番外日記 |
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2003年7月2日(水)〜3日(木)
インターネットが発達した結果として、政府がメルマガを発行し、読者が政府にメールを出すことが可能になったのですが、これはマスコミから見ればどういうことかと言えば、政府は「マスコミのフィルターを通さずに」国民に広報することが可能になり、国民は「マスコミに頼らずに」政府に意見を表明することが可能になった、ということだと思うのです。ですからマスコミは、メルマガの読者に対しては、今までのように恣意的に「政府の良いことは報道しない、政府の悪いことは針小棒大に報道する」という情報操作ができなくなります。逆に政府に対しても、メルマガの読者からの「声なき声」が政府に直通しますから、マスコミが創り上げた「声ある声」しか聞こえさせない、ということもできなくなります。インターネットの普及によって、かつての共産圏で行われていたような情報統制を政府が行うことはできなくなりましたが、同時に西側では、マスコミによる情報操作も不可能になったのです。 マスコミによる情報操作を不可能にしてしまう政府発行のメルマガが、少しは減ったといっても180万部、読売・毎日・産経・日経といったまっとうな総合全国紙に続く部数、毎週無料で発行されている状況が、新聞社にとってどれほど面白くない状態か、想像するに余りあります。 (7月3日アップ) |
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