『「浩平君、卒業おめでとう。ほら、・・・」』
「浩平君、卒業おめでとう。ほら、・・・」
『ONE』より「川名みさき」「折原浩平(主人公)」です。
「ONE」というゲームの季節は、11月末から翌年3月まで、ちょうど冬にあたります。
それでこの冬は、3号館別館3号室で公開している「Kanon」キャラの誕生日連作の制作が終わったら、前の冬にONEをプレイしている間に浮かんだいろいろな題材で、新たな連作を開始する計画でした。
その第1作がこれですが、完成してみるとラフ画の扱いで別館に公開するには大がかりなCGになったように感じたので、格上げして本館に公開することにしました。
ちなみに正式な題名は「『浩平君、卒業おめでとう。ほら、浩平君の子供だよ。認知してね』」です。

みさき「この前、雪ちゃんと澪ちゃんと私を描いてくれた時に言ってた、浩平君と私の絵だね。……といっても、どんな場面なのか、私には見えないんだけど」
知美「川名さん、(中略)という場面よ」
みさき「…………」
800「卒業式の日の夜、みさきの教室で折原が みさきに何をしたか、忘れてはいないだろ。『か弱い女の子を一人残してどっかに』逝って、現世から逃避してエイエソの世界で夢に溺れていた折原には、現世に戻ってきたら、“ヤり逃げ”の責任を取らせる必要がある。そして折原が現世に戻ってきたのは、ヤり逃げからちょうど1年後だ、播いた種が実を結ぶのにちょうどいい時間じゃないか」
みさき「うー……恥ずかしいよ〜……」(思い出しているらしい)
800「あのゲーム、12月はフラグが密集しているが1月からは日付が飛んでいるから、折原がもっと鬼畜だったら、後先考えずに同時攻略をやらかしているかもしれない。いっそのことそういう前提で、折原がヒロイン7人──長森、椎名、七瀬、みさき、茜、澪──澪はまだしも椎名とヤるのは犯罪そのものだがな、それから忘れちゃいけない、清水なつき もだ、7人全員をヤり逃げして、1年後にエイエソの世界から戻ってくると、少なくとも7児の父になっている、という場面を描いてやろうかと思ったくらいだぞ。
 まあ、もし折原が戻ってきた時、本当に7児以上の父になっていたことを知ったら、こんな具合に足先から透き通っていくどころか、一瞬のうちに素粒子レベルで消滅しているだろうがな」
みさき「……800さんって、浩平君のこと、嫌いなんだね、きっと」
800「ああ、感情移入できない主人公って点では、私のゲーム遍歴で5本の指に入るからな、折原は。長森や七瀬にやってることは単なる小悪党のレベルだし、五体満足なくせに現世から逃げてるし、そのうえ みさきの卒業式、みさきの一世一代のハレの場に参列しようとしなかった腑抜けぶりは…」
知美「だから館長、それは参列できない事情があったんだって、何度も言われてるじゃないですか…」
800「知ったことか。この訴えは毎日(ry」
知美「あーもうっ、いつまでも言っててくださいっ!」

みさき「私たちを主役にした新しい連作を始めるって聞いたけど、次は誰を描くの?」
800「みさきが主役の題材はまだ2つほどある。だけど題材の数としては七瀬がいちばん多いし、夏服シリーズの時には椎名を描かなかったから、次は七瀬と椎名の絡みを描いてみようかと思っている」
みさき「私が主役の題材って……この次はこういうのはいやだよ」
800「ああ、それは大丈夫。みさきが折原の子供を産む絵は、もう描かないから」
知美「川名さん、安心するのはまだ早いですよ。何しろこの連作は、ギャグと妄想が基本だっていうんですから……」
(2004.2.8)

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