『「お兄ちゃん、これ、なーに?」』
「お兄ちゃん、これ、なーに?」
PlayStation版『輝く季節へ』より「清水なつき」です。
18禁CGを公開するために、当サイトが さくらウェブに移転してから満1年を迎えるのを機に制作したCGです。
移転前の一時期は「なちゅらりすと」への寄贈作品として18禁CGを続けざまに制作していたのに、移転してからは18禁CGの制作からすっかり遠ざかってしまい、会う人ごとに「扉を開いた」と吹聴して憚らなかった怪作「その頃・・・」以来10ヶ月も、純然たる新作は公開されないままになっていました。
夏に制作・公開した「南洋に遊ぶ」も、限定版と銘打ったわりには、初期作品以来の「何か着ているよりも裸である方が不自然でない場面」、もっと身も蓋もない言い方をすれば「ヌードなのにちっとも『いやらしくない』絵」の域に留まったと感じています。
それが私の18禁CGの制作姿勢だと言ってしまえばそれまでですが、せっかく色眼鏡で見られるリスクを冒してまで18禁CGサイトを名乗っているのですから、18禁化1周年を記念して18禁CGを制作するのなら、ここは一つ、今まで描いたことがないほどの本格的な18禁CG、言い方を変えれば「エッチな絵、いやらしい絵」に挑戦することにしました。

挑戦する目標が決まれば次はキャラです。それについては、この夏、PlayStation版「ToHeart」とDreamCast版「こみパ」のWindowsへの逆移植版をプレイしていて思いついたことがあります。
これらの逆移植版が、最初のパソコン版をプレイした人たちの間で、私が思ったほど期待されていない理由としては、最初のパソコン版がコンシューマに移植された時と違って、逆移植に際して新たに追加される要素がほとんどないことが大きい、と私は思います。特に、年齢制限の付く要素は御法度であるコンシューマから、せっかく18禁要素が可能なパソコンに逆移植されたにもかかわらず、パソコンゲームならではの新規要素(はっきり言えば18禁要素)が皆無であることが。コンシューマに移植された際に追加された新キャラ(DreamCast版こみパの御影すばる。PlayStation版ToHeartでは、出番が増えた来栖川綾香とセリオはこれに準ずると言っていいでしょう)、つまり今までゲーム上では18禁要素のなかった彼女たちが、18禁要素をふんだんに持ってパソコンに登場することを期待していた人は、決して少なくなかったのではないでしょうか。

その流れで考えついたのが、コンシューマ移植版で追加された新キャラの18禁シーンを描くことです。それも綾香・セリオ・すばるの御三家ではなく、コンシューマ移植版が私には理解しがたいほどの不評を買い、キャラそのものも「妹」にして「眼鏡っ娘」という相当に狙った萌え属性を持っていながら全く人気がない、PlayStation版「ONE」こと「輝く季節へ」清水なつきを。
清水なつきに対する思い入れと言うよりもむしろ、清水なつきへの冷遇ぶりに対する義憤については、この夏3号館で公開した全年齢CGの一番手に清水なつきを描いた時に くどいほど力説したので、ここでは繰り返しません。
ただ、例えばこのように特定のキャラに対する世間一般の風潮が一方的であればあるほど、自らの制作活動によってそれに強く反旗を翻すという私の姿勢は、「7人目のヒロイン」と今度の作品で、はっきりと示すことができたものと自負しています。

清水なつき「お兄ちゃん……じゃなくて800さん、ホントにこれ、なーに?」
800「PlayStation版オリキャラだからって、知らない齢でもないと思うがな。18禁ゲームのエッチシーンで、男どもが垂れ流しにしている『白い液体』だ。少なすぎる例からの偏った連想かもしれないが、眼鏡っ娘のエッチシーンの締めくくりっていうと顔射シーン、それも眼鏡に白い液体がかかっているのが妙に多いからな。まず800的“眼鏡っ娘中の眼鏡っ娘”たる『同級生2』の水野とも…」(打撃音)
知美「清水なつきさん、今のことは忘れてくださいね」
800(起き上がってファイティングポーズ)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ!!」
知美「…くっ、私の渾身の一撃が効かないなんて…」
800「ふんっ、これしきのダメージでエイエソに逝ってたまるか、折原とは違うんだ、私は。
 水野友美に始まって、ToHeartの保科智子、『雫』の藍原瑞穂、『真・瑠璃色の雪』の永輪陽子、探せば他にもあるだろう。何しろ『眼鏡っ娘が本番の時に眼鏡を外さないのは、顔射を浴びた時に白い液体が目に入らないため』という説が唱えられているらしいし。
 まぁだけど、私なりのリアリティとして、液体の分量は現実的な量にとどめておいた。人間の男性の場合、顔一面にぶっかけるほどなんか出やしないから。
 それと、描いたばかりで言うのもなんだが、白い液体にこだわりすぎて、もっと他の『無色の液体』を描いてみなかったのは、ちょっと失敗だったかもしれないな」
清水なつき「無色の液体って、汗のこと?」
800「そのボケ、ナイスすぎ。激しい運動だから汗をかくだろうし、初めての時はけっこう痛いらしいから涙も出るだろうし、慣れてくれば痛みよりも感極まって涙が出ることもあるだろう。その他にも、だな」
清水なつき「……なつきにはよくわからないけど、浩平お兄ちゃんって、長森さんとか他の人たちには、こんな事してるの?」
800「ああ、折原のやつ、セックスはしっかりやっているぞ。顔射シーンはないし、そもそも白い液体が描いてあるビジュアルは見当たらないが。何しろONEに始まって『Kanon』『AIR』と続くあのグループのゲームは、エッチシーンの“薄さ”に定評があるくらいだからな。その代わり、避妊せずに中出し しまくっているから、“初弾命中”あるいは“リーチ一発ツモ”の可能性は多分にある」
清水なつき「どういうこと?」
800「それくらいわからんか、『初セックスでご懐妊』さ。そして折原が現世に戻ってくるのはそれから1年後だ。となれば……。そこから考えついたネタを、近日中に描いてみようと思っている」
清水なつき「……なつきも、浩平お兄ちゃんの子供が……」
知美「清水なつきさん、うかつなことを言っちゃダメ!」
800「ふむ、しかと聞いたぞ、この耳で」
(2003.10.1)

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