2000年7月後半の日記
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7月31日(月)
新潟県内は、いよいよ猛暑です。昨夜から、夜中だというのに暖かい南風が吹き、朝になると出勤時の気温がもう30℃を超えています。
これは典型的なフェーン現象で、春先にもよく起こりますが、真夏の日中に起こると最高気温は38℃にもなることがあります。
ただ、体温を超えるほどの気温でも、湿度は低いので、風通しの良い日蔭で風に当たっていれば、梅雨時よりはむしろ涼しいくらいです。

夕方、8月1日付で転勤する同僚の壮行会がありました。
こんな炎暑のもとでの飲み会となれば、誰もが浴びるほどビールを飲みたくなるところです。
ところが明日の午前中に定期健康診断があるので、例えば肝機能検査を受ける人は午後8時以後には酒を飲んではいけない、という具合に注意されています。
間が悪いと言えば間が悪いのですが、注意を逆手にとって「午後8時までは飲み放題」と勝手に解釈して痛飲している人が大多数です。
私も飲み過ぎて、帰ってくるなり爆睡してしまい、サイトの更新ができませんでした。
(8月3日アップ)

7月30日(日)
今朝8時から、町内会で防災訓練があったのですが、昨夜のチャットからずっと起きていようと思ったのに、8時頃になると意識が途切れていたようで、防災訓練の放送を聞いた記憶がないまま、意識がはっきりした時には10時になっていました。
こう暑い日が続くと、身体が応えると同時に精神が萎えます。精神の夏バテは、ウナギを1匹食べたくらいでは解消しないようです。
今日も晴れているのでプールで泳ごうと思っていたはずなのに、プールの近くにある図書館に入ってしまっていて、図書館を出たのは閉館時刻でした。帰ってからも、CGを制作するでもなく、ゲームをせっせと消化するでもなく、いつの間にか夜になっています。
それでも夜になって涼しくなってくると、少しは積極的な活動をしようという意欲が湧いてきたので、事務所の古文書庫で公開を続けていた旧作「私本落窪物語」の後書きを書き、公開を完了することにしました。
原稿用紙への執筆よりもウェブへの公開の方が要した日数が長いというのもおかしなものです。実は、ウェブで公開するためのHTMLファイル自体は割と早いうちにできあがっていたのに、後書きの打鍵が一日延ばしになっていたのが、公開完了が遅れた理由です。
次の旧作は、前もって後書きを書いておいて、もっと短い期間で公開完了すべきでしょう。分量的にも、1ヶ月もかけて徐々に公開するほどの分量でもありませんので。

7月29日(土)
今日もまた、午前中は市民プールへ泳ぎに行き、午後は図書館で涼みながら本を読んで、夜はサイトの更新です。
夕飯の買い出しに近所のスーパーへ行くと、ウナギの蒲焼きの大売り出し中です。店内ののぼりを見て、明日30日は土用の丑の日だったのを思い出しました。
夏の土用の丑の日にウナギを食べるといい、というのは江戸時代に始まったキャッチフレーズだそうですが、スタミナをつけるために夏にウナギを食べるといい、というのは、そういう意味の歌が万葉集にも載っているそうで、古くから知られていたのでしょう。
日頃は粗食、と言うよりもむしろ悪食ばかりしている私も、今夜は少し奮発してウナギを食べます。
ところで、ウナギという魚はヨーロッパの川にも棲んでいて、ドイツあたりでは昔から食用にされているそうです。ヨーロッパでもウナギは、夏バテに効く食品とされているのでしょうか?

と、ここまで打鍵したところで、なりぽしさんから暑中見舞いのメールが届きました。
なりぽしさんは、CGを始められてからの経歴は1年余りで私と大差ない方なのですが、最近の進歩ぶりは目を瞠るばかりです。
ただ、題材の選び方に関する限り、私とはベクトルの向きがかなり異なるような気がしますが、創作活動のあり方について口出しすることは控えます。

7月28日(金)
夜中の1時半頃に目を覚まし、ふと思い出したのは、チャットでお知り合いになった人で、暑中見舞を贈っていなかった人がいたことです。
そこでさっそくパソコンを立ち上げてメールを出してから、ウェブ日誌の打鍵はせずにしばらく巡回して、5時頃眠くなったので寝ます。こうして、生活リズムが崩壊していくのです。
今日はまた梅雨前線が戻ってきて、雨が降って肌寒くなりました。

夜、行きつけのチャットルームで話していて、私の描いた暑中見舞CGが話題になりました。
あちこちのサイトで公開されている、多くの方々が互いに贈り合ったCGを見ていると、やはりというか当然というか、水着姿のCGが目立ちます──少なくとも私が巡回するサイトに限っては。
私の場合まず第一に、劣情を刺激するようなCGは描かないという主義があり、第二に、あまりにも多くの人が当然のごとく連想する「お約束なCG」も描きたくないので、今回は水着を忌避したのでしたが、言われてみれば浴衣も相当の「お約束」です。
夏にふさわしそうな題材というと、他にもいくつか思い浮かぶのですが、そのどれもが多かれ少なかれ「お約束」な色彩を持っているというのが、私という人間の発想の貧弱さを露呈している気がして、内心忸怩たるものがあります。
あるいは逆に、「お約束を徹底しつつその枠内で腕を振るう」と考え方を決めて、それこそ「浴衣連作」を描いてしまうという手もあるでしょうけれど。「同級生2」のキャラに限っても、暑中見舞CGに描いた水野友美以外に、鳴沢唯、篠原いずみ、舞島可憐、川尻あきらといったところに、それぞれ私なりにキャラの特徴をつかんだCGの題材が浮かんできます。
そうはいっても先立つ物が必要ですが。「それにつけても暇の欲しさよ」です。
(7月29日アップ)

7月27日(木)
夏といえば暑気払い、暑気払いといえばビアガーデンというわけで、私の属する課では今日、暑気払いにビアガーデンへ繰り出しました。
会場でテレビニュースが映っていて、夏の高校野球の地区予選の結果を放送していましたが、同僚の一人の母校が61年ぶりに地区代表になったと放送されて、日頃はあまり酒を飲まないその同僚は、周りが目を見張るほど飲んでいました。
プロ野球のひいきチームの違い、あるいは支持政党の違いを乗り越えて、その高校の卒業生であるとないとに関わらず、出身の都道府県ごとに日本人を団結させる夏の高校野球というのは、思えば不思議なものです。
私の母校は、いわゆる野球名門校では全くありませんでした。1回戦敗退が当たり前、私の在学中に1回戦でコールド勝ちしたといって、大ニュースになったほどです。もっともその年も、2回戦で敗退しましたが。
そんなですから、高校在学中から今に至るまで、高校野球にはどこか醒めた見方をしていました。高校野球を表立って批判することはなかったとしても、他の部活(体育会系に限らず。私の母校は、チェスの高校選手権では強豪でした)にももっとマスコミの関心が向けられるべきだ、と思っていたことはあります。
ビアガーデンで飲み過ぎたので、帰ってくるなり布団の友達になりました。
(7月29日アップ)

7月26日(水)
昨日の夕方頃から天気は回復してきました。戻り梅雨はすぐに終わって、いよいよ夏本番のようです。
夕方、出張を終えて帰ってくると、職場のすぐ近くの神社の祭礼で、神輿が出ているのが聞こえてきます。
数日前の夜には、近くの公園で花火が上げられていました。周りに田園地帯が広がり、大都会に比べればまだ季節感の残っているこの辺りでは、年中行事の一つとしての夏祭りは、土地の人たちの一体感を再確認する場としても、それなりに機能しているのでしょう。

先日、暑中見舞CGをあちこちにお贈りしましたが、それが一つまた一つと、贈り先サイトの更新にともなって公開されています。
サイトを持っている方にお贈りするCGは、先方で公開していただくことを念頭に置いてお贈りしているわけですが、そうなるとやはり、公開していただくに値する作品をお贈りしなければならない、というプレッシャーを感じます。
まあ、ゲームメーカーのオフィシャルサイトのように、公開する作品を寄贈作品から選別しないと収拾がつかないであろうサイトと違って、アマチュアの個人が趣味で運営しているサイトで、寄贈された作品を選別して公開してはいないと思いますが。
私のサイトにも、2枚目の暑中見舞CGが贈られてきました。もちろん、できる限り迅速に公開させていただきます。

7月25日(火)
昨夜は10時に寝て、起きたのが2時。すぐにサイトの更新にかかりましたが、24日に実施を予定していた更新の準備が終わったのが4時半でした。
窓の外がすっかり明るくなったこの時間になって、24日の更新とも名乗りにくいと思ったので、更新箇所の日付を直し、当初予定していなかった更新も実施して、25日の更新としてサーバにアップロードしてから出勤します。

今日の新潟県は、昨日までの晴天と炎暑から一転して、横殴りの冷たい雨が降っています。
気温は昨日より、10℃も下がったでしょうか。
暑中見舞を贈ったとたんに、戻り梅雨の肌寒さに包まれるとは、変な気分です。

業務連絡:今夜から明日26日の午後まで出張のため、今夜はサイトの更新および伝言板へのレス付けは行いません。

7月24日(月)
昨夜は日誌を更新してから、ネット上でお知り合いになった方々に暑中見舞のメールを書き、描き上げたばかりのCGを添付してお贈りしました。総数14通──というのは、ウェブサイトの管理者としては少ない方でしょう。
メール書きに取りかかったのが午前3時、最後のメールの送信終了が5時です。もちろん、同じ日の午前8時半には勤務に就かなければいけないことは承知の上です。これを日本語では「確信犯」と言います。
こんなに時間がかかったのは、自分宛にCcする以外にはCcもBccも使わず、1通ずつ文面を考えて打ったからで、お贈りする先がこのくらいの数なら、それが当然の礼儀でしょう。
それに、少し前に新聞のコラムで読んだのですが、大勢に出すメールの宛先をCcで書くと、そのメールの受信者全員のメールアドレスが、他の全ての受信者に知られてしまいます。電子メールの仕様上それは当然のことなのですが、実はプライバシー上かなり問題があることなのに、ほとんどの利用者はそれを認識していない、とコラムには書いてありました。何らかの理由でメールアドレスを公開したくない人がいるとして、その人に宛てたメールをCcで他の人に送ったら、送信者の行為によって、受信者の意に反してメールアドレスが漏洩してしまいます。
そればかりか、もっと重大な問題があります。ほとんどのメールソフトはそうでしょうが、ヘッダにメールアドレス以外の宛先も表示するように設定してあるとすると、例えば私宛のメールのヘッダには
 To: "800"<ym_800@nifty.ne.jp>
というように表示されるわけですが、もしうっかりして、宛名を実名で登録してある人をCcに加えてしまうと、その人の実名までネット上で暴露されてしまうのです。
というような事態を防ぐために、宛名とメールアドレスがヘッダに表示されないBccがあると人は言うでしょう。しかしBccの仕様では、Bccで宛先を指定された受信者本人が受け取ったメールのヘッダにも、その人の宛先が表示されません。そういうメールを受け取ったら、どんな風に感じるでしょうか。
そう考えると、やはり多少手間と時間はかかっても、CcもBccも使わずに1通ずつ書いた方がよいと、私は思います。

梅雨明け後の新潟県は、急に暑くなりました。日中の気温は36℃くらいまで上がっています。
こうなると、残業を強いられてすぐには帰宅できないことも、かえって幸いに感じられてきます(職場は冷房あり、自宅は冷房なし)。
これでは、サマータイムを実施しても余暇の活用にはつながりませんね。もし残業しなくてもいいくらい仕事の量が減ったとしても、今日のような日に、冷房の効いた職場を午後4時に退出したいとは思いませんから。
(7月25日アップ)

7月23日(日)
昨夜寝たのは4時でしたが、今日も10時に起きられました。
そこで朝飯もそこそこに市民プールへ行き、昨日と同じように2000メートル泳いでから、いったん帰ってきて昼飯にし、午後から図書館へ出かけ、閉館時刻まで涼みます(笑)。
夜になってから暑中見舞いCGの制作に取りかかり、午前1時半に完成しました。
暦の上では7月24日の月曜日になっていますが、私はテレホタイム終了までは前日の続きと解釈することにしていますから、どうにか土日のうちに完成したことになります。
それからサイトの更新。CGサイトを名乗るなら、トップページにはもっと大きなCGを張り付けた方がいい、という意見を先日頂いたので、さっそくそれを実践します。
こうすれば、「暑中見舞いCG」を立秋の後までトップページに置いておくわけにはいきませんから、それまでには次のCGを制作しなければならなくなる、という効用も期待できるでしょう(笑)。
ただ、CGの完成が時間的に遅くなったので、本来収蔵されるべき事務所内1番倉庫への収蔵は、明日の更新に持ち越します。

7月22日(土)
昨夜寝たのが3時だったので、また午後まで寝てしまうかと危ぶまれましたが、午前10時に目が覚めたので、即座に起床します。
といっても一日パソコンに向かっているわけではなくて、まず20日から今夏の営業を始めた、近くの市民プールへ行きます。
デスクワークが主体で通勤時間も短い私は、運動不足の解消のために夏場はプールで泳ぐことにしています。一昨年の夏は、7月下旬から8月末まで毎週末欠かさずにプールに通って、一夏に泳いだ距離は5万メートルに150メートル及ばない程度でした。
ところが昨年の夏は、休前日の夜は毎晩欠かさずにチャットをしていたものですから、週末は毎日寝倒してしまい、プールへはほとんど行きませんでした。
これではまずいと、今年は夜のチャットも昼の水泳もやることにしようと決めたのですが、市民プール営業初日の20日は寝潰しました。
そこで今日は、決意が鈍らないようにプールへ行って、2000メートルほど泳いできました。

プールへ行き、その近くにある酒の量販店へ行き(ぉぃ)、図書館へも行って、夜はサイトの更新です。
でしたが運行日誌の打鍵やダイヤ改正の整理に時間を取られすぎて、肝心の、じんとにっくさんから頂いた暑中見舞いCGへのコメント作成にかからないうちに、12時になってしまいました。
よって今夜の更新ではコメントなしの暫定公開とし、明日の更新でコメントを付けて正式公開とします。
こんな調子で、この土日に私自身の暑中見舞いCGをお贈りできるのでしょうか?

と書いてから3時間後の午前3時に、チャットしながらコメントを打鍵して、なんとか公開しました。
行きつけのチャットルームで、私がいつになく寡黙だったのは、そのせいです(笑)

7月21日(金)
持ち帰り仕事は今日の午後5時が事実上のデッドラインなのに、出勤したとたんに午前中いっぱい、外回りの仕事に出ることになりました。
デッドライン直前に追い込みをかければ間に合うと楽観視している時に限って、こういう事態になるものです。
そういう事態は何も今日が初めてではなく、今までにも何度となくあったことなのに、いっこうに学習する様子がないのは、いかに仕事に臨む気概がないかの証明でしょう。今まで、それで本当に進退窮まるような事態に直面したことがなかったからかもしれません。
午後からは修羅場モードに入って、どうにか5時までに仕事を終わらせました。

夥しい数のゲームやそれに関連したアクセサリー集などを積んだままにしてあることは、14日の日誌に書いた通りですが、それを少しでも解消しようと思って、今日始めた事というのは、スクリーンセーバーや壁紙といったアクセサリーのインストールです。
実は私は今まで、自宅のマシンにも職場のマシンにも、スクリーンセーバーというのは「模様なし」という、黒一色の最も無味乾燥な代物しか設定していませんでした。
スクリーンセーバーが立ち上がるということは、それなりの時間にわたってキーボードにもマウスにも触れていない、要するにパソコンを使っていないわけですから、当然ディスプレイを見ているはずもなく、それならモニターに最も負担のかからない「模様なし」、昼間見るとモニターの電源が切れているかのようなスクリーンセーバーで充分だ、と思っていたわけです。
それに、職場で使っているマシンに、18禁ゲームのキャラクターのスクリーンセーバーをインストールするわけにもいかないでしょう(笑)。
でも、せっかく買ってきたアクセサリー集に入っているものなら、あまり使う機会はないとしても、自宅のマシンにならインストールしてみてもいいだろう、と思ったのです。

ところがインストールしてみると、これが物によってはなかなか面白いもので、キーボードにもマウスにもわざと数分間手を触れず、つい見入ってしまいます。
それから今度は、「Kanon」のプレイを始めてしまいます。
これは、19日にじんとにっくさんから頂いた暑中見舞いCGをサイトに公開する際に、例によってコメントを付けるのに、CGに描かれたキャラクター(月宮あゆ)の喋り方の特徴を自分なりに把握しておこう、と思ったからです。
するとまたこれに引きずり込まれてしまって、気がつくと12時になっていました。
というわけで、CGの公開がまた一日遅れてしまいます。

行きつけのチャットルームでは、知り合いの方たちが何人も、SSを打鍵中、新作を構想中、新作のアイデアが湧いてきた、そういう話をしていました。
そうなると、ゲームのキャラクターや背景世界に基づいたまともなSSはとうてい書けない私も、打鍵が中断したまま1ヶ月にもなる、「800秋葉原へ行く」の続編を、何とか仕上げなければ、というプレッシャーを覚えます。
といっても差し当たっては、暑中見舞いCGをこの土日にでも描きたいところですが。
(7月22日アップ)

7月20日(木)
今朝7時半までICQで話し込んだので、それから寝ると、起きたのは午後4時でした。
いったい自分は青天白日の下で何をしているのだろう、と思いながら起き出して、真っ先にやりたいことは、昨夜から今朝にかけてICQで話し合っていろいろな提案を頂いた、サイトの改善なのですが、実際はそうもいきません。
まず部屋の中が乱雑を極め、ただでさえ暑いのが余計むさ苦しくなっているので、部屋の大掃除を断行します。
それから、今日のうちに済ませなければならない持ち帰りの仕事に取りかかります。
仕事に関わる事は何でも一日延ばしにして、デッドラインぎりぎりにならないと腰を上げないのは、悪い癖の一つだと我ながら思います。
これでも子供の頃は、夏休みの宿題は7月中に終わらせるというような、腰の軽さが取り柄の一つだったのですが、物理的な体重が増すに従って腰も重くなったのかもしれません(逝)。
で、ネットには全く接続しないまま持ち帰り仕事を徹夜で進めて、そのまま出勤です。
(7月22日アップ)

7月19日(水)
新潟県地方は今日も晴れ、暑い一日でした。
17日に関東甲信・東海地方まで梅雨明け宣言が出されたということで、新潟県の梅雨明けももうすぐでしょう。
しかし、梅雨入り宣言してからいっこうに雨が降らなかったり、梅雨明け宣言してから大雨が降ったりするのはよくあることです。
周りの人は誰も本気にしませんが、自然には「人間を愚弄し嘲笑する意志」がある、と信じたくなる時です。

サイトの更新は、ぼちぼち進んでいる、といったところです。
6月16日の更新から公開を始めた旧作「私本落窪物語」は、全16章のうち11章、ストーリー全体の山場まで来ました。
今よりは余暇時間の多かった学生時代とはいえ、わずか18日で執筆を終えた(その後多少の手直しをしていますが)文章を、ウェブでの公開に1ヶ月以上もかけているというのもおかしな話で、さっさと全文を公開してしまえばいいのですが、実はまだ後書きを書いていないという事情があるため、全文公開には踏み切れないでいるのです。
というのはさておいて、ここ数年文章創作力がすっかり失われている私としては、2番倉庫古文書庫の作品群は、サイト開設と同時に公開した「拾い子」も現在公開を進めている「私本落窪物語」も、そして今後公開していこうと考えているいくつかの旧作も、このサイトの主要なコンテンツとして位置づけるつもりでした。
ところが、公開してから3ヶ月以上経った「拾い子」も、公開を始めてから1ヶ月以上経った「私本落窪物語」も、私の期待を大きく裏切って、お客様の反応が全くありません。
たとえ「読むに堪えない駄作だ」という感想でも、感想が頂ければ、少なくともその感想を下さった方は読んで下さったと判断できます。
それすらもないとすると、駄作未満、感想を書くにも値しないと思われているか、あるいはそもそも誰も読んで下さっていないか……と自虐に走っても始まらないでしょう。
そこで、はたと思い当たったのは、「どこに公開されているかわからない」のではないか、ということです。
例えば7月12日の更新で「事務所内、2番倉庫の古文書庫に『私本落窪物語』第5章から第8章までを公開しました」と書いてあるのを見、事務所の2番倉庫に2000.7.12と赤字で書いてあるのを見て2番倉庫をクリックしても、行ったそこは1号室で、2000年7月8日制作の「正直な与兵衛」に[新作]マークがついているわけです。
もしかするとそこで、新規公開分を読もうとして探すのを止めてしまうお客様がいるかもしれません。
そこで今日の更新からは、次のようにします。
第一に、運行日誌以外への新規公開コンテンツへは、「ダイヤ改正」から直接リンク、あるいはその直上のページへリンクするようにします。「私本落窪物語」でいえば、第9章ないし第11章へ直接リンクするのではなくて、目次へリンクします。
第二に、1番倉庫別棟と2番倉庫については、事務所から常に1号室にリンクするこれまでの方式を止めて、事務所からは最近に更新のあったページにリンクするようにします。
実は、フレームの左ウィンドウにサブメニュー(事務所でいえば「絵画展示室」から「4番倉庫」まで)を出しながら、「ダイヤ改正」から直接リンクするようにするのは、ちょっとした手間を要するのですが、その手の苦労談はお客様に向かってするべきものではありませんから、ここには書かないことにします。
(ここから下は7月22日アップ)
12時過ぎにサイトの更新分をサーバにアップしてからメールをチェックすると、じんとにっくさん(「画廊喫茶カトレア」管理者)から、暑中見舞いのメールが届いていました。
しかも氏のお気に入り「月宮あゆ」の、夏らしいCGつきです。
これは私も、単にじんとにっくさんへの返礼としての意味だけではなくて、ネットのお知り合いの方々に差し上げるために、水野友美の夏らしいCGを描かなければ、という気が湧き起こってきました。
実を言うと、サイトを開設したらこの手の儀礼的CGを描くことになるとしても、それは年賀CGだろうから、まだ当分先のことだ、と思っていた節があるのですが、どうもネットの社会では、暑中見舞いを贈るという習慣は、オフラインの社会におけるよりも広く行われているようです。
もしかするとそれは、8月に開かれるアニメ・ゲーム趣味世界での一大イベント、夏コミにはまだ少し間がある今頃、お互いの士気を盛り上げるために行われているのかもしれません。
行きつけのチャットルームを2時前に辞し、ちょっと巡回したら明日に備えて寝ようかと思っていると、2時半にICQが入りました。
ページのレイアウトなどについて、サイト開設前にいろいろと教えていただいた方からだったので、公開を進めている旧作の小説になかなか反応がないこと、文章系コンテンツの見やすさ、「CG系サイト」として見た場合のサイトの印象、そういった事について、午前7時半まで話し込んでしまいました。

7月18日(火)
16日の夜に月食を撮影した写真ができました。
見てみると、やはり天体写真の撮影にはそれなりの道具が必要だという事がよくわかります。
それなりの道具なしで天体写真を撮影するとどうなるかは、3番倉庫の「皆既月食の写真」をご覧になってください。
まあ今回の写真は、言ってみればほんの余興でしたから、学術的価値のある、あるいは鑑賞に堪える写真が撮れるとは、最初から思っていませんでしたが。

サイトの更新の方は、Fコース(鉄道を主とした旅行のコーナー)用の、アシスタントの立ちポーズのCGの制作なんぞを、ちまちまと進めているところです。
といっても、いずれお見せできる時が来ると思いますが(いずれじゃないだろ>自分)、AコースおよびBコースとは色違いなだけです。
それでこれも、色違いの部分だけAコースの原画の主線をトレースして色を塗り、それをスキャナで取り込んで、AコースのCGの上にレイヤーを重ねて合成します。
レイヤーの合成でCGを作るのは、一から原画を起こすのに比べると共通部分の統一感が保てる(同じ画像を使い回すのだから当然)のが利点です。その代わり重ね合わせる部分や、レイヤーの境界線の処理が細かい作業になりますが。
他のコース、CコースからEコースまでについても、コースのトップに置くアシスタントの立ちポーズのCGの、イメージは固まっています。
ですから次の作業は、その辺りのCGの制作になるでしょう。
いうまでもなく、各コースの実質的なコンテンツの制作も進めておかないと、入れ物は作ったが中身がない、という状態になってしまいますが。
(7月19日アップ)

7月17日(月)
昨夜の皆既月食は、私が行きつけにしているサイトの管理者の方々の間でも関心を集めていたようです。日記や掲示板の書き込みに、月食に触れたのがいくつも見受けられました。
その辺から得た情報をまとめると、この月食は、皆既食の継続時間が約1時間50分にもわたり、今の地球上で見ることのできる皆既月食としては最も長い部類に属するということです。同じくらい皆既食の継続時間が長い月食が見られるのは百数十年後とも言われています。
別の所では、「今世紀最後の皆既月食」とも言っていましたが、そうは言っても今世紀は残すところ、あと半年を切っているのですが……。
(7月19日アップ)

7月16日(日)
せっかくの日曜日というのに、昨日に輪を掛けて午後まで爆睡してしまうし、起きてからも特に何をするでもなく漫然と時を浪費してしまって、結局夜になるまで、運行日誌に書くに値するような事は何もせずじまいでした。
しかも夕方、葉書サイズのCG原画(6月30日にオフ会の席上で描いたような)を整理するためのファイルを買おうと思って、少し離れたホームセンターまで出かけたのに、財布を持っていくのを忘れるという醜態を演じて、自分という人間は何かをしようとして出かける時、最も大切な物を1つ持っていくのを忘れる仕様になっていると断定せざるを得ず、気分的に非常に腐りました。
そんな具合なので、12時前、運行日誌も書かずに寝てしまおうと思って、窓を閉めようとして外を見ると、月が妙に暗く見えます。
何でもない、ただ曇っているだけなのだろうと思いましたが、月から離れた空には星がよく見えます。
さては、そういえば……と思って新聞を見ると、今まさに皆既月食の最中なのでした。
するとやおら、高校時代に天文部員だった頃以来、ほとんど枯れ果てたと思っていた「天文少年の血」が騒ぎ始め、望遠ズームのコンパクトカメラだけを持って外へ出て、月食が終わる午前1時頃まで数分間隔で月の撮影を試みました。
Fの暗いコンパクトカメラで、三脚も使わない手持ち撮影なので、写真の出来栄えはおよそ期待できませんが。
(7月17日アップ)

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