『主役と脇役たち』 |
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(大日本帝国海軍 戦艦「大和」、駆逐艦「雪風」) |
豚雲海(とうんかい)さん(「雅工房」管理者)から頂いた暑中見舞写真です。 今年は、お得意のデフォルメキャラの暑中見舞CGと軍艦模型の写真を頂いたので、両方とも公開させていただくことにしました。 前に頂いた写真の時にも書きましたが、戦艦「大和」は海軍の主役としての戦艦の歴史の最後を飾るにふさわしい、史上最大の巨砲を搭載した巨艦として建造されました。 しかし主演俳優1人で劇を演じることができないように、戦艦1隻で海軍や艦隊は成り立ちません。戦艦が存分にその威力を発揮できるためには、敵の航空部隊や潜水艦から戦艦を護衛したり、敵の艦隊の動きを偵察したりする、脇役陣とも言える巡洋艦や駆逐艦、潜水艦が必要です。中でも足が速くて小回りの利く駆逐艦は、戦争のさまざまな局面で重要な役割を果たしました。 大日本帝国海軍の軍艦というと、つい戦艦や空母に目が向きますが、駆逐艦の重要性を早くから認識していた帝国海軍は、早くから世界のトップレベルの性能を持つ駆逐艦を建造していました。その中でも優れた性能、多くの作戦に参加して武勲をたてたこと、そして多くの激闘をくぐりながら終戦まで生き残った類い希な強運とで有名なのが、手前に写っている駆逐艦「雪風」です。 さらに、豚雲海さんのコメントでは触れられていませんでしたが、大和に横付けしている水色の船があります。これは大和に物資を補給している船でしょうか、これも軍艦が活動するためには欠かすことのできない、目立ちませんが立派な「海軍の脇役」です。 元の写真はやや大きいので、フレームに収まるように縮小して公開しています。 オリジナルサイズの写真をご覧になりたい方は、上の写真をクリックして下さい。 (2006.8.14)
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