『避暑地にて』 |
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『同級生2』より「西御寺有友」、同PlayStation版より「西御寺静乃」です。 |
西御寺有友のモノローグ 僕は昨日から、高原にある別荘の一つへ避暑に来ている。 「兄さん」 「静乃はこんな、メイドがするようなことをしなくてもいいのに」
「ここ……いいところですね」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 桂芳恵さんが運営している異色サイト(笑)「桂芳恵精神病棟」の2周年記念に寄贈したCGです。桂さんにはこれからも、少数派であることに高い誇りを持って、サイトを運営し続けていただきたいと、同じ少数派として心から応援しています。(^^) 知美「同じ少数派って……そこまで自虐的にならなくてもいいんじゃないですか?」 800「実際そうだからな。唯萌え美沙萌え桜子萌えは石を投げれば当たるほどいるのに」 有友「ふん、僕のような高貴な人間は、大衆からはかえって敬遠されがちなのさ。 それはともかく、僕の絵を描いてくれたことに礼を言うよ、800君」 知美「西御寺君、所長はあなたより7つ年上なのよ。『君』はないでしょ」 有友「これは失敬。いや、『さん』という敬称をつける相手は女性に限る、というのが西御寺家の家訓なのでね」 知美「……どういう家訓よ、まったく」 夏物CGと題して描いたCGでありながら、これもまた水着を故意に避けて題材を選びました。 800「その理由は前作「高原の夏・友美」と同じで、誰でも夏といえば水着を連想するのと」 知美「みんなと違うことをしたがるのが所長の癖ですからね」 800「女の子の水着姿は『お約束』すぎるのと」 有友「そうだな、静乃の水着姿を、軽々しく下々の者に見せるわけにはいかない」 800「そしてもう一つ、これが最大の理由だが」 有友「ふむふむ」 800 知美「そんな大声で言うような事ですか。しかもInternet Explorerが対応してないタグまで使って……」 (Internet Explorer でご覧の方は、ウィンドウ内を右クリックして「ソースの表示(V)」をしてみて下さい)
有友「……しょせん800君も庶民にすぎなかったか……。いや、それは賢明な選択だったかもしれない。僕の高貴な肉体を、軽々しく下々の者に見せるわけにはいかないからな。その理由で、PlayStation版『同級生2』への、水着での出演依頼を断ったのだ」 知美(薬剤師から見たら、家柄がどうだろうと体は一緒なんだけど……) 前作(旧版)の失敗に懲りて、文字はペイントツールを使いました。 知美「それは当然ですね」 絵として見ると、有友のプロポーションが少し変です。もっと脚が長いはず(笑) 有友「まったくだ」 知美「自分で言わないでよ」 デッキチェアから上体を起こそうとしている場面だとしたら、腰から上が不自然です。 有友「もっと修業したまえ」 それから静乃は、モノローグの文面からすると高校1年生ですから、もう少し胸があってもよかったかと。 有友「……(-_-メ)」 知美「あの、さ、西御寺君、これが所長の趣味だそうだから……」 800(フォローになってないがな……) 背景も、雲なり森なり庭なり、もっと細かく描き込む余地がありました。 有友「次回作に期待、というところかな、800君」 どうも桂さんには、CGよりもモノローグの方がお気に召したようです(^^; 有友「まったくだ。『こんな兄妹セットで欲しいっ!!』などと、聞いている方が気恥ずかしくなるようなことを……」 CGの出来が今一つだったので、CGの説明文を兼ねた文章を付けようと思って、思いつくままに書いたのですが……うーん、なんて「こっぱ」なモノローグなんでしょう。 有友「いや、PlayStation版をプレイしないで書いたにしては上出来なのではないかな。西御寺家の別荘は軽井沢と那須と日光にあることも、アンティークのデッキチェアのことも事実通りだし」 モノローグの中に友美を登場させたのは、最初からの予定通りです。 主役が誰であろうと、読書をさせるならば、読書好きで図書委員の友美に言及させるのが、友美萌えとして当然の義務と心得ます(きっぱり)。 有友「うむ。院長も『友美萌えの鏡』と言っていた」 知美「そうですよね。というより……最初から西御寺君のせりふに私を登場させたいばかりに、『読書』を題材にしたんですって。嬉しいわぁ……(うっとり)」 800「また間違えてる。八十八学園で西御寺と同級生だった水野友美は、知美とは別人だろうが」 有友「……800君、わざとややこしくしていないか?」 幸い友美は、いずみと違って西御寺と仲が悪くはありませんから、西御寺が友美の感化を受けて読書の習慣を持つようになったとすることに不自然さはないと思います。 有友「僕が八十八学園の1年の時、友美さんに読書の楽しさを教えられたのは事実だからな」 (2000.4.1)
補足
「桂芳恵精神病棟」は、2004年11月19日限り、閉鎖されました。長い間のご厚誼に感謝いたします。
(2004.11.19)
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