『ToHeartの眼鏡っ娘』
ToHeartの眼鏡っ娘
『ToHeart』「HMX-13セリオ」
もとづいています。
「ToHeart」の「いいんちょ」こと保科智子のファンサイト「いいんちょ普及委員会 保科智子Fan Club」にある掲示板の一つ、「お絵かき掲示板」に投稿したラフCGです。
セリオ「初めまして、ご主人様。私はHM-13、量産型セリオです。何なりとお申し付け下さい」
800「うー、『ご主人様』なんて呼ばれると背中がむず痒い。他のキャラと同じように『800さん』と呼んでくれ」
セリオ「かしこまりました。『800さん』とお呼びします」

知美「で、館長。どういうわけで、いきなりセリオさんを描いたんですか?」
800「実は先日、委員会に寄贈するために久しぶりに いいんちょのCGを描いたら、しばらくして電波が来たんだ」
セリオ「なるほど、800さんもサテライトシステムを装備なさっているのですね」
800「いや、セリオのサテライトシステムとはちょっと違うんだが……」
知美「セリオさん、『電波』っていうのは一種の隠語。『危ないインスピレーション』と言った方がいいわ」
800「知美、人聞きの悪いことを言うな。『危ない』とは限らないぞ」
知美「充分危ないです。館長が『ToHeartの眼鏡っ娘』と題してCGを描けば、誰だって保科さんだと思うでしょう、そう思わせておいてセリオさんを描いて、しかも保科さんのファンサイトの掲示板に投稿するなんて、ジョークを通り越して挑発ですよ、委員会に対する」
800「そうかな。掲示板にレスがつくまで、もう少し待ってみればわかるさ」

知美「それはそうとして、この色は何ですか?」
800「……言うな。16ビットカラーでないときちんと色が出ないのを忘れていて、32ビットカラーのまま描いてしまったんだ」
知美「そういえばセリオさんの髪を塗ろうとして、『どうやったら赤くなるんだ?』って言ってましたね」
800「わかってたんなら早く言ってくれ! セリオ、ロボット3原則の第1原則は?」
セリオ「はい。アイザック・アシモフが提唱したロボット3原則の第1原則は、『ロボットは人間に危害を加えてはならず、また人間が危害に遭うのを見過ごしてはならない』です」
800「よろしい、正解。知美、館長が制作に失敗するのを見過ごさないのがアシスタントの務めじゃないのか?」
知美「……私、帰りますっ!」
800「やれやれ、本当に帰ってしまった」
セリオ「800さん、先ほどおっしゃった『委員会に寄贈するためのCG』は、どこにあるのでしょうか?」
800「ああ、それは、ちょっと事情があるので今はこのサイトでは公開しない。委員会で公開されてから公開するつもりだ」
セリオ「そうですか」
800「話は違うが、PlayStation版ToHeartで追加されただろうセリオのシナリオ見たさに、PlayStationを買ってしまった。セリオがマルチに迫るほどの人気キャラになった理由を、この目で確かめてみたい」
セリオ「お待ちしています、800さん」
800「……もうちょっと残念がったり嬉しがったりしてくれると、こっちも張り合いがあるんだがなぁ……」
セリオ「申し訳ありません。これがHM−13の仕様ですから」
800「……」
(2001.4.7)
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