『帰り道』
帰り道
『ToHeart』より「雛山良太」「雛山理緒」です。
「ToHeart」のヒロインの誕生日に合わせた連作の番外編です。
ToHeartのヒロインたちには、前作に描いたメイドロボの試作機にまで誕生日が設定されていますが、なぜか理緒の誕生日は、旧パソコン版では6月3日、PlayStation版では11月24日と異なった設定になっています。
しかもどちらの設定にしたところで、誕生日はゲーム本編の期間にあたっていませんから、「理緒と親しくなるようにプレイしていくと理緒の誕生日を祝うイベントが発生する」というわけではなく、どうしてわざわざ設定を変えたのかわからないのですが、ここはあまり深く考えず、それよりも「誕生日の設定が2つあれば、『誕生日』名義の主演作品を1年間に2回描くことができる」というプラス思考で行くことにしました。
前作を公開した後、連休中から次回作に取りかかっていましたが、題材が大掛かりすぎて制作が捗らず、気分的に煮詰まる一方のまま6月になってしまったので、気分転換も兼ねて、誕生日連作の番外編として、あまり時間をかけずに制作することにしたものです。
PlayStation版の誕生日に合わせて2004年12月に描いた前回の作品では、メインキャラ(ここでは理緒)と関わりのある女性サブキャラを網羅する計画の一環という意味もあったので、妹の ひよこ を一緒に描きましたが、それに倣って今度は弟の良太を一緒に描くことにしました。
ひよこと違って良太にはゲーム本編に立ち絵があるので、それを参考にしました。4月に入ってからの理緒と浩之の会話の中で、良太が小学校1年生だということも言及されるので、そのあたりも私なりに表現しようと工夫したつもりです。
昨年秋から続けてきたToHeartキャラの誕生日連作は、これで一応完結となりますが、ToHeartキャラが主演となる題材はまだいくつもあるので、今年の秋から第2期誕生日連作が始まるかもしれません。
今度は「男性キャラ網羅計画」との同時進行で。そういえば「Piece Of Heart」に、佐藤雅史の誕生日が出てきたような気が……。
(2005.6.11)

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