2004年7月後半の日記
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7月31日(土)
懸案だった暑中見舞CGは明け方に完成しましたが、引き続きサイトでの公開準備に取りかかろうと思っていたはずなのに、CG本体が完成したことで気が抜けてしまったのか、パソコンの電源も切らずにパソコンの前で寝てしまいました。暑さのためか空腹のためか昼過ぎに目を覚ましましたが、起きてもすぐにはパソコンに向かわず、部屋を掃除したり本棚の埃を払ったりといった雑事をして昼間を過ごしました。
夜になってからやっとパソコンに向かって、公開準備作業を再開します。暑中見舞CGはもちろん新しいサーバ(gallery800.sakura.ne.jp)で公開しますが、今夜12時までは古いサーバ(blue.sakura.ne.jp)からもアクセスできるように、古いサーバにもアップロードしておきます。それから、お知り合いの人たちに暑中見舞のメール、当サイトと相互リンクしてくださっているサイトの管理者の方には、サイトの移転の通知を兼ねたメールを出します(後者に該当する方すべてに暑中見舞CGのURLを書いたメールを出したわけではありません)
土曜日の夜半前後というのはチャットルームに屯している時間帯ですが、午後12時を期して移転するとなると、アクセスカウンタの引き継ぎという作業があります。チャットルームに行くのは、それを済ませた後になりました。
(9月2日アップ)

7月26日(月)〜30日(金)
サイトの移転準備作業は、掲示板の管理者モードや過去ログ表示メニューあたりのCGIの設定に多少手間取りましたが、23日の夜までに一応終わりました。
それで、24日は当面の最重要課題である暑中見舞CGの制作以外のことに相当な時間を費やしましたが、25日からは自由時間のありったけをCG制作に傾注することにします。
今度のCG制作に際しては、いつになく、原画を描き始めた後で資料収集のためにインターネットを検索する必要に迫られました。なにしろ七夕伝説の織姫ですから、元のゲーム(同級生2)には参考になりそうな設定が何一つありません。それなら七夕伝説に則って、水野友美を古代中国の王侯貴族の姫君に扮させるとしても、どこかのサイトで目にしたのですが、古代中国の女性の服装というのは、参考になる資料がありそうでいて実はほとんどないのだそうです。古代中国というと時代的な幅が広すぎて考証しきれませんが、日本人が遣唐使によって当時の超大国にして先進国である中国から直輸入した、宮廷にかかわる制度や文物いろいろは、ある程度は日本国内に資料が残っており、インターネットを探せばいくらかは見つかるので、それらを参考にして描くことになりました。
でも描き始めてみると、例えば「奈良時代の宮廷の女官の服装」という写真があっても、この女官というのは貴族としてはまあ中流くらいになるかもしれないけれど、友美は中流貴族の女性どころか内親王くらいの身分のはずだから(私の脳内設定では)、もっと華美な装飾品を着けていてもいいし、かといってあまり派手に飾るのも友美の清楚なイメージを損ないそうだし──などと考えると、なかなか決定版に至りません。
それでも毎日、30日には最高気温が37℃に達したほどの猛暑の中、仕事から帰ってきて減退した気力を、夜に入って奮い立たせて作業を続けた甲斐あって、どうにか31日の明け方に完成しました。
(8月31日アップ)

7月25日(日)
昨夜から今朝にかけて、ずっと暑中見舞CGの原画を描いていましたが、機織り機を描いている最中に、不思議なほど弱気になってきました。どう頑張っても25日のうちに原画を仕上げられる自信が持てず、描きかけの原画は棚上げして、今年の暑中見舞はもっと短時間で描ける題材──例えば4年前に描いたような友美の浴衣姿──に、今から転進しようと思い始めたのです。それでも「織姫友美」はお蔵入りさせてしまうには惜しい題材だから、来年の暑中見舞に描くか、と思っているうちに、ここに書くべきではない思いが湧いてきたのです。
今にして思えばまさに心の迷いでしかありませんが、その時も「こんな事を思うような情緒不安定な状態で作業をするくらいなら、作業を止めてさっさと寝て、起きてから心機一転、作業を再開するべきだ」と考えるだけの理性は保っていたようです。作業を中断して寝て、起きた時には、今年の暑中見舞は当初の計画通り織姫友美、何が何でも8月1日のサイト移転までに完成させてみせる、という気概を取り戻していました。
起きてからも暑い中ずっと原画を描き続けていましたが、起きた時から晴れていたので窓の外に干していた布団を、午後5時頃、何を思い立ったわけでもないのに取り込んだとたん、激しい雷雨になりました。インターネットで天気情報を見ると、県内全域に大雨洪水警報が発令されています。上越新幹線が運転を見合わせたほどの雨だったようですが、「7.13水害」の被災地には、恨みの雨、不安を蘇らせる雨だったことでしょう。
(8月30日アップ)

7月24日(土)
手持ちのゲームを3号機にインストールしてみる作業は、貴重な3連休のうち丸1日以上を費やしたにもかかわらず終わる目処も立たないままですが、「加奈」がWindowsXPに完全に非対応だっただけでなく、「雫」「痕」「ToHeart(旧版)」「WHITE ALBUM」「こみパ(旧版)」「さおりんといっしょ!!」「初音のないしょ!!」「猪名川でいこう!!」と居並ぶLeafのゲーム群もWindowsXP非対応である懸念が生じてきました。
これらのゲームのうちToHeart・WHITE ALBUM・こみパは2002年頃になって新パッケージが出ましたが(ToHeartPSEおよび こみパDCEとは別物です)、その際に従来はWindows95/98のみ対応だったのをWindows98/Me/2000/XP対応に改めた(その代わりWindows95は対応外になりました)と謳っています。ところが私の手許にあるのはWindows95/98のみ対応の旧パッケージです。もしそれらの旧パッケージが偶然にでもWindowsXPに対応していたなら、わざわざ費用を投じてWindowsXP対応版を新たに開発する理由があるでしょうか。
それで週末が来ると、一度は押し入れにしまい込んだ2号機の梱包を引きずり出して、ソフマップ新潟店へ持って行って修理を依頼することにしました。
しかしソフマップでオリジナルブランドとして売っていた3号機と違って、秋葉原のパソコンショップで買い込んだ組み立てキットを中心にして、内外にいろいろなパーツを増設したり交換したりしてきた2号機は、いわゆる「自作機」の扱いになり、ソフマップのサポートでは個々の部品の修理まではしてくれません。ソフマップでやってくれるのは各部品の動作テストまでで、そこから先はメーカーへ直接、あるいは部品を買ったショップを経由して修理を依頼するしかありませんが、症状からすると2号機はマザーボードが故障している可能性が大きく、そうなるとこのマザーボードは台湾製なので、もしメーカーに修理用の部品があったとしても、メーカーへ送って修理してもらうには何ヶ月もの時間と相当な金がかかることは想像に難くありません。
2号機に特別な愛着があるわけではなく、要はWindows98が起動するパソコンが1台あればいいのですから、バーガーパソコンや牛丼パソコンの最も安いセットなら3万円台からありますから、それを買っていってハードディスクをWindows98でフォーマットし直し、Windows98をインストールし直すのも一つの選択肢です。そうやって新しいパソコンを入手すれば、今では格安パソコンでもCPUはCeleron2.0GHzが最低ラインですから、CPUがCeleron0.4GHzでしかない2号機よりずっと高速になるはずです。そこまで空間を占有するモノに投資しないとすれば、3号機にもう1台ハードディスクをつけて、WindowsXPとWindows98のデュアルブートができるようにしてもいいのですし、MicrosoftからはWindowsXP上で別バージョンのWindowsをエミュレートするVirtual PCというソフトが発売されていますから、3号機のマシンスペックにそれが使えるくらいの余裕があるならそれも一つの手段です。
といったようなことを、ハードウェアに詳しいらしい店員に話してみたのですが、WindowsXPがプリインストールされている格安パソコンのハードディスクをWindows98で物理フォーマットからやり直すとなると、格安パソコンのハードウェアはWindowsXPで使用することを前提にしているから動作を保証できないとか、デュアルブートするとしても、1台のハードディスクを2つのパーティションに分けて、WindowsXPとWindows98というファイルシステムが異なるOSでフォーマットしてインストールできるかどうかわからないとか、もう1台ハードディスクをつけるといっても、そもそも省スペース型デスクトップマシンである3号機にハードディスクをもう1台内部増設するのは無理だとか、WindowsXP非対応のゲームの中にはWindows98互換モードにしてもインストールすらできないものがありますが(「加奈」がそう)、もしそれがWindowsXPとWindows98のファイルシステムの違いに起因するのなら、WindowsXP上でWindows98をエミュレートしたとしても、ファイルシステムまでエミュレートできるとは思えず、だとしたら結局インストールからしてできないはず、というように次々に難問が出てきます。
今この日記を打鍵しながらMicrosoftの製品案内のページを見たところ、Virtual PC 2004は「WindowsXP Home Edition には対応しておりません」と書いてありました。つまり3号機では使えないということです。アプリケーションの開発を職業としているならともかく、ホームユースのパソコンで、異なるWindowsを1台のマシン上で頻繁に切り替えて使うことは、Microsoftも想定していなかったのかもしれません。
どんどん混迷が深まっていきますが、結局のところ2号機に関しては今日は、修理カウンターに預けるだけにしました。

ソフマップ新潟店での用件は、実はもう一つありました。2号機への未練が断ち切れないだけでなく、3号機を買った当初から気になっていたことがあったからです。逐次投入と二正面作戦という、戦術としては下の下とされる愚行を犯している者がここにいます。
3号機のグラフィックチップはマザーボードに載っていますが、そのチップで設定できる画面解像度には、一般的な800x600と1024x768、私が2号機に17インチCRTをつないだ時からずっと使い慣れていた1280x1024の他に、1280x720という見たことも聞いたこともない解像度があります。これがどうしたわけか、1280x1024に設定して電源を切ったはずなのに電源を入れると1280x720に変わってしまっていて、画面の設定をいくら変えようとしても1280x1024にできない、という現象が、買った直後からたまに発生していました。
初めのうちは再起動を繰り返すと1280x1024に設定できるようになったのですが、3連休前夜からは何回再起動しても1280x720のままになってしまうようになりました。この変な画面解像度や、これは特に支障なく設定できる1024x768では、画面の縦方向の解像度が使い慣れた解像度より低いので、CGを制作するにしてもテキストエディタを使うにしても、何をするにも不便です。
こんなことになるのは素性のよくわからないグラフィックチップのせいだと思うと、「Fate/stay night」のマニュアルにこんな事が書いてあったことも思い出したので、この際AGPスロットに装着するグラフィックカードを買おう、と思ったのでした。
そうはいってもグラフィックカードほど値段がピンキリなハードウェアも珍しく、最も安い物は4000円台、最も高い物は5万円もします。CPUが今では新品の最低ラインになってしまったCeleron2.0GHzですから、3Dバリバリのフライトシミュレータをプレイするつもりもないことですし、あまり高い物を買うこともないと考えて、店員に「安くて手頃なグラフィックカードは」と聞いて、ATI RADEON9200というチップセットと128MBのメモリを搭載しているグラフィックカードを買いました。
選ぶ際に一つ重要な条件は「Low profileのAGPスロットに装着できること」ですが、このカードは取り付け金具を交換するだけでLow profileにも対応できます。ただしモニタへケーブルをつなぐコネクタが、普通のケースに取り付ける金具には見慣れたD-subミニ15ピンと、DVI29ピンという初めて見た規格の両方がついていますが、Low profile用の金具にはDVIしかありません。つまり3号機のAGPスロットにこのカードを装着するなら、DVIとD-subミニを変換するアダプタも必要になるということです。そして間の悪いことには、そのためのアダプタをソフマップ新潟店では2銘柄扱っているにもかかわらず、1000円しない安い方が売り切れていて、2000円ほどもする高い方を買わざるを得ませんでした。

新潟まで行った用件は2号機への未練がましい悪あがきだけではなくて、夏コミ(8月13〜15日)まで1ヶ月を切っていることから、カタログと往復の交通手段を確保することも重要な用件になります。
東京への往きは、早朝(冬なら夜明け前)に有明に到着できる新潟発東京(池袋)行きの夜行高速バスがデフォルトですが、帰りは東京発新潟行きの高速バスの昼行便だと、最終便が東京発午後5時と早いため、会場の撤収を手伝うのがコミケ最終日参加者の良心だなどという偽善は吐かないとしても、有明から池袋までの所要時間を考えると、閉会より前に有明を後にしなければならないかもしれません。といって、夏コミ最終日の午後12時直前に夜行バスで東京を後にして16日(月)の早朝に帰宅し、その日定時に出勤して一日勤務できるほど、体力に自信を持てない齢になってきました……。
ですから帰りは時間に自由度のある新幹線にするか、16日は休みを取ることにして夜行バスにするかと考えていたのですが、高速バスの営業所へ行ってみると、7月から東京高速バスが増便されて、昼行最終便の東京発が午後7時になるという朗報です。
これなら会場の撤収を手伝ったり、どこかで夕飯を食べたりしても──オフ会はさすがに無理ですが──その日のうちに新潟まで帰ってこられます。それで帰りは15日の昼行最終便にし、往きは夏コミとは別の計画があって、13日の夜行バスで上京することにしました。

帰宅するとさっそく、買ってきたグラフィックカードを3号機に取り付けることにしますが、その前に、グラフィックカードを交換することでパソコンのグラフィック性能がどのくらい上がるかを確かめてみたいので、従来のチップセットでベンチマークテストをし、その結果を記録しておいてからグラフィックカードを取り付けました。
そして新しいグラフィックカードのインストールが正常に完了したのを確認してから、先ほどと同じ条件でベンチマークテストをしてみると
なんで項目によっては数値が下がっているのかと小一(ry
まあグラフィック全体として見れば数値が上がっていました。グラフィック性能とは無関係なメモリのアクセス速度も上がっていましたが、従来のチップセットはマザーボードに積んであるメモリの一部(16MB)を借りていたのに対して、新しいグラフィックカードはカード自体にメモリが積んであって、マザーボードのメモリをグラフィックチップに割り当てる必要がなくなったからでしょう。
何よりも画面解像度が1280x1024で安定します。今使っているモニタの解像度は1280x1024が限界ですが、将来モニタを買い換えることがあったら、17インチCRTで1600x1200というような解像度にもできるはずです(もっともその頃には、CRTの見過ぎで視力がさらに下がって、17インチCRTでそんな高解像度にしても画面の細部が見えなくなっている可能性もありますが)。
ちなみに1280x1024という解像度は、Windowsの一般的な画面解像度の中で唯一、画面のアスペクト比が異なる解像度(640:480 = 800:600 = 1024:768 = 1600:1200 = 4:3,1280:1024 = 5:4)なので、CGを制作する時には気をつける必要があるのですが、このカードはアスペクト比が他の解像度と同じになる1280x960という解像度も設定できるようになっています。それを試してみたのですが、画面の左右が切り落とされるというのか、どうも1280x1024とも1024x768とも感じが違っていて、違和感がするので止めました。
この作業が一応問題なく終わったので、広くなったデスクトップに、昨夜までに収集した参考画像を並べ、それを見ながら暑中見舞CGの原画を描き始めました。
(8月30日アップ)

7月20日(火)〜23日(金)
3連休のうちには暑中見舞CGの制作を始めることはできませんでしたが、20日からは暑中見舞の制作に本腰を入れることにしました。といっても3連休の間に題材が決まらなかったくらいで、まず題材から決めなければなりません。
水野友美単独主演の題材としては、暑中見舞の季節が旧暦の七夕とほぼ一致することから「織姫に扮した友美」というのがあって、実はこれは昨年夏の暑中見舞の候補にも挙がっていたものでした。それとまた別に、かねてから加納涼子単独主演で描いてみたい題材があって、「下級生」のゲーム本編で涼子の誕生日が8月11日と設定されていることから、この夏には涼子を久しぶりに描いてみたいとも思っていたのですが、この私がお知り合いの方々に贈る季節物のCGに友美を描かないなんてことは、二度はしたくないと思います。
そうなるとどういう形にせよ友美と涼子を1枚の絵に描くことになるわけですが、困ったことに涼子というキャラは、「flutter of birds」の南田白風のように「狙ったとしか思えないほど友美に似ている」キャラではありませんし、そうかといってこの前のクリスマスに描いた七瀬留美年賀に描いた松原葵・雛山理緒のように、特に工夫しなくても友美との外見・内面・シチュエーションの違いを容易に描けるキャラでもありません。同じ「下級生」の女性キャラでも、結城瑞穂だったら「眼鏡をかければ友美にそっくり?」というネタが使えるのですが、涼子は──表現は悪いですが「中途半端に友美に似ている」と言えましょうか。
期日が迫っていますし、それに8月1日の項に書いたように、さくらの新しいサーバスペース提供サービスの申し込みを17日に済ませ、8月1日を期してサイトの移転に踏み切ることにしたので、悠長にネタ出しをしている暇はありません。結局20日の夜に、今年の暑中見舞は友美主演で涼子は描かず、題材は「織姫」とすることに決定し、資料収集を始めました。
この資料収集というのがまた、今にして思えば我ながら変なことを考えたと言うしかありません。
それというのも織姫を描こうと考えているうちに、「リフレインブルー」のイベントシーンの中に、織姫と機織り機の参考になるかもしれないのがあるということを思い出したのが3連休の前で、それで「3連休のうちにリフレインブルーのCG鑑賞モードを見られる状態にしなければ(2号機を復活させるなり、3号機にインストールするなりして)」と思ったのが、3連休のほとんどを暑中見舞の制作以外のことに費やす原因となったのでした。
それでいながら、いざ3号機でリフレインブルーが起動する状態にして、問題のイベントシーンを見てみると、インターネットで探し出した本物の機織り機(現代の織物工場で使われている動力織機ではなく、19世紀以前に使われていたような人力機織り機です)とは構造が違いすぎていて参考にできる見込みがなく、しかもリフレインブルーはゲームの仕様上、PrintScreenキーでゲーム画面をキャプチャすることができませんから、結局、織姫の服装と機織り機は、インターネットからダウンロードしてきた画像をもっぱら参考にして描くことになったのでした。
(ここまで8月30日アップ)
「善は急げ」とばかり申し込んだ、さくらインターネットの新しいサービスですが、本当に7月17日から9月30日まで無料で利用できるのか、申し込んだすぐ後に さくらのホームページの案内文を読んでも今一つわかりませんでした。「2週間のお試し期間つき」とも書いてあるのですが、それがそのまま適用されてしまうと、7月31日で無料試用期間が終わってしまうとも解釈できます。
そういったあたりのことについて、22日までに優待サービスの解説文が書き直されたらしく、22日に改めて読み直してみて、間違いなく9月30日まで無料でサーバスペースを利用できることが納得できました。
それでサイトの移転は8月1日をもって行うことに正式に決定し、22日の夜からは、CGの制作と平行して、サイトの移転準備作業を始めました。移転までに更新する可能性のないファイルを今からアップロードしておくのは暇潰し程度ですが、掲示板やカウンタといったCGIが正常に動作するかは、移転して正式公開する前に充分に確認しておく必要があります。
(8月31日アップ)

7月19日(月)
2号機にインストールされていたゲームは、コンプリートしたものもあればインストールしたきり全く手付かずのものもありますが、それらを今後改めてプレイする可能性は限りなくゼロに近いと考えたのが、2号機を引退させることに踏み切った理由でした。
しかし、コンプリートしたゲームの場合、ゲームとしてまた最初からプレイすることはないとしても、そのゲームに登場するキャラのCGを描くことが今後決してないとは言い切れないと思います。そうなるとコンプリートしたゲームの場合は、CGを制作する際の参考にするために、最近のゲームにはたいていある「CG鑑賞モード」を見られる状態を手許に保持しておきたい、という気がしてきます。
もっと正直なことを言えば、メジャーなゲームの多くに対しては、グラフィックファイルを直接、またはアーカイブから個々のグラフィックファイルを吸い出した上で、ビットマップ形式に変換するフリーウェアが開発されていますから、それをダウンロードしてくれば、WindowsXPでは全く起動しないゲームでも、インストールさえできればグラフィックファイルを参照できることになります。しかもゲームによっては起動すると自動的にフルスクリーンになってしまって、PrintScreenキーで画面をキャプチャすることもAlt+Tabキーでタスクを切り替えることもできないゲームもありますから、そういうゲームの場合は起動してゲーム画面を見るよりも、ツールで吸い出したグラフィックファイルをPhotoshopで読み込んで見る方がやりやすい、というのが事実です。
それで18日と19日は、2号機にインストールしてあったゲームを1つずつ3号機にインストールして、コンプリートしたゲームについてはバックアップしてあったセーブデータを復帰して、CG鑑賞モードを見られるか確認していきました。まずelf・シルキーズのゲームから始めたのですが、WindowsXP対応と明記されている「脱衣雀2」はもちろん正常に起動しましたし、そのままではWindowsXP非対応でも、「恋姫」のように「Windows98互換モード」でインストールすれば正常に起動するゲーム、「リフレインブルー」のようにWindowsXP用の差分ファイルがメーカーサイトで配布されているゲームなどは、特に問題はありませんでした。ただ「愛しの言霊」に関しては、メーカーサイトでは「WindowsXP上で問題なく動作する」と書いてあるにもかかわらず、WindowsXPだとスタッフロールに入るところで強制終了してしまうのですが、「Windows2000 Professionalをインストールした一部の機種」でそういう現象が報告されたことがあったようで、それに対応するための差分ファイルが配布されていて、その差分ファイルをインストールすることで正常化しました。
そしてもう一つ、「WordsWorth」に関しては、差分ファイルでは対応しきれないとメーカーが匙を投げているのですが、自分の責任で動作チェックをしたいユーザのために、サポート対象外といってXP用のインストーラが配布されています。しかしこれを使っても、インストールが正常に完了しませんでした。ですから私の3号機ではWordsWorthのグラフィックスを見ることは諦めざるを得なくなったのですが、改めて考えてみるに、私が今後WordsWorthのキャラのCGを描きたいと思う可能性は──これこそ「限りなくゼロに近い」です。ですから、メーカーと熱烈なファンの人たちには悪いのですが、WordsWorthというゲームと私には、その程度の縁しかなかったのだと思うことにしましょう。

しかし……手許にはWindows98対応のゲームが2桁の上の方まで行くほどあるのですから、3号機にインストールしたゲームの動作チェックは「起動するか・CG鑑賞モードが見られるか」の最低限に留めておけばいいものを、「同級生2」のゲーム本編でセーブに使う「日記帳」が1冊入手されていないのに気付くと、それを入手しようとして後先考えずに1人のヒロインのシナリオを冒頭からエンディングまでプレイしてしまうようでは、いくら時間があっても作業が終わるはずがありません。
そして貴重な3連休が終わろうとする19日の夜更けになって、D.O.の「加奈」と「星空☆ぷらねっと」がWindowsXP非対応であってインストールすらできず、修正差分も配布されていないことがわかると、断ち切ったはずの迷妄がまたもや頭を抬げてきました。何しろ「加奈」こそ、そうする可能性は限りなくゼロに近いと判断を下したはずの、3号機を買う前に2号機でコンプリートしたのを「今更もう一度プレイした」ゲームだったからです。
(8月29日アップ)

7月17日(土)〜18日(日)
5月から6月にかけて、サイトの運営も創造的な作業もそっちのけで毎晩「うたわれるもの」にハマりまくっていたのは、その頃ウェブ日記の更新を溜め込んでいたのが今も尾を引いていることが端的に示す通りですが、6月19日に一応エンディングに到達した後も、ちょっと時間があるとゲームを起動して、難しい戦闘ステージをそのステージだけもう一度プレイしてみるとか、独力ではコンプリートできそうにない高難度3を、データ書き換えツールの助けを借りてプレイしてみる、そんなことを続けています。
そうやっていつまでも遊び続けたくなるほど、私がこのゲームを気に入った証拠と言えないこともないでしょうが、さすがに私自身の中にも、いい加減にしないと他のことを何もしないままになってしまう、そろそろこのゲームを一時封印する潮時だろう、という気が起こってきました。
その一方で、うたわれるものをエンディングまでプレイした少し後に、うたわれるものを含める形で「葉っぱゲー好きに100の質問」を改訂したことから、他にも「100の質問」がありはしないだろうかと検索したところ、「うたわれっこに100の質問」なるものを見つけました。そこで一晩がかりで(「100の質問」は何と言っても質問数が多いですから、考え考え回答しているとすぐ一晩以上かかってしまいます)回答し、18日付の更新で公開しました。
(ここまで8月13日アップ)
回答して、公開してから気がついたのですが、この「うたわれ100質」には、他の「100の質問」に時々ある「嫌いな○○は?」というタイプの質問がありません。その事に気付いた時、なるほどなぁ、と思いました。
およそ好き嫌いほど、その人の主観が押し出されるものはありません。まして「好きなキャラ・嫌いなキャラ」なんてことになれば、人を好きになったり嫌いになったりするのに、万人を納得させうる合理的な理由なんかありませんから、どうしてそのキャラが好きなのかと尋ねられても「好きなものは好きだからしょうがない」としか答えられない人が大半でしょうし、仮に「〜〜なところが好きだ」と答えたとしたところで、逆に「そのキャラが〜〜なところが嫌いなんだ」と言い張る人だっているかもしれませんが、そんな人を納得させるなんて無理な話です。
キャラの好き嫌いなんてそんなものですから、不特定多数の人に見られる可能性のあるネット上では、「○○(特定のキャラ)が好きだ」と言っている分にはいいですが、たとえ「100の質問」への回答であれ、「○○が嫌いだ」と言ったならば、いつどこで誰から、そんなことを言いさえしなければ買わずに済んだ恨みを買うことになるかわからないと思います。
それというのも私自身、ある人──ネットでもオフラインでも全く面識のない人ですが、その人が ある場所で「嫌いなキャラ:水野友美・南田白風・芹沢よしこ 理由:眼鏡」と発言したのを知って以来、その人がネットに公開している作品の価値をも一切認めない、と確信するほど、その人を嫌いになってしまっているからです。これ以上は、その人に対する公然たる誹謗中傷になることを避けがたいので、ここには書かないことにします。
(ここまで8月17日アップ)
時系列が錯綜しますが、8月1日の項に書いたように、7月上旬に さくらインターネットから新しいサーバスペース提供サービスの案内が来て、現在の利用者は7月15日から新しいサービスに優待で移行できること、私の場合は7月20日までに申し込めば、現在契約しているサービスの期限が切れる9月30日まで、新しいサービスを無料で利用できることを知らせてきました。
それで「善は急げ」とばかり、できるだけ早く新しいサービスに乗り換えることに決めて、16日の夜(正確に言えば17日の未明)に さくらインターネットのホームページから申し込みを済ませました。
(8月31日アップ)

7月16日(金)
新潟市には日曜祝日も開いている献血ルームが2ヶ所あるので、新潟市へ行く用事がある時には、できる限り、時間を捻出して献血ルームへ行って成分献血をすることにしています。最近では6月19日と今月11日に新潟市へ行った時に献血をしましたが、6月はいつも通りの成分献血をし、今月11日に行った時には、全血が不足しているから成分献血よりも全血献血に協力してほしいと言われたので、3年ぶりに全血献血(400ml献血)をしてきました。
そして今日、11日の献血の検査結果が送られてきたのですが、検査結果を見て、10年に一度しかないくらい真剣に頭を抱えてしまいました。
──肝炎ウイルス検査や梅毒血清学的検査の結果が陽性だったからじゃありませんよ。一時期上がりすぎて献血ができなくなる危険に迫られたことがある肝機能の数値(ALT、AST、γ-GTP)は、ここ1年くらいは標準域の中でも低め安定で、それは今回も同様でした。
問題は赤血球数とヘモグロビン量で、男性の標準域の下限すれすれまで低下していました。しかもそれが生まれつき低かったとか、何年にもわたって長期低落傾向にあった、というのではありません。私は子供の頃から血が濃いのを自負していたくらいで、16歳の誕生日を迎えたすぐ後に生まれて初めて献血をして以来、今年の6月まで、赤血球数もヘモグロビン量も男性の標準域の上半分にあったのに、わずか1ヶ月足らずで両方とも急降下し、大雑把に言えば「1ヶ月で血が1割薄くなった」のです。数値が低下したのは赤血球関連だけではなく、総蛋白量も標準域を割り込んでいました。
これが、たまたま何らかの理由で今回だけ一時的に落ち込んだのか、それとももっと危険な状態、真性の貧血の兆候が初めて現れたのか、それは極めて重大な問題です。前回の献血から今回までのペースで血が薄くなっていったら、1年後には私の血は無色透明になってしまう、というのは笑えない冗談だとしても。それを推し量る最も安上がりな手段は(どうしてこんな時にそんな判断基準でしか物事を考えられないのかと自分自身を小一時間(ry )、なるべく近いうちにもう一度献血することだろうと思います。ところが間の悪いことに今回の献血は全血のそれも400mlだったので、次に献血できるのは成分献血でも8週間後です。ですから献血から1ヶ月以上経った今でも、まだ献血という名の無料血液検査を受けることができません。
献血という形を借りてきちんとした血液検査を受けることができるのが早くとも2ヶ月後だとしても、それまで無為無策でいるのでは、消極的な自殺と言われても仕方がありません。それで私が、ちょうど1週間分の食材を買い出しに行く時だったこととて、真っ先に思いついたのは、小学校の家庭科の授業でもこんな事は言わないのではないかと思いますが「これから毎日レバーを食べることにしよう」。これは最も象徴的な標語で、実際的にはもっと幅広く、あまり粗食に走らず、多少食費がかさんでも動物性食品など多品目の食品をバランスよく食べるようにしよう、ということです。
献血や骨髄移植は誰にでもできるボランティアと言われていますが、そういう形で社会貢献をしようという意志を持っていても、それらはまず自分の体が健康でなければできませんから、もし骨髄移植のドナー登録をするのなら、骨髄の提供が可能であるだけの健康体を維持する責任があると思います。
(8月13日アップ)

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