともな政治勢力なら、それくらいの判断は働くと思うのですが、どうでしょうか。
九州の西を通って朝鮮半島に上陸した台風14号によって、韓国や半島北部では風水害が発生していると思います、後者はほとんど報道されることがありませんが。何年も飢饉が続いた半島北部の大地には、さらなる痛手となるでしょう。しかし凶作と飢饉と貧困と圧政に踏みにじられたこの大地に、いつの日か実るかもしれません──怒りの葡萄が。
それから話変わって、昨日の項の続きのような内容になりますが、1999年にアメリカで生産されたコシヒカリを国産米に混ぜて、平成14年産の会津産コシヒカリと偽って卸していた業者が摘発されました。4年前に穫れた古々々米だったので、買って食べた消費者が「不味い」と気づいたことから発覚したそうですが、まず私が意外に思ったのは、アメリカでコシヒカリが生産されているということでした。アメリカ南部で昔から栽培されている米は世界の主流を占めるインディカ米ですから、一般のアメリカ人の嗜好に合わないコシヒカリがアメリカで生産されているとしたら、それは日本向けに輸出するためだけでしょう。コシヒカリと名が付いてさえいれば盲目的に有り難がる日本人の異常嗜好が、利にさといアメリカ農家の目にビジネスチャンスと映ったのが出発点になると思います。
この記事を見たことから、数年前から頭の中にストックされていた小ネタを文章化してみたい、という意欲が湧いてきました。ただ、内容的にこれは、私が書いた文章を、考えつく最も多くの人に読んでもらう手段であるところの「KanonSS」にするのがまず不可能であるという、決して笑い飛ばせない問題がありますが。
文章化したい小ネタはありますが、この3連休はCGの制作をまず進めることにします。

9月11日(木)〜12日(金)
この夏、北日本では天候不順のため稲の生育が遅れ、米の(どうして新聞は、純然たる日本語である米を決まって「コメ」と片仮名で表記するのでしょうか)凶作が懸念されています。新潟県でも稲の生育は平年より少し遅れていたようですが、今週に入って職場の周りの田圃では稲刈りが始まりました。この週末は3連休なので、12日のような晴天が続けば、兼業農家ではこの3連休に一斉に稲刈りをすることになるでしょう。
まあ今はよほどそれをセールスポイントにしている農家でない限り、刈った稲を昔のような稲架(はさ)に掛けて天日乾燥することはなく、収穫した稲をその場で脱穀して籾だけをカントリーエレベーターに運んで火力乾燥しますから、晴れた日でないと稲刈りができないということはありませんが。
ところで不作の懸念が報じられた8月頃から、早くも今年の新米が値上がりしているそうです。そんなことになるのはおおかた想像がつくのですが、米の豊凶にかかわらず2年以上前から備蓄米を麦飯にして食べている私には、新米の銀シャリを有り難がる心理がわかりません。金曜の夕方にスーパーへ買い出しに行くと、店内の宣伝放送に「真っ白いご飯云々」という言葉が聞こえてきますが、そのたびに「麦飯食ってますが何か?」と心の中で呟きます。9月に入ってスーパーには新穀が出回り始め、そろそろ「平成15年新潟産こしいぶき」が出てくると思いますが、私は今まで通り品種不詳の備蓄米と麦を買い続けるつもりです。
でも一度くらいは、コシヒカリの新穀が出れば市場から駆逐されていく運命にある こしいぶきを買ってみてもいいかな、という気はします。コシヒカリの欠点を改良した新品種として普及が始まったものの、「コシヒカリでない」という致命的な欠点を克服できず、決して普及しないことが最初からわかりきっていた悲運の品種のために。
(9月12日アップ)

9月9日(火)〜10日(水)
8日の夜、遅くまでウェブ日記の更新のためにパソコンに向かっていたせいか、布団に入ってもなかなか寝付けずにいたら、9日の午前2時頃、時ならぬ大雨、それも空が明るくなるほどの激しい雷雨になりました。夕立は真夏の風物詩の一つですが、一日で気温が最も低くなる時間帯に雷雲が発生しているというのも、おかしな天気です。
不安定な天気は10日も続いていて、前日の予報では晴れるはずだったのに、昼間外仕事に出ていると雨に降られました。夕方になると西空に雲の切れ目が見えたので、明日は晴れるかもしれません。

深夜に雷雨に襲われるような天気が続いているので、大接近している火星を見る機会にはなかなか恵まれませんが、2,3日前だったでしょうか、月の東側で光っている火星を見ることができました。満月に近づいている月の明るさに負けじと光っている火星は、確かに中学高校の頃に見慣れていた火星よりもずっと明るく、色が赤みを帯びていなかったら、普段の明るさは火星よりも明るい、木星だと思ったことでしょう。
ところで、神話といって私たちが日本神話より先に思い出しそうなギリシャ・ローマ神話では、火星は軍神アレス(ギリシャ)マース(ローマ)と関連づけられています。それで巷に流布しているトンデモ本の類では、今回の火星大接近が世界規模の戦争の前兆であるとか何とか書いていそうな気がします。
しかしこんなのは、全く荒唐無稽な与太話でしかなく、火星にとっては迷惑至極な話です。似たようなことが、紀元前から人類に知られてきた大彗星すなわちハレー彗星についても言われていたような気がしますが、それも同じようなことで、ハレー彗星が軌道上のどこにいようがお構いなしに人類が戦争をおっ始めていたことは、第2次世界大戦の間、ハレー彗星が太陽から最も遠いあたりにいたことを例に挙げておけば充分でしょう。
76年に一度、平均寿命が今のように延びるまでは生きている間に一度もハレー彗星を見られない人が多かったくらい長い時を経ないと(天文学的に言えば一瞬に等しい時間ですが)太陽のそばへやってこないハレー彗星に、一度くらいは人類が戦争を起こしていない地球を見せてやりたいと、元天文少年は思います。(この次にハレー彗星が太陽に接近する2062年までに人類が核戦争で絶滅した結果、地球上では戦争が起こっていない、というのはナシにしてくださいね。)
(9月10日アップ)

9月8日(月)
School Memoriesのアフターイベントの抽選会で入手したPlayStation版「同級生2」付録のフィギュア12体揃いについて、黒目が描いてないので自分で描くとしたらどうすればいいか、と入手以来毎日あれこれと考えていましたが、会場で貰った大きな紙袋の中に、フィギュア本体以外にも紙袋が1つあったので、今日になってから開けてみると、これは付属品の袋で、台座だけでなく目に貼るためのデカールがキャラ別に揃って入っていました。
考えてみればPlayStation版同級生2を買ったプレイヤーのうち、フィギュア12体付きのEXTRA BOXを買ったプレイヤーは何百人いるのか何千人いるのか知りませんが、その大多数があの大きさのフィギュアに自分で黒目を描くという、文字通りの画竜点睛、フィギュアやカスタマイズドールの愛好者の中でも敷居が高そうな技倆を備えている、と考える方が不自然です。
それで結局、いきなりフィギュアに黒目を描くという無謀な企てに踏み切ることはなく、よってこれをきっかけに3次元造形趣味の道に足を踏み入れることもないままになりそうですが、今思いついたことは、このデカールは言ってみればフィギュアの制作元がオーソライズした「各キャラの黒目のデザイン」に相当するわけですから、それをフィギュアに貼る前になるべく高解像度でスキャンして保存しておけば、今後同級生2のキャラを描く際の参考資料として役立ちそうだ、ということです。特にMS-DOS版に基づく原画集とWindows版には参考資料がない、PlayStation版オリジナルキャラである西御寺静乃と山本律子(そういえば後者はまだ描いていないのに、同級生2メインキャラ完了宣言を出してしまいましたな。もし当サイトの常連の人の中に律子のファンがいたら申し訳ないことです)の参考資料として。
(9月10日アップ)

9月7日(日)
昨夜は土曜の夜とあって、ウェブ日記を打鍵しながら、行きつけのチャットルームに、最も早い所では午後9時半くらいから上がり込んでいました。31日に行ってきたSchool Memoriesの首尾について、行けなかった人から聞かれるままに答えたり、最近のゲームメーカー事情についてとりとめもなく喋ったりしていましたが、そのうちに、以前にオフ会でお会いしたことがあり、最近新しくサイトを開設されたMちゃんことMYKさんから、当サイトとの相互リンクの申し出を頂いたので、その場で了承しました。
そこで今夜のサイト更新は、まずリンクページの更新です。MYKさんのサイトのコンテンツはいろいろありますが、ゲームに最も関係の深そうなコンテンツは「シスタープリンセス」のSSだという独断に基づいて、2番窓口(エルフ・シルキーズ以外のゲーム系サイト)に登録することにしました。
実はこのカテゴリは、当サイトの開設時に「いいんちょ普及委員会」を登録して以来、若干の変遷はありましたが事実上 委員会だけしか登録されていなかったカテゴリで、独立したページを設ける意味があるのか管理者自身疑問を感じることがあったカテゴリです。だからといって、委員会を通じてお知り合いになった人たちのサイトを一方的に登録していくというのは、ただ単に「親しき仲にも礼儀あり」というにとどまらず、どうしても躊躇するところがあります。
(9月9日アップ)

9月6日(土)
8月上旬から中旬の間は、本当に梅雨が明けて夏になったのかと疑わしくなるほど雨模様の涼しい日ばかりが続いていましたが、下旬になってからやおら帳尻合わせに乗り出したらしいのがまだ続いているのか、9月第1週は晴れて暑い日が目立ちました。
昨日も夕方帰宅するまで晴れていたので、帰宅してから1週間分の洗濯をしたのですが、洗濯物を窓の外に干そうとした時、ふと何かを感じたのか、外に干すのを止めて部屋の中に干すことにしました。私が洗濯物を窓の外に干すと決まって雨が降るなどという、根拠のない被害妄想的な思い込みは、有害無益なのでもう止めることにしようと決めていたはずなのですが、とにかく洗濯物を外に干すのを止めたのです。
そして今朝方、ふと目を覚ますと、私の耳にもはっきり聞こえるほどの雨音がします。外は大雨。この天気では今日はどこにも出かけないことにして、溜まりに溜まったウェブ日記を更新することにしようと思いましたが、二度寝して再び目を覚ますと、雨は止んで日が照っています。大雨と晴天がすぐに入れ替わるこの天気は、なんだか秋よりも夏の天気を思わせます。
今日晴れているからといって明日晴れる保証は全くないので、晴れているうちに図書館へ行って新聞を読んできました。ここしばらくの間には、朝鮮半島北部を実効支配する武装勢力の貨客船が新潟港に2回入港したり、世間を騒がせた事件の被告に死刑判決が下ったりといったことがあったようですが、あまり電波に富んだ文章は打鍵しないことにします。ただちょっと感じたのは、8回人を殺した死刑囚が殺されるのは1回限りなのは不条理を極めるのではないか、ということです。テレビゲームやアニメと違って現実の世界では、一度死んだ人間は生き返ることはありませんから、1回死刑を執行すればそれで終わりになってしまうのは仕方ないのですが。
──やっぱり電波が入ってしまいますな。
(9月9日アップ)

9月5日(金)
3号機の再セットアップは最終段階に入りました。つまり2号機に蓄積された個人データファイルのうち、今後は3号機で作業を続けていくファイル、要するにこのサイトや、制作を始めたCGに関するファイルを3号機に移していく作業です。
2号機ではプレイしないつもりで、3号機を修理に出している間も2号機にインストールしていなかったゲーム2本は、何しろこのゲームをプレイしたいと思ったのが3号機の購入に踏み切った直接の動機だったほどのゲームですから、3号機が戻ってきた今、すぐにでも再インストールしたいのは山々ですが、再セットアップが終わってもしばらくはいろいろな作業が立て込んでいてゲームをプレイする時間を捻出できる見込みのない状態では、当分インストールしないでおいた方が精神衛生上よいでしょう。
ともあれこの日の夜中までに3号機の再セットアップがほぼ終了したので、もう9月に入ってしまいましたが夏物CG(第2次夏服シリーズその2)の制作を再開したいところです。それと、このサイトを見に来てくれる人たちのうち、チャットルームで会わない人たちへの生存証明を兼ねて、日記の更新などぼちぼち再開するとしましょう。
(9月8日アップ)

9月4日(木)
今日の作業は昨日の続きです。まず仕事帰りにホームセンターに寄って写真用接着剤を買ってきて、とにかく写真の整理を済ませてしまいます。
それから3号機の再セットアップを続行。OfficeXPをインストールしてライセンス認証をしたついでに、最近そこら中を流布しているマクロウイルスという代物はOfficeアプリケーション(Word、Excel、Outlook)に食らいつく形を取っている物が多いことから、こういったアプリケーションにもマクロウイルスに悪用されるセキュリティホールがあって、それを埋めるためのパッチが公開されているのだろうかと、Officeのホームページへ行ってみると、予想通り、WindowsXPと同じようにOfficeXPのサービスパックや、アプリケーションごとの修正パッチが公開されています。これらを一通りダウンロードしてインストールしてから、他のアプリケーションを順次インストールしていきます。フリーウェアやシェアウェア、周辺機器のドライバは、前回と同様2号機からLAN経由でコピーしていくので、2号機と3号機のファイル共有の設定を先に済ませておきます。これらのアプリケーションやドライバ、WindowsXPのCD-ROMに入っていないいくつかのデバイスドライバのインストールは、前回と同様、何事もなく完了しました。ただスキャナとプリンタの動作テストは、特にプリンタは結構うるさいので、もう時間が遅くなったことを考慮して明日に延期しておきます。
ダウンロードしてインストールするアプリケーションといえば、以前3号機にHTMLのチェック用にインストールしたNetscape Navigator7.02ですが、それを3号機に再インストールしてからNetscapeのホームページへ行くと、さらに新しい7.1が公開されていました。PhotoshopElementsをインストールしてからAdobeのホームページへ行けば、PhotoshopElementsのCD-ROMに入っていたAcrobatReader5.1に代わって、AdobeReader6.0というソフトが公開されています。Norton AntiVirusのウイルス定義ファイルなどは毎週更新されているのを当たり前と思っていますが(それが当たり前というのは本当は憂うべき状態なのですが)、前に3号機をセットアップしてから2ヶ月も経たないうちにフリーのアプリケーションがこう変わっているのを見ると、時は確実に流れているのを感じます。
(9月8日アップ)

9月3日(水)
1ヶ月以上も修理に出していた3号機が昨日、修理を終えて戻ってきたので、今一番やりたい作業は3号機を再セットアップすることですが、今からそれに取りかかると、3号機が完全に復帰した時点で、それより気分的に優先順位の低い作業、特にそれがウェブサイトに直接関係しない作業であれば、それを完全に閑却してしまう可能性があるのが私の性格だとわかっていますから、3号機の再セットアップは後回しにして、今夜は気分的に優先順位の低い作業から片づけていくことにして、まず取りかかった作業は、School Memoriesで撮ってきた写真をアルバムに貼ることです。これでも今回は、School Memoriesの記憶も新しいうちにする作業ですから、いつもの義務的な写真整理に比べれば3倍くらいは「やる気」になっています。
ですが作業を始めてすぐ、写真用接着剤が尽きたので、写真の整理は中断して次の作業に移ることにしました。
私は、裏表に印刷してあるパンフレットや切符を写真と一緒に貼ったり、貼った写真の横にコメントを書いたりするのに便利だという理由で、今もって台紙に写真を接着剤で貼るタイプのアルバムを使っています。このタイプのアルバムは年々入手が困難になってきていて、町の写真屋ではもう“アルバム”という名前では売っていません。今は、数年前に文房具屋で「スクラップブック」として売っていたのを買い溜めしてきたのを使っていますが、いつまで持つでしょうか。
次の作業は、もう言うまでもなく3号機の再セットアップです。買ってきた時と同じように、梱包を解いて取り出した本体を設置して、電源コードをつなぎ、USB機器と使い慣れた2号機のキーボードのケーブルを2号機からつなぎ替え、モニタのケーブルを切替器につなぎ、LANケーブルをルータにつないで、さて3号機の電源を入れると、ハードディスクから起動しに行っている画面で「Boot Disk Failure」と来るではありませんか。WindowsXPのCD-ROMをドライブに入れて修復コンソールを起動してみましたが要領を得ず、修復コンソールを終了させてみると、どうもWindowsを起動すべきハードディスクのCドライブを認識していないようです。
もしこれでハードディスクが、修理に出す前と同じように機械的に壊れているのだとしたら、この1ヶ月余りの日々は何だったのだ、と呪詛せずにはいられないところですが、WindowsXPのCD-ROMを入れて再起動し、手順に従って再インストールを始めると、ハードディスクのフォーマットは、修理に出す前に再インストールを試みた時と違って、クイックフォーマットですぐに終わりました。つまりハードディスクは機械的には良好な状態で、物理フォーマットまで終わっていて、あとは領域確保して論理フォーマットすれば使える状態になっていたことになります。修理に出す際にソフマップのサポートに、どういう状態になって戻ってくるのかと尋ねた時には、店で売っているのと同じ状態つまり電源を入れればWindowsXPが起動する状態になって戻ってくると答えていましたし、戻ってきた3号機の納品書にも「ハードディスクの内容を工場出荷時に戻した」と書いてあるのに、実際に戻ってきたハードディスクの状態は、アプリケーションやOSがインストールされているどころか、領域確保から始めなければならない、ある意味では工場出荷時の状態だったようです。
しかし私なら、Windowsマシンを使うようになってからの数年間にOSのクリーンインストールは何度もやっていますし、WindowsXPのクリーンインストールも先日、ハードディスクの物理フォーマットからやったことがありますから、特に困惑することもなくクリーンインストールを進めていくことができましたが、この3号機と同じようなオールインワンのパソコンを買ったのが全くの初心者で、ケーブルをつないで電源を入れればその場でWindowsが起動してそのままメールもインターネットも使える、というメーカーやショップの宣伝文句を鵜呑みにしていたらどうなるでしょうか。買った時には電源を入れればすぐにメールもインターネットも使えたのに、故障したのを修理に出し、戻ってきた時にはハードディスクの領域確保から始めなければならないとしたら、たちまちショップに泣きつくでしょう。
1時間もかからずにWindowsXPの再インストールが終わったので、万一の場合に備えてNorton SystemWorksとGoBackをインストールしてからインターネットに接続し、真っ先にWindowsXPにセキュリティパッチを当てます。これはもちろん、どこかの官公庁のサーバや自治体の住基ネットが感染したりして大騒ぎになった W32.Blaster.Worm の感染を防ぐためですが、WindowsUpdateサイトのトップページに大書されるほど流行したこのワームに悪用されたセキュリティホールは、ワームが流行を始める前からその存在が知られていたようです(Microsoftのサイトによれば、ワームの発生が確認されたのは8月12日(1)ですが、セキュリティホールの存在と危険性が認識されたのは7月17日(2)でした。後者のページには
このページの登録時には直接の被害はまだ報告されていません。マイクロソフトはこの問題が悪用される可能性が高いと考えています。すぐに対策することをお勧めします。
このセキュリティ問題の危険性 (深刻度) は 緊急 レベルです。
すぐに対策をしてください。
と書いてありました)。つまりMicrosoft社がこのセキュリティホールに関する情報とパッチを公開した後、全てのWindowsXPユーザがすぐに対策を講じていれば、これほどの感染の拡大は食い止められたのではないかと思うのです。
(9月8日アップ)

9月2日(火)
夕方帰宅すると、郵便受けに宅配便の不在連絡票が入っています。連絡票に書いてあった依頼主の名前から、荷物は7月末に修理に出した3号機だとわかったので、連絡票に載っている電話番号にすぐに電話すると、集配トラックの運転手につながりました。今から届けに行くというので、すぐに届けてもらうように言うと、午後7時過ぎにトラックが来て、パソコンの箱を置いていきました。
納品書を読むと、修理内容は予想した通り内蔵ハードディスクの交換でした。このくらいの修理で1ヶ月要するというのは、長すぎる方なのでしょうか、それとも早く終わったと言える方なのでしょうか。
ともあれ、やっと3号機が戻ってきたので、すぐにでも復帰のための作業に取りかかりたいところですが、ウェブサイト管理者としてはもっと優先しなければならない作業が一つあります。それは、School Memoriesの会場でお知り合いになった豚雲海さんからメールで頂いたCGを公開することで、頂いたのはSchool Memories当日(31日)の夜でしたから、本当なら昨夜には公開していなければならなかったものでした。
(9月8日アップ)

9月1日(月)
即売会から帰ってくると、その翌日と翌々日くらいは買ってきた物の整理に費やされてサイトの更新が滞るのは、今に始まったことではありません。この夜も買ってきた物を整理していましたが、それが一段落した頃、抽選会で貰ってきた例のフィギュア12体揃いを袋から取り出して見ると、白目は塗ってありますが黒目が描いてないことに気がつきました。
となれば絵描きの端くれとしては、ドールの目の描き方を公開しているサイトを当たってみるとか、必要な道具についてはホビーショップで聞いてみるとかして、自分で黒目を描くことを試みる価値はあると思います。そのために道具を一から揃えるとなると、もしかすると結構な物入りになってしまうかもしれませんが、それも自分が選んだ道、これは2次元の造形から3次元の造形へ踏み出せという啓示に違いないと思い込み始めました。
そうは言っても、ここにハイライトを描くとしたらその大きさは1mm四方にもならない、実物の大きさを見るにつけ、このフィギュアに今の私がいきなり目を描くのはかなり無謀な企てなのではないか、という不安がこみ上げてきます。やり直しが利く塗料ならいいのですが、そうでなかったら、足の裏のような見えない場所で何度も練習するか、あるいは……という考えが起こってきました。
(9月7日アップ)

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