番外日記
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2001年5月8日(火)〜10日(木)
すると、レミィとゴールインするために不可欠である可能性があり、昨日の私のプレイでは発生しなかったイベントとして4月20日にレミィとゲーセンへ行くというイベントが発生しました。ちなみにレミィとその約束をするのは、4月16日の午前中になります。
直接的にはこれが必須イベントなのかもしれませんが、もっと早い時期に遡ると、最初に「これは?」と思い当たったのは、学年末テストの成績芳しからず、長岡志保と一緒に補習を受ける、というイベントでした。
このイベント自体は、Windows版では志保とゴールインするために必須とされています。しかしPlayStation版では、3月13日に神岸あかりの誘いを断って「今回はひとりで勉強する」とした場合に限り3月15日に、レミィに英語を教えてもらう約束をする(実際にレミィが主人公の家に来るのは3月16日になります)ことができ、この時に志保も一緒に勉強することになります。
そして、志保と一緒に補習を受けた場合には、学園新聞のコラムを担当することになったという志保と一緒に「長岡の館」なる豪邸(実はこここそ、主人公が5歳の時に迷子になって保護され、そこで女の子に出会ったという思い出深い場所なのですが)へ行くというイベントが、チャート通りにプレイすると4月9日に発生します。志保と一緒に補習を受けなかった場合も、このイベントは発生しますが、その日時は私の昨日のプレイの例では4月17日でした。
そうしてみると、レミィ単独狙いでゴールインできたWindows版と違って、どうやらPlayStation版では志保がレミィシナリオのキーパーソンになっているらしいです。
チャート通りに進めていくと、4月23日の放課後、レミィに自宅に招かれますが、その場所こそ「長岡の館」、主人公にとって思い出深い場所です。つまりここで、主人公が5歳の時に出会った少女がレミィだったことが明かされるわけです。
しかし、Windows版をプレイした時からこの、主人公の幼少期の思い出について、重大な疑問がありました。主人公の思い出として投影されるその少女の顔は、Windows版では最初誰だか全然見当がつかず、来栖川姉妹ではないかと想像したくらいですが、PlayStation版では(Windows版をプレイして予備知識があったからでしょうが)「レミィに似てるな」と思える絵になっています。にもかかわらず、Windows版とPlayStation版の両方とも、少女の髪は黒またはそれに近い色にしか見えません。
ゲーム冒頭から繰り返し言われているようにレミィの髪はブロンドで、終盤レミィが商店街で迷子の少女を保護した時、その少女は「どうしてお姉ちゃんの髪の毛は白いの?」と尋ねます。つまり小さい子供(かつて主人公がそうであったような)にとって、ブロンドの髪というのは非常に珍しく、強く印象に残るものであるはずです。ならなぜ主人公は、そのことを覚えていなかったのでしょう?
まあ確かに、主人公が志保に幼少期の思い出を語る時点で「ブロンドの髪の少女」と言ったら、その瞬間にネタバレしてしまいますが。

Windows版の時から感じていたエンディングの deus ex machina、つまりレミィが帰国する話が突然浮上してきて、ゴールインした場合には同じように突然取りやめになることについては、PlayStation版では帰国する話が出てくるのがレミィシナリオの土壇場に限られ、しかもそれが察するところ志保の聞き間違いに由来する主人公の誤解であったということが、送別パーティ散会の場面でもうそれとなく察しがつくようになっています。そこで「それとなく察しがつく」というのは、私という人間がギャルゲーずれしている証拠かもしれません。
(5月16日アップ 11月8日分離)

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