『乙女にしか為せない技』 | |||
---|---|---|---|
『ONE』より「七瀬留美」「広瀬真希」です。 | |||
第2次夏服シリーズの第2作は、前作に引き続き「ONE」キャラです。 今回の主役は、学年の途中で転入してきた転校生でありながら、前の高校の制服がよほど気に入っているのか、ゲーム本編が終わる頃になっても前の制服を着続けている七瀬留美にしました。転校してきたのはゲーム本編が始まる晩秋ですから、この作品は時系列的にはゲーム本編の後、高校3年の夏に当たります。 相方は七瀬シナリオの中盤から登場する広瀬真希。登場の前後に七瀬との間にいざこざがあり、ゲーム本編でのその後はエンディング間際に短いやりとりがあるだけという損な役回りですが、館山 緑さんのノベライズ(ムービックゲームコレクション17)で、程なく広瀬と七瀬が親友になるという設定が提示されて以来、七瀬の親友という役柄は、ONEの二次創作では半ばオフィシャル設定になりつつあるようです。 800「この夏、ONEキャラの連作CGを描くに際して、一番手に清水なつきを選んだ理由は、前作のコメントで力説したからもう繰り返さないが、二番手に七瀬を選んだ理由は、在校生で一人だけ他の生徒と違う制服を着ているからというのもあるし、それに七瀬のキャラだな」 七瀬「あたしのキャラが気に入ったってこと? そ、そうよね、えへ」 800「七瀬って、みさきみたいに萌えるとか一緒にいて和むっていうタイプでは全然ないんだけど、一緒にいたら決して退屈しないタイプだと思うな。ゲーム前半のコミカル調は、折原といつも漫才をやっている、七瀬のキャラに負うところが大きいと思う」 七瀬「……それって全っ然、乙女に対する褒め言葉になってないわよ。それに折原との事だって、初めのうちは、あたしが一方的に被害を受けてたんだし……真希との事がなかったら、さっさと忘れ去りたいぐらいだわ」 広瀬「あ、あの事、まだ怒ってる?」 七瀬「ううん、今はもう、全然。あの頃には、あたしにだって悪いところがあったんだし」 広瀬「で、なんで私、こんな顔してるの?」 800「6月の衣替えの日に、七瀬が前の高校の夏服を着てきたところだ。……七瀬、台本読んで」 七瀬「ん。……『あのねぇ、転校した翌年の夏の衣替えの日に、ひとり、前の高校の夏服を着てくる……乙女にしか為せない技よっ』」 (横山智佐さんの声で脳内アフレコしましょう)
800「ん、上手上手。それを聞いた広瀬が『はぁ……何を言ってんだか』と溜息をついているところだ」広瀬「ま、七瀬なら言いそうな台詞だけどねぇ」 七瀬「う〜ん、違うわよ。ここであたしが決め台詞を言ったら、真希は『なんでやねん!?』とか突っ込んでくれなきゃ。800さん、なってないわ、この台本」 広瀬「……七瀬って、どこの出身?」 800「あー、そこらへんはオフィシャル設定がないことだし、あまり深く追求しないように」 七瀬「清水なつきとかいう子、瑞佳、あたし、真希と来たけど……次は誰?」 800「あのゲームにもう一人出てくる、別の高校の生徒つまり柚木と、その相方で里村の予定だ。ただ里村のシナリオはまだ読んでいないし、Kanonキャラの夏服も描いてくれと要望されているから、Kanonキャラが先になるかもしれない」 七瀬「本当はあたしたちと違う学校の生徒だった、あの子は?」 800「椎名か? 考慮はしておく。まあ描くとしても、七瀬を一緒に描くことはないと思うが」 七瀬「ちょっと残念な気もするけど……髪の毛を引っ張られてるところを描かれるよりはいいわ」 800「あはは」 七瀬「あたしのシナリオがさんざ修正されてたPlayStation版の、パッケージ裏に描かれたもんね」 (2003.7.5)
|