年 | 年齢 | 月 | 出来事 | 部-章 |
-45頃 | − | − | 五条帝具仁親王(七条帝)に譲位 | 1-5 |
-34 | − | − | 五条院の末子藤の姫宮誕生 | 2-11 |
-25頃 | − | − | 七条帝望仁親王(弘安帝)に譲位 | 1-5 |
-22 | − | − | 嬉子俊仁親王妃となる(→麗景殿女御→大后の宮) | 2-11 |
-19 | − | − | 岩倉宮の次女死去 | 1-4 |
− | 明徳院藤の姫宮に藤宮を儲ける | 2-11 |
-18 | − | − | 俊仁親王岩倉宮の長女に通う | 1-4 |
− | 明徳院崩 | 2-11 |
-17 | 1 | − | 岩倉宮の長女男女の双生児を出産 男児(正良)を乳母に託して去らせる 岩倉宮出家 | 1-4 |
-16 | 2 | − | 俊仁親王麗景殿女御との間に敦仁親王を儲ける | 1-5 |
-15 | 3 | − | 俊仁親王麗景殿女御の異母妹との間に男子を儲ける | 1-6 |
-14 | 4 | − | 岩倉宮死去 | 1-1 |
− | 弘安帝崩御 俊仁親王践祚(伏見帝) 敦仁親王東宮儲立 | 1-5 |
-13 | 5 | − | 高仁親王(弘安帝の遺子)誕生 |
-12 | 6 | − | 岩倉宮の長女泰親(→播磨守)と再婚 | 1-1 |
-8 | 10 | − | 弘徽殿女御入内 | 1-5 |
-6 | 12 | − | 桜宮弾正尹宮と結婚 | 2-16 |
-5 | 13 | − | 正良元服 | 1-1 |
− | 東宮重病 伏見帝の庶子関白太政大臣(→法成寺入道)により伏見帝と会う 伏見帝拒絶し落飾して性覚と名乗らせる | 1-6 |
-4 | 14 | − | 弘徽殿女御教仁親王を出産 | 1-5 |
− | 桐壷東宮の元服の添臥を勤める | 2-3 |
-3 | 15 | − | 倫子東宮妃となる(→承香殿女御) | 1-5 |
この年頃 桜井宮の北の方死去 | 2-5 |
-2 | 16 | − | 桜宮弾正尹宮と死別 | 2-16 |
-1 | 17 | − | 東宮倫子との間に久子内親王を儲ける | 1-5 |
この年頃 桜井宮死去 | 2-5 |
1 | 18 | 12 | 正良乳母と死別し播磨守邸へ来る | 1-1 |
播磨守泰親の紹介で左大臣信憲と会う 酔って退出し澄子を見る | 1-2 |
上総宮出家 近江上総宮邸を辞し播磨守邸に来て正良付となる |
2 | 19 | 1 | 正良従五位下に叙せらる 左大臣邸へ参って信孝と知り合う | 1-3 |
2 | 除目では任官なし 音楽・漢文に励む 泰家に蹴鞠を習う |
4 | 乗馬を習う 池にはまり澄子と消息 |
6 | 岩倉の里へ行き帰途東宮の行列の前で落馬 |
9 | 上総宮に会い岩倉の里の老尼に会う | 1-4 |
秋の除目で侍従に補せらる 東宮・公晴他と知り合う 伏見帝に拝謁 |
(これ以前から性覚宮中に出入りしている) |
11 | 末 公晴桜宮を見て懸想 |
12 | 岩倉宮邸に仕えていた近江の元同僚(小納言)の叔母(亡)の持っていた左開きの蝙蝠を入手 東宮に見せ伏見帝の物と判明 |
3 | 20 | 1 | 従五位上に陞る |
除目の夜澄子と会う 岩倉宮の長女正良の実母であると告げる |
東宮法成寺入道の陰謀に気付き正良に協力を求める 桜宮に会う 正良落馬を装い隠密行動開始 | 1-5 |
2 | 1日 公晴を斬る 表沙汰になる |
2日 東宮信孝を拘束 |
7日 公晴は何も言わず 行動再開 |
13日 公晴を蹴る 晴子に追われ逃走 入道の別邸に侵入 晴子を別邸内で保護し仲間に加える |
17日 晴子桜宮邸に来る 発病と装う |
18日 晴子入道の別邸に行く |
27日 晴子連書を入手 |
28日 東宮円覚を召す 陰謀の一味を拘束 東宮と正良法尊寺に急行し晴子を救出 事件解決 |
3 | 陰謀参画者処分 教仁親王落飾 |
東宮晴子に懸想 | 1-6 |
東宮晴子に恋文を贈り晴子と信孝の結婚延期 |
桜宮に諌言を依頼 東宮不興 |
夏 | 伏見帝譲位 東宮即位(今上帝)除目あり 信孝右近少将兼蔵人 |
7 | 6日 帝信孝を晴子に遣わす 正良帝に諌言 その夜 烏丸殿放火により炎上 正良宮中に宿直を続ける |
19日 承香殿付き女房変死 |
26日 桜宮・晴子参内 |
8 | 12日 読経の後性覚が晴子に告白するのを聞く 性覚が帝を害すべき事を密告す |
22日 性覚を待ち伏せる 性覚帝に刃を向けて信孝に斬られ捕縛さる 観珠寺に監禁 その夜 観珠寺炎上 晴子性覚を逃がし自ら性覚に擬すが落馬して負傷 正良木津方面へ単騎性覚を追跡し死亡を確認 帰って偽りの報告 |
27日 伏見院参内し真実を語る 帝信孝を謹慎させる |
9 | 藤壷 文子を出産 | 2-1 |
11 | 大嘗祭の10日ほど前 澄子五節舞姫に選ばれる |
大嘗祭 御帳台の試で帝澄子を見初める |
28日(豊明節会の翌日) 帝澄子を入内させる件を決め正良に告げる 正良の怒り |
29日 帝に拝謁 中納言顕光澄子の父と名乗り出る 正良の母・播磨守とも拒絶 帝の言葉により中納言参内しなくなる |
4 | 21 | 1 | 正良 三品大宰帥親王となる(岩倉宮) |
25日(澄子入内の前日) 正良に別れを告げに来る 正良澄子に挑み母に見つかる |
26日 正良上総宮邸へ移る | 2-2 |
2 | 性覚都に出現の噂広まる 偽物と判明 |
5 | 初旬 澄子懐妊し悪阻のため退出 |
10日後 近江を通じ播磨守邸の情報を得る |
17日 澄子の悪阻悪化の文が来る |
18日 危篤となる 正良駆けつける 朝 澄子死去 |
21日 正良自邸に戻る |
25日 出仕 帝の言葉を聞いて決意新た |
同日 桔梗から桐壷について聞き出す | 2-3 |
26日 淑景舎偵察 |
27日 桐壷の称善寺参詣を知る |
28日 称善寺に侵入 匡長来る 夜 嵐に乗じて侵入し桐壷と契る 大弐をも篭絡 |
29日 帰洛 |
30日 匡長の身元を調べる |
8 | 北野祭で正良勅使となる 大弐正良が侵入者と知る | 2-4 |
同じ時 光子正良を見初める | 2-16 |
翌日 文をよこす | 2-4 |
2日後 大弐来て桐壷懐妊を知らせる |
9 | 高松大納言の兄故内大臣の娘弘徽殿女御として入内 |
11 | 承香殿懐妊 |
承香殿流産 |
月末 桐壷退出 |
5 | 22 | 1 | 前参議邸で花見 以降右大臣に接近 |
25日 桐壷出産 |
この頃から満(宰相中将)と桜宮接近 公晴が宰相中将を尾行などする | 2-6 |
2 | 5日 東宮儲立 東宮坊人事 | 2-5 |
17日 臨時の除目 |
20日 三条大納言を釣る その夜 綾子の邸に侵入し綾子と守実の美人局を破る |
21日 清行と一緒に邸を見に行く |
23日 桜井宮の邸と清行が知らせる |
24日 兵部卿宮から聞き出す |
25日 花見の宴 |
26日 守実の素性を知る |
28日 中務卿宮邸で宴会 中務少丞から綾子の事を聞き出し文を託す |
29日 綾子と会い東宮妃にと釣って助力を取り付ける |
30日 晴子から文ありと信孝が言う | 2-6 |
3 | 5日 帝権中将を吉野に遣わす |
10日 晴子帰京の意ありと信孝に文あり |
11日 信孝その事を正良に言い内大臣とも相談 |
12日 夜更け 公晴家出する |
13日 信孝公晴の家出を知り正良に急報 |
その後 晴子帰京 |
この月 村雨綾子の許へ戻って来る | 2-7 |
4 | 1日 信孝倒れる 桜宮に会って尋ねる | 2-6 |
4日 晴子宰相中将に会って話を聞き事件解決(本文になし) |
5日 信孝を見舞い事情を聞く |
20日頃 公晴帰る |
その後 信孝と晴子結婚 露顕の儀(30日)に出る |
5 | 1日 権少将に詰問される |
同日 綾子の邸へ行って村雨を知る 取り込みを考え綾子を説得 | 2-7 |
3日 作戦会議 |
中旬 清行烏丸殿の女房(和泉)と接触 |
25日頃 村雨室町殿へ行き守実を脅迫 |
末日 綾子の烏丸殿預りか決まる |
この月 宮中騎射の儀の折 帝に持ちかけられ承諾する |
6 | 2日 近江に外記受け入れを承知させる |
4日 外記(→九条)と村雨を引き取る 綾子と対面 綾子烏丸殿へ乗り込む |
8日 綾子より報告書来る | 2-8 |
10日 信孝主催の宴 病床の信孝を見舞いに行って正良の発言により信孝怒る |
この後 守実を見る |
11日 綾子に秘策を授ける |
14日 綾子秘策を決行 投げ文により信孝烏丸殿に乱入 兵衛佐目撃 |
15日 宮中で噂になる |
16日 帝の耳に入り公晴面目を失う |
17日 綾子より文あり自邸に引き取ると考える |
18日 綾子に文を遣わす 近江を説得し綾子受け入れを承諾させる |
19日 綾子から文あり晴子が綾子に協力して正良を捕えようとしていることが判明 綾子からの誘いを断る文を出す | 2-9 |
20日深夜 清行を遣わし綾子から晴子の次なる策を聞き出す |
23日頃 内大臣夫婦帯解寺参詣の噂起こる |
7 | 3日 内大臣一行出発 夕方 帝から文使いを頼まれ夜烏丸殿にて晴子と対決しKOする |
4日 帝に復命 この日午後晴子が桜宮を訪ねた事が5日になって帝を通じ正良に知れる | 2-10 |
5日 綾子から文あり寝返りを疑う |
6日 疑いの含みを持った文を書く |
7日 返事を見て寝返りを確信 |
8日 綾子と和泉来る 正良綾子を詰問 |
その夜 清行と桔梗の仲が発覚し一騒動あり |
9日 綾子を復帰させるが用心のため村雨を使って綾子を監視させる |
同日 大后の宮の参内早まる その後物怪を出して騒ぎを起こす | 2-11 |
10日 帝と正良大后の宮に会う 源大納言東宮大夫辞表を出す 帝を誘導してゆくところへ晴子出現 正良騒がず 晴子引っ込み正良の誘導で佳子の入内本格化する |
夜 淑景舎に行き大弐と打ち合わせ 晴子来て桐壷・大弐に与すると宣言 一切を正良に聞かれる | 2-12 |
11日夜 桐壷に車を差し向け晴子に源大納言邸に向かわせる 三条大納言を付き合わせて拉致し首に縄をかけて川へ投げる |
12日 内大臣帰洛 晴子失踪の噂広まる | 2-13 |
13日 佳子が家出したと正良知る 三条大納言に迫るも大納言は心神喪失 |
綾子が逃亡し晴子方に寝返った事を知る 和泉を尋問するも不発 和泉は人事不省に陥る |
18日 綾子淑景舎に来る |
21日 源大納言辞表撤回 夜 晴子と再会 無条件降伏を装う |
22日 信孝に書状を渡し26日に出家と偽る | 2-14 |
24日 赤子の死体を見つける |
25日 大弐に最終連絡 |
26日夕方 権少将を誘い出し拉致して白川大納言の別荘へ 夜 称善寺で晴子・信孝と対決どちらも撃退 長岡の畷で綾子を拉致し別荘で殺害 権少将と偽装心中とする |
27日 大弐の骸を見つけ葬る |
8 | 1日 和泉を送り返す |
− | 東宮大夫・白川大納言・右大臣辞職・出家 三条大納言死去 |
冬 | 除目 郁子を新東宮とする |
12 | 信孝復帰 烏丸殿で晴子・信孝に詰問される |
6 | 23 | 2 | 12日 左大臣五十賀で箏を披露し袿を貰う | 2-15 |
15日 洛外で行き倒れを発見し岩倉の別荘に隠す 夜 箏を承香殿にけなされ重大決意 左少将と衛門佐が吉野へ行くと聞き同道を申し出る |
17日 清行を伴い出発 |
20日 衛門佐夫婦・少将を送り出し空き家を物色 |
22日 清行死体を届け偽装工作を行う |
23日 衛門佐・少将に死体を発見させる |
26日 帰京後すぐ参内 少将の殿上停止をめぐり帝を諌言 |
27日 帝の不興を買い殿上停止 |
4 | 29日 伏見院に呼ばれ父は伏見院と知る | 2-16 |
30日 殿上停止解ける |
5 | 各派より政略結婚の動きあり |
18日 澄子の三回忌 母と話し合う その夜夢枕に澄子現れて正良を諭す 近江に意見を求め考えを改める |
6 | 7日 高松大納言邸へ行き騙されて婿として披露される 光子と結婚する |
8日 邸の者に発表 邸の者の身の振り方を考え九条の扱いに困る | 2-17 |
9日 参内 九条の処遇決定 夢枕に澄子立つ |
10日 荷物を移す 伊勢・衛門と対面 |
11日 女房(近江・桔梗・村雨・九条)転居 |
20日頃 弘徽殿の事を光子から聞き出す | 3-1 |
翌日 弘徽殿里退り |
数日後 弘徽殿参内 |
その翌日 正良弘徽殿に行き帰りに承香殿と喧嘩する |
7 | 12日 弘徽殿に帝来る 承香殿女御と正良大激突する |
13日 承香殿退下し出家すると言い出す |
18日 承香殿の態度軟化するも正良の詫びを要求する 正良妥協案を提示 |
19日 正良の提案を承香殿拒否 帝の仲裁という体裁を取る事にする 容れられなければ正良出家するとの風説あり |
20日 承香殿仲裁を承諾 正良詫びる |
22日 承香殿参内 弘徽殿に詫びる |
23日 右大将の息子綺羅君の噂が出る | 3-2 |
(20日頃 帝北嵯峨の池で入水しかけた姫と会う) |
8 | 10日 綺羅君元服し雅信と名乗る 正良初めて見る |
11日 従五位下侍従として出仕 帝と対面し双方衝撃大 |
雅信の素性に対し正良の疑問深まる |
9 | 除目 雅信は右少将 祝宴で白拍子を知る 光子の懐妊がわかる |
10 | 初旬 少将物忌中に少将と祐子の縁談起こる | 3-3 |
帝は祐子入内の意向を示すが立ち消える |
20日過ぎ 少将と祐子結婚 破綻はせずに経過する |
11 | 15日頃 弘徽殿退出 その夜正良を誘い込み意中を明かす | 3-4 |
15日過ぎ 弘徽殿に作戦を授ける |
29日 弘徽殿を物忌と偽って自邸へ移らせる |
12 | 5日 弘徽殿との作戦終了 弘徽殿参内 少将の正体が女である事を弘徽殿看破する |
10日過ぎ 弘徽殿退出 |
15日頃 弘徽殿参内 |
20日過ぎ 懐妊が判明 |
7 | 24 | 1 | 帝の少将に対する心証は悪い 藤壷にて少将と承香殿衝突し承香殿少将を讒言する | 3-5 |
2 | 初め子を尚侍とする事を帝が持ち出す |
少将の抗弁実らず決定 正良は帝が隔意を持っていないかと考える |
15日 夜桜と月を見る宴 上野宮の不審言動 | 3-6 |
末 蔵人少将中御門殿を訪れるが少将は不在(この夜祐子と通じる 本文になし)以後蔵人少将は休みがちとなる |
3 | 20日 尚侍出仕 弘徽殿の不快は絶頂 |
4 | 尚侍帝を見て卒倒し妃達は安心 同日夜 光子産気付き翌朝太郎を出産 正良は触穢のため7日間物忌に服す |
忌明けの日 祐子の懐妊を内大臣から知らされる |
6 | 少将には異変見られず 蔵人少将の方が休みがちで時は過ぎる |
末頃 帝が柏木に言及した事から事の真相を察知する |
7 | 10日 少将等と正良蹴鞠をやる 正良少将を薙ぎ倒し少将が女である事の確証を得る | 3-7 |
13日 少将参内 |
14日夜 蔵人少将に挑まれ妊娠と錯覚 |
15日 蔵人少将の挙動に不審あり 少将は寝込む |
20日 少将参内(この日尚侍と会って妊娠を解消する方法なしと悟る 本文なし) |
21日夜 少将失踪 |
8 | 祐子の密通が露見 | 3-8 |
月末 嵐の夜祐子出奔し蔵人少将の許へ走る |
翌日 蔵人少将殿上停止・免官 親からも勘当される |
蔵人少将の謹慎 |
9 | 4日 少将失踪の動機を帝から聞く 同日 弘徽殿出産 |
10日 尚侍の女御入内決定 正良その日は太郎の病気のため欠勤 夜 尚侍から救援を求められ参内 尚侍・東宮・五月に作戦を教授 |
14日 尚侍退出し堀川殿に篭居と装って男姿に戻り少将探索に出る |
24日 弘徽殿参内 弘徽殿の心は帝から離れる |
11 | 初め 祐子出産 勘当を解かれる 蔵人少将も復官し還昇 蔵人少将の変容 | 3-9 |
中旬〜下旬 帝は尚侍参内の意向を持つ 東宮と正良尚侍を呼び戻す事を検討 |
宇治に隠れていた少将が発見され尚侍と共に入京する 正良に作戦を教授され尚侍(←少将)は堀川殿へ戻り少将(←尚侍)は正良の本邸へ |
3日後 尚侍参内 その夜断髪を演じる |
12 | 下旬 少将参内 東宮愁嘆場を演じる |