『賢者の贈り物(改)』
賢者の贈り物(改)
『同級生2』より「竜之介(主人公)」「加藤みのり」です。
ネットでお知り合いになった方々に差し上げた、クリスマスCGです。
「同級生2」サイトがすっかり数少なくなった今、私は当サイトを同級生2メインのサイトとして運営し続ける限り、そのゲームのヒロインである水野友美萌えサイトの旗を降ろすことは決してしない所存です。
──そのはずだったのですが、「お約束」過ぎる題材ではCGを制作するまいという意向が強すぎたせいか、サイト開設以来3度目のクリスマスにして、友美主演のCGはネタ切れをきたしてしまいました。
その一方で、昨年のクリスマスシーズンに制作した「賢者の贈り物」が、その後原作の小説と引き比べてみるほどに、主演は篠原いずみよりも加藤みのりの方が良かったのではないかと思うようになったので、今年のクリスマスはいったん友美萌えサイトの旗を巻くことにして、みのり主演で「賢者の贈り物」をリメイクすることにしました。

みのり「主演は篠原さんより私の方が良かったんじゃないか、というのは、どうしてですか?」
800「第一に髪の長さだ。いずみの髪が、切って かつら屋に売るくらい伸びるには、八十八学園を卒業してからずっと伸ばし続けたとしたって、何年もかかるだろう。その点みのりの髪は、竜之介と付き合い始めた時点でもう、背中ぐらいまであったはずだから、竜之介と暮らし始めて最初のクリスマスイブに髪を切って売ったとしても、それほど無理がない。原作の女主人公みたいに『膝の下まで』なんてことになると、今の日本人にはたぶんいないと思うが」
竜之介「友美や洋子だって、膝の下まではないよな」
800「それと、髪の色だな。ゲームの世界で想像した場合でも、みのりのピンクの髪の方が いずみの黒髪より珍しい色だから、かつら屋が高く買ってくれそうだし」
知美「現実には日本人だけじゃなく、世界中を探しても、地毛がピンクだの緑だの青なんて人はいませんけどね」
800「ゲームやアニメでは、髪の色は個体識別符号だからな。素人絵描きとしては、原作の髪の色を真似て塗るだけのことだ。
 まあ、去年描いた時には、エンディングで竜之介と営む暮らしが『貧しくとも愛に満ちた暮らし』に最もふさわしいのは いずみだと思ったから、それを優先して主演を決めたんだが、みのりもけっこうふさわしいと思うし」
みのり「高校を卒業するとすぐ、竜之介さんと一緒にコンビニでアルバイトを始めて、5年後に結婚。そして10年後に魚屋を開業──でしたね」
800「そうそう。魚屋を開業するのが、卒業から10年後か、結婚から10年後か、それがわからないんだが、深く詮索することでもないだろう」

知美「さて、館長。とうとう、皆さんにお贈りするCGに水野さんを描くのを止めましたね」
800「止めたなんてそんな、誤解を招くような言い方をしないでくれ。今年のクリスマスは友美主演のネタ出しが不調だったし、それよりリメイクしたいネタがあったから友美主演で描かなかっただけだ」
知美「じゃあ来年の年賀には水野さんを描くんですね? 実質あと1週間ですよ?」
800「……旧暦の正月まで待ってもらえるかなぁ?」
知美「だめですっ!!」
800「じゃ無理」(1秒)
知美「どうしてそこで即答するんですか」
800「それに、晴着姿を描いてみたいキャラがいるから、友美以外に」
知美「…………」
(2002.12.21)

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