番外日記
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2001年9月7日(金)
シナリオ的な必然性というのはどういうものかという質問があると思うので、例を挙げます。
With Youのシナリオの前半ですが、陸上競技の地区大会、100メートル走の出場枠が2つあって、主人公(高校2年)と先輩(3年)の出場が内定していましたが、その枠が1つに減ってしまい、どちらが出場するかを決めなければならなくなる、という場面があります。その時、先輩は主人公と1対1で一発勝負の競走をして勝った方が出場することを提案しますが、主人公は自分は来年もあるが先輩は今年が最後だから先輩に譲る方がいいのではないか、と逡巡します。
これが私が考えるところの、シナリオ的な必然性です。そうでなくて、1つしかない出場枠を主人公と争うことになった相手が主人公と同じ2年なら、主人公がこう考えて逡巡することはないはずですから。
(11月8日分離)

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