番外日記
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2002年5月8日(水)〜9日(金)
このゲームですが、麻雀ソフトとしては、前作の「脱衣雀」よりはお勧めできるでしょう──あくまで麻雀ソフトとして見る限りにおいては。
前作では半荘10回に1局くらい、コンピュータ側の対戦相手が、ダブルリーチ・一発・ツモ・清一色・一気通貫・平和・一盃口で数え役満(16翻)という、あからさまにイカサマ臭い和り方をすることがあったものですが、今度のは今のところ、そこまでイカサマ臭い和りには出くわしていません。
どんな麻雀ソフトも「イカサマあり」とは書いてありませんが(ソフトの箱に「コンピュータ側はイカサマをやっています」なんて書いてあったら、きっと誰も買わないでしょうね)、イカサマを「やっていない」ことの証明は論理的に不可能ですし、「本当にイカサマをやっていないのか?」と疑りたくなるソフトがままあるのも事実なので、それで私は麻雀ソフトにはどうしても胡散臭さを感じられずにいられなかったものです。
あからさまなイカサマはやっていない、それでいて私が歯が立たないほど強い相手もいるので、麻雀ソフトとしてはかなり手応えがあります。

しかしその他の部分となると、これは前作以上にメーカーの見識を疑います。
そもそも「同級生」「下級生」といった自社の代表作のヒロインキャラを使って脱衣麻雀ソフトを作るという商法は、いくらそれらのゲームが18禁の「所詮はエロゲー」だからといっても、それらのキャラのファンをあまりにも侮辱していると、前から思っていたのです。前作の発売前、対戦相手として登場させられる女性キャラが1タイトル3人に限定されたために、「同級生2」から幸か不幸か水野友美は出ないことになったと知った時、「友美が出なくて良かった」と本気で思いましたよ、私は。
それでも前作は「同級生2」「下級生」「WordsWorth」「遺作」「臭作」キャラについては、まだ見ていられました、ただ裸になるだけでしたから。今度のはタイトルとしては「同級生」「リフレインブルー」「河原崎家の一族」「野々村病院の人々」「鬼作」「愛姉妹」になりますが、大部分のキャラで、脱衣シーンに続くシーンが正視に堪えません。
対戦相手として、1タイトルにつき男性キャラが3人用意されていて、その3人を負かしてからでないと女性キャラと対戦できないシステムになっていること(これは前作も基本的に同じ)について、野郎となんか打ちたくない、たいていのタイトルは女性キャラが6人以上いるんだから、最初から女性キャラ6人の中から選ばせてくれればいいのに、とプレイ開始前には思っていたのですが、脱衣完了まで1回見終わった後には、そんなことどうだっていい、と思わずにいられなくなるほど、精神的に萎えました。
……ええ、私は偽善者、求めるべきでない物を求めている間違った人間です。
(5月10日アップ)

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