番外日記
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2002年10月19日(土)〜20日(日)
今、elf・シルキーズ系の人気投票を継続的に行なっているサイトというと、思いつくのは「そこつやの館」「Memories」でしょうか。そこつやの館は「下級生」のメイン女性キャラ13人限定ですが1998年からずっと続けて実施(集計は月間得票と、1月から12月までの年間総得票)していますし、後発のMemoriesは2000年から、elf・シルキーズゲームのキャラについて男女別に実施(投票期間は1回ごとに概ね6ヶ月)しています。どちらも普通の人気投票形式、つまり同時にノミネートされた大勢のキャラに投票者が1票ずつ投じる方式で行われています。
そこで、葉鍵板最萌トーナメントで過飽和状態の頭でひょっと思いついてしまったのが、「エル・シル最萌トーナメント」。葉鍵板最萌トーナメントと同じように投票は24時間一本勝負、それもただ単に投票用CGIを置いてボタンを押してもらうだけではなくて、投票用掲示板と汎用貼り付け用掲示板を置いて、投票者は投票用掲示板で心の丈を叫ぶもよし、汎用貼り付け用掲示板に萌え絵その他の支援物資を投下するもよし、とにかく今、上記の2つのサイトで「継続は力なり」を体現するごとく、息の長い地道な継続投票を行なっている支援者たちに、一夜、心ゆくまで乱舞するお祭り騒ぎの場を与えたらどうだろう、ということです。
ただ、elfくらい歴史のあるメーカーの全てのゲームに登場する女性キャラを、有名無名とり混ぜて全員集めると、どのくらいの人数になるか。何しろ「同級生2」1作に限っても、DOS版のゴールイン可能キャラ14人、各種コンシューマ移植版で追加されたゴールイン可能キャラ4人。鈴木ひろ子に榊原みゆきに怒り野ボツ子に、占いババアに気分屋、スタジオATARUの店員、八十八駅前にいる母親と少女、校舎内で変な事をしている女生徒たち……後の方はともかくとして、名前があって立ち絵もある女性キャラが1作に20人以上というのは、黄金時代のelfの底力を示しているとも言えるでしょうが、そういうキャラに絞っても、「ドキドキシャッターチャンス!!」以来の全てのゲームから集めたら、300人以上になってしまいそうな気がします。1日1試合やるとして1年、きっと中弛みします。もし本当に、有名無名にかかわらず全部集めてトーナメントをやったとしたら、下手をすれば年単位で続く1回戦の大半は投票結果0−0という究極の凡戦か、組織的ネタ投票の横行となって、トーナメントをひたすら盛り下げるでしょう。そこまでいかなくても数ヶ月くらいにトーナメントが長期化した場合、後から追加エントリーが可能な普通の人気投票と違って、最初に1回戦の組み合わせを全部決定しておかなければならないトーナメントならではの危機的状況、つまり「新作の発売」に遭遇する恐れがあります(elf・シルキーズのスタッフには絶対に見せられない文章だな、これって)。実際、葉鍵板最萌トーナメントが実施された頃には「うたわれるもの(Leaf)」と「CLANNAD(Key)」の情報が公開され始めていた頃で、トーナメントを組んだ当初にノミネートされていなかった新キャラが発表されたらどうするか、かなり問題化していたらしいです。
トーナメント戦でシードをどうするかは実際 問題のあるところで、葉鍵板最萌トーナメントでは、初めての試みであったためにシードを決める基準がなく、それでシード一切なしの完全ランダムでトーナメントを組んだ結果、川澄舞・柏木楓・来栖川芹香・森川由綺・霧島佳乃・保科智子・新城沙織・天野美汐・神奈備命といった、普通に考えれば誰もがブロック優勝してもちっとも不思議ではなさそうな有力キャラが1回戦で敗退していきました。
葉鍵板最萌トーナメントは、128キャラを16キャラずつ8ブロックに分けてブロック予選トーナメントを行い、ブロック優勝者8キャラで決勝トーナメントを行いました。
エル・シル最萌トーナメントを同じようにやると、1回戦で高部絵里と雪柳ゆず が対戦する可能性があるわけですが、だからといってシードをするとすれば、その基準をどうするかで紛糾するのが目に見えていますし、知名度に差がありすぎるキャラ(それも大多数は知名度が低い)同士のトーナメントでシードをすれば、1回戦は有名キャラと無名キャラのワンサイドゲームになるか、無名キャラ同士の寒々しい試合になるか、いずれにしても序盤で盛り上がりを欠いた企画は、きっとうまくいかないでしょう。
葉鍵板最萌トーナメントが盛り上がったのは、1回戦第1試合に神岸あかり 対 川澄舞という、いきなりLeaf代表「ToHeart」メインヒロイン対Key代表「Kanon」ヒロインの好カードが組まれ、これが予想以上の盛り上がりを見せたからだと言われています。

ま、もし何かの間違いで、elfオフィシャルホームページあたりでエル・シル最萌トーナメントが開催されることになったとしても、男女混合だけは御免蒙りたいですね。もし万が一にも、水野友美と長●●樹が当たってしまったら、友美に投じられる正統的な萌え票より、芳●に投じられるネタ票の方が桁違いに多いに決まってますもの。99年の秋にオフィシャルホームページで行われた「elfミスターコンテスト」の、思い出したくもない結果からして。たとえネタでも、そして「ネタはネタとして受け流せる人でないと、インターネットを使うのは難しいでしょうね。」と言われても、友美が●樹に負けるという出来事に、私の精神が耐えられるかどうか……。
(10月23日アップ 2003年1月31日補足)

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