番外日記
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2001年2月18日(日)
私はこのゲームを、川澄舞→沢渡真琴→美坂栞の順でプレイしてきましたが、栞シナリオのトゥルーエンド(生来病弱で次の誕生日まで生き永らえられないと宣告されていた栞が、最後には健康になる。そこに月宮あゆが何らかの重要な役割を演じているらしい)には、正直に言うとかなり強い違和感を覚えました。
1週間だけ「普通の女の子」を演じ切った栞が、最後まで「笑っていられた」ままで2月1日を一期に別世界へ旅立つ、というエンディングでも、それは確かに救いのないシナリオかもしれませんが、それなりにプレイヤーを納得させられただろうと思います。当然そういうエンディングに到達するだろうと誰もが思うような盛り上げ方をしておいて、最後にあの持って行き方をして「めでたしめでたし」では、私のようなひねくれたプレイヤーは、感動する前に「納得できない」でしょう。
真琴シナリオの、救いの全くない酷烈なエンディングを見た後で、「起こらないから奇跡という」はずの奇跡が起こって突如救いが訪れる栞シナリオを見ると、両シナリオのあまりの異質さに当惑を覚えます。
(2月22日アップ 11月8日分離)

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