2001年12月後半の日記
←2002年1月前半の日記へ   ↑2001年の日記へ   12月前半の日記へ→

12月31日(月)
年末年始の帰省は、かつては7人家族で暮らしていたのに今では両親2人になってしまった実家の、大掃除に労働力を供出するという意味合いもあったのですが、父が退職してからは、年末の大掃除をどんどん前倒しにして進めているようで、30日の夜に実家に着くと、もう掃除する場所もほとんど残っていません。
そうなることを見越して29日には実家に寄りつかず、30日の夕方まで冬コミに参加している親不孝者が誰であるかについては触れませんが、この頃は帰省するたびに父から、パソコンやアプリケーションのトラブル解決を求められます。今回は、Excelのファイルが入力していくたびに大きくなってきて1.44MBのフロッピーディスクにバックアップできなくなったので、一部のシートを別のファイルに移動しようとするとExcelがフリーズしてしまう、という相談でした。
いくらMicrosoftの製品だからといって(問題発言)そんなに訳もなくフリーズするはずがないし、問題のシートはたかだか1000行x50列くらいなのでリソースやメモリの不足(メモリ64MB)のはずもないのですが、私にも原因が解明できませんでした。今日の夕方になって妹夫婦が来たので、ソフト開発の仕事をしている義弟に見てもらってようやく解決しましたが、どこかのセルの書式設定か何かに、変な外部参照が設定されていたのではないだろうか、というのが義弟の推測でした。
ファイルが大きくなるたびにフロッピーディスクの容量と見比べながら分割するくらいなら、別のバックアップメディアを導入した方がいいのではないか、特に父は旅行が趣味で、旅先で撮った写真を電子アルバム化するためにデジカメを買いたいなどと言っているくらいだから、デジカメで撮った写真をフロッピーディスクにバックアップしていたら大変だ、と妹は父に勧めています。私もCGを描くようになって、作ったデータはMOにバックアップするのが当然と思うようになりましたが、義弟が言うにはドライブも含めて容量あたりの費用を考えると、リムーバブルメディアとしてはCD-RWが最も安いのではないか、ということです。(本当に一番安いのはハードディスクだそうですが)
昨年の春CD-ROMドライブが故障した時には、すでにMOドライブがあったので(それにCD-ROMの違法コピーに荷担する気もありませんでしたし)CD-R/RWドライブを買うことは全く考えませんでしたが、もし今使っているDVD-ROMドライブかMOドライブが故障するか、あるいは今使っているマシンの性能に飽きたらず新しいマシンを組み立てることがあるとしたら、CD-R/RWドライブを搭載することを考えるかもしれません。

夜が更けて午前0時を回ってから、父のパソコンを借りて年賀メールを出します。
今回もクリスマスの時と同じように、年賀CGをメールに添付するのは止めて、年賀CGは帰省前にサーバにアップしておき、メールにはCGのURLだけを書いて出します。
(2002年1月5日アップ)

12月30日(日)
東京駅からの臨時急行バスが動き始める時間帯からすれば、午前6時頃にチェックアウトするのが適切であろうと考えていたのですが、目が覚めたのは6時45分でした。自然に目が覚めるまで寝ると偶数時間眠るという経験則は、枕が変わっても生きているようです。
ともあれ急いでチェックアウトして、東京駅から臨時急行バスに乗り、会場到着は7時40分でした。今日はギャルゲー系同人誌が目標なので東地区の入場待機列に並ぶことにします。そもそもバスが着いたのが、東地区の入場待機列ができている北駐車場でした。昨日のバスは西地区のバス発着場に着いたのですが、西地区への入場待機列を並べるイーストプロムナードは北駐車場より狭いので、臨時急行バスが西地区の発着場に着くのは、割と早い時間帯だけのようです。
一日で十数万人という、地方都市の人口に匹敵するだけの人が会場に押し寄せるコミケでは、一事が万事行列になりますが、北駐車場の仮設トイレにも長蛇の列ができていました。しかもなぜか男子トイレのほうが長い行列で、私もやむを得ざる要求のために並ぶ羽目になったのですが、最後尾につけてから1時間20分要しました。入場待機列で周りを見回した感じだと、入場者の男女比は昨日が2対8、今日は7対3といったところです。入場者の男女比が日によってそれだけ変わるのですから、日によって仮設トイレの男女区分も変えているはずですが、充分ではなかったのでしょうか。
11時を過ぎて列が動き出し、11時20分頃に入場すると、今日こそは一分一秒たりとも無駄にしないために、入場待機列に並んでいる間にカタログをチェックして決めておいた買い回り順序の通りに買い回っていきます。幸い今回は前回と違ってギャルゲー系同人誌のサークルが東と西に別れていないので、Leaf系・Key系サークルも他のゲーム系サークルも回るのは容易なのですが、興味を持つゲームのタイトルがコミケに来るたびに増えるので、やはり時間は無駄にできません。今回見て回る対象に加わったタイトルは「WHITE ALBUM」と「加奈」です。どちらもサークル数としては、それほど多くはありませんでしたが。
今回も「いいんちょ普及委員会」の名札と当サイトのバナー入り名札を着けていきました。委員会名札のほうは、ほとんどが初対面になる昨夜のオフ会のために着けていったものですが、当サイトの名札は単なる自己満足です。ところがelf系サークルを回っている時、名札を見て声をかけてきた方がいました。「(クマ科)」永沢葉月さんでした。ウェブサイトを「えるふりんくくらぶ」に登録されていて、そこで当サイトのことを知ったらしいです。同人誌だけでなく、「Flutter of Birds」に登場するウマソウのぬいぐるみを売っていたのが印象的でした。
午後2時頃には、一通りギャルゲー系同人誌を買い回り終わったので、アレンジCDを見に西地区1階へ行ってみました。するとここでは、「ねぴあ軍団」のスペースで、委員会名札を見て声をかけられました。年が明けてからサイトを巡回していて気がつきましたが、ねぴあ軍団では以前からToHeartのアレンジCDを出していて、その線で委員会と交流があったらしいです。
時間が遅くなったので西地区屋上のコスプレスペースへは行かず、再び東地区を流しているうちに午後4時の閉会時刻になりました。今回はリュックサックから溢れるほどは買い込まなかったので、宅配便での荷物の別送はせず、臨時急行バスで浜松町へ向かいました。
前回、最終日の閉会後に荷物を宅配便で別送しようとした時、かなり長い時間行列に並んだような記憶がありますが、前回のカタログによると、従来コミケ会場から搬出する宅配便をフットワークとペリカン便の2社で扱っていたのですが、フットワークが撤退して、代わりにヤマト運輸が加わったようです。でしたがそこで、長年のノウハウの蓄積があるフットワークと初参入のヤマト運輸の手際の差が露呈してしまったようで、今回のカタログに載っている「マンガレポート」には、宅配便(ヤマト運輸だけでなくペリカン便も)の手際の悪さを責める内容の物が目立ちました。ちょうど最終日の搬出待ちの頃に雨が降り始めた、という不運もありましたが。
(2002年1月5日アップ)

12月29日(土)
28日の新潟発池袋行き夜行高速バスは4台続行運転、しかも私は予約開始初日に予約を入れたのに、座席は4台目の後ろ寄りでした。一般的な帰省ラッシュとは逆方向であるにもかかわらず、これだけ夜行高速バスの利用者がいるということです。
それだけの客の中に冬コミの参加者はどれくらいいるか、席に着いてから周りを見回すと、すぐ目についた範囲で3人、冬コミの冊子体カタログを広げています。夏コミの時には平日の夜行が半月以上も前に満席になっていましたし、新潟市ではガタケットという、地方都市で開催される同人誌即売会としては相当大規模なイベントが開かれるくらいですから、新潟県の同人誌愛好者人口はかなり多いようです。それと直接関係があるのかどうかわかりませんが、新潟県は赤塚不二夫氏を始め著名な漫画家を輩出している県らしく、そういった方々が描いた、何かの大会に関係があるらしいポスターを、新潟市近辺ではよく目にします。

29日午前4時半に池袋に到着し、朝飯と昼飯をコンビニで仕入れてから山手線に乗ります。コミケ会場行きの交通手段として推奨されている東京ビッグサイト行きの臨時急行バスは、東京駅の丸の内南口から出るのですが、午前5時20分頃にバス乗り場に行くと、もう行列ができていました。それを見て思い出したのは、昔私が首都圏在住の鉄道オタクだった頃、「青春18きっぷ」の有効期間に関西方面へ旅行する際に愛用していた東海道本線の夜行快速列車、通称「大垣行き」です。今は全車座席指定の「ムーンライトながら」という名前で運転されていますが、東京着が午前4時台、西日本から東京に最も早く到着するその列車に乗って上京してきたコミケ参加者が相当数いるに違いありません。
バス乗り場の列が次第に延びて中央郵便局前に達する午前6時20分になって、やっと臨時急行バスの第1便が出ました。3台目のバスに乗って会場に着いたのは7時前でしたが、すでに長蛇の列。コミケ会場への交通手段としては副次的ですが ゆりかもめとりんかい線(東京臨海高速鉄道)は午前6時から動いているので、それに乗ってきた参加者、または会場近辺のホテルに前泊した参加者、あるいはコミケ準備会は是認していませんがタクシーで乗りつけた参加者の列でしょう。会場周辺で野宿した参加者は……いてはならないはずです。
今日は委託販売同人誌が目当てなので、西地区への入場待機列に並んで待ちます。先頭の入場が始まるのは午前10時で、私が並んでいた列が動き出したのが10時25分、西地区4階に到着したのは10時55分でした。列に並んでから目的地に到着するまで4時間かかることを「コミケなら当然のこと」と感じている自分がいることが不思議でなりませんが、そう感じさせる何かを持っているコミケとは不可思議なイベントです。
さて西地区4階に着くと、ここには委託販売スペースだけではなくて企業ブースもあります。冬コミ前のチャットで、DreamCast版「Kanon」の発売元であるビジュアルアーツが、冬コミ限定で「Kanon」アレンジベストアルバムを販売するということが話題になったのを思い出して、今日は一般の同人誌を買い回る当ては特にないからと、ビジュアルアーツのブースに向かってみましたが……
…………2時間後、遅々として進まない行列から離脱する私がいました。
ブースの手際が悪いということはないと思います。列に並ぶ前にちらっと見た感じでは、ブースの幅一杯にスタッフを配置していましたし、並んだ客には購入希望品目と数量を記入するカードを配って、なるべく手際よく捌けるように工夫していました。スタッフが客からカードを受け取り、カードに書いてある品目を所定の数だけ揃えて包装して客に渡し、代金を受け取り、もしかすると無料配布のトレーディングカードか何かを客に選ばせていたとしたら、4列縦隊の行列が10分ごとに10歩前進するのが精一杯だったでしょう。

委託販売の同人誌ですが、いくら見本誌があるからといって見本誌ばかり読み耽っていると、その本が見本誌以外全部売れてしまって肝心の買うことができなくなる(委託販売の見本誌は準備会に納本することになっているのか、客には売ってくれません)場合があります。それで2冊、買いたいと思った同人誌を買えなかったのは、この文章を打鍵した人物です。在庫の通販があるかどうか、問い合わせないと……。
コミケではサークル参加の競争率が2倍を超えていますが、直接参加を申し込んで落選したサークルにとっては頼みの綱であるはずの委託販売さえもが、ガイドブックによると、今回予想を上回る申込があったために抽選にせざるを得なかったそうです。今回コミケ準備会が扱った委託販売同人誌は1200サークルだったそうですが、直接参加の競争率からすれば落選したサークルは万単位にのぼるはずで、多くのサークルは準備会に頼らず、当選した友人・知人のサークルに委託販売を頼んでいたのでしょうか。混雑している時間帯には東地区の端から西地区の4階まで来るだけでも大変ですから、なるべくなら同じジャンルのサークルへの個人的人脈を活かして、そのサークルのスペースで一緒に売ってもらいたいのではないかと思います。
「仰げば尊し」と「いいんちょ2態」
午後4時過ぎまで委託販売スペースにいて、それから臨時急行バスに乗って東京駅へ向かいます。今日の夜に企画されているいいんちょ普及委員会のオフ会は、上野付近のカラオケボックスで午後6時から開かれます。幹事の秋雪さんからは携帯の番号も教えてもらっていたのに、事前に連絡を全く取らず、単独行動してちょうど6時に会場に着くと、もうオフ会が始まっていました。
オフ会の参加者は秋雪さんと私の他、oPさん、霧島さん、さん、白虎さんの弟とその友人、総勢7人でした。スケッチブックやオフ会ノートが回覧されたり、明日参加する「こみパ」系サークルの情報交換が行われたりして、もちろんカラオケボックスですから「Brand New Heart」などを歌う人もいましたが、誰も歌っていない時間のほうが長かったような気がします。私が持参した手土産は右の、「仰げば尊し」と「いいんちょ2態」を1枚にまとめてB5に印刷した物です。
オフ会は9時に散会になり、地方から上京してきた人たちは今夜の宿へ向かいます。私はいつものように、この辺に多い仮眠所付きのサウナを今夜の宿にすることにして、明日の朝なるべく早く起きられるように、10時半には寝ていました。
(2002年1月4日アップ)

12月28日(金)
私の職場は完全週休二日制なので、今日で仕事納めです。ですが私にとってはこれからが年の瀬本番で、今夜の夜行高速バスで上京して有明冬の陣(一般には「冬コミ」と言います)に参戦します。
2日間開催される冬コミの第1日は、例年のごとく女性向けのジャンルが中心なのですが、2日間入れ替えなしで販売されている委託販売の同人誌を狙うなら、初日の朝から行くのは当然のことです。ですから夜行高速バスの予約開始初日(11月28日)に予約を入れて、28日の夜行便を確保しておきました。
しかも今年は冬コミ直前になって、いいんちょ普及委員会の有志が第1日の夜にオフ会を開くという話を聞きつけたので、聞きつけるが早いか参加希望を表明しておきました。そのオフ会を企画した方が「HyperJoyのある店に行きたい」という意向を示されたのを知っていたので、昨夜の忘年会でHyperJoyのある店に入った機会を利用して「ToHeart」関係の歌の予行演習をしようとしたのであったかどうかは、ご想像にお任せします。
せっかくのオフ会に手ぶらで行くのもなんなので(気心知れた方同士なら、冬コミ第1日の戦利品の交換会を始めるかもしれませんが)、帰宅するとすぐに、ちょっとした手土産を用意します。その他に帰省の支度や冬コミの支度も整えて、準備万端整ったところでウェブ日記の更新を大急ぎでやっておきます。

サイトの更新再開は来年1月2日の予定です。
それでは皆さん、よいお年を!
(と書いたこの日記をご覧になった方に、冬コミ会場でお会いするかもしれませんね。)

12月27日(木)
今日は職場の忘年会です。一次会はまあ普通の宴会でしたが、二次会とて、すぐ上の上司や同僚と連れ立ってカラオケボックスへ繰り出しました。
実はこの4月に今の職場に転勤してきてから、上司や同僚とカラオケに行くのはこれが初めてです。そこで、カラオケボックスの機械がHyperJoyというのですか、アニソンやゲームソングがたくさん入っている機械だったこともあって、1曲目に「Feeling Heart」(PlayStation版「ToHeart」のオープニング)を歌った、32歳独身の中堅職員がここにいます。
今の職場にはギャルゲーに詳しいらしい同僚や後輩がいないのを念頭に置いて、それでも念のためWindows版ではなくてPlayStation版のほうを選んだのですが、案の定誰も「何の」曲かを知らず、ありふれた最近のポップスだと思われていたようです。まあ、職場ではギャルゲーオタクであることをカミングアウトしていませんから、それでよかったのでしょう。
ですが歌い終わると、上司が
「○○君が歌うのは唱歌ばかりだって聞いてた」
…………前の職場でカラオケに行くと文部省唱歌ばかり歌っていたことが、なんで今の職場に知られているんでしょうか?
しかも後輩までそれを聞き及んでいたらしく、「○○さん、鉄道唱歌歌って下さいよ」と言い出す始末。
こんな様子なので、歌えるくらい憶えているつもりだった「Brand New Heart」(Windows版のオープニング)と「それぞれの未来へ」(PlayStation版のエンディング)は止めて、周りの所望通りに唱歌を歌ってきました。
教訓:職場関係のカラオケでゲームソングは止めておきましょう。
逆にネット関係のオフ会で唱歌を歌うと、周りは引きます。9月のオフ会で「仰げば尊し」を歌った時の経験からして。あの時は、仰げば尊しはPlayStation版ToHeartの挿入歌だと力説したのでしたが。
(12月28日アップ)

12月26日(水)
今日はまた半日休みを取って歯医者へ行きました。先日歯医者へ行く原因になった親知らず周辺の痛みは治りましたが、今日からは歯石を取ることになります。
今日は下顎の前歯と糸切り歯だけでしたが、その辺の歯が生え替わってから四半世紀の間に溜まった歯石を取ると、なんでこんなにと思うくらい血が出ました。つまり歯周病がけっこう進みつつあるということで、虫歯がないからといって油断していると、歯槽膿漏で一気に総入れ歯になってしまう恐れがありそうです。
ところで歯と言えば、「時代考証をきちんとやっているはずのNHKの時代劇でもこれだけは再現していないもの」という前振り付きでお歯黒を連想する私は、ちょっと変わっているでしょうか。
中国では美人を形容するのに「明眸皓歯」つまり澄んだ瞳と白い歯と言うくらいですから、お歯黒は中国伝来の風習ではなくて日本特有の風習らしいです。まあ中国で極力厳密に時代考証を行って歴史ドラマや映画を制作するとしても、纏足だけは再現不可能に違いありませんが、それはさておいて。
歯医者に置いてあったパンフレットに書いてあったのですが、お歯黒がきれいに着くためには歯をよく磨く必要があり、しかもお歯黒に使う液(鉄化合物を含む)は歯茎を引き締める効果があったそうで、実はお歯黒の風習は歯の健康には有益だったらしいです。でもそう言われて今、お歯黒をする人はいないでしょうね。

当サイトの年末年始の予定ですが、明日27日は職場の忘年会があります。そして28日で仕事納めになると、その日の夜行で上京して冬コミに参戦、30日から1月1日まで実家に滞在します。実家のパソコンからはFTPできないので、サイトの更新は遅くとも28日から、1月2日まで停止します。

12月25日(火)
今日はクリスマスですが、私にとって何か特別なことというのは昨夜のクリスマスイブのミサだけで、今日は仕事が終わって帰宅すると、昨日に引き続いて年賀CGの制作に専念します。
そして夜半前に完成しました。といっても絵柄が簡単で背景もないCGですし、私の取り柄は制作が速いくらいのものです。
完成はしましたが、年賀メール用のCGですから、ネットへの公開は年が明けてからになります。それで今夜のサイト更新作業は、この日記だけにしておきます。

さて、年内に制作しようと思っていたCG5枚のうち4枚まで完成して、残りは桂芳恵さんからリクエストを伺った1枚だけになりました。あと3日で制作できるか、制作に要りそうな資料も図書館で集めてきましたが、制作を阻害しそうな要因は、27日に予定されている職場の忘年会です。何とかしましょう。

12月24日(月)
昨夜はチャットルームがあまり賑わっていなくて早々に寝たため、今朝は休日としては早めに起きました。朝は晴れていたので、久しぶりに布団を干しましたが、布団を干すが早いか雪が降り始めたり雷が鳴ったり、落ち着きのない天気です。
もうすぐ年末帰省なので、年賀CGの制作に取りかかります。これも題材の関係で、厳密に描こうとすると資料考証が欠かせないのですが(実物を見たほうが早いかもしれません)、手許にある資料だけで描いてみることにしました。

今日はクリスマスイブです。今私の住んでいる所からそれほど遠くない所にカトリックの教会があり、今日の夜にクリスマスイブのミサを行うことがわかったので、今年も信者ではありませんがミサに参列することにしました。
もう言うまでもありませんが、クリスマスイブはイエス・キリストの降誕を祝う行事です。ですからミサの中で、信者によって朗読される聖書の部分も、司祭の説教も、イエスの降誕にまつわる記述と、それにちなんだ内容になります。
イエスが生まれた時、母マリアはイエスを布で包み「飼い葉桶に寝かせた」と聖書(ルカ伝福音書第2章第7節)には書いてありますが、今日の説教はそこから始まって、宿屋に泊まっても馬小屋を宛われるような、貧しい人・弱い人・迫害されている人・小さい人に、神の救いの徴が真っ先に現れたということの意味を説いていました。人間の目はついつい、富んでいる人・強い人・地位や名誉のある人にばかり向けられますが、神の目はそうでない人々のほうに向けられていること、だから私たち人間も、貧しい人・弱い人・迫害されている人・小さい人に目を向け、思いを致そう。というような趣旨の説教でした。
それなら、五体満足で食べる物にも着る物にも事欠かず、戦火に遭うこともなく暮らしている私には何ができるだろうか、ということになるのですが、そこで何をしたか、しようとしているかをこういう場所で吹聴すること自体、キリスト教は戒めています。このように。
「見てもらおうとして、人の前で善行をしないように注意しなさい。さもないと、あなたがたの天の父のもとで報いをいただけないことになる。施しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。あなたの施しを人目につかせないためである。そうすれば、隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。」
(マタイによる福音書 第6章第1,3,4節)
(12月25日アップ 2005年2月27日改訂)
12月23日(日)
昨夜は週末前夜らしく、午後11時過ぎから午前3時半までチャットルームで過ごしました。その間には南西諸島海域で不審船と巡視船が銃撃戦をやって不審船が沈没したことが話題になったり、チャットしていた方のお住まいのすぐ近くを震源地とする地震があったりしましたが、その他の話題は概ねクリスマスCGや新作ゲームや冬コミやゲームキャラで、いつも通りの平穏なチャットでした。

チャットが散会になった後で巡回していたのに、午前4時過ぎから午前9時までの記憶がないのですが、その後は一日中、kuntaさんにお贈りするCGの制作に専念しました。
背景を描くのに資料が必要だったのは、冬の星座を描くためです。星座を作る恒星というものは、人類の歴史程度のタイムスパンでは恒久不変と言っていいものなのに、実写のテレビドラマはともかく、アニメやコミックスで描かれることのある星座があまりにもいい加減なことに、中学高校の時は天文部員だった私としては、少なからず不満に思っていたものでした。それでCGに星座を描くことがあれば、プラネタリウムソフトを使うなり星図をトレースするなりして、実際の星空に極力忠実に描くことにしよう、と決めていたのです。
実際には星座を描く機会はそれほど多くなくて、昨年の暑中見舞CGに「星空の散歩」を描いて以来になりましたが。今度は星の色に注意したり、星雲を描いたり流れ星を描いたり、CGの本題から少しずれた方向に凝っています。
最終仕上げの段階で、Photoshopの灰色のウィンドウの中では天の川が見えるのにウェブページの明るい背景に載せてみると見えなくなってしまう、というようなことがあって何度も手直ししましたが、午後8時に完成しました。それから日記とCGのコメントを打鍵して、サイトの更新は午後10時半になります。
さて、冬コミとそれに続く帰省のために、28日の夜にアパートを離れることになっていて、パソコンを使える期間は一週間を切りましたが、制作したいCG2枚を、それまでに制作することはできるでしょうか? あまり無理して粗製濫造に陥らないように、堅実に年賀CG1枚の制作にとどめておいた方がいいかもしれません。

12月22日(土)
新作CGを公開すれば、ご覧になる方がそれをどう評価しているかを知りたくなるのが創作者の性というものです。まして私のようにCG画家としては発展途上の身であれば、感想の中から有益な批評を見つけ出して、自らを向上する糧にしたいと思います。
それで昨夜は12時頃から、行きつけのチャットルームに行ってみましたが、週末前夜だというのに、しかもICQがオンラインになっている人が何人もいるのに、チャットルームはどこも無人でした。所在ないので1時半頃、早々に寝ました。

今日からは3連休です。CG制作に、ゲームの消化に、冬コミのチェックに──クリスマスイブを誰かと過ごす準備というのが全くない点では、ニューヨークの安アパートに住んでいる某夫婦よりもっと貧しい暮らしをしていると言われてしまいかねませんが──時間を充てることにします。
仕事がある日よりも早く目が覚めたので即座に起きて、まずはCGの制作です。kuntaさんのサイトが12月12日に開設1周年を迎えましたが、CGに描くキャラと題材も固まってきたので、遅ればせながら記念CGの制作に取りかかりました。人物の原画は午前中に仕上がりましたが、背景を描くのにいくらか資料が要るので、天気はあまり良くないのですが午後から図書館へ出かけます。明日は祝日、明後日は振替休日で図書館はどちらも休館なので、資料集めは今日中に済ませなければなりません。
図書館へ行ったついでに、もう一つの資料集めをします。しばらく前に桂芳恵さんに「もし懸賞つきクイズに正解されていたらToHeartのどんなキャラ、どんなシチュエーションをリクエストしますか」とお尋ねしたところ、お返事が戻ってきましたが、シチュエーション的に難しそうだったので、無責任にもそのすぐ後に、「もしKanonの女性キャラで1枚、描いて差し上げると言ったら、誰の、どんなシチュエーションをリクエストなさいますか?」とお尋ねしたところ、また別のリクエストをいただきました。
それ以来ずっと等閑にしていたのですが、やはり、いったん口に出してしまったからにはリクエストに応じなければならないと思い定めて、それを制作するための資料集めも今日やって、できればこの3連休のうちに制作することにします。
それが終わったら、今度は年賀CGの制作……12月後半の半月間にクリスマスCG第1弾から年賀CGまで5枚制作という、制作意欲の爆発的亢進に衝き動かされるままに制作していますが、これでもし年明けに反動が来たらその反動の大きさはどのくらいになるか、ちょっと心配ではあります。

図書館から帰ってくるとすぐさま制作再開──ではなくて夕飯時に発泡酒を飲んだら酔いが回ったので酔い醒ましに少し仮眠した、というのも変な話ですが、今朝起きたのが早かったので仮眠しておかないとチャットの時間まで持ちそうになかったからです。
起きてからサイトの更新をして、CGの制作を再開。時間が来たらチャットルームに顔を出してみることにします。

12月20日(木)〜21日(金)
19日からクリスマスCG第2弾の制作を進めて、21日に完成しました。今度も、早く皆さんに見ていただきたいので、21日の更新で公開します。
今度のCGの題材は、CGのコメントにも書きましたが、O・ヘンリーの短編「賢者の贈り物(The Gift of the Magi)」です。高校の英語の授業で原書を読んだ、という方もいるでしょう。
クリスマスにちなんだ、誰でも知っていて、しかもあまりCGに描かれたことのなさそうな題材を探していて、図書館でこの小説を見つけた時は、「これはイケそう」と思ったのですが、ヒロインを誰にするかでちょっと悩みました。
原作のヒロインは「膝の下まであって、ガウンのようだった」とあるほど長い髪を持っています。ですからクリスマスプレゼントを買う金を工面するためにそれを切ってしまったことが、夫を茫然自失させるほどのインパクトがあったのだと思います。「同級生2」で、髪を切ることがそれくらいのインパクトを持ちそうな女性キャラというと、つまり髪が長い女性ということで、やはり水野友美、それから南川洋子、舞島可憐、鳴沢美佐子、田中美沙、西御寺有友(違うでしょ)、ゲーム中では基本的に結んでいますが鳴沢唯といったところでしょうか。篠原いずみは、女性の中では最も髪が短いキャラですから、この話に登場させるにはそのままでは無理があります。
しかし竜之介と二人して安アパートで「貧しくとも愛に満ちた暮らしを営んでいる」というシチュエーションが最も活きてくるキャラとなると、これは いずみしかいないのも事実です。
それで苦肉の策を弄することになりました。竜之介と二人で暮らすようになってから、いずみが髪を伸ばし始め、クリスマスの頃にはけっこう髪が長くなっていたと。髪を伸ばす動機付けが今一つはっきりできなかったのですが、そこはご覧になる方の想像力で補っていただくことにして……。
CGのページに「竜之介が描いた いずみの似顔絵」として載せたのは、CGの原版をトリミングしたものです。最近はこのサイズでCGを制作し、最後に縮小して(今度の作品の場合は縦横4分の1)サイトに公開するようにしています。

さて今回の作品では、私のCG制作活動では初めて、斜めに人物を配置してみました。人物の配置に際してあるゲームのあるシーンをかなり参考にしていることには、もしかするとお気づきの方がいるかもしれません。
ところがそうやって人物を斜めに描いた原画をスキャンしてディスプレイで見ると、なんだか歪んでいます。そうなった原因ははっきりしていて、私が使っているディスプレイの解像度が横1280x縦1024ピクセルで、普通の1024x768ピクセルあるいは800x600ピクセルのディスプレイと縦横比(アスペクト比)が異なるからです。
アスペクト比 右の二つの四角形は、左側が縦160x横150ピクセルの長方形で、右側が縦横とも150ピクセルの正方形です。ですから、左側が縦長の長方形で対角線が斜めに交差しているように、右側が正方形で対角線が直角に交差しているように見えれば、お使いのディスプレイは正しく調整されています。
ディスプレイの解像度を1280x1024ピクセルにしていると、左の四角形が正方形に見えるのではないでしょうか。

今回は結局描くことはなかったのですが、「髪を切った友美」という題材は、案外使えそうかもしれません。少なくとも現役CG画家の方で、その題材で最近CGを描かれた方は、たぶんいないでしょうから、ご覧になる方に与えるインパクトは相当大きいことが期待できそうです。
私が一時期、熱心に書いていた王朝三部作の時代、すなわち平安時代には、女性が髪を切るということは、俗世を捨てて仏門に帰依することを意味していました。そうは言っても、俗世にいる貴族の女性の髪は身長に匹敵するほど長かった時代ですから、出家して髪を切った後でも肩を覆うくらいの長さはあったようで、その当時の出家男性と違ってスキンヘッドにすることはなかったようです。ですから現代のショートヘアの女性のほうが、平安時代の出家女性よりずっと髪は短いです。
現代の日本で女性が髪を切ることには、そこまで象徴的な意味はなさそうですが、一種のシンボリズムとしてライトノベルやコミックスでよく使われそうなのは「失恋したから」でしょうか。手許にあるライトノベルにも、
「うちのクラスの女子、全員失恋したんだ!」(中略)
「なんでだよ! 女の子って、あれだろ、失恋すると髪の毛切るんだろ?」
まるで『雨の降る日は天気が悪い』ってのと同じくらい、当たり前!……そんな口ぶりだった。
(富士見ファンタジア文庫「弁天女子寮攻防戦」収録「南の島に、魔女の群れ」より)
なんていう一節があります。その説の真偽のほどは知りませんが、失恋したのでないとしても、就職や結婚といった人生の転機に際して心機一転を期するために、それまで伸ばしていた髪を切ることはあるのかもしれないと思います。そこつやさんの連載ウェブ小説「輝きは心の中に」は、大学を卒業して社会へ踏み出していく結城瑞穂と男主人公の物語ですが、第1回の冒頭は
 瑞穂が髪を切ってきた。
です。元のゲーム(下級生)では、瑞穂は「髪の長い女性キャラ」です。
……とここまで長広舌を揮ってから、「下級生」に登場する、髪が比較的長い女性キャラで、エンディングで男主人公と「神田川」な暮らしを営んでいて、しかも私が1回しか描いたことのないキャラを思い出して、「あっ、そうかあ、このキャラで描いてみてもよかったなぁ……」と思い始めている私は、優柔不断と言われねばならないでしょう。
(12月21日アップ)

12月19日(水)
お知り合いの方々にクリスマスにお贈りするCGは、昨夜完成しました。そこで、クリスマスにはまだ少し早いのですが、今夜の更新で公開することにします。
つい先日「完成したとしても今週いっぱい寝かせておいて」と日記に書いたばかりだというのに、それを撤回することにしたのは、今夜公開する作品とは別にもう一枚、クリスマスに題材を得たCGの構想が熟してきたからです。その次回作の制作に専念するとなると、完成作品をいつまでも手許に留めておくと心の迷いが生じて次回作の制作の妨げになるかもしれない──なんて芸術家を気取ってみるよりも、描き上げたCGを早く皆さんに見ていただきたいから、というのが大きな理由です。
ただし次回作は水野友美主演ではないので、24日までに完成したとしても、当サイトのクリスマスCGとして多くの方にお贈りすることはないでしょう。当サイトは水野友美を応援するサイトです(断言)。
それからクリスマスメールとしてCGをお贈りすることですが、時節柄添付ファイルの形でお贈りすることは、要らざる警戒を惹き起こす恐れがあるので、サーバにアップしたCGをダウンロードしていただくことにします。

12月18日(火)
12月も半ばを過ぎると、冬は足音を立てて近づいてきます。今日はひときわ寒い日で、朝から夜まで、時折アラレと粉雪が舞っていました。
寒さが厳しくなってくると、クリスマスを過ごす──のは一緒に過ごす相手なんかいやしないのですが、その後で今年も東京冬の陣(冬コミ)に2日連戦で参戦する予定で、それまでに最低でも年賀CG1枚、できればクリスマス限定CGをもう1枚とさらに別の1枚を制作しようと思っているので、計画を順調にこなしていくためには、健康の維持に留意しなければなりません。
と言っているはしから体のどこかがおかしくなっているようでは話にならないのですが──。
いつ頃生え始めたのかも定かでない右下の親知らずが、またぞろ動き始めたようで、日曜日あたりから親知らずの周りが腫れてきました。虫歯と違って歯そのものは痛くないのに、歯茎が腫れて口を開けるのも辛くなったので、半日休んで歯医者へ行きます。
自分で言うのもなんですが私は歯は丈夫なほうで、最近歯医者にかかったのが3年くらい前、その前にかかったのは12歳臼歯に詰め物があるので中学生の頃だろうと思いますが、その間の十数年間 歯医者と無縁でした。これでも小学校の低学年の頃は、健康診断の時の「歯磨き検査」で毎回ABCのCつまり「きちんと歯を磨きましょう」だったのですが、虫歯になったことはほとんどありませんでした。ずっと昔、離乳食にサバ缶を骨ごと食べていたのが歯を丈夫にしたのだろうと、今でも母は言います。
でもそのせいで油断して、何十年もきちんと歯磨きをしていなかったのが悪かったのか、ここ数年歯石が気になってきました。今日の診察でも歯石が着いていると言われたので、この次には歯石を取ることになりました。
(12月19日アップ)

12月17日(月)
昨日、CGの制作中にWinAMPが落ちたことに逆上してWinAMPをアンインストールしたのですが、それに代わるBGMプレイヤー(オーディオCDだけではなくて、日記を打鍵したり単純作業をしたりしている時のBGMにはMIDIやMP3も聴きたいので)として、InternetExplorerについてきたWindows Media Player(手許にあるバージョンは7.01.30.0055)を使っているうちに、気がついたことがあります。というか正確には、WinAMP(昨日アンインストールしたバージョンは2.78)を使っているうちに気がついたことなのですが。
私が持っているオーディオCDは、輸入盤国内盤合わせて何十枚もあるのですが、パソコンではない普通のCDプレイヤーで聴いていれば当然、全部の盤の全部のトラックを聴くことができます。聴けないとしたらそれはほとんどの場合ディスクに傷が付いているのですから、上京する機会に秋葉原へ持っていって研磨してもらうことになります。
ところがパソコンのCD-ROMドライブにオーディオCDを入れて、WinAMPを起動して再生させると、盤によって最後のトラックだけが再生されないものがあります。特定のレーベルが、というわけではなくて、3枚組のうち1枚だけ再生されないということもあり、あるCD(目で見た感じでは傷はなく、CDプレイヤーにかければ最後まで聴けます)がWinAMPで最後まで聴けるかどうかは、CDを再生して最後のトラックにさしかかるまで全く予想がつきません。
パソコンのCD-ROMドライブにオーディオCDを入れて、WinAMPを起動して聴いている方で、同じような現象を経験した方はいるでしょうか?
CDプレイヤーの調子が悪いので近頃はオーディオCDをもっぱらパソコンで聴いていますが、特定の盤の最後のトラックだけ聴けないとなると、手間もかかるし音質も落ちるけれど一曲まとめてMP3にしてしまうか(交響曲の最終楽章だけ聴けない、という状況を想像してみてください)と、幾度か考えたことがありました。
ところが昨日からWinAMPに代えてMediaPlayer7を使い始めたので、今までWinAMPでは最後のトラックが再生されなかったディスクを試しにかけてみると、今のところどのディスクも最後まで正常に再生されます。
というわけで、問題は解決というより解消しました。
ただ、MediaPlayer7って、視覚エフェクトとかいう、ディスクを再生している間じゅうウィンドウの中でのたくっている、出来の悪いスクリーンセーバーみたいな気味の悪い代物が目障りなんですよね。しかも後から追加した視覚エフェクトは削除できるのに、インストールした時に入っているそれは削除できない仕様になっているらしいです(オンラインヘルプにそう書いてある)。私のマシンが積んでいる哀れな非力CPU、Celeron400MHzの、決して余裕があるとは言えないパワーを、こんな物に浪費したくないのですが、どうしたらいいのでしょうか。
……新しいCDプレイヤーを買いましょう。はい、それが正解です。

12月16日(日)
クリスマスイブを含む週末まであと1週間となった今日は、生存に必要な作業に宛てる以外の全ての時間をクリスマスCGの制作に充てることにします。
とは言うものの、相変わらずオーソドックスな題材が浮かんでこない状態なので、午前中はああでもないこうでもないと題材を考えるばかりです。
クリスマスにふさわしい題材、それも「三乙女の礼拝」みたいにキリスト教美術に造詣の深い方でなければわからないようなペダンチックな題材ではなく、もっと一般の方でもわかるような題材、例えばそう、何かクリスマスにちなんだ、誰でも知っている文学作品のようなものはないだろうかと、昼間、図書館へ行ってみました。すると、これはちょっと面白そうかな、と感じた題材が見つかりましたが、シチュエーション的にどうも、水野友美を主演にするのはミスキャストになりそうです。
なにしろ私の場合、クリスマスなどの季節物CGを描くに当たっては「初めに友美ありき」ですから。
もちろん、せっかく見つけた題材をお蔵入りさせてしまうのはもったいないですから、時間に余裕ができたらモノクロのラフ画としてでも制作するつもりです。ご覧になればきっと、「ああ、これかあ」とおわかりになるに違いない題材です。
屁理屈をこねるようですが、オーソドックスと「お約束」は違います。「お約束」ということなら、すでに昨日藤咲はじのさんからいただいたような、そして昨年のクリスマスにはふりんとぶらっくさんとなりぽしさんからいただいたような、すなわち友美にサンタクロースの扮装をさせるのが真っ先に思い浮かぶでしょうが、それはやりたくないのです、昨年のクリスマスには物議を醸す覚悟で「聖母子」を描いた私としては。
そして図書館へ行ったついでに、さらに新潟市まで足を伸ばして“を印”の書店で冬コミの冊子体カタログを買ってくる私ですが、帰ってくる頃にはどうにか、友美主演でミスキャストにならないシチュエーションが浮かびました。ただこれはお約束でない代わり、見方を変えるとオーソドックスすぎるので、タイトルの付け方やコメントの仕方でひねりを入れることになりそうです。
帰宅してからは本当にCGの制作に専念しますが、作業のBGMにするとてCDをかけるのに、しばらく前からCDプレイヤーの調子が悪いのでパソコンのCD-ROMドライブで再生していたところ、原画をスキャンしてPhotoshopで作業を始めてから約1時間後、WinAMPがPhotoshopの作業成果とWindowsを巻き込んで落ちました。
瞬間的にブチ切れたようで、再起動後に最初にしたことはWinAMPのアンインストールでした。少し前にInternetExplorerをバージョンアップした時にWindows Media Playerの新しいバージョンもインストールしてあったので、今後はBGMにはこれを使うかもしれませんが、それよりはCDプレイヤーを買い換えるほうが賢明でしょう。ただでさえマシンスペックが低くて(2年前にローエンドだったマシンですよ)Photoshopでちょっと大がかりな操作をすると重さが身にしみるのに。

ロスタイムのせいで一分一秒も惜しくなったので、今夜と来週の日曜日に放送することになっている大河ドラマの総集編に目もくれずCGの制作に没頭し、気がつくと午後12時を過ぎたというのに晩飯を食べていません。
そこまで根を詰めた甲斐があって作業は捗り、今夜4時くらいまで作業すればサイトでの公開もできる見通しになりました。といっても明日はもちろん仕事、それも年末進行ですから、仕事に差し支えるまでCGの制作に没入しているわけにはいきません。そこで今夜の作業はここまでにしておきます。
あまり根を詰めて完成させても、そうやって仕上げた作品はえてして、幾日も経たずに直したくなってくるものなので、お知り合いの方々にお贈りする期限までは1週間あることですし、明日か明後日に完成したとしても今週いっぱい寝かせておいて、もし直したい所が出てきたらゆっくり直していくことにします。
(12月17日アップ)

ページのトップへ戻る

←2002年1月前半の日記へ   ↑2001年の日記へ   12月前半の日記へ→