これは今のところ、どこに寄贈する当てもない、当サイトで公開するためだけに制作したＣＧです。
考えてみると、今まで制作してきたＣＧは、サイトの素材として制作した主に三津野知美の絵を除けば、全て寄贈を前提にして制作してきました。当サイトが立ち上がっていなかった頃には、私が制作した作品をインターネット上で他の人に見てもらうには、どこかのサイトに寄贈するしかなかったのですから当然ですが、自前のサイトを持ってからも、やはり寄贈作品の制作が主になっていました。
それはやはり、開設間もないサイトで公開するよりも、前からあるもっとよく知られたサイトで公開してもらう方が多くの人に見ていただけますし、もっと切実な理由としては、当サイトだけで公開する独自企画の案はいくつもあるにもかかわらず、時間的制約から寄贈作品の制作を優先した結果、独自企画は完全に棚上げ状態になってしまっているという、あまりそのままにしておきたくはない現実があります。
サイト開設後、更新に夢中になってＣＧの制作が等閑になり、４月上旬に制作しなければならなかったはずの「二人の入学式」、同じ頃には寄贈したかった「ある朝の情景」とも完成が５月にずれ込んで、特に前者は完全に時季外れになってしまったことを心苦しく思っていた時、ふと５月上旬限定アイテム「鯉のぼり」を題材にしたＣＧを描くことを思い立ちました。
そこで、今度こそ時機を逸するまじと、寄贈する当ての有無を省みず、一気呵成に仕上げたのがこのＣＧです。

愛美「さあさあ、みんな、お行儀よくするんですよ」
保育園児たち「おじちゃん、こんにちは」
８００「ふ、ふん、３０歳にもなって、今さら保育園児に『お兄ちゃん』なんて呼ばれたいなんて、思っちゃいないけどさ……（- -；」
知美「所長、何いじけてるんですか」
保育園児たち「わいわい、きゃっきゃっ」
８００「あー、おじさんは先生と話があるから、みんな、あのお姉さんに遊んでもらいなさい」
保育園児たち「はぁーい！」
愛美「三津野さん、すみません」
知美「いいえ」

愛美「８００さん、ありがとうございます。いつも思うんですけど、目の付け所がいいですね」
８００「どういたしまして。
　今回愛美さんを描いたのは他でもない、ちょっと理由があってね。
　実は近々、八十八学園関係者、教師も生徒も、男女とも総出演のＣＧを制作するつもりなんだ。でも『八十八学園関係者』ってことで、天道先生は出演するんだけど、申し訳ないんだけど愛美さんには遠慮してもらおうと。
　愛美さんに出演してもらうとしたら、美佐子さんや美里さん、ひかりさんにも声を掛けないといけないし、そうなると永島親娘に山本さんに南雲さんも、となって際限ないから……」
愛美「そうですか……」
８００「美佐子さんは正月に描いたし、永島親娘は、少なくとも久美子は近いうちに描く予定がある。ひかりさんも可憐と一緒に、夏には描くかもしれない。それなのに愛美さんを描く予定は当分ないから、今を逃しては、と思って描いたんだ」
愛美「お気遣い、ありがとうございます」

保育園児１「あ、変なおじちゃんがこっちを見てる」
保育園児２「本当だ、気持ちわるーい」
知美「……天道先生、そんな所で何をしてるんですか？」
天道（ずかずかずかずかずかずか） ８００「何の真似って……いちばん天道先生らしい場面を描いたんだが？（￣〜￣）」
天道「き、貴様の心には愛が足りんっ！！」
８００「なるほど、愛が足りている人は、ストーカー行為をするのか」
天道「うがあああぁぁーーーっっ！！（｀□´^メ）」
保育園児３「……このおじちゃん怖い……」
保育園児４「ひっ、ひくっ、びえええぇぇーーーー……」
８００「あーあ、泣かしちゃった」
愛美「天道さん……粗暴な人は、私、嫌いです」
天道「ぐわああああぁぁぁん」
愛美「……帰って下さい」
天道「ね、寝込んでやるぅ！！」（どどどどどど……）

知美「所長、そうやってギャグに走るから……。今回は悪乗りしすぎですよ」
８００「そうかな。入院後の、生ける屍を描かなかったのを、私の良心の現れと呼んでほしいな」
知美「全然反省してませんね。所長は天道先生、嫌いじゃないんでしょう？　Ｎ君を悪く描くんなら私も納得しますけど」（けっこう問題発言）
８００「そうだな。この次に天道を描く時は、もう少しまともな扱いにしてやろう」

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