有力な下級生系総合サイト「そこつやの館」では、毎月、下級生キャラクターの人気投票が行われています。
ゲーム本編で、涼子の誕生日が８月１１日と設定されているのに合わせて、２０００年８月には人気投票で涼子を優勝させようとガンさんが掲示板で呼びかけてから、人気投票は日を追って激戦、涼子と麗子の一騎打ちの様相を呈しています。
ガンさんが涼子の誕生日に合わせて、そこつやの館に涼子ＳＳを寄贈すると宣言したので、下級生キャラの中では涼子が一番萌えである私も、涼子の誕生日に合わせてＣＧを描き、人気投票で優勝したら「そこつやの館」に寄贈すると宣言しました。
涼子「そうするとこの絵は、私の人気投票優勝『祈念』ってことね」
８００「ああ、今のところはね。それが優勝『記念』になるかどうかは、これからが正念場だ」
知美「加納さんが一番萌えだって言いながら、加納さんの絵を描くのはこれが初めてなんでしょう？」
８００「…………」
知美「しかも誕生日には全然間に合わなかったし。誕生日を１０日も過ぎて、やっと何を描くかが決まったなんて」
８００「遅れたのは悪かったって思ってるよ。だけど、マシンが故障するなんて予想できなかったじゃないか」
知美「マシンが故障したって紙の原画は描けるでしょうが」
８００「題材が思いつかなかったんだ。水着だめ、浴衣だめ、１８禁は以ての外、それから『絵を描いているところ』はデフォルトすぎるからだめ、なおかつ涼子らしい場面、あるいは誰でも思い出すイベント場面、という条件で描こうとしたら……」
涼子「マシンが故障したっていうのはよくわからないけど、題材が浮かばなかったのはしかたがないわ。インスピレーションってのは、画家の都合に合わせてやってくる物じゃないから」
８００「だろ、そうだろ？　やっぱり絵描き同士、わかってくれるよなぁ」
涼子「ただし、インスピレーションを得ようと努力した上で、よ」
知美「所長は何か、努力してましたか？」
８００「……うぐぅ」

知美「この次は、誰を描くんですか？」
８００「夏物のアイデアはいろいろある。中には去年から暖めているのもあるし」
知美「そう言っても、もう立秋を半月も過ぎてるし、８月はあと１０日もないんですよ」
８００「何とか頑張ってみるさ。スランプ脱出のために１枚でも制作すれば、それがきっかけになって次々に制作する意欲が湧いてくるものなんだから」
涼子「……スランプ脱出のために、私を描いたの？」
８００（はっ！）
知美「あーあ、知りませんよ、うかつなことを言って……」 ８月分の人気投票の得票は９月１日に確定し、涼子が優勝を飾りました。
９月１０日、多少の改変を行った新版と、優勝記念に合わせて文字を入れた版を制作しました。
このページに公開してあるのは、文字を入れていない新版です。
文字を入れた版は、ここをクリックするとご覧になれます。
また旧版は、ここをクリックするとご覧になれます。 文字を入れた版は、９月１２日に そこつやの館 に寄贈しました。

「そこつやの館」は、2004年６月２日限り、閉鎖されました。長い間のご厚誼に感謝いたします。

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