番外日記
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2001年11月19日(月)〜20日(火)
今回のプレイでは、前回のプレイで両立不可能な組み合わせとして除外した、斎藤亜子・草薙やよい・田中美沙・仁科くるみのエンディングを迎えるのが最大の目的になります。
行く末を左右するほどの重大なイベントの発生条件が、一人だけDOS版から変わったのが やよいです。雑誌に載っている情報によると、花屋で起こる主人公と幼い兄妹のイベントを やよいが見て、「人は見かけによらない」と思うことが必須のようです。ですからDOS版では無関係だった鈴木美穂が、Windows版ではキーパーソンになってきます。ちょっと臭いイベントかなとは思いましたが、こういうイベントでもないと、看護婦である やよいと一外来患者に過ぎない主人公が将来を誓う仲になるのは、いささか唐突すぎるかもしれません。
今回目標としたヒロインに関するイベントの発生条件として、くるみが25日に自宅に来るためには、それまでに正樹夏子と一哉が一緒にいる場面に2回(18日の先負駅と22日の映画館)出会うことが必須とされているのですが、実は今回私のプレイでは、映画館で夏子に会った後、チャート通りにプレイしていたにもかかわらず、夏子のフラグが途絶えて、全く会うことができなくなりました。でしたが25日に くるみは自宅に来て、イベントを経て30日には、くるみに振られた一哉に夏子が情けをかける場面を見ることができました。案ずるに街角で出会うイベントが重要なフラグになっている場合には、会話を完了させることが(何度「話す」を選んでも相手の台詞が変わらなくなるまで話すことが)必要なのでしょう。
DOS版のメインイベント場面が、最も公序良俗に反しているように見えた くるみは、やはり最初だけはロープが出ます。そのシーンを見て「両手首を縛ったままどうやって上着を脱がせたのか」などと考えてばかりいるプレイヤーは、病んでいますな、私も含めて。
その手のイベント画面のビジュアルは、前回のプレイでビジュアルを見たヒロインも含めてDOS版からあまり変更されていないのが多いのですが、台詞回しとしてはDOS版に比べて格段に、「精神的な結びつき」を強調する書き方になっています。それと、その女性にとって初めての性交である場合でも(“同級生”に限ればたいていがそうなのですが)、ビジュアルでもテキストでも破瓜の出血には触れていないのが安心できます。elf・シルキーズのゲームで私がプレイした範囲で言うと、純愛系の「同級生2」と「下級生」がそうでしたし、凌辱系の「遺作」でもそうだったような気がします。
そして今回目標とした4人のエンディングですが、4人それぞれ2枚ずつのビジュアル(くるみは告白場面と卒業式の場面の間に1枚入るので合計は9枚になります)は全部、新規描き起こしです。夫婦仲睦まじい場面や、営々辛苦した主人公が大成した場面、あるいは主人公と くるみの結婚を、交際中の夏子と一哉が祝福する場面など、DOS版のエンディングからは面目を一新しています。ただ、くるみが懐胎した場面を描くのに、マタニティドレスをまくらなくてもいいんじゃないか、とは思いましたがね。
Windows版の発売直後に、お知り合いの方の間で話題になったのが美沙のエンディングで、体育大学の寮に入る美沙と主人公が八十八町駅のホームで(この背景がelfの最寄り駅の風景に基づいているというのはもっぱらの噂らしいです)別れを告げる場面──これが、時系列的には同級生の2年後に当たる「同級生2」を暗示しているのではないかと、当時大いに話題になったことを思い出しました。
そういうわけでDOS版のエンディングビジュアルは、この4人に関しては全部破棄されていますが、そこで「次に同級生キャラでCGを描く時は、このキャラを描いてこういう題名を付けよう、DOS版を知っている人なら特異的な反応を示すに違いない」と思いついた慮外者が1名ほどいます。真相はいずれ明らかにされることでしょう。

前回のプレイで1冊だけ入手できずに残った日記帳は、工事現場でアルバイトを2回すると入手できました。ただ工事現場でアルバイトをするためには、所持金が2万円を割るくらいになっている必要があるようです。
(11月21日アップ)

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