ソルトレイクシティ訪問記

ソルトレイクシティとモルモン教
ソルトレイクシティの街並み
ソルトレイクシティの街並み
ホテルの前の道路です。車道も歩道も広く、車道と歩道の間の緑地帯だけで、日本の1車線ぐらいの幅がある、ゆとりのある街路です。
ガソリンの値段にも注目。1ガロン(3.78リットル)1.34〜1.55ドルですから、旅行当時の為替レート(1ドル108円)で計算すると1リットル38〜44円という安さです。ガソリンに限っては、小売値の半分以上が税金という日本の値段が高すぎるのですが。
至聖所テンプル
至聖所テンプル
モルモン教で言うところのテンプルは、信者でないと中へ入ることができません。全米さらには海外各国にテンプルはたくさんありますが、その中でもここが総本山です。
聖歌隊の合唱
聖歌隊の合唱
ステージの後ろの壁一面に林立するパイプが、世界最大級のパイプオルガンです。平面が楕円形をしているこの大集会所には、天井を支える柱がありません。1867年落成ですから、日本で言えば幕末に相当する時代、別の見方をすればソルトレイクシティに入植が始まってわずか20年後に、これだけの建物を建設できた技術力と経済力に驚かされます。
邪教の偶像!?
邪教の偶像!?
……ではなくて、10月29,30両日に開かれていた、Utah Symphony Orchestraの催しの宣伝に使われた人形です。
しかし、このセンスは日本人には真似できませんなぁ……。
荷車を押す家族のモニュメント
荷車を押す家族のモニュメント
信仰のゆえに住み慣れた東部の土地を追われた人々は、西部に新天地を求めて、こうして家財道具を積んだ荷車を押して引いて、ロッキー山脈に分け入ってグレートソルトレイクの湖畔へたどり着いたのでした。
カモメのモニュメント
カモメのモニュメント
柱の上にカモメの像が乗っています。モニュメントの解説文に modern-day miracle とある通り、現代の奇跡と受け止めて、生態学的な解釈は考えないことにしておきます。今ではカモメは、ユタ州の鳥に指定されています。
後ろの建物はAssembly Hall(小礼拝堂)で、1880年に落成しました。
モルモン教本部ビル
モルモン教本部ビル
テンプルとは別の、宗教団体としてのモルモン教団の本部ビルで、地上30階くらいまであり、26階に展望台があります(上の方にある茶色の部分が展望台の雨よけ)。
これくらい大きなビルになると、まるで政府機関のビルで、ビルの中にも前庭にも、普通の教会や寺社といった宗教施設が漂わせている独特の雰囲気(良きにつけ悪しきにつけ)がほとんど感じられません。
(2002.3.6)

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