2001年1月前半の日記
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1月15日(月)
今日は、祝日法改正までは「成人の日」だった日です。
必ず3連休になるようにするために祝日法が改正されて、「成人の日」は「1月15日」から「1月第2月曜日」になりました。
しかし、日付と曜日の対応関係がどう変わっても、第2月曜日は8日から14日までのどれかの日になりますから、新「成人の日」が旧「成人の日」からあまり離れないようにすることを念頭に置いて決めたのだとしたら、なぜ第3月曜日でなくて第2月曜日にしたのかがわかりません。
それに、祝日としての歴史がごく浅い体育の日(10月第2月曜日)と違って、昔から小正月や女正月とされてきた1月15日には、私の地元新潟県内でもあちこちで伝統行事が目白押しで、1月15日が平日になると、そういった祭りに勤め人や小中学生が参加しにくくなるといって、かなり騒がれていました。

さて昨日午後に降り止んでいた雪は、昨夜から再び本格的に降り始め、今朝出勤した時の積雪はほぼ1メートルに達していました。
このくらいになると、未明からブルドーザーが除雪に奔走しても、融雪パイプのない道路では出勤時間帯までに除雪が終わりません。
仮に道路の除雪が終わったとしても、駐車場に駐めた自動車を掘り出すのに(この表現は、決して誇張ではありません)時間がかかってしまい、遠くから自家用車で通勤している人は遅刻が続出します。
この文章をご覧になる方で、太平洋側にお住まいの方、1メートルの積雪を実感できるでしょうか?
新潟県では少し山沿いの地域へ行けば、1メートルくらいの積雪は珍しくもなんともありません。私が住んでいるあたりは、ここ10年以上最深積雪が1メートルの大台に乗るか乗らないかという少雪続きでしたが、その前には昭和59年から61年まで3年続けて最深積雪3メートルの豪雪が続いたのを覚えている人は職場に大勢います。
(1月16日アップ)

1月14日(日)
午後になってやっと起きると、雪が止んで晴れていたので、CG制作のための資料収集に図書館へ行きます。
雪が降り止んだと言っても数十センチの積雪なので、自転車で出かけるわけには行かず、防寒長靴を履いて歩いて行きます。
私の住んでいるような地方では、どこへ行くにも自家用車に乗るのが当然のことのように思われていて、図書館まで2キロほど歩くというとそれだけでもう異端者扱いされてしまいます。確かに今の除雪態勢は雪の降った後は自転車の走行を故意に不可能にしてあるとしか思えないほど、行政が自転車を排斥しているのは事実だとしても、それなら雪が降ったら1キロや2キロは歩くという考えを誰も持とうとしないのは不思議でなりません。
2キロや1キロどころか、このあたりに住む人は外出する際には、100メートルだって自家用車に乗ります。今は、地方に住む人ほど足腰を使わなくなっているのは明らかです。
かく言う私も、大学時代に片道1時間半の電車通学をしていた頃に比べて、職住接近の今の職場に就職してから、めっきり足腰が弱くなったのを実感します。この頃はスキーをしなくなったせいもあるのかもしれませんが、たまに上京してあちこち歩き回ると、足が疲れて困ります。
今の職場にいる限り、「自家用車に乗ることが法律で義務づけられる」までは、私は自家用車に乗らないつもりです。
(1月16日アップ)

1月13日(土)
10時間以上も眠り続けて、起きたのは午前8時でした。ネット活動ができなかったということを気にしなければ、すこぶる健康的な、望ましい生活と言えそうです。
昨日から降り出した雪は今日になって強さを増し、とても外出する気にならない大雪になりました。
それで今日はどこへも出かけずに部屋に籠もることにして、まず先日買ってきたゲームのインストールを行います。
といっても「アトラク=ナクア」と「零式」については、「アリスの館4.5.6」に入っていたのを既にインストールしてあるわけですが、アリスソフトのゲーム全般に共通するメニュープログラムであるSystem3.*(*はゲームによって変わるマイナーバージョンです)がどんな動作をするかを試してみたい好奇心に駆られたので、それら2本の旧版をインストールしたまま新版のディスクをドライブに入れると、「アトラク=ナクア」の方はインストールメニューが出ました。つまりメニュープログラムは新旧の「アトラク=ナクア」を別のソフトとして認識しているわけです。
そこで次に、新旧「アトラク=ナクア」のデータファイルはサイズも日付も違うので、新版はどこか変わったところがあるのかと、新版を最初から流していくと、早速「あっ、これは」と気付いた部分がありました。
旧版(「アリスの館4.5.6」所収)……
 「県立八重坂高校
新版(2000年秋発売)……
 「県立八重坂学園
うっかりしていたら見逃してしまいそうな些細な違いですが、実は旧版での「高校」という言葉には、旧版を初めてプレイした時から気がついていました。
「アトラク=ナクア」は他のあまたのゲームと同様、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)の審査を受けた後に販売されています。
そこで当然、ソフ倫の倫理規定に沿って制作され、場合によっては修正が行われているはずですが、その基準となるところのソフ倫の倫理規定はいかなる物かと、以前ソフ倫のホームページにアクセスしてみたことがあります。
その規定の中に、こういう条項がありました。
9. 年齢制限について
 ・18歳未満者への販売禁止ソフト作品に実在する18歳に満たない者を出演させてはならない。
 ・18歳未満者への販売禁止ソフト作品において、性的行為・性的行為を連想させる裸体表現による人間および人間的なキャラクターの年齢が18歳未満であることを特定できる記述をしない。
う〜ん、よくわからない記述ですが……
話に聞くところによれば、「高校」という単語は、そこにいる人間(高校生)が18歳未満であることを特定できる記述に該当するのだそうです。
よって、いわゆる18禁ゲームに登場するキャラクター(人間に限定せず「人間的なキャラクター」と書いてあるあたりが振るってますね。つまりマルチみたいなアンドロイドや、ファンタジーでおなじみのエルフ族なども含むということです)が性的行為をする場合、そのキャラクターが通っている学校を「高校」と書いてはいけない、ということです。
初めてそれを知った時、それまで持っていた18禁ゲームの舞台となる学校名が、高校の場合は全て「○○学園」である理由についての疑問が氷解しました。
エルフのゲームで言えば「同級生」の先負学園、「同級生2」の八十八学園、「下級生」の卯月学園と葉月学園、「遺作」の桜蘭学園、「リフレインブルー」の東陽学園、持ってはいませんが「臭作」の粛正音楽学院。
他は「With You」の聖エルシア学園、「ToHeart」の西音寺女子学院……でしたっけね? 登場する学校が1校の場合(「雫」「Kanon」「AIR」)や、複数あっても学校そのものが舞台にならない場合(「痕」)には、面倒を避けるためか学校名を明記していないゲームもあります。
「卒業」「卒業II」の清華女子高校だけは例外です。この両ゲームは18禁ではありませんから。
そんな中で旧版「アトラク=ナクア」が何のためらいもなく八重坂高校と書いてあったので、いいのかなこれ、と思ったものです。
案の定、新版ではよそのメーカーに倣って八重坂学園にしてあった、という次第です。
しかし、いくら学校名に小細工を施してみたところで、マニュアルやゲーム本編のテキストで「高校1年生」ならまだしも(浪人と留年を重ねたとか……あまり想像したくないですが(--;;)「15歳」とか「16歳」と明記してしまったら、それが「18歳未満であることを特定できる記述でない」とは、もう誰にも言えないと思うのですがねぇ・・・。

1月12日(金)
そろそろ次のCGの制作にかかろうと思う矢先に、またもや邪魔が入ります。
勤務時間終了後に組合の旗開き、要するに新年会があり、それほど痛飲した覚えもないのに、帰ってくると酔いが回ってCG制作どころではありません。
これはもう万事休す、ここに至っては酔いが醒めるまで寝る以外の途は残されていないと判断して、ネット活動の全てを棚上げして寝ます。
テレホタイムが始まる頃に目を覚ますことも、もはやほとんど期待せずに。
(1月13日アップ)

1月11日(木)
朝、珍しく晴れていたので洗濯してから出勤しましたが、洗濯物を窓の外に干さず部屋の中に干していったのは、虫の知らせがあったのでしょうか。午後4時頃、一転して雷雨になりました。
もし窓の外に洗濯物を干していったなら、常々感じている「もし自然に意志があるならそれは人間を愚弄する意志だけである」という確信を一層強めることになったでしょう。

今夜の更新で、2ヶ月前から公開を進めていた旧作の小説「岩倉宮物語」の公開を完了します。
今よりもずっと人生経験の乏しい頃に書いた小説を今読み返すと、文章技法的に稚拙なところが目につくだけでなく、例えば主人公の物の考え方や行動規範(それらは大部分、執筆当時の自分のでもあるわけですが)に共感できないといった理由で、主人公に全く感情移入できないことさえあります。
そういった文章を公開することは、昔の自分の恥をさらすに等しいと感じることもないではありません。ですからウェブ上の小説サイトでも、旧作の公開を停止することをよく見かけます。
その一方では、旧作はどんなに稚拙でも「その当時の自分の、ありったけの感情と技術を傾注して書いたものだから、旧作をけなすことはその当時の自分を否定することになる(だから旧作を、恥を忍んで公開を続ける)」と言う人もいます。
私はどちらかというと、後者の意見を支持します。学生時代に、当時の自分としては精一杯力を注いで書き、満足行く作品に仕上げた小説を、社会人になった今読むとあまりに稚拙で公開するには恥ずかしいと思うのは、その間に自分が小説を読み鑑賞し批評することに関して成長した証ではないでしょうか。もし学生時代の作品を今読んで、全く非の打ち所がないと感じたとしたら、学生時代から社会人になったその間の人生経験は、小説を読み鑑賞し批評することに全く貢献していなかったことになります。その方がよほど問題だと思います。
そうは言ってもやはり、昔書いた小説を今読み返すと、不特定多数の人にお見せできる代物ではないと感じてしまいますが……。

1月10日(水)
リレーSSの担当が終わったので、運行日誌の打鍵に取りかかります。
まず月例のダイヤ改正(前月分のダイヤ改正と運行日誌を過去区分に移行する)の準備をしてから日誌の打鍵にかかりますが、8日の項に時間がかかりすぎて、今日の分がアップできませんでした。
上京した時の日誌を打鍵するのに一晩かかっていて、その時買ってきたゲームのインストールも済んでいないというのは、どう考えても本末転倒の気がします。
(1月11日アップ)

1月9日(火)
サイトの更新、運行日誌の打鍵、やりたいことはいくらでもあるのですが、今日は仕事の次に優先しなければならないことがあります。
「そこつやの館」にて進行中の「下級生リレーSS」企画で、私の前に当たるふりんとぶらっくさんが発表したのが6日深夜、正確には7日の午前3時21分だったので、取り決めにより私の締切は72時間後の10日午前3時21分となります。
私の担当も3回目となり、1回目(10月14日発表)では瑞穂・稔・慎二の登場、2回目(11月15日発表)では涼子の登場と、前の担当者が書いたストーリーを受け継いで深化させるよりは新キャラの登場による場面転換ばかりを狙って書いてきた観がありますが、下級生のメインキャラは出揃ったので、いよいよリレーSSに誘われた時からの宿願だった「下級生世界への水野友美の登場」を企てます。
その線で、昨日の上京中からずっとプロットを練っていたのでしたが、同級生2世界のヒロインである友美を違和感なく下級生世界に登場させる上手いプロットが、なかなか浮かんできません。
しかし、ここで友美の登場に踏み切らなければ、次に順番が回ってくるのは約1ヶ月後ですし、それよりも時間切れで「落とす」事だけはしたくありません。
それで勤務時間中からあれこれと考えてプロットをまとめると、帰宅するなり打鍵を始め、午前0時過ぎに完成させました。
残念ながら友美は全面的な主役ではなくなってしまいましたが、まずまず納得のいく文章になったと思います。
ただ、書きたいと思っていた内容を全部盛り込もうとして後先考えずに(誤変換以外の推敲も行わず)打鍵した結果、気がつくと13KB240ラインとなり、目安とされている100ラインを遙かに超えてしまいました。
大学入試の小論文と違って、字数制限を1字でも超えたら失格ということはありませんが、提示されている目安からあまり逸脱しないように文章を打鍵するのも能力のうちでしょう。
そうでなくても私は、リレーSS参加者の中では「足並みを乱す」と見られている節があるのですから。
(1月10日アップ)

1月8日(月)
今日は午後から東京丸ノ内のホテルで、大学時代の友人の結婚披露宴があるので、朝から上京します。
披露宴と言っても、家の名前で招待状を出し、両家の親族が揃って出席し、仲人を立て、上司や恩師が主たる招待客になる、よくある格式張った(あるいは虚礼の限りを尽くした)披露宴ではなくて、普通はその後で両人の友人を集めて開く、いわゆる二次会です。
そういう用事があるのに、徹夜でネットサーフしてそのまま出かけようというのですから、もう少し自分を律する心を持たなければいけません。
さてこの日、新潟県では雪は降っていず、積もっている雪も里では20センチくらいでしたが、山形県は大雪だったようで、上越新幹線で東京へ出てきてみると、山形新幹線が全面運休、東北新幹線は大幅に遅れていました。在来線と全く別に新設された東北新幹線および上越新幹線と違って、在来線のレールの幅を広げて路盤を強化するくらいの改良で開業した山形新幹線と秋田新幹線は、雪に対しては上越新幹線ほどは強くないようです。
友人は東京の企業に勤めていて、参列者もほとんどが東京在住だったので、そこへただ1人新潟県から参列した私が、冬場こちらでは標準装備である防寒長靴を履いていくと、やはり人目を引きます。しかも上に着ているのは式服でしたから。

お開きになった後、例のごとく秋葉原へ向かう前に、ちょっと思い立って霞ヶ関官庁街へ行ってみました。
ここしばらくニュースになっていたのでご存じのことと思いますが、1月6日付で中央省庁の大規模な統廃合が行われました。土木事業における縦割り行政の弊を除くと称して建設省・運輸省・国土庁・北海道開発庁が合併した国土交通省、郵便事業民営化までの腰掛けとして郵政省が総務省に吸収された郵政事業庁、合併に際して名前でもめた厚生労働省(厚生省+労働省)と文部科学省(文部省+科学技術庁)、それから統廃合されたわけでもないのに名前だけ変わった財務省(旧大蔵省)と経済産業省(旧通商産業省)、こういったところの、掛け替えられた看板を見てみようと思ったのです。つくづく「お上りさん」しています。
大蔵省という名前の官庁は、内閣制度発足前、太政官時代の明治2年からあったといいますが、さらに遡れば名前だけは大宝律令(西暦701年)に起源を持ちます。こんなに長い歴史を持つ役所は、世界にも他に例がないでしょう。
別に歴史が長いから名前を変えるべきではないと言うわけではありませんが、大蔵省が名前を変えることになったことに、マスコミが煽動した大蔵省いじめの臭いを感じてしまうのは、私が持っている、一部の新聞社に代表される特定のマスコミへの偏見に由来する誤解でしょうか。街角の案内地図を見て、財務省の英語表記が大蔵省時代と同じMinistry of Financeであることを知って、一層大蔵省いじめの印象を強くしました。
通商産業省(英語標記はMinistry of International Trade and Industry)が経済産業省(Ministry of Economy, Trade and Industry)に改称したのは、輸出振興が経済政策の中心だった時代の終わりを象徴していると思えますが。

秋葉原では、まず「CD研磨」をやっている店へ行きます。
学生時代に買ったクラシックのCD(輸入盤)が、気に入って聴いているうちに傷が付いて聴けなくなってしまったのがあったので、どういう方法でもまた聴けるようになるものなら試してみたかったのです。
CDを店に預けると、40分でできあがると言うので、その間にゲームソフトでも見て回ることにします。時間になって引き取りに行ってみると、傷は跡形もなく消えていて、今この日誌を打鍵しながら聴いていますが何の支障もありません。
昔のLPレコードでは、傷を修復するなんてことは思いもよらなかったでしょうから、世の中は進歩したものです。
ゲームソフトの方ですが、今回は中古屋を重点的に見て回ることにして、「AIR」と「星空☆ぷらねっと」の初回版、「DiaboliQue(デアボリカ)」のリニューアル版と「AmbivalenZ(アンビヴァレンツ)」を入手しました。
最近のように、毎週新作ソフトが発売される状況では、相当の旧作に属するDiaboliQueとAmbivalenZはもちろんのこと、少し前に出て発売当時は話題を呼んだAIRですら新品が陳列されていない店が多くなっています。
それで中古屋に重心を移したわけですが、AIRは初回特典の音楽CDが非常に有名らしいので(一部ではAIRというソフトはゲームとしてではなく音楽CDとして鑑賞することを勧められているとも聞きます。シナリオライターは報われませんねぇ……)、それを入手できたのは望外の幸運だった、ということになるかもしれません。
で、ここまでで留まっていれば問題はないのに、何を血迷ったのか、「アトラク=ナクア」と「零式」のリニューアル版を買っていました。どちらも「アリスの館4.5.6」に入っていたゲームです。
やはり逢魔が時の秋葉原には、人の金銭感覚を狂わせる魔物が棲息しているようです。
まあそれでも、某有名サイト関係者のように、万単位の衝動買いを躊躇なくさせられてしまうほどに物欲魔人に魅入られている方々よりは、まだ軽症で済んでいるのかもしれませんが。
それからボークスへ行き、新型素体を買いました。
サイトの運営とCGの制作、どちらも思うに任せない私としては、当分カスタマイズドールの道に足を踏み入れることはないと思うのですが、この新型素体は肩・肘・膝の関節が従来の素体から改良されて、いっそう生身の人間に近いポーズが取れる(店内の宣伝では、生身の人間でも難しい結跏趺坐まで組ませていました)ということなので、あくまでCG制作の道具の一つとして位置づけることにします。
今改めて取り出してみると、生身の人間のプロポーションに比べて腿と脛が長すぎるのと(これは前に1体買ってあった従来の素体も同じ)、シリーズ化が始まったばかりのためでしょうが乳房の大きさのバリエーションが1種類しかなく、平均的な日本人女性に比べて大きすぎるような気がします。この素体にポーズを取らせてデッサンするとしたら、そのあたりを紙の上で加減する必要があるでしょう。
(1月10日アップ)

1月7日(日)
依然として体調が悪いので、昼の間はひたすら寝て、夕方になってやおら起き出します。
明日また上京する用事があるので、今夜はネット活動はしないつもりでしたが、日誌を打鍵している間に、昨日の項に書いた二次創作に対する著作権者の規制のことが気になってきたので、テレホタイムが始まってから巡回を始め、気がつくとすっかり夜が更けています。
明日の上京がどうなるか、明後日の勤務がどうなるか、それはもう今の自分にはわかりません……。

1月6日(土)
昨夜はCG「三乙女の礼拝」をアップしてから久しぶりにチャットルームに行き、4時まで話し込みました。
こたつ以外に暖房器具のない環境で夜更かしし、しかも布団に入らずにこたつに当たったまま寝てしまうとどうなるかというと、てきめんに風邪を引きます。
午後になって起きましたが体調が悪く、CGの制作に取りかかる気力など全く湧いてきません。
それで創造的な活動は気力が回復するまで保留することにして、年末以来棚上げしていた、部屋の掃除や棚の整理などをやって一日を過ごします。
サイトの更新は、先日駒澤さんから頂いて公開したCGについて、キャラクターと登場するゲームを昨夜のチャットでご本人に教えてもらったので、コメントの訂正を行いました。
ところで、このようなゲームキャラクターに基づいた二次創作を個人のホームページに公開することは、私はこうやって行っているわけですが、それは元のゲームの著作権者(「同級生2」で言えば(株)エルフ、「AIR」で言えばKey)がそれを許諾しているから行えるわけです。
それは当然のことと今まで思っていましたが、どうも必ずしもそうとは言えないようで、アニメやコミックの中には、アマチュアによる非営利の同人活動であっても二次創作を許諾していない場合もあるようです。
コミケで同人誌を売っているサークルにとって、これはいつかは避けて通れない問題であり、コミケ準備会が発行する「コミケットプレス」でも著作権の特集を組んでいました。
コミケットプレスによると、二次創作に対する著作権者の権利の根拠は著作権法の
第二七条(翻訳権、翻案権等)
 著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。

第二八条(二次的著作物の利用に関する原著作者の権利)
 二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この款に規定する権利で当該二次的著作物の著作者が有するものと同一の種類の権利を専有する。

(二次的著作物の定義は
第二条(1)十一 二次的著作物 著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案することにより創作した著作物をいう。)
にあり、「この款に規定する権利」とは
第二一条(複製権)
 著作者は、その著作物を複製する権利を専有する。

第二二条(上演権及び演奏権)
 著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。

第二三条(放送権、有線送信権等)
(1) 著作者は、その著作物を放送し、又は有線送信する権利を専有する。
(2) 著作者は、放送され、又は有線送信されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有する。

第二四条(口述権)
 著作者は、その言語の著作物を公に口述する権利を専有する。

第二五条(展示権)
 著作者は、その美術の著作物又はまだ発行されていない写真の著作物をこれらの原作品により公に展示する権利を専有する。

第二六条(上映権及び頒布権)
(1) 著作者は、その映画の著作物を公に上映し、又はその複製物により頒布する権利を専有する。
(2) 著作者は、映画の著作物において複製されているその著作物を公に上映し、又は当該映画の著作物の複製物により頒布する権利を専有する。

第二六条の二(貸与権)著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供する権利を専有する。
を指します。さらに
第十一条(二次的著作物)
 二次的著作物に対するこの法律による保護は、その原著作物の著作者の権利に影響を及ぼさない。
という条文もあるので、二次創作を行った者が法的に主張できる権利は全くないという解釈も成り立ちます。
私の場合、ゲームのキャラクターを使った二次創作については、著作権者が許諾している範囲内で行っているつもりなので、特段の問題はないと思っているのですが、「歌詞の引用が著作権法に抵触する」という問題が出てきて、頭を抱えているところです。
具体的に言うと「ローレライ」で、ハイネの詩あるいは近藤朔風の訳詩であるならば著作権は完全に切れているのですが、文部省唱歌の歌詞としてはまだ著作権があるということになるはずです。
この件が気になったので日本音楽著作権協会(JASRAC)のホームページへ行ってみましたが、文部省唱歌の歌詞を適法に掲載するための手続きについては明らかにできませんでした。
(1月7日アップ)

1月5日(金)
今日も新潟県地方は風が強く、時折雪が降ります。
昼間はもちろん仕事で、帰ってからせっせと運行日誌の打鍵を進め、ようやく実際の日付に追いつきました。
それから今夜公開予定のCGにコメントを付けます。コメントの後半を打鍵しているうちに収拾がつかなくなってきましたが(ぉぃ)。
今度の週末は3連休ですが、8日は所用で上京です。なので、次のCGの制作に取りかかるならば、今夜か遅くとも明朝には始めるべきでしょう。
「岩倉宮物語」も、早く後書きを書いて公開を完了したいものです。
そろそろ「下級生リレーSS」の順番が回ってきますし。

1月4日(木)
三が日が明けて、私の職場は今日が仕事始めです。
世の中にはいろいろな就業形態があるので、サービス業や自営業の方には1月1日あるいは2日から仕事、という方もいるでしょうし、逆に4日と5日も休みで1月8日まで正月休みという方もいるかもしれません。
さて仕事始めの今日は、朝から吹雪です。雪国の冬らしいと言えば言えるのですが、自宅から職場まで近いとはいえ、歩いて出勤するのは難儀です。
夜は昨夜制作したCGをもう一度見直し、多少修正して完成させてから、溜まっている運行日誌の打鍵にかかります。
「冬コミレポート」に近い内容になりますが、アップする時間が遅くなりそうなので大部分の更新は明日になります。
(1月5日アップ)

1月3日(水)
今日も引き続きサイトの更新ですが、昨日駒澤さんから頂いたCGと、いい加減公開を完了しようと思っている「岩倉宮物語」の公開の準備を終えたところで、次に取りかかる作業は運行日誌の打鍵ではありません。
それは時期限定の新作CGの制作です。
考えついたのはずいぶん前、たぶん99年の秋か冬には着想を得たのではないかと思いますが、2000年の1月に制作しそびれたので、1年延期となっていたCGです。
かなり凝ったCGになる可能性があったので、私の職場は明日から仕事が始まることでもあり、他の多少のことは棚上げにしてでも三が日のうちに制作を進めておこう、と昨年中から考えていました。
そのための資料も集めておいて、せっせと制作を進めた結果、予想以上に作業が捗って、CG本体はほぼ完成しました。
ただこれもまた例のごとくコメントの作成が間に合わないので、当初の予定通り1月5日の夜に公開することにします。
(1月5日の夜に公開することに意味があるのです。と言われて、その意味にお気付きになる方はほとんどいないのではないかと思いますが……)
(1月5日アップ)

1月2日(火)
いくら独り暮らしだからといって、正月早々午後2時まで寝ているようでは先が思いやられます。
昨日一日で年賀CG・写真を5枚も頂いたので、まずそれの公開から手を着けます。頂き物が増えてきたので絵画展示室に3号室を設け、自作CGも年が変わったので5号室を設けてそこに納めることにします。
そういった作業に丸一日費やし、上京中の運行日誌の打鍵にはなかなか取りかかれないでいるうちに、夜が更けるとなりぽしさんと駒澤さんからメールが届きます。
なりぽしさんからはCGの差し替えだったので大した手間はかかりませんでしたが、駒澤さんからのメールには新たにCGをダウンロードしてHTMLファイルを起こす必要があり、しかもCGに描かれたキャラクターがわかりません。
これではコメントのしようがないので、公開は一時保留として、他の更新分を午前4時過ぎにサーバへアップロードしました。
(1月5日アップ)

2001年1月1日(月)
新年明けましておめでとうございます。
……と打鍵しているのは仕事始めも済んだ1月5日だということはひとまず置いておきます。
大晦日に雨が降った関東地方も、天気が回復してきて、21世紀の初日の出を拝むことができた方が多かったのではないでしょうか。私は午前9時まで寝ていましたが。
就職して親元を離れてから6年目にもなると、実家にいてもすることがありません。パソコンは他人の物なので昼日中から巡回するのは気が引けるし、冬コミで買った同人誌も親兄弟に見せられないとすると。
それで、自宅に帰る予定はいつと決めていなかったのですが、夕方になると自宅に帰りたくなったので実家を後にして、夜11時に自宅に帰り着きました。

まずメールをチェックしてみると、いろいろな方から10通以上もメールが届いています。年賀CG付きのメールはそこつやさんとなりぽしさんから。じんとにっくさんからは、URLに続いて「お手数ですが上記URLよりダウンロードして下さいませ…」と書かれたメールが来ました。
なるほどと思ったのは、この方法なら何十通ものメールを1通ずつ書いて自分宛にCcしたとしても、それぞれのメールに画像ファイルが添付されるわけではないので、メールサーバにある自分のメールボックスがCcしたメールで溢れる心配をしなくていいということです。
まあ、自分から出すメールを全て自分宛にCcあるいはBccするという事自体、普通の人はあまりしないでしょうけれど。
しかしお付き合いの広い方で年賀メールを何十通ももらう方の所へ、1通が100KBを超えるような画像添付メールが殺到したとすると、メールボックスが溢れて受信できなくなるという事態の発生に、知らぬ間に私たち一人一人が荷担している場合もあり得るわけです。
あるいはこんな事もあり得ます。職場のLANとメーリングリストが構築されたばかりの頃、端末にPC9801とMacが混在していて、PC9801からメーリングリストに投函されたバイナリメールがMacでデコードできず、数百KBに及ぶ記号の羅列がメールボックスに流れ込んだことがありました。
この世にあるのはDOS/VマシンとWindowsだけではなく、Macというものがまだ存在しているのですから、Macや非Windows環境で受信に支障を来す可能性があるメールは出すべきではないのでしょう。
と、昔を思い出して書いてみましたが、私が職場でMacを使っていたのは3年前までです。その後WindowsとMacの間の垣根が低くなっているのかどうかはわかりません。

昨夜はできなかった年賀の挨拶回りをしてみると、早くも私の年賀CGが公開されているサイトがあります。
そこで私の方でも、午前3時前に挨拶回りを済ませてからサイトの更新に取りかかりますが、例によってコメントを付けていると今夜中に更新が終わる見込みがないので、案内所のCGを年賀CGに差し替えるだけにしておきます。
そうしている間にも、ふりんとぶらっくさんとkuntaさんから年賀写真・CG付きのメールが届きました。
(1月5日アップ)

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