『2001年、大阪で最も輝いた男』
2001年、大阪で最も輝いた男
『Kanon』より「美坂香里」「相沢祐一(主人公)」
「水瀬名雪」「北川潤」「水瀬秋子」「美坂栞」
です。
「桂芳恵精神病棟」を運営している桂芳恵さんに差し上げたCGです。
桂さんは、「同級生2」ファンの中でも特に稀少な西御寺有友萌えの方ですが、「ToHeart」「Kanon」最近では「逆転裁判」でしょうか、いろいろなゲームに興味をお持ちの方です。
当サイトでは2001年10月に第2回懸賞つきクイズを行いましたが、解答期間が4日間と短かったせいか解答者が少なく、締め切り後に「応募したかったのに」という書き込みがありました。
それで桂さんに、「もし懸賞つきクイズに正解されていたらToHeartのどんなキャラ、どんなシチュエーションをリクエストしますか」とお尋ねしたところ、お返事が戻ってきましたが、シチュエーション的に難しそうだったので、無責任にもそのすぐ後に、「もしKanonの女性キャラで1枚、描いて差し上げると言ったら、誰の、どんなシチュエーションをリクエストなさいますか?」とお尋ねしたところ、戻ってきたお返事は
「女性キャラ限定でなかったら、北川で『代打満塁逆転サヨナラ優勝決定ホームランの男』をリクエストしたかった」ということでした。
そういえば2001年パ・リーグのペナントレースは、近鉄バファローズの北川選手の代打満塁逆転サヨナラホームランで優勝決定という、球史に残る劇的な幕切れでしたね。
リクエストを伺ってからずいぶん経って、12月下旬から資料を集め始めましたが、実在するプロ野球チームのユニフォームをそのまま描いたらまずいのではないかとか、あれこれと迷って制作に取りかかれず、1月になってやっと完成しました。

場面は、町内対抗ソフトボールの最終回裏、3点を追う局面で北川が満塁ホームランを打ったところです。構想中には「Kanonチーム対ToHeartチームの試合」という状況も考えましたが、人物が多すぎて挫折する恐れがあったのと、なんとなく秋子に主審を務めさせたくて、そうした場合Kanon対ToHeartでは審判が公正でなくなりそうなので止めました。

北川「いやー、こんな形で主役になれるなんて思わなかった」
香里「そうね、作者がDreamCast版を買うまで下の名前のオフィシャルな設定を知らなかった北川君」
北川「う
名雪「『うぐぅ』は あゆちゃんの専売特許だよ」
北川「……相沢ぁ、俺ってやっぱり、こういう扱いなのか?」
祐一「リクエストされた主役なんだから、いいじゃないか。実は初めの構想では、俺と栞ちゃんは描く予定がなかったらしい」
名雪「そうなの?」
祐一「バッターが北川、ピッチャーが香里、キャッチャーが名雪、主審が秋子さん、それだけだったんだと。でも今までに描いたKanonのキャラが、古い順に あゆ真琴と天野舞と佐祐理さんだったから、それに初めに描くつもりだった4人を描くと、俺と栞ちゃんが残る。だからこのついでに、ってことらしいぞ」
香里「頭数合わせってことね」
栞「そんなこと言う人嫌いです」
祐一「と栞ちゃんに言わせたかったのかもしれないな、あるいは」

秋子「勝ったほうも負けたほうも、お疲れ様。お昼にしましょう」
名雪「おべんと、おべんとっ♪」
北川「そのクーラーボックスは?」
栞「もちろん、アイスクリームですよ」
祐一「……お約束だな」
香里「……お約束ね。スポーツの後だから、いいけど」
秋子「はい、召し上がれ」
北川「サンドイッチだ。いただきまーす。…オレンジ色のジャムがはさまってる……はぐはぐ」
祐一・名雪・香里(ピキーーーン!!!)
北川「…………」(フリーズ中)
秋子「北川君? 白目をむいて、口から泡を吹いてるわ」
祐一「北川ぁっ! しっかりしろ、呑み込んでなければ命は助かるっ!」
香里「北川君っっ! 栞っ、気付け薬、ポケットに入ってないっ!?」
栞「気付け薬なんて、ふだん使わないから…」
名雪「……お約束だね」

祐一「作者、出てこーい!!」
(2002.1.14)
補足
「桂芳恵精神病棟」は、2004年11月19日限り、閉鎖されました。長い間のご厚誼に感謝いたします。
(2004.11.19)

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